「少年と狂人達」異端の鳥 MARさんの映画レビュー(感想・評価)
少年と狂人達
ホロコーストから逃れるために疎開していた少年が、ある出来事から家を目指し旅立つこととなり、道中で起こる厳しい仕打と少年の変化の物語。
とにかく観ていられないような描写が続く。
少年が行く先々で出会う人物は皆揃いも揃って狂人だらけ。中には善人もいたり、よくわからん人もいたけれど。
しかし、人ってここまで狂えるものなのか・・・戦争って恐ろしい。。
とにかく嫌~なものが3時間ノンストップ。しかし、大人しかった少年が狂気のなかで闘うことを覚えていく、ある意味成長(は語弊がある?)物語なのかな。
戦時中に異端として扱われる者への厳しさ、残酷さがよく描かれていた作品だった。
ただ、それと同時に、個人的には
「みんなの嫌いなもの全部乗せ!」
みたいなノリも感じてしまい、純粋に物語を観れない部分もあったかも。
この半分くらいでも充分だった気が。
それと、ちょくちょく行く劇場なんだけど、長い作品を観るにはもうちょっと背もたれが欲しいのです(^-^;
話はそれるけど、昔、三羽のカラスが一羽のカラスを空で地上で啄み続けている場面に遭遇しました。
可哀想だったので三羽を追い払ったのだけど、急いでいたのですぐその場を離れました。あのあとどうなったのかな・・・。
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