劇場公開日 2019年11月22日

「ノレなかった」フラグタイム 克晴さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ノレなかった

2019年11月27日
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同監督が昨年手掛けた「あさがおと加瀬さん」は尺のわりに展開がゆっくりでしたが、今回は逆に尺のわりに話を詰め込みすぎな印象でした。

モノローグやイメージ映像がやたら多いわりにはキャラの心情描写が雑で、キャラの言動がいちいち場当たり的かつ突飛に見えます。もちろん意図的にそうしている部分はあるのでしょうが、製作側の意図を遥かに越えて何もかもがいきなり過ぎるというか。
そのためキャラに感情移入しにくく、キスや下着での触れ合いまでしててもいわゆる「尊さ」を感じなかったです。

アニメーションのデキにもややムラがあり、終始キラキラしていた加瀬さんに比べると少々お粗末。
自分の居場所が云々というテーマも、内容に目新しさはないし、話が駆け足なせいでなんか知らん間にとりあえず解決した、みたいな印象でした。

オマケ冊子はしっかり尊かったです。

克晴