映画ドラえもん のび太の新恐竜のレビュー・感想・評価
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新境地の開拓
【ネタばれあり】
ストーリーそのものは「恐竜」「竜の騎士」の名作を足して2で割っていますが、その安全路線こそが、まとまりのないカオスプロットをしっかり着地させられた要因でしょう。(完全オリジナル脚本で行こうと思ったら、完成度の高い旧ドラ群とがっぷり組み合うことさえ至難の技です)
ことさら恐竜がテーマの最初から勝ち目のない戦いなので、「双子」「のび太の成長」「ミスチル」といった要素を重ねて、どうにか真っ向勝負を避けようと製作陣が踏ん張っているのがうかがえました。
よかったところ
・CGの多用によって、ジュラシックパークを観ているような別種類の興奮が味わえる
・新しい恐竜学説に触れている(舞台が日本)
・教育的(生きものの進化)
・ひみつ道具の伏線
・タイトルロールとエンドロール
ダメなところ
・(最近の映画の傾向ですが)時空間的にどこにいるか説明が足りなすぎて、大冒険をしているダイナミック感・長旅感・メリハリがない
・ひみつ道具の説明すら少ない
・クライマックス以外でも視点がぐるぐる回り、単純に見づらい
・悪役が描けていない
・無駄な場面転換が多い
ツッコみどころは多すぎるので省くとしても、ピー助の友情出演はわかってはいても親世代は胸がグッとなります。
なにより、低年齢の子が終始笑いながら観ていて、鑑賞後には「面白かった!」と何度も言っていたのが全てではないでしょうか。
きっと新ドラ世代にとって、自分たちの長編ドラえもんが心から面白いと感じた初めての経験だったのでしょう。
旧ドラのように名作が続くほうがむしろあり得ないし、観たところで絵柄や声など時代感の違いから感情移入できていなかったのだと思います。
もっとも子どもにとって記憶に残るのは、あの頃の親世代と同じく、内容だけではないでしょう。
エアコンの効いた部屋の小さな画面でなく、うだるような暑さの中映画館にわざわざ足を運び、マスクを付けてひとつとびの席でゆったりと鑑賞する。
その思い出こそ、最大のコンテンツだと思えた夏でした。
想いは色々ありますが、良かったです。
ドラえもんファンの40代です。3年生の娘と観ました。キューとミューは可愛く、感動はしました。
私は、藤子・F・不二雄先生の映画作品時代なので、この作品は内容薄いかも?とも感じました・・。昔は、感動もありつつ、自然の大切さ、悪役が存在しながらも、実は悪をつくり出したのは人間のエゴがある・・。という幼心にも良い意味でモヤモヤ感が残る作品が多いように思います。最近の映画では、月面探査機が好きです。
しかし、現代の子はシンプルに感動する事が少ないので、変に考える作品より良いかも。
できない事は悪くないというご時世ですが、のび太とキューの、ど根性場面で努力の先に見える世界もあるということを伝えてくれたような気がします。
あと、のび太の恐竜ファンとしては、ピー助がのび太を助けたシーンに感動しました。もっとエピソードを合わせてー!!と思いましたが、それすら観てない娘はそのシーンに何も感じないですし、わかる人だけわかれば良いサービスシーンですね。原作小説だともう少し詳しく書いてありそうでしたが。
くどくど書きましたが、自分が大好きで子供の頃、親と観に行ったドラちゃん映画を、同じように娘と観られることは、とても幸せです。
やっぱり、映画館で観る迫力はありますし、これからもずっとずっと、ドラえもん映画は続いていってほしいと願うばかりです。
※ともチョコの効果を勘違いしてました。友達になれるのが1時間ではなく、相手の特徴をコピーできるのが1時間なのですね。入場者プレゼントのマンガブックで確認してスッキリしました!のび太としずかちゃんは、キューとミューにあげて特徴を共有することで更に信頼を深めたのですね。
50周年にふさわしい傑作
