シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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ウルトラマン・シリーズでよく「映画版」が作られますが、ああいうテイ...
ウルトラマン・シリーズでよく「映画版」が作られますが、ああいうテイストの作品だと考えるといいと思います。それをもっとお金を掛けて作ったものです。「シン・ゴジラ」のようなシリアスなもの、悲痛なものを想像すると、間違います。これはこれで楽しい作品だと思いますし、いま朝に放映されているウルトラマンの類に親しんでいるお子さんが見ても、十分楽しめるのではないでしょうか。ウルトラマンの色彩が変化することや、悪役の宇宙人がいやったらしく口の回るキャラクターであることなどは、近年のウルトラマン・シリーズに近いものがあると思います。
ただし、何といっても初代ウルトラマンのファンが一番楽しめるはずです。出てくる怪獣や宇宙人はほぼ初代でおなじみのものですし、エピソードの内容も「ああ、あれのリスペクトか」と思うところがあります。すなわち、「ウルトラマンがいるのなら、科学特捜隊は要らないんじゃないのか」という、初代のイデ隊員の懐疑(ファンならご存じ)が、本作でも重要なモチーフとして変奏されているのでした。音楽も、初代の音楽をそのまま使い(電話の音には笑いました)、オールドファンに訴えるものになっています。
樋口真嗣の特撮はさすがです。特に前半の格闘シーンはよかったですね。後半はそれに比べるとやや迫力に欠ける印象です。これは設定上仕方がない面があるのですが、詳しくはネタバレになるのでやめておきます。
ゾフィーの役割に初代ウルトラマンと重要な変更があります。私は手塚治虫の「W3(ワンダースリー)」を反射的に想起しました(世代が高くてすみません。ネタバレになっちゃうかな)。しかしこの程度の変更は、リメイクでは歓迎してよいと思います。
以上、還暦レベルのおじさんファンとしては楽しく観賞しました。
リアリティってなんだろう。
ストーリー、面白かったです。
異星人?に騙されるように政治家のみなさまが
対応していく様子とか
対する世界の国々の対応とか、
そうなるよねーって、
なんかリアリティを感じました。
ウルトラマンの人類に対する思いとか、
ゼットンに滅ぼされることになるとか。
ヤケになってからの頑張る物理学者くんとか。
そういうのもよかった。
巨大化には笑ったし。
「神じゃない」ってくだりは
本当によかった!!
でもなぜか、何か物足りないと感じてしまうのは
シン・ゴジラで期待値を
あげているせいなんでしょうか?
シンゴジラみたいな長台詞が
シンウルトラマンでは上手くいってないのでは?
あの長台詞でもシンゴジラは
圧倒的にリアリティを感じてしまったのですが、
シンウルトラマンでは
逆に不自然な感じでした。
人間ドラマを描くなら、
もう少し普通の言い回しにしたほうが
リアリティがあるのかも。
なので、
ストーリーは悪くないし面白かったし、
映像もよかった(cgとか全然気にならなかった)のに、
没入感が足りなかったように思いました。
まあ、しかし
子どもの頃好きだったウルトラマンを
こんな風に楽しめるのはうれしいよね。
これから宇宙から狙われるであろう人類を守るため
タロウとかセブンとか
光の国から新しいウルトラマンに来てほしいなぁ。
庵野&樋口版ウルトラマンは子供時代の記憶を蘇らせる映画だ!
僕も幼稚園児の頃ウルトラマンをテレビで観ていました。それから約15年。
リブートしたウルトラマンは大胆なアレンジにオリジナルを放物させよく出来たと思いました。
中でも長澤まさみさん演じる女性分析官の巨大化が一番の驚きでした!
