ジョジョ・ラビットのレビュー・感想・評価
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見終わった後の余韻
戦争が題材にされていましたが、
人との交流、家族愛、絆が描かれていました。10歳の少年の純真な気持ち
聡明さが伝わってきました。
台詞ひとつひとつに気持ちが込められていました。
最後に流れたメッセージも深いものを感じました。
ナチスをだしにして、奇をてらう、不届き者
あれから、もう八十年、そろそろ時代考証無茶苦茶な映画が出てきました、それも、評価されてるし。
そして、想像の産物とはいえ、アドルフは酷い、こんなの観たことない。
まあ、少年と少女のミーツラブストーリーとしてだけ考えたら秀作なんだろうけど。
確かに、少年と少女の演技は良かった、スーレットヨハンソンも良かった、少年の友達のデブも良かった。
でも、ナチスもドイツの状況も全てデタラメということだけは言っておきたい。
よかった。
面白かった。
個人的には「この世界の片隅に」を思い出しました。
戦時中なのに街が明るくパキっとしてたり、意外と楽しそうに日常してたり。
X-dayからのトーンの変化があったり。
パキっとしてるトーンはソーのラグナロクを見るに監督の味かな。
ちゃんと最終盤でそのパキっとしてた街が崩れてる…ってのも観れたし。
差別だったり、正しい選択についての話だったのが現代アメリカだし、それこそ選択肢の増えてらっしゃるドイツにも通ずる話だったんじゃないですか。
たぶんな。
要は普遍的かつ現代社会的な話よ。
ただの反戦映画ってだけじゃねぇわな。
差別や戦争を無くすには人を愛して思いやること。
シンプルで力強いじゃない。
すごく好きだったのが劇中のとある人物との別れの、子供目線からすーっと触れられてたある物を捉えて…のショット。
その前の蝶々も現実へのフリとして効いてましたね。
あそこ優勝。
あと、家にゲシュタポが来て、ハイルヒトラーを一々人数分やるっていうのがギャグになって、そしたらそれをある人がやるって時に空気が一変するところ。
あそこ準優勝。
Hiling Hitlerなんて英語初めて聞いたわ。
そのシーンでのサム・ロックウェルの演技もよかった。
ていうかサム・ロックウェルとスカヨハは通して最高やったわ。
スカヨハこんなに演技上手かったんだと思いました。
ジョジョの前とエルサと二人きりのシーンでの顔のニュアンスの違いとか。
ちゃんと今回はエロくなく、美しさより強さが前に出ててよかった。
サム・ロックウェルの存在感は言わずもがな。
お付きの若者とのあのふとした感じで醸すそこはかとない同性愛感。
よい。
ちゃんと死ぬのもよい。
お話なのだから。
ちらっと見たレビューで、「ジョジョは目が覚めたからよかったけど、実際には戦争終わっても洗脳が解けてないヤツがいるんだから、そいつらへの目線がないのは不謹慎」みたいな事書いてる人いたのさ。
言いたいことはすごいわかるけど、それを描いてたらこの映画の言いたいことはブレるよなぁ…。
個人的にはヨーキーとレベル・ウィルソンことファット・エイミーで目配せしてたと思うんだけどなぁ…。
俺もヒトラー周りの扱いは正直う~ん?ってとこがあるけど、反戦ってだけじゃなく隣人愛みたいなテーマもビンビンだったし、基本的にジョジョとエルサが可愛かったし、おすすめでーす。
子供の目を通して、成長だけじゃなくて間違いを正すっていったことも描いてる気がする。
気がしただけかもね~。
楽しかったでーす。
位置付けが・・・
これは反戦映画?コメディ?
全てにおいて、なにもかも中途半端。脚本もまるで駄目。主人公を通して単にナチス=悪。ユダヤ人=可哀想。ただ、それだと、あまりにもストレート過ぎるので主人公を単に終盤までヒトラー信奉者に設定しただけの話。いかにもアメリカ人が作りそうな展開だわ。
にしても、相変わらずアメリカが描くナチスはドイツが舞台であるにもかかわらず全て英語なんだなぁ。
なんかヒトラーと一緒に少年がジャンプしてるからこりゃ面白そうだとホ...
なんかヒトラーと一緒に少年がジャンプしてるからこりゃ面白そうだとホイホイ映画館行ったわけ。
そしたら良い意味で期待を裏切られた。
10歳の少年に映る戦争、それを母親のロージー、親友のヨーキー、ナチスのキャプテン大尉、ユダヤ人のエルサ、そしてジョジョの心を映し出しているかのような空想のヒトラー、彼を取り巻く様々な環境、視点がコメディチックに面白おかしく描かれていた。
年上のエルサに憧れる恋心とユダヤ人ということへの葛藤、ところどころにあるスカヨハママの愛情、戦争のシリアスや残酷な部分がシレッと入ったりしていて、クスッと笑ったり、泣いたりの緩急凄い。
それと伏線の回収良すぎました・・・ドアとか靴とか。
戦争って重いテーマにアプローチの仕方が新鮮。
現在の自分自身にイマジナリーフレンドを映し出すことが出来るとしたら、
どんな問いかけをしてくれるだろうか?
