ガール・イン・ザ・ミラー
劇場公開日 2019年7月24日
解説
孤独な少女が、鏡の中に現れたもうひとりの自分との出会いによって巻き起こす惨劇を描いたリベンジスリラー。両親から「出来損ない」と言われ、学校でもいじめられている少女マリアは、自分のことが大嫌いで笑うことさえできなかった。不安定な心を抱える彼女は性的な衝動に駆られ、夜ごと自慰行為にふけっている。そんなある日、バスルームで自分を慰めていた彼女に、突然誰かが話しかけてくる。「私たちはきれいよ」と優しく告げるその声はマリア自身の声で、鏡に写る彼女は美しいほほ笑みを浮かべていた。鏡の中の自分から「あなたの望みをかなえたい」と言われたマリアは、まるでもうひとりの自分に操られるかのように、凄惨な復讐を繰り広げていく。主演は女優オリビア・ハッセーの娘で、「カイト KITE」の主演などで知られるインディア・アイズリー。共演に「誘惑のアフロディーテ」のミラ・ソルビノ、「ハリー・ポッター」シリーズのジェイソン・アイザックス。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2019/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2019」(19年7月13日~8月9日)上映作品。
2018年製作/104分/R15+/カナダ
原題:Look Away
配給:クロックワークス
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2022年2月10日
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ラストがしり切れとんぼ
あそこで終わったらダメでしょう
救いようがないし、何がしたかったのかわからなくなってしまう
この手の作品は謎解きがあってこそ面白いのに、さあこれからと言うところでなげだしてしまっている
これは、観客の想像に委ねるとはいわない
結末を放り出して辞めてしまった感じです
評価が悪いのはわかりました
ヒロインの美少女インディア・アイズリーはなんと、ロミオとジュリエットのオリビア・ハッセーの娘
オリビアが布施明と離婚したあとの現在の旦那との間に生まれた子供です
お父さん似なんでしょうか
ヒロインの父親役はハリーポッターのマルフォイの父親役だったジェイソン・アイザックです
金髪はカツラだったんでしょうね
アイズリーを含めて役者は熱演していましたし、なかなか面白かったのに、残念なラストで台無しになりました
謎について考察してみましょう
ネタバレ注意
多分観ない人なら構いませんが、オリビアの娘というだけで観たくなりますけど
鏡の中の彼女は何者か?
実は彼女は双子でした
胎児の間に
片方がもう1人を取り込んでしまう場合があるんですよ
処女なのに死産した事例は
兄弟が身体から出てきたのでした
他には染色体を2種類持っている人もそうです
双子の片割れが入れ替わったのかなと思ったんですが、双子の片割れが正常でなく醜いので打ち捨てられていた
死んでいるんですから、やっぱり悪霊?
いや、一番可能性があると想像できるのは
二重人格でしょう
胎児の記憶を持つ人がいます
双子の1人を破棄しなければならなかった母親が嘆き悲しんでいたのを覚えていたのかもしれない
その事がトラウマになって別人格を作ってしまったんでしょう
なんて、一番つまらない結論になってしまう
だから、作品で観客が思いもよらない正解を出してこそ、いい作品になりえるんですよ
2022年2月8日
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気の弱いマリア
鏡の中のもう一人の私
善人の裏の顔、悪の心をもつアイラム
鏡の演出が最近観たラストナイトインソーホーを思い出しました 怖い!イメージです
…どうして鏡の中にもう一人の彼女がいるのか
疑問でした……あなたは誰
二人が入れ替わってから次々と殺し初めて
最後に父親を殺める
娘が生まれた時に双子だった
その一人を父が幸せになれないと
殺してしまった
その殺された子供だった
自分を愛してくれなかった父に恨みがあった
怨念は怖い!
母とベッドで寄り添う二人がミラーを境にして二人から三人になるところが印象的
2021年12月23日
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学校ではイジメに遭い、家庭ではモラハラ気味の躾という境遇に立たされた女子高生が、鏡の向こう側のもう一人の自分と向き合い、今まで溜まっていた膿を出すかのように復讐を企てていくというリベンジスリラーだ。
もう一人の自分または内に秘めた本当の自分という先入観で観ていくと、後半にその先入観を壊すかのように衝撃の展開が用意されており、良く練られた作品だと思った。
童顔で透き通る様な美貌(個人的にタイプ)を持つ主人公がイジメられるのがイマイチ腑に落ちないものの、悪人がしっぺ返しを食らうシーンは爽快感がある。だが、その爽快感が恐怖感に変わってからは一気に主人公が怖く思える。それを皮切りに怒涛の如く人々に牙を剥いてしまうのである。「え?その人も?」と誰もが声に出してしまう様な人にまで手にかけてしまうのだ。
ホラーとしての怖さは比較的薄く、空気感や不気味な雰囲気でじわりじわりと来るタイプの作品だが、本作の魅力は始まりから終わりまで続く陰湿さだろう。雪深い景色と相まって、何もかも冷え切った様に感じるのだ。まるで主人公の心を反映しているかの様なそれは、主人公に感情移入出来る大きなポイントだろう。キャッチコピーに「官能的」という表現があったためある程度は予想していたが、思いの外濡れ場が多いのは意外であった。無機質な世界観とのギャップとしては良いのかもしれない。切ないラストも好きだが、結局何も解決しないままエンドロールを迎えてしまうのがやや消化不良か。結局のところ、復讐は何も生まないというメッセージかもしれないが、謎を残したままエンドロールとなってしまい、モヤモヤが残ってしまった。だが上手く伏線も張られており、未体験ゾーンの映画たちの中でもかなりの高水準の作品ではないだろうか。
2021年9月23日
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まず、オヤジさんは異常とまではいかずとも「おかしい」とは思う。
厳格というか、偏った厳しさというか。
ストーリーや設定もわかる、そこからの怖いかんじで鏡の中の「自分」に励ましてもらいつつ、「入れ替わる」という展開。
そこからは「復讐」がテーマ。
友達であれ、親であれ、入れ替わった主人公が復讐を実行していく。
ところどころにキレイなヌードも出てきて。
怖くもあるけど、混乱することもなくちゃんと話の進み具合もわかったし、主人公の「かわいそう」な一面もある。
最後の最後でのシーンは「なるほど」とも思えた。
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