もういいよ…
正直ガッカリだ。
樋口、庵野監督よくやったとみんな称賛しているがCGも全然良くなかったし脚本もバトルも全てにおいて中途半端だった。
中途半端にリスペクトするのはやめてくれよ…
何なんだあの直立で回転する技は…。
ドクターストレンジを見たあとに行ってしまったのも悪かったのだろうが全てにおいて負けている…。
庵野=面白い考えはやめたほうがいいと思う。
なんでバルタン星人がいないのかがすごいショック。
カットの数は邦画史上屈指で……
最初は斬新なショットの連続に魅了されました。然し、カット割りのタイミングが、登場人物達が台詞を喋る度であることが多いことに気づくと、微笑ましい気持ちになりました。アニメみたい。
そして、カットが割られる度に視線の移動を強いられ、(実写版キャシャーンかよ)と心の中でツッコミを入れてしまいました。
幼児の時、再放送されたウルトラマンのエピソードで、巨大化したフジ隊員に何故か性的興奮を覚えた老人としては、長澤まさみさんが巨大化したシーンが観れて大変、うれしかったです。ブルーシートに覆われてる長澤さん、ウルトラマンに蹴り上げられて手足をバタバタさせ、びっくり顔でカメラに迫って来る長澤さん。とてもチャーミングに撮られており、印象に残りました。
いろんなカイジュウや星人が登場して、ストーリーもスピーディーに進んで行き、CGも巧く出来ていたと感じました(担当したのが『白組』だとエンドロールで知り、描画の独特なクセが無くなっているのに感心しました)。
では、なんでこの評価なのかと云うと、クライマックスシーンの盛り上がりの欠如!!これに付きます。エモくないのです。ちっとも。エンドロールで流れるJPOPも、ファンの方には申し訳ないのですが、扇情的要素が一切無く、ありきたりなリリックで紡がれるメロディラインには、魂を鼓舞されませんでした。まぁ、老人の感想なので多めに見てください。
最後に、台詞の中にやたらと理論物理学のジャーゴンが出てきますが、ブレーンワールドもマルチバースも現時点では仮説に過ぎませんのでアナクロ化する可能性が高いと思いました。
因みに、匂いは数値化出来ます!
シン・ガッカリ映画ウルトラマン
シンウルトラマンを拝見しました。プロの作った映画の気配がしませんでした。アマチュアリズムはそれでいいんですけれど、もう少しクオリティーと言うことを考えで欲しかったです。10点満点で2点です。
字幕を付けてくれ!
自分のウルトラマンの知識はほぼ皆無です。(スペシウム光線、3分だけしか戦えない、、、くらい)
この映画で初めてまともにウルトラマンを観ました。庵野秀明作品なので、シン・ゴジラは見ていたし、期待していました。
結果は期待を大きく上回り、映像的に面白いなぁと満足しました。
しかし、自分のウルトラマンの知識が無い事で、ファンの方がニヤリとするシーンだろう場面とセリフが分からない。また自身のそもそもの学歴が低い為か知識が足りない為か、何を言ってるかサッパリ分からん!恐らくこういう事だろうと考えながら見る場面が多々ありました。
字幕を付けてくれればもう少し分かったかもなぁと思いました。
あと分からない事だらけだったのて、初代ウルトラマン
を見直そうかと思えたのは逆に良かったのかも。
とにかく字幕を付けてくれ!
星4なのは、CGがCGと分かるのが気になったので…。
2時間ならこれが限界かな
公開初日
仕事終わってから駆けつけました、映画館。
面白かったです。
でも特撮部分が思っていたより少なくて
CGだらけで正直ガッカリしました。
ウルトラマン…いや帰ってきたウルトラマンくらいかな、記憶では…をリアタイ世代の私にとってのウルトラマンは
やはりスーツアクターさんが入ったウルトラマンで。
垢抜けない、泥臭いところも魅力だったのです。
「百聞は一見にしかず」私の好きな言葉です
観るまで不安はなくはなかった。
が、観れば分かる!
期待どおりの面白さだった。
監督補:摩砂雪
副監督:轟木一騎
准監督:尾上克郎
総監修:庵野秀明 / 監督:樋口真嗣
…これ、本当の監督は?
