フラグタイムのレビュー・感想・評価
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不満は多いが一見の価値あり
ちょっとした動作を見ても絵の枚数が少ないし、肘から先が円運動しないでスライドするだけだったり、クオリティの低さは目立ちます。
そのせいで、心象風景とか、何でもアリなシーンはもうちょっと欲しいと思ってしまいました。ケレン味ある表現も入れてカバーしてますが。
時間を止めたあと、主人公が消えたり、イタズラされたりした人たちがどんなリアクションをしたのかは一貫して描かれていませんが、作者の意図的なものでしょう。これはいいんですが、通して見ていると違和感が。原作の漫画ではどうやってるか分かりませんが、短編で場面を切ってしまわないと不自然に見えてしまいます。
アニメーションには色々不満なところはありますが、主要人物の心情変化はなかなかの見応えがあります。風景の描き方や無音を上手く使っているところとか、主人公が自分自身あるいはヒロインの心情に集中しまくってる様が、ガッツリ伝わってきます。
一見の価値ありです。
潜在欲求と八方美人
佐藤監督前作の『あさがおと加瀬さん。』と同じ雰囲気だったけど、違うのは3分間だけ時間を止められる能力を持っていたこと。もっとSFチックな展開を見せるのかと思っていたのに、全然違っていた。むしろ悩める乙女の願望の顕れ、他人との付き合い方を間違った手段で解決しようとしていたことがメイン。自分のことすら知らないでいたと気づく成長物語であったとも言えましょう。
でも、下手すればイジメの対象になったり、引きこもりになったり、そんな危うさをも秘めながら、未来に向けて自己解決できたところは称賛に値するくらい。ま、男だったらもっとエッチなこととか、金儲けだとか、そっちの方向に進みそうだけど、繊細な乙女チックな方向に持っていく発想はすごいことです。
よく考えてみると、自分の世界に浸りたいために時間を止めることは誰もが持ち得る能力なんじゃないかとも思う。もう、世界は二人のために♪である(古っ)。他人のことなんてどうでもいい。愛の世界に埋没してもいい。そんなゲキ熱な恋愛が人生の一部にあることの方が自然だよ。そして、高3になってからは『あさがおと加瀬さん。』をリフレインすればいい・・・観る順番が逆だったなぁ。
百合ではない。
今一つ作品に入り込めなかったです。
これは個人的な好みなのですが、キャラクターの作画が荒いと言うか、線が細いと言うか・・・個人的に作画面がイマイチ好きになれませんでした。
これは監督の意図した作りで、風景ともマッチしたものだとは分かっているのですが・・スミマセン。
と、否定的な感想ですが、二人の女子高生が、真の友人を得られるまでをキチンと描いており、ストーリーに破綻はありません。
3分間だけ時間を止められる設定は、スリリングで好きです。
百合作品と捉える方もいるかもしれませんが、百合作品ではありませんので、観に行ってみて下さい。
思春期のゆれ動く気持ち
綺麗でまるみのある絵
かわいい声
とてもよかったです。
二人の少女の自尊感情を描いた作品
高校生なら気にするだろうな
と思うことに悩んでます。
歳を重ねれば気にしなくなる部分だけど、高校生ならあり得るね
かわいさに癒やされる作品
キュンキュン
原作漫画はストーリーが良く出来てて人物心情描写優れる学園百合ファンタジー、
OVAは尺が短くちょっと総集編の様になってしまったかも、
初見だと大幹が把握し難いかな、
でもキュンキュンする作品でした( ^ω^)
百合が大好きなので、公開前のCMを観て期待していた作品です。 感想...
百合が大好きなので、公開前のCMを観て期待していた作品です。
感想としては、百合だけど自分の求める百合ではなかった、という感じ。
最初の方の「時間を止める」というのはきっかけと分かるけれど、
わざわざ時間を止めてなくても、どっか2人になれる場所に行けば良いのでは?