2000年代の「新」を除くオリジナル作品では「のび太と緑の巨人伝」を除けば幼児向け路線のなかで見るべきような作品はなかったといえるシリーズにおいて驚愕すべき出来栄えであった。
注目はやはり今や日本を代表する映画プロデューサーといえる川村元気氏が脚本を担当していることである。
2年前「のび太の宝島」においても氏は脚本を担当しているが、原作「宝島」と「ドラえもん」の大きさに萎縮したのか凡庸な仕上がりであった。
しかし今回はドラえもん50周年の記念作品であり、東宝的にも「天気の子」の大ヒットによる興行的な余裕からか野心的な作品となっており、プロデューサー業だけでなく川村氏が映画に愛された男であることを証明するに相応しい仕上がりとなっている。
作品自体のレビューは避けるがアニメに自身を客体化することでしか現実と向き合うことができない世界において、新海誠監督作品が提示したように私たちがそれでも希望を持ち続けなければならないことを「ドラえもん」という無限の可能性を用いながら再度私たちに託した熱量のある映画となっている。
そして全編に藤子先生とこれまでのドラえもん映画に対する敬意が溢れており、今更ながら氏の姿勢が本物であることに安堵する。
これは決してい油断してはならない作品であり、来年以降の同リーズの方向性を注目しなければならない。
子供には良い映画
そもそもドラえもん自体、大人が見るとのび太にイライラする作品ではある。
緑の恐竜が見せる努力をする事の大切さは、子供に見せたい内容。恐竜や進化に対する興味を持たせるのにも良いと思う。
ただ内容は突っ込みたい事が多い…。
タイムパトロールがポンコツ。
のび太がすでに過去改変してしまった未来を変えない為に奮闘するタイムパトロール。
重大な過去改変は見逃されないけど軽微?な過去改変はお咎めなしなの?かなりの過去改変だと思うけど。世界線がそもそものび太の過去改変後の世界線になっている事は気が付かないの?
ピンクの恐竜の必要性も謎。優等生と劣等生の対比の皮肉なのか。何でも果敢に挑戦し怖がらず柔軟さでどんどん伸びていくピンクと、いらないーやらないー出来ないーこわーいで自分のせいで落ち溢れる緑。わかりやすい皮肉だなとは思うけど、その為に用意されただけのピンク。別に居なくても話しは成り立ってそうだけど。
タイムパラドックスものが絡むと素直に見れない様な大人向きではないね。
純粋な子供は楽しめると思う。
新恐竜の「新」にメッセージ性を感じた
映画どらえもん のび太の恐竜(旧・新)どちらとも異なる映画に仕上がっていて、「新」恐竜といえる。
まず、登場する2匹の恐竜、キューとミュー、は未発見の恐竜であることから「新恐竜」と呼称されている。わかる。次に、シナリオがのび太の恐竜(旧・新)と全く異なることから「新」恐竜。わかる。更に、映画で「恐竜」となれば忘れられないあの存在を、出しつつも表立って登場させないことから、旧英語との決別という意味で、「新」恐竜。わかる
だが、3つ目のところがどうにも解せない。ドラえもんが旧作(つまり、藤子・F・不二雄氏の作品)と決別してどうするんだと思ってしまう。ファンサービスとして出すなら違う形でしょうね。あえてあのような登場のさせかたをするのは意図、つまり、新しいドラえもんにこれからしていくよというメッセージ性のようなものを感じる。これはとても残念です。確かに、時代背景とかが合わなくなってきて、変えていかなきゃいけないのはわかるが、それをメッセージとして出されるとモヤっと、イラっとする。(伝わらないかもしれないですし、別作品を持ち出すのはどうかと思いつついうと、けものフレンズ2のかばんちゃん・サーバルちゃんのような扱いをされたなという気持ち)
これももう一つ言っておきたい。のび太の家の間取りがいつもとなんかちょっと違う。。確かに固定した設定がないのは知ってるし、扉の位置とか種類とかも作品や回によって変わるのは知ってる。けどあからさまに間取りが違ってて違和感を感じた(と、ここまで書いておいてなんだが、もしかして旧ドラのび太の恐竜の間取りと同じだったのかも。。)