樋口監督が庵野秀明のイメージを職人的に実写化したのかなぁ…とは思うのだが、『シン・ゴジラ』と同様の“庵野組”による布陣は役割分担がよく分からない。
手前に障害物を置く窮屈な構図と、人物を仰角で捉えるエゲツない構図のオンパレード。
イントロダクションの読ませる気がない明朝体テロップ、早口で聞き取り難いセリフ、長澤まさみの尻叩き…と、庵野のオタクぶりが散りばめられている。
いったい、樋口シンジくんの演出はどこだろう?
基本的には原典シリーズの幾つかのエピソードを再構成しているのだが、大筋を崩さない程度のアレンジでありながら、結局は庵野ワールドへ着地させているのだから見事だ。
しかも、物語がトントン進んで心地よい。
究極はゼットンを生物型の最終制圧兵器にしたアイデアだ。つまりは「使徒」だと言ってしまえば簡単だが、いかに庵野の中でエヴァの世界感が確立されたものであるかが解ろうというもの。
ただ、ウルトラマン対ゼットンの闘いは、熾烈な“格闘”であって欲しかった。ウルトラマンシリーズの魅力は、肉弾戦にあると思うから。
付け加えて、ゾフィーの役割の改変はほぼ反則。
成田亨氏の初期デザインに拘ったと聞くが、カラータイマーは置いておくとしても、ウルトラマンの細身のフォルムには違和感がある。テレビシリーズでも数話目でリフォームされた姿は大胸筋が大きく力強さがあった。肉弾戦には体の厚みは必要だ。
原典の設定では、護送中に逃亡したベムラーの追跡にハヤタ隊員を巻き込んで死亡させてしまったウルトラマンが、彼と同化することで生き返らせたのだが、人間の姿の時はあくまでもハヤタだった。
本作では、命を捨てて子供を守った神永シンジ(斎藤工)の行動に興味を持ったウルトラマンが、シンジに身を宿してカトクタイに入り込む。シンジの姿をしていてもウルトラマンなのだ。
また、ハヤタがウルトラマンだったことは誰にも知られずに終わったはずだが、シンジがウルトラマンだと早々に知られたうえに、“ウルトラマンの男”の争奪戦が起きる。
こういうところは大人向けの捻りが効いていて、感心する。
浅見弘子(長澤まさみ)のキャラクターは葛城ミサトに近く、庵野の女性観が反映している。
原典のエピソードで巨大化したアキコ隊員は本物ではなかった(本物は幽閉されていた)と記憶するが、浅見は本当に巨大化させられていた。ブルーシートの中で元に戻った時のセリフが絶妙だ。
浅見はスニーカーで出勤してオフィスでハイヒールに履き替えるが、普通は人目に触れる通勤ではおしゃれをし、勤務場所では楽な格好をするのではないかと思う。
逆の行動をさせて、浅見の合理主義者ぶりを示しているように思う。
「宇宙人」を「外星人」(←この字か?)と言うのは良いが、「禍威獣」という当て字は高架下の壁の落書きみたいで戴けない。「怪獣」で良いと思うのだが、「科特隊」を「隊」ではない怪獣対策の専門室に設定を変えても略称をカトクタイにするためには、“カ”という一文字が欲しかったのだろう。よく考えたな…とは思うが、やっぱり戴けない。
キャスティングが効いている。
長澤まさみがなんと言っても一番良い仕事をしている。男勝りで色っぽく、説得力を持って台詞が吐ける女優は他にいないのではなかろうか。
斎藤工は役者としてはあまり好きではないが、あの無表情が人間の姿でも外星人である設定に合致していた。
島田久作の総理大臣は意外性があって面白い。一方で、ゾフィーの声が山寺宏一なのは安直。
名無しの役人で竹野内豊が出演していたので、長谷川博己のカメオ出演もあればよかったのに。
絶好調!長澤まさみ
絶空調!斎藤工
もっとあっさりしても良かった。
エヴァの演出と、シン・ゴジラの特撮映像の中にウルトラマンを
はめ込んだだけのように感じました。
俳優さん演ずるキャラクターが喋るセリフが、誰かに言わされて
いるかのようで、どうしてもストーリーに入り込めなかった。
そういう演出だったのかな?
