ジョジョ・ラビットのレビュー・感想・評価
全508件中、361~380件目を表示
何時もこの時期思う事だけど
何時もこの時期思う事だけど、アカデミー賞関連の作品が公開され、賞関連の作品は、とりあえず見ておこうと思い、見終わって何時も暗い気持ちなってしまう・・・・・
私的に、この手の作品に良作と言える作品がない・・・・・「いや~さすがに賞と取った作品(ノミネートまでされた作品)だね、面白かった(良かった)」と言える作品が本当に少ない・・・・・
本作品も見た人の批評を見ていると、かなりいい感じの感想になっていますが・・・・私的には、特に「良く」もなく、「悪く」もなく・・・・・
人にお薦めできるかと言うと・・・・・「何か自分には、芸術的センスがないのかな」と思ってしまう・・・・
本作品、第二次世界大戦のドイツ関連モノを風刺した映画であり、予告編を見た限り、かなりブラックユーモアに満ちた映画だと思い、期待して見たのですが・・・・
何とも中途半端な出来だったかな・・・・ブラックユーモアを通すのなら徹底的にして欲しかったし、もっともっと異彩感を発揮して欲しかったかな・・・
本来なら、単館なので上映するような作品・・・・しかし、監督のタイカ・ワイティティの人脈からか、サム・ロックウェルや、スカーレット・ヨハンソンのようなビック俳優さんが出ているところを見ると結構お金も掛かっているんだな・・・・・
私的には、スパイスがやりない、薄味の炒飯と言った具合だったかな・・・・
この手の作品って、裸の王様のように、「さすが、賞に掛かった映画、良かった」と言わないといけない風潮が有って嫌だな・・・・・
勿論、人それぞれに意見が有っていいと思いますが・・・・・
デヴィッドボウイで踊ってた世代ですが。
映画は全く予備知識を入れずに観る派なので、正直冒頭はどんなテンションで観たらいいのかわからず戸惑った。重いのかなと覚悟しているとビートルズの「抱きしめたい」がかかるしコミカルなヒトラー出てくるし。ナチスを描いた作品は多くあるけどここまで振り切ったものは無かったよね?
あえて言うならば「ライフ・イズ・ビューティフル」をブラックにした感じかな。
スカヨハ以外は誰が出てるのかも知らなかったのでサム・ロックウェルを見つけたときは嬉しかったな。「スリー・ビルボード」でちょっとムカついて「バイス」で気になり始め「リチャード・ジュエル」でソワソワしてこの作品で偶然の再会を果たしたような胸のときめき!これってもしや恋?(違います笑)
ジョジョもエルサもめちゃめちゃ可愛いし色使いもポップだし音楽も最高。ラストはデヴィッドボウイだよ?彼は十代の頃の青春そのものだったんだよね。
ちょこちょこ入るダンスもキュートだったな。
いろいろ考えてるとややヴェス・アンダーソン風味もあるよね。「グランド・ブダペスト・ホテル」を思い出したわ。
でも二度とあのような時代になってはならないし子供たちにあんなことさせてはいけない。少年も少女も笑って踊っていられる世の中を大人は守っていかなければ。
やけに暑いな
ナチスへの忠誠心が人一倍強い、弱虫だが心優しい少年のジョジョが、家に匿われていたユダヤ人のエルサと出会い心を通わせていく物語。
予告を見る限り、おバカコメディの映画なのかと思っていたが、ある出来事があってからはガラリと雰囲気が変わり、劇場内もすすり泣く声があちこちから。
個人的に、笑えて泣ける系の映画が凄い好きなのだけど、笑い的にはそれほどハマらなかったが、後半はジョジョの悲哀や戦争の虚しさ・恐ろしさなんかが意外にも(⁉)丁寧に描写されていて、思わずウルっときた。ジョジョ役の子の演技が素晴らしすぎ!
ジョジョ以外の登場人物も、明るく気の強い母親や脳内フレンズのアドルフ、おデブな親友、コミカルで勇敢なキャプテン、秘密警察のおじさん等々…愛すべきキャラだらけだった。
ゲラゲラ笑える作品というよりは、イメージとのギャップにグッと胸に迫られる映画だった。
最後の場面でジョジョが家の扉を開くときに、ウィンクしてほしかった。
虎と目を合わせる
ビートルズの「抱きしめたい」で始まる、あの時代のドイツ。
エルサとの出会い、母の死、かばってくれた大尉。
いろいろな体験を経て、ヒトラーユーゲントの一員だった少年ジョジョが成長していきます。
ジョジョの親友のヨーキーは無邪気でかわいいけれど、洗脳されることの恐ろしさも痛感しました。価値観がコロっと変わってしまうことや、それに無自覚なところも。
スカーレット・ヨハンソン演じる母ロージーのキャラクターが魅力的。
蝶がはばたくのも素敵だと思ったけど、ジョジョのエルサに対する恋心が、今ひとつピンとこなかったです。もうちょっと二人の年齢が近くても良かったのでは。
靴ひもを結ぶ少年
ハイル・ヒトラー!ハイル・ヒトラー!と、ここぞとばかりにハイル・ヒトラー!を連発し、鉤十字の真似をする訓練。
面白い!めちゃくちゃ笑ったわ!