と、ここまで苦言を言ってしまったがいいところも。
恐竜のシーンは3Dがよく作り込まれてて恐竜映画かなと思うレベルで、動きもグリグリ動いてて恐竜っぽいなと思えた。伏線もいいかんじにめぐらされてて回収もわかりやすくされてたのが映画としてメリハリあったなと思います。キューの尻尾の長さが違うねとか、ジオラマとか。(ただ回収されてなかった伏線もあってモヤっとポイントもあり。恐竜博の研究員とか、化石触ったときの演出とか。。まぁ化石の演出はきっと旧ドラのあの存在を微かに匂わすためのものだったのかな)。
とまぁ、色々書きましたが面白かったのは面白かったです。ただ、ドラえもんのタイトルを掲げる以上過去作品を否定しちゃだめだよねー、むしろ利用してかないと。F氏もよく過去の登場人物とか設定を再利用してたから、是非否定ではなく存在の再利用をしてほしかったな。そして主にはキッズ向けとなる映画で「新」をそこまでメッセージに込めるなよとも思いましたが、キッズ勢はそこまで深読みしないから純粋に楽しめるかもしれない。(もはや全くキッズ勢ではない私はそこまでは楽しめなかった。)
いつの時代もワクワクさせてくれるドラえもん
ラストののび太の言葉に響いた。
高2の17歳です。ドラえもん11回目見たので感想。ドラえもんは11年程前新宇宙開拓史をスクリーンで見て好きになりました。そして毎年見てきて今年で11作目。個人的に良かったと思います。ですが、最初のキューとミューに出会うまでの流れがなんとなくのび太の恐竜の流れに似ててもうちょっと違う感じにはできなかったのかなーと思います。そして最初に出会う流れでジャイアンとスネ夫が馬鹿にしてきて恐竜見つけられなかったら目でピーナッツ噛めと言いますが、こちらもはっきり言って毎年、そしてのび太の恐竜と同じ流れ。ここら辺はさすがに飽きてきます。
ストーリーは最後の辺りを最初見たとき私が今まで見てきた中で驚きの展開で正直一人びっくりしてましたwでもキューとミューを守りたいと思う気持ち私ももしのび太くんのように動物や子供を育てるとき同じような行動に出るかもしれません。あと物語途中ピー助が出てきて驚きました。ピー助役の神木さんも当時よりかなり上手くなってて安心。ラスト見事恐竜を救出した際もうお別れシーン早くね!と思ったが、終盤の会話でさよならを言いたくないというのび太の言葉に納得。そしてラストキューとミューと別れるシーンうろ覚えですが、「絶対に生き延びてくれるって僕は信じてるんだから。」
この言葉めっちゃ心に響きました、去年の月面探査機でドラえもんが言っていた「想像力は未来だ!」も当時映画館で見ていて今でもこの言葉忘れられません。この言葉を聞いたキューの作画はとても美しく思わず涙。多分この二つの言葉は何年経っても忘れられないです。やっぱり私が今まで生きてきた17年間を一番彩ってきた物はドラえもんです。私はこの作品を見てそう思いました。私にとってドラえもんはとても大切なアニメです。これからどこまでドラえもんが続くか分かりませんが、私は続く限り大人になってもドラえもん達を忘れずこれからも応援していきます。ぜひこのレビューを見てくださった方も見てほしいです。
夏の定番
映画ドラえもん のび太の新恐竜
ドラえもん のび太の新恐竜
今年41本目。50周年おめでとうございます🎉いや〜めっっちゃ良かった!!
1人に観に行ったけど、家族連れもいたが意外にも大人で1人できてる方も多くて1人で行っても違和感なしでした!
ドラえもん映画は感動するものだが、今作のラストは群を抜いて良かった。全く想像できないドラえもんらしくないラストだなぁって感じました。恐竜パークは子どもから見たら圧巻、いいなぁ、って思うこと間違い無いでしょう。私の家の近場にもあんな所あればなぁと思います。
もちろん、作画も主題歌もはなまる💮でした!