ウルトラマンの登場シーンがピークで、巨大生物との戦いと、
いかに小難しくして時間を稼ぐのかに力を注いでいる感じ。
単純に長澤まさみさんが観たかったので、その点では満足。
つまらなかった↓
いきなり怪獣対決の説明から入り期待したのに、その後の展開は小難しい会話の連続で退屈過ぎて眠い眠い。斎藤工の無表情で棒読みの台詞回しのウルトラマンは最悪。山本耕史の怪獣は結局何なの??変身シーン等の懐かしさリスペクトはあったけど、チープなCGで逆に笑った。長澤まさみさんが出てたから見たけど、コメディ的な役割はスベっていて可哀想になっちゃった。他にも突っ込みたいところいっぱい(ب_ب)今年20本以上劇場鑑賞した中でワースト1位でした。
深いウルトラ愛は感じる、でもセリフ回しはかなりきつい
特撮映画、特に昭和時代の作品への愛は『特撮博物館』で見知ったつもりだった。とりわけウルトラマンの愛は殊更なのも、しかしここまでとは…正直想像を超えた。昭和時代の特撮を現代で大真面目に再現したのを滑稽と取るか敬意と取るか、一応敬意と取ったが巨大化するヒロインはどうしてもシュールでしかなかった。
映画冒頭は怪獣(禍威獣だが馴染みの呼称でいく)と人類による戦いの歴史に始まり、怪獣退治専門組織『禍特隊』創設から現在に至るまでのあらましが描かれ、テンポの良さと掴みバッチリな雰囲気で没入感が凄い。巨神兵の頃からだが本作も劇中曲と効果音は昭和作品のをそのまま使用している、今後も庵野監督の関わる特撮作品ではお約束になるだろう。加えてマニア要素も取り入れており初代ウルトラマン(以下初代)で有名なマスクタイプABC(それぞれ顔の造形が異なる)を本編ウルトラマンで再現、スーツを使いまわして生まれた怪獣が似てしまう点をパシフィックリムの怪獣よろしく生物兵器という位置づけで整合性を付ける等、当時の制作で起きた事情をストーリーにうまい具合に落とし込んで活用している。
この試みは恐らく本作品が初ではないだろうか、エピソードのオマージュはともかく、制作現場で起きた事象を物語に採用するなんて、どんだけ好きなのかと。
もちろん昭和の雰囲気再現もしっかりしてる、宇宙人(外星人だが同上)との対話シーンは国会・公園・居酒屋と、昭和のノリだが違和感はなく面白い構図だった。
ただ怪獣が暴れまわっているにも関わらず被害状況とか一般人の視点が無く、ウルトラマンが大抵どうにかするので緊迫感は感じず、何より会話劇がかなり・・・いや非常にきつかった。専門用語とカッコつけすぎてる台詞はシン・ゴジラでもそうだったが、本作はそれ以上に芝居がかっていて恥ずかしくなった。
小難しい用語も、本編の話そのものには関係なく怪獣の攻撃を理系っぽく解説してるか国際情勢を回りくどく言ってるだけ、本筋は見てれば大体わかるので意味のない難解さだ。結末も大急ぎで締めくくったみたいで初代ウルトラマンの拳を突き上げながらグングン画面に向かってくるあの有名なポーズが出てきても唐突感が強めな印象、ただファンなら堪らないだろう。
以上、本作は面白いのは事実だが大変熱心なファンが大金掛けて制作したファンメイドでもあり初代ネタをありったけ入れたら少々チグハグになりましたといった印象。まぁ【最後のジェダイ】みたいに拗らせすぎて僕の考えた最高の話ではなく、終始初代への敬意を感じる作風だったのは紛れもない事実。
スタイリッシュほどほどの、昭和の雰囲気を残したリブートを想定して制作したのなら本作はとても良く出来ている。
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余談だが、出演者には『大怪獣のあとしまつ』に出ていた役者がチラホラ出ていた。同じ特撮映画なのに、愛の差でこうも違うのかと思う一方、ファン過ぎてもそれはそれでバランスを保つのが難しいなと思う、ゴジラへは程々の感情で作っていたからいい感じになったが、仮面ライダーは・・・凄いことになりそうだ。