この映画は戦争の悲惨さ、ナチの陰惨さを見せつけるものではない。ひとりの純真無垢な少年を通して、憎しみは何も生まないのだと、愛こそが最も強い武器なのだと知らしめるための映画だ。
大人の男の一員になりたくてナチの制服を着、鉤十字を掲げる、靴ひもが結べない10歳の少年は、本物のユダヤ人と出会い、愛を知り、やがて彼女の靴ひもを結ぶことになる。
ミサイルは強い、確かに強い。何人もの命を奪うことができる。でも、ミサイルで人を救うことはできない。ミサイルで信頼する人を手に入れることはできない。
愛こそが、未来をみせてくれる最強の武器なのだ。
ヨーキー
見終わった後の余韻
ナチスをだしにして、奇をてらう、不届き者
よかった。
面白かった。
個人的には「この世界の片隅に」を思い出しました。
戦時中なのに街が明るくパキっとしてたり、意外と楽しそうに日常してたり。
X-dayからのトーンの変化があったり。
パキっとしてるトーンはソーのラグナロクを見るに監督の味かな。
ちゃんと最終盤でそのパキっとしてた街が崩れてる…ってのも観れたし。
差別だったり、正しい選択についての話だったのが現代アメリカだし、それこそ選択肢の増えてらっしゃるドイツにも通ずる話だったんじゃないですか。
たぶんな。
要は普遍的かつ現代社会的な話よ。
ただの反戦映画ってだけじゃねぇわな。
差別や戦争を無くすには人を愛して思いやること。
シンプルで力強いじゃない。
すごく好きだったのが劇中のとある人物との別れの、子供目線からすーっと触れられてたある物を捉えて…のショット。
その前の蝶々も現実へのフリとして効いてましたね。
あそこ優勝。
あと、家にゲシュタポが来て、ハイルヒトラーを一々人数分やるっていうのがギャグになって、そしたらそれをある人がやるって時に空気が一変するところ。
あそこ準優勝。
Hiling Hitlerなんて英語初めて聞いたわ。
そのシーンでのサム・ロックウェルの演技もよかった。
ていうかサム・ロックウェルとスカヨハは通して最高やったわ。
スカヨハこんなに演技上手かったんだと思いました。
ジョジョの前とエルサと二人きりのシーンでの顔のニュアンスの違いとか。
ちゃんと今回はエロくなく、美しさより強さが前に出ててよかった。
サム・ロックウェルの存在感は言わずもがな。
お付きの若者とのあのふとした感じで醸すそこはかとない同性愛感。
よい。
ちゃんと死ぬのもよい。
お話なのだから。
ちらっと見たレビューで、「ジョジョは目が覚めたからよかったけど、実際には戦争終わっても洗脳が解けてないヤツがいるんだから、そいつらへの目線がないのは不謹慎」みたいな事書いてる人いたのさ。
言いたいことはすごいわかるけど、それを描いてたらこの映画の言いたいことはブレるよなぁ…。
個人的にはヨーキーとレベル・ウィルソンことファット・エイミーで目配せしてたと思うんだけどなぁ…。
俺もヒトラー周りの扱いは正直う~ん?ってとこがあるけど、反戦ってだけじゃなく隣人愛みたいなテーマもビンビンだったし、基本的にジョジョとエルサが可愛かったし、おすすめでーす。
子供の目を通して、成長だけじゃなくて間違いを正すっていったことも描いてる気がする。
気がしただけかもね~。
楽しかったでーす。
位置付けが・・・
なんかヒトラーと一緒に少年がジャンプしてるからこりゃ面白そうだとホ...
なんかヒトラーと一緒に少年がジャンプしてるからこりゃ面白そうだとホイホイ映画館行ったわけ。
そしたら良い意味で期待を裏切られた。
10歳の少年に映る戦争、それを母親のロージー、親友のヨーキー、ナチスのキャプテン大尉、ユダヤ人のエルサ、そしてジョジョの心を映し出しているかのような空想のヒトラー、彼を取り巻く様々な環境、視点がコメディチックに面白おかしく描かれていた。
年上のエルサに憧れる恋心とユダヤ人ということへの葛藤、ところどころにあるスカヨハママの愛情、戦争のシリアスや残酷な部分がシレッと入ったりしていて、クスッと笑ったり、泣いたりの緩急凄い。
それと伏線の回収良すぎました・・・ドアとか靴とか。
戦争って重いテーマにアプローチの仕方が新鮮。
現在の自分自身にイマジナリーフレンドを映し出すことが出来るとしたら、
どんな問いかけをしてくれるだろうか?