今作も良かったが、私の中のベストオブドラえもん映画は「のび太のワンニャン時空伝」
か、同時上映の「帰ってきたドラえもん」です。あなたの好きな作品はなんですか?
※個人の価値観で書かれています。ご了承ください。
映画館で見られて本当に良かった。
まず、面白かったです。今までで一番。拙い文章ですが、この興奮を書き留めておきたいな、と思ったので失礼します。
のび太が双子の恐竜の親として奮闘、その後ドラえもんとの約束通り涙のお別れ…というストーリー。少しも飽きさせることの無いわくわく楽しい、合間に号泣という感じで、流石としか言いようがない。私は5回泣きましたね、お恥ずかしい。勉強不足で申し訳ないんですが、3Dや4DXもあるんでしょうか?迫力ある映像や熱を感じるシーンがあったので、きっと楽しいですね。
ストーリーの方で感想を。
まず、『野比のび太』というキャラクターは勉強も運動も出来ず、どん臭くて運も悪い、そんな落ちこぼれ小学生です。そんな彼が双子恐竜の親として成長していくところが丁寧に描かれていました。進んでお勉強なんてしないはずの彼が熱心に恐竜についてお勉強をして、キューにご飯を食べさせる為に奮闘します。小学生男子が大好物を何の迷いもなく分け与えるなんて、事件ですよ。親になるってすごいなぁ。
しずかちゃんが「他人の痛みが分かる人」(セリフが合ってないかも)という風に言うシーンがありましたが、彼女は本当にのび太をよく見ていますよね。箱庭で飛べないキューに「いつか飛べるよ」と言ってあげた優しいのび太が、島でキューにスパルタ指導をして落ち込んでしまうシーンがありますが、悔しかったんですよね、きっと。他人の痛みが分かる人だから、特にキューには、自分を重ねてしまったんですよね。身体が小さくて、飛べないキューが群れに入れてもらえないことが悔しかったんですよね。キューに『出来ない自分』を重ねているようで……ドラえもんやしずかちゃんが何も言えなかったのはそういうのが分かってたからじゃないかな。根性論だのの話ではないと思いますよ。
恐竜が双子でなければならなかった理由は、『出来る』ミューと『出来ない』キューの対比を作りたかったからじゃないでしょうか。一緒に成長したはずなのにキューは食べない、キューは小さい、キューは飛べない……という風な。分かりやすくて良いと思いました。可愛いし。
あと、タイムパトロールの話をしても良いでしょうか。ジルさんの基地は恐竜の剥製だらけでしたが、本人も言っていたように恐竜が大好きなんですよね。だから自分含めその場にいる全員の命が危険にさらされ、ナタリーさんに何度怒鳴られてものび太達の奮闘を見守ります。狂ってますよね。ええ、狂ってるんです。彼は紛れもなく恐竜オタク、その歴史の転換点に立ち会えるのならば自分の立場が危うくなろうが全員死のうが小学生を最前線で闘わせようがどうでもいいんですよ。それがオタクという生き物ですから。タイムパトロールの皆さんが熱風を見てヤバい!って言ってる間も彼はキューのことばかり見ていましたしね。目もイッちゃってました。ナタリーさん、大変だなぁ。
4人がタイムパトロールからのび太を守ろうとしたのは泣いちゃいましたね。子供たちだけじゃなく、ドラえもんが含まれてるんですもん。駄目だって分かってても、犯罪を犯してでも、臆病な親友が出した勇気を守りたかったんだなぁ、ドラえもんは22世紀側ではなくとっくにのび太側なんだなぁっていうのが…なんか感動しちゃって……。
それと、これは映画ドラえもん全般に言えることですが、のび太や他の3人が小学生であることを製作陣が誰も忘れていない。小学生らしい無知、無鉄砲、無茶、そして純真さと素直さを兼ね備えた子供たちであるということ。私達がいつか夢見た冒険を、彼らがしているんです。『ドラえもん』という作品の大きな魅力ですよね。
あと最後に、個人的に好きだったところを良いでしょうか。
のび太が自分の名前を書けないところ、恐竜の世話をしてたせいでポケットから大量の魚缶が出てくるドラえもん、恐竜に詳しすぎるスネ夫、TOMOチョコでのび太が迷わずキューを選ぶところ、兄弟を仲間外れにした恐竜にブチ切れるミュー、のび太に抱きつくしずかちゃん(宝島ではお預け喰らったもんね)、のび太に好きって言うしずかちゃん……そろそろやめますか?