寛容と愛に溢れた心の友を映し出してくれるよう、そういう人生を歩みたいと願う。
10歳目線の戦争
公開待ちしてたので
2日目朝一に日本橋へ
マイティーソーでお気に入り監督となったタイカワイティティ監督作品
最近気になるサムロックウェルも出てるとあっては
見ないわけにいかない!
戦争ものだし
ヒトラーまでとなると
かなり重そうになりそうだけど
ワイティティ監督は
やっぱり笑いとキュートを散りばめて
10歳の少年からみた戦争を見せていく
大人の私たちには皮肉なんかがちゃんとわかるように
グロとかそういうのは無し
色彩もちょっと絵本ぽいというか可愛くて
とてもとっつきやすい感じに仕上がってた
登場キャラクターが兎に角良くて
ジョジョのママ(スカヨハ)や
ユーゲントの指導官のキャプテンK(ロックウェル)の子供の守り方やら愛し方やら
素敵すぎて思い出したらすぐ泣けるっ
そしてどうしても戦争ものにつきものの
悲惨な事実はなるべく婉曲的に伝えられる
あくまで遠回しに、でもはっきりと
それがまた泣ける
戦場は出てこないけど
そこには生活にはしっかりと戦争がある
視点としてはこの世界の片隅にに近いかも
選曲も良かった
オープニングとエンディング
ワイティティ監督サイコーか!
すごく良すぎて
すぐには感想書けなかったけど
日をおいてもやっぱりうまく書けないな
早くおかわり行きたいー
もしかしてもう2020年ベスト1に出会っちゃったのかもしれない
ジョジョの奇妙な冒険
或いはタイトルのラビットが示すのは不思議の国か。
OPはビートルズ、EDはボウイ、シニカルな語り口から英国製かと思えるがアメリカ製。
米国は懐が深いな。
笑いはちょっと伝わらnかったが、市街戦の衝撃的な非日常性は正しく不思議の国。
POPなラストもちょっと他に無い格好良さ。
脇役も皆味わいがあって、ゲシュタポすら憎めない
唯一監督自ら演じたアドルフが何の為に居るのか解らなかった。
あとファッションもイカしてます。
米軍は何語を喋る!?
ナチス・ドイツ、ヒトラーが絶対悪であるのは承知の事実だが、支持者は世界中にいるのだろう今も昔も。
ユダヤ人迫害、同性愛者などヒトラーの意に沿わない人種差別的思考が最悪なSS。
コミカルなコメディ要素、子供が主人公で、感動的に進む物語とアメリカ映画らしい雰囲気満載!?
何か?単純には楽しめない、日本人としても府に落ちない展開があるように思え、英語で話す登場人物とアメリカ映画、ディズニーなどノイズになる要素が気に障り。
アメリカ人から説教されている感覚?アメリカ人が裁きを下す?正しいのはアメリカ人?どのツラ下げて本作を作っているのやら!?
捻くれて頭が硬い自分を、柔軟にする事は出来ずに。
自分の半分以上はアメリカの文化や音楽など、計り知れない影響で作られているのは否めない。
おしゃれな映画だった
・ジョジョがとにかく元気で良かった。子供らしく迷ったり悩んだりしているのをヒトラーが相談に乗るっていうのが恐ろしいとこだけど、それも乗り越えるし。
・少年たちが強い憧れをもってナチスに対しての思いがある姿が明るく描かれていて面白いと思った。それは何も知らないからだったというのが後半になってわかっていく様が切なかった。
・ドイツ人がユダヤ人を匿ったら公開で処刑されていたというのが恐ろしかった。ジョジョの母親が後半で処刑されてしまった遺体を見つける演出がとても切なかったけど、靴を見てはっとするっていう演出が泣けてきた。
・母親がユダヤ人を匿ったり、ジョジョを元気づけようと不在の父親の真似をしたり、踊ることは自由の証だとか、豊かな人生のお手本を見せてくれる美人で魅力的な人物で、思いやりも強い人物だっただけに処刑されてしまったのがとても悲しかった。
・奉仕活動の上司?の男が始終ふざけていて、戦時中とは思えない気楽さが凄かったけどそうでもしてないとやってられなかったのかなぁとも思った。新たな軍服のデザインに直属の部下も一緒になって著作権があるんだぞとジョジョに威張っている感じも。
・親友のヨーキーがずっと良い奴で良かった。ジョジョの一番の親友じゃないんだって言われたことにも落ち込んだりして、こんな親友いたら良いなぁと思ったらとても羨ましかった。兵士になっても明るくて凄いやつだと思った。
・クライマックスの町が攻撃を受けたシーンで奉仕活動の上司がデザインしていたマントとかつけてたような軍服を部下と一緒に来て戦っていたシーンが何だかぐっと来た。
・ジョジョの家に匿われていたお姉さんユダヤ人がとても魅力的に見えた。姉がいたらきっとこんな感じに扱われるんだろうかと思った。そういえばジョジョの本当の姉は何で死んでしまったのだろう。