寛容と愛に溢れた心の友を映し出してくれるよう、そういう人生を歩みたいと願う。
10歳目線の戦争
公開待ちしてたので
2日目朝一に日本橋へ
マイティーソーでお気に入り監督となったタイカワイティティ監督作品
最近気になるサムロックウェルも出てるとあっては
見ないわけにいかない!
戦争ものだし
ヒトラーまでとなると
かなり重そうになりそうだけど
ワイティティ監督は
やっぱり笑いとキュートを散りばめて
10歳の少年からみた戦争を見せていく
大人の私たちには皮肉なんかがちゃんとわかるように
グロとかそういうのは無し
色彩もちょっと絵本ぽいというか可愛くて
とてもとっつきやすい感じに仕上がってた
登場キャラクターが兎に角良くて
ジョジョのママ(スカヨハ)や
ユーゲントの指導官のキャプテンK(ロックウェル)の子供の守り方やら愛し方やら
素敵すぎて思い出したらすぐ泣けるっ
そしてどうしても戦争ものにつきものの
悲惨な事実はなるべく婉曲的に伝えられる
あくまで遠回しに、でもはっきりと
それがまた泣ける
戦場は出てこないけど
そこには生活にはしっかりと戦争がある
視点としてはこの世界の片隅にに近いかも
選曲も良かった
オープニングとエンディング
ワイティティ監督サイコーか!
すごく良すぎて
すぐには感想書けなかったけど
日をおいてもやっぱりうまく書けないな
早くおかわり行きたいー
もしかしてもう2020年ベスト1に出会っちゃったのかもしれない
ジョジョの奇妙な冒険
米軍は何語を喋る!?
ナチス・ドイツ、ヒトラーが絶対悪であるのは承知の事実だが、支持者は世界中にいるのだろう今も昔も。
ユダヤ人迫害、同性愛者などヒトラーの意に沿わない人種差別的思考が最悪なSS。
コミカルなコメディ要素、子供が主人公で、感動的に進む物語とアメリカ映画らしい雰囲気満載!?
何か?単純には楽しめない、日本人としても府に落ちない展開があるように思え、英語で話す登場人物とアメリカ映画、ディズニーなどノイズになる要素が気に障り。
アメリカ人から説教されている感覚?アメリカ人が裁きを下す?正しいのはアメリカ人?どのツラ下げて本作を作っているのやら!?
捻くれて頭が硬い自分を、柔軟にする事は出来ずに。
自分の半分以上はアメリカの文化や音楽など、計り知れない影響で作られているのは否めない。
おしゃれな映画だった
・ジョジョがとにかく元気で良かった。子供らしく迷ったり悩んだりしているのをヒトラーが相談に乗るっていうのが恐ろしいとこだけど、それも乗り越えるし。
・少年たちが強い憧れをもってナチスに対しての思いがある姿が明るく描かれていて面白いと思った。それは何も知らないからだったというのが後半になってわかっていく様が切なかった。
・ドイツ人がユダヤ人を匿ったら公開で処刑されていたというのが恐ろしかった。ジョジョの母親が後半で処刑されてしまった遺体を見つける演出がとても切なかったけど、靴を見てはっとするっていう演出が泣けてきた。
・母親がユダヤ人を匿ったり、ジョジョを元気づけようと不在の父親の真似をしたり、踊ることは自由の証だとか、豊かな人生のお手本を見せてくれる美人で魅力的な人物で、思いやりも強い人物だっただけに処刑されてしまったのがとても悲しかった。
・奉仕活動の上司?の男が始終ふざけていて、戦時中とは思えない気楽さが凄かったけどそうでもしてないとやってられなかったのかなぁとも思った。新たな軍服のデザインに直属の部下も一緒になって著作権があるんだぞとジョジョに威張っている感じも。
・親友のヨーキーがずっと良い奴で良かった。ジョジョの一番の親友じゃないんだって言われたことにも落ち込んだりして、こんな親友いたら良いなぁと思ったらとても羨ましかった。兵士になっても明るくて凄いやつだと思った。
・クライマックスの町が攻撃を受けたシーンで奉仕活動の上司がデザインしていたマントとかつけてたような軍服を部下と一緒に来て戦っていたシーンが何だかぐっと来た。
・ジョジョの家に匿われていたお姉さんユダヤ人がとても魅力的に見えた。姉がいたらきっとこんな感じに扱われるんだろうかと思った。そういえばジョジョの本当の姉は何で死んでしまったのだろう。
・ラストシーンが泣けた。母親が教えたように自由だから踊るのだ。
・匿ってることもあって、家のシーンが長めにあったりして場面の転換が少なくて会話の多さから少し眠くなるとこもあった。
非凡な私にはよくわからない
8割笑って2割泣ける
全508件中、361~380件目を表示