好きなところばかりでした。みんなに見て欲しい映画だなぁ。
改変がよく出来ているが、真の感動作にはなりきれず。
オリジナル、リメイク、本作と3本観てきて、これが一番関心したかもしれない。
恐竜が産まれたとき。「え、双子?」「え、羽?」と思ったが、それが最後に「そういう事かあああああああ」と感心してしまった。
ただ、気になる点もあるにはあって、意外性のある展開とか、最後は感動出来るんで名作には違いないのだけど、イマイチ感動仕切れないんですよね。のび太やキューの行動が2人が心からやってる行動ではなくてプロットに合わせてやっているだけのように感じて、最後のジルのセリフもなんだか思ってもない事を言ってる感じがしてしまった。
ワクワクドキドキ、すこし不思議な冒険譚
一昨年の宝島から映画館で観るようにしていて、
今年はコロナで延期になって異例の夏公開!
でも自分的にドラえもんは夏というイメージがあるので、
夏に映画ドラえもんを観れることは正直嬉しかったです。
今年は恐竜か〜、予告の感じだとのび太と緑色の恐竜の絆推し?感動路線かな〜とそこまで期待を上げずに行ったのですが、、
コレは!!!本当に!!!
子ども向けアニメってこうでなくちゃ!!!
と思う内容でした!
まず、ドキドキワクワクできる。
これって本当に大事なことだと思っています。
感動的なラストやストーリー・伏線、画の良さなどなど、
様々な要素によってその作品のすばらしさというのは表されると思いますが、
子ども向けアニメ作品、特にドラえもんに関しては、
SF(少し不思議)の通りワクワクできることが一番大切な要素だと思います。
近年作品はそのワクワクが少なかったかな〜と思っていたのですが、今作のワクワクさは最高でした!!
20代大人の私でも、ジュラ紀・白亜紀での危機一髪の連続、隕石による絶滅までのタイムリミット、島の謎などなど、
次はどうなるのかとスクリーンに釘付けになっていたので、
これが子どもだったらどれほど楽しい冒険譚か。
ストーリーの運び、画の迫力さにプラス、BGMが全体通してとても良かったなと思いました。
結構な頻度で流れていましたが邪魔にならず、さらにストーリーにのめり込ませてくれるようなものばかりでした。
ハラハラドキドキに加えての、のび太とキューの絆。
ふたりの関係性以外にも、
「諦めずに努力をする」というシンプルで誰にでも一度は経験があるであろうテーマもあり、
のび太、キューの成長がちゃんと描かれていて素敵でした。
のび太がひとり飛ぶ練習をするキューのもとに行き、無言で逆上がりの練習をし始めたところはグッときました。
「がんばれ」「出来るはずだ」言葉の応援より、
一緒に頑張るということの心強さ、温かさ、それが出来る関係性にあやうくホロっとくるところでした。
あと、キャラみんながいい具合に活躍しているのも良かったです。時々、のび太やドラえもん以外の3人が空気みたいになる作品もあるので…
個人的にスネ夫が好きなんですが、スネ夫特有の皮肉っぽいおもしろ発言も多くて大満足でした笑
全体的には過去作の「のび太の恐竜」「竜の騎士」の雰囲気、ストーリー運びに似ています。
意外な登場竜も……(これについては賛否両論ありそうですが笑)
マイナスとなった星0.5は、主要恐竜以外の恐竜たちのCG感…
なんだか、のび太たちがN◯Kの教育テレビの中に入ったような感じがして気持ち悪かったためです…
それでも本当に素敵なドラえもん映画でした!