なんだかなあ
興収連続1位だし、評価も高いし、誰でも期待しますよ。
結果、撃沈でした。
ウルトラマンに何を込めたいのか、わからない事もないけど… 。
何で、こんなに小難しい話にしたのか、わかりませんねえ〜。
ウルトラマン全39話を貫く一つの物語
昭和の男の子たちは、ウルトラマンの本当の物語を知ったと感じるだろう。
怪獣と宇宙人とウルトラマンの物語は、子供の時には教えてもらえなかった真実が含まれていたのだ。
もちろん、全部後付けの物語りではあるのだが、ウルトラマンの背景にあった壮大なストーリーというものを感じさせてくれた。
いっしょに行った嫁は「さっぱりわからん」とつぶやいていたけど。
ラストシーンはもうちょっと引っ張ってもよかったんじゃないかという気がするけど。
あおる構図とレトロモダン
子供の頃、「帰ってきたウルトラマン」を見て育った。
これは見逃せぬと鑑賞。
まず映像。
新しいのにどこか古い。このバランスが絶妙だった。
物語の展開はかなり早く、矢継ぎ早でみのがしたものも多いと思っているが、
デティールの贅沢さ
(重機に銃器、モブ等人海戦術、ジオラマ&CG混合、小道具、質素だがあんがい仕立てよく見える衣装等)には新しさを、
しかしながらゴチャゴチャさせない淡泊な見せ方にレトロを感じた。
あいまれば子供向けとは言い難い落ち着いたシブさが漂い、
カイジュウが暴れたところで着ぐるみを連想することなく、いい大人ものめり込んで鑑賞できた。
かつ、凝った構図のショット、特に多用される「あおり」アングルがいい。
どのシーンも相当こだわっているように見えたのはわたくしだけか。
空間を魅せる遠近の妙。
心理的効果を狙ったアシンメトリー配置の手練手管。
抜かりなくスタイリッシュだった。
そもそもウルトラマンは大が小に、小が大に見えてしまう錯覚、「特撮」のキングである。
あおりの多様には、そうした放送開始当時へのリスペクトすら感じている。
次に物語。
おそらく「シン・ゴジラ」的なものを期待して鑑賞するだろう観客に
しっかり応えているあたり、優しい。
政治も物理もなかなかハードな語彙と展開が矢継ぎ早ながら
100%理解できずとも、物語にはついて行けるギリギリのラインが
これまた絶妙と感じた。
淡々と進むがあんがいと壮大な事件で、座して死を待つ人類には
リアル世界のいつ第三回目の大戦がはじまっても・・・を過らせ少し寒くなる。
そのほか過去作に登場したエピソードやキャラクターでは、
と思えるものも多く詳しいファンであれば、
焼き直し総集編としてまた違う楽しみ方が出来るのだろうなと感じている。
もうひとつ、印象的だったのは本作における「女性」の撮り方だろう。
うるうる、きらきら、アイドル、アニメ調ではなく、
働くそれでも美しい女性の生々しいリアルさが全面に押し出され、
存在感に圧倒された。
わたしはこの撮り方、洋画に近く、大変好感を持っている。
「大怪獣のあとしまつ」と対にしてみると、似ているが違う点が強調されて、
より双方を楽しめるのでは、とも振り返る。
ウルトラマンを知らなくても楽しめる
不気味な雰囲気や独特なカメラワークや演出、庵野らしさがよく出ていた。
中盤~終盤のストーリーは賛否あるかもしれないが、
この世界観や雰囲気が好きなのでまた見返したいと思える作品。
シンとはこういうモノ
オマージュと現代化、そして制作者の独自解釈が多分満載の内容。元のウルトラマンを知ら無いので当時の熱や題材の革新性などを情報としてしか知らないけれど、外的要因としての星人たちの思惑や政府のダメさ、役人の悪どさとウルトラマンの功罪などをストーリーを通して考えさせられる内容で確かに面白いテーマを扱った作品だったんだなと改めて知ることが出来た。ウルトラQ含め、一度シリーズ全話みてみようかな。
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