・ラストシーンが泣けた。母親が教えたように自由だから踊るのだ。
・匿ってることもあって、家のシーンが長めにあったりして場面の転換が少なくて会話の多さから少し眠くなるとこもあった。
非凡な私にはよくわからない
トロント国際映画祭で最高賞の観客賞受賞。
ナチスドイツ映画はなんとも緊張感たっぷりで面白いので、まあそれなりに期待して鑑賞。
ん?冒頭のウサギのくだりでなんか怪しげな雰囲気。
ドイツ人なのにみんな英語を話すのは目をつぶるとして。
監督自ら演じているというヒトラーは、なんかバカにしているようでもあり、また妄想だかなんだかよく分からない登場を繰り返すし。
意味わからない。
その後も、とてもメジャー公開されるような作品の雰囲気はまるでなくミニシアター系のノリで淡々と話は進んでいく。
ラスト近くでドイツ軍が家に押し入って来てからはボルテージは上がるがそこまでは正直シンドイ。
私には理解できませんでした。
8割笑って2割泣ける
ユーモアたっぷりのファンタジーコメディですが、時折シリアスな場面になり、ちょっと泣けました。クレンツェンドルフ大尉役のサムロックウェルが良かったな〜。そして美しくて強い意志を持ったスカーレット母さんは最高でした。ジョジョと親友ヨーキーの会話がまた毎回可愛くてね、とても楽しめました。
お揃いの水玉パジャマ👌
ヒトラーを敬愛、妄想の友達とし親衛隊に憧れるちょっぴり臆病者の「まだ10歳のジョジョ」
そんな彼が戦時下での波乱な体験を経て
「出来る事をやる!」
希望に溢れる「もう10歳半のジョジョ」
に立派に成長してくれましたね!
笑いと泣きとブラックな風刺・・全てのバランスが絶妙!
お洒落な40年代ファッションも素敵でした
新星☆ジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビス君に心・持ってかれました~✨
単純なナチス批判ではない
ナチスを倒した米英・ソ連擁護の映画はごまんとあるがこれはもう少し奥のある映画。『アンネの日記』が下敷きにあるのは間違いないし、一人の少年がナチズムから大人(民主主義)へと脱皮していく様が描かれている。戦争をしないにはどうしたらいいのか、戦争は単に政治体制の問題だけではなく(それが最も大きいが)、個人個人の博愛の心をどのように保っていくのか、その道筋が少年の行動の中から、少年を支える母や一部の大人の精神からうかがえる、そんなとても良い映画だったねえ。
#06 ナチスの傾倒度を
アドルフという心の友との仲がジョジョの気持ちと共に変わって行く様がユニークで面白かった。
母親の死や、自由になったエルサを靴で表現する演出がニクい。
ユダヤ人が恐ろしい生き物ではない様にドイツ人も恐ろしいだけの民族でないことを平等に描いているのも◎
もう最高に良かった!!
胸をえぐられました
ローマン・グリフィン・デイビス君が演じる子供目線の描写1つ1つが素晴らしい!
戦争 ナチス ユダヤ 家族 恋 差別 恐怖 友情 ユーモア…等々が描かれてて、けど重過ぎず、どんどん引き込まれていった
「イマジョナリーフレンド」
コレ皆んなわからないでもないよね多分(笑)
自分の事は記憶にないんですが、弟が小さい頃オモチャ(ウルトラマンとかトミカとかぬいぐるみ)で1人遊びしてるのみて「アホかっ」て思ってました(笑)。それに近いのかも知れません。そんな子供らしい仕草や考え方が良く描けてた!
監督兼アドルフ役をこなすワイティティの表現力にスゲ〜圧倒された。何だろう、観てる側のこの居心地の良さは?何か温かい。
それに超素敵な母親演じるスカーレットヨハンソン
息子が子供らしさを損なわない接し方で胸を熱くする
悲しい結果でしたが、愛する者の幸せを1番に考えるのが親だ!と。
そしてクレンツェンドルフ大尉演じるサムロックウェル!もともと好きな俳優ですが、この役柄には涙を奪われました。
親友ヨーキーの安定感に涙
ぽっちゃり型って微笑ましさあるよね
サントラもグッドチョイスだし、ファッションもイカしてるし、家具や街並みなどの美術もとても良かったです
そして最後の音楽にノッて踊るシーン
堪えきれず、また涙。
愛のフィルター
ジョジョを取り巻く世界はファンタジー。
間違った現実に染まらぬよう、
間違った崇拝すらも仲間にして、
キラキラした世界を見せる。
それがママのフィルター。
そしてジョジョの成長を
象徴的に演出するダンスと靴紐。
この映画的な演出は、
私の琴線に触れました。
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