楽しかったーーー!
来年も楽しみです。
根性論映画
まずのび太が卵の化石を見つけたきっかけがその辺に落ちていた石というのがなんとも、もう少し自分で調べて探したりしないのでしょうかもしくは研究員の方は自分で全く気がつかないのですかね。
そしてジャイアンとのび太達が分かれて辺りを探し、のび太達のみが仲間のいる島に到着したものの夜になるまでジャイアン達が合流しないことに誰も言及せず、のび太は崖から落ちてたくさん傷ついているキューを何度も何度も飛ばせようとしてさらにボロボロにする、根性論で解決しようとするのび太。こんなのび太は見たくありませんでした。
それにそれを全く止めようとしないドラえもんとしずかちゃん。暴力を振るうコミュニティに入るために傷つきながら努力するという方向への転換に納得がいきません。
そして途中から出てきた大きな翼竜に関しても途中でプテラノドンの群れが怖がるほど非常に大きな影をのび太が見る意味深なシーンがあり、これは深くストーリーに関わってくるものかと思わせて特に翼竜の名前も出ず割とあっさりとスモールライトで小さくしておしまい。なぜあの恐竜だけ単独で非常に大きかったのか謎が残ります。
ラストシーンもとにかく勢いで物語を畳もうとしているようにしか感じられず「え?これで終わり?」と思いました。最後のキューは進化では無いですしあそこは進化したではなく成長したと表現すべきだったのではないかと思います。最後のシーン以外でも滑空しかできないはずの新恐竜達が明らかに飛行していましたし、努力やのび太への思いやりで「進化」というのは納得がいきませんし、「成長」の方がしっくりきます。
悪者だと思っていた人物が実はタイムパトロールだったという展開がありました。ジャイアン達が司令室のような場所を盗み聞きした会話からこの人たちはもしかしたら悪者ではないのではないかと察することは出来ましたが、その前にあった恐竜の剥製は何だったのでしょうか。また、なぜジャイアントスネ夫に身分を明かして協力を仰がなかったのでしょうか。
チェックカードに関しても恐竜を生き延びさせるのにジャイアンとスネ夫も大きく関わったわけですから2人に反応しなかったのは何故なのでしょうか。のび太とキューの思いが歴史を変えたと言うのならやはり「進化」というのには納得がいきません。
ピー助の登場に関しては僕はそこまで悪いこととは感じませんでした。
そこまで深くストーリーに関わってきたようなシーンではありませんでしたし、あくまで子供向け作品の14年前の作品のファンへのファンサービスとしては整合性云々に関してはそこまで気にしなくても良いかなぁと思います。熱風後に生き残っていたのも海中生物は難を逃れることができたということでしょう。
全体としては過程を飛ばして根性論で無理やり片付けているようにしか思えません。
ここ数年の中では最高傑作!見て損なし!
久々の映画館。満員の劇場で「のび太の新恐竜」を見ました。
率直言えば、面白かった!
ここ数年の中ではおそらく最高傑作だと思います(いくつか未見もあるので…)。
中でも、まさかピー助の登場シーンがあるとは…(T ^ T)
水中に墜落してしまったのび太とキューを救うシーン以外にも、最後でノビタランドに入って助かった中に、背中の模様がそれっぽい恐竜がいたので、アレがピー助ならのび太はピー助も救えたのだと思っています。
最後までハッキリさせないのも、いい演出だよなぁ(^_^)
ただ、クライマックスに於けるのび太の行動に対して、ジャイアンのように手放しで賛同したり、ドラえもんたちのようにタイムパトロールに反抗したりするのに、必ずしも出来ないほど大人になってしまった自分が、少し哀しかったのも事実でした。
もうそろそろオレも卒業しなくちゃダメなのかなww
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