とか、考えてしまったらいけませんね…。
他の方も仰ってますが、詰め込みすぎ感があったので、TVアニメでじっくり
観てみたかったです。
メインのお二人が歌う 「fragile」は、とても良かったです。
ノレなかった
同監督が昨年手掛けた「あさがおと加瀬さん」は尺のわりに展開がゆっくりでしたが、今回は逆に尺のわりに話を詰め込みすぎな印象でした。
モノローグやイメージ映像がやたら多いわりにはキャラの心情描写が雑で、キャラの言動がいちいち場当たり的かつ突飛に見えます。もちろん意図的にそうしている部分はあるのでしょうが、製作側の意図を遥かに越えて何もかもがいきなり過ぎるというか。
そのためキャラに感情移入しにくく、キスや下着での触れ合いまでしててもいわゆる「尊さ」を感じなかったです。
アニメーションのデキにもややムラがあり、終始キラキラしていた加瀬さんに比べると少々お粗末。
自分の居場所が云々というテーマも、内容に目新しさはないし、話が駆け足なせいでなんか知らん間にとりあえず解決した、みたいな印象でした。
オマケ冊子はしっかり尊かったです。
60分一本勝負
次の予定までちょうど良いタイミングだったので、特に前知識もなく鑑賞。
高校生なりの危うさのようなものが描かれています。百合っぽい内容と、大人にも共通の人間関係みたいなものもあるので、単純な青春映画ではないかと。ただ、笑えもしないし、泣きもしない、感動もしない。
ただ、映画館で60分弱で1800円払う価値は、、、。深夜アニメとかなら納得。
多分、監督か声優さんか、1部のファン向けなのかなぁと思った。
この規模で★3.5はできる限りの高評価のつもり
通常スクリーンで観賞。
しかも、スクリーンちっちゃかった。
この作品を映画配給しようとする試みに称賛。
期間限定でも仕方がないか。
上映映画館もことさら少なく、もし、はるばる遠方から見に来た人はどうなんだろう。
円盤でOVA作戦に絞った方がと考えなかったんだろうか。
なので、きっとターミネーターの何(十分)の一?の制作費?で★半分しか自分の評価が変わらないのは最大の賛辞のつもりです。
内容は一見百合ですね。でも、百合でないと描けない、あえて言うと百合とは別のことを描きたかったのかなと思いました。
集の中で個とは何なのかみたいな。
今の時代の何かまとまってしまったような若い方が多い事や、人と違った事をする事が悪の様な風潮を作った大人達に対して考えさせられるような?
人に合わせていれば楽なのか、苦痛なのか。
人に気づかれることのない3分間に本質があると?
その本質を理解しあえなくても、でも惹かれ合う二人、異性だと恋愛になってしまう為百合でないと、ということでしょうか?
ラストの方の教室内での3分後の二人のシーンは心に刺さりましたね。
こういう作品は好きですが、ただもう少し絵をキレイに(映画チラシのキービジュがすごくキレイ、位に)、階段降りる動作ぐらい自然に、描いてくれたらなーと思いました。クオリティをもう少し上げたら見違えるのにと感じます。
確かにEDのfragileは良かった。
とにかく後半厚みが出ましたね。
「あさがおと加瀬さん。」同様いい。
今年125本目。
Pyxisの伊藤美来は色々な役をやっていますが、声が可愛くて聴いていて癒されます。宮本侑芽さんは初めて聞きましたが、村上さんのクールな役にぴったりだと思います。
生きる上で大切な事を描いた作品。
冒頭でやられました。
百合をベースに2人の少女の心の成長を描いた作品
人間関係に悩む少女達の心に秘めた葛藤や苦しみをテーマにしていて、なかなかに見応えある映画でした。
3分間だけ時間を止められる少女が、ふと気になる少女のスカートの中を覗いた事がバレてしまってから始まる2人だけの秘密の時間。
惹かれ合う2人。次第に見えてくる自分の心。彼女の心。
ただ冒頭のスカートをめくってしまうまでの、彼女に対する興味が増していくところは、もう少し丁寧に描いて欲しかったなー。彼女に魅了されていく説得力を増すような描写がもう少し欲しかった
百合描写はちょうど良い。
「3分間だけ時間を止められたら何をしますか」
この言葉が作中でも終盤へのキーポイントになっていたのも良かった。
百合な雰囲気に抵抗がない人には、是非見てもらいたい作品でした。
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