糸のレビュー・感想・評価
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「糸」の2番目の歌詞を背景に、親友に裏切られた葵がシンガポールのホッカーセンターでくそ不味いカツ丼を食べながら泣き出すシーンが気に入った。小松菜奈の成長に★半分オマケ。
①涙腺が緩くなる歳なのでお約束の場面では必ずウルウルしてしまったが、それと映画の出来とはまた別物。②私にとって中島みゆきの「糸」とは、別々の人生を歩んで来たもう少し歳を重ねた男女が巡りあって結ばれる、というイメージ。私が書くとしたら幼なじみという設定にはしないとも思う。でもまあ、これはこれで悪くはない。③演出は可もなく不可もない。良く言えば素直、悪く言えばうま味がない。脚本も色々と平成の出来事を織り混ぜて(上っ面だけだけど)何とかまとめている点は評価したいが、もうひとつリアリティーに乏しい印象。漣の両親が全く出てこないのも話に幅が出てこない。現実感・生活感を損なっている。ここは、少し尺を長くするか、他の場面を削ってでも漣の両親を出すべきであったと思う。④驚いたのは小松菜奈の演技が巧いこと。『渇き』での鮮烈なデビューがまだ印象的だが、一本の映画を支えられるくらいの女優に成長している。一方、菅田将暉だが思った以上に光っていない。悪くはないが今までの菅田将暉の枠を出ていない。時々台詞に関西弁のイントネーションが出てくるのが微笑ましい。成田凌は主演でも助演でも光る好ましい役者になってきた。二階堂ふみも東北大震災で被災した心の傷をちょっとした台詞や仕草でそれとなく表現して上手い。⑤「糸」「ファイト」の使い方もなかなか良かったと思う。個人的には「二艘の舟」も使って欲しかったけれど、尺が長いし他の映画になりそうだもんね。⑥昭和から平成に変わった時は丁度シンガポールで駐在していたせれど、シンガポールも当時からすると随分変わったね。葵にネイリングをしてもらっているシンガポール女性の『昔は東京まで(してもらいに)行ったものなのに、今はそっちから来てくれるのね』という台詞が平成の日本を一番象徴していたかもね。(私が駐在していた頃はシンガポールにとって日本はアジアで一番繁栄していて憧れでもあり目標の国だったのが、今は逆転しているものね。)
感動するつもりで観て、ちゃんと感動した!
予告編から感動しないわけがないような構成でしたが、観賞しても大筋でほぼ予想どおりの展開で予告編で出しすぎなような気もしましたが、期待どおり感動できたから大したもの。
そこまで“糸”感はなかったようにも思えますが物語として面白かったから、そこはあえて考えませんw
適度な現実離れ感と臨場感が心地よくてもっと物語が続いて欲しかった。
震災のシーンが出てきましたが、2011年3月11日の日付がはじめに映されても、瞬間的に震災の日だと思えず(一応震災のシーンの前に気付きはしたものの)、自分自身驚いて、あきれました。二度と忘れません!!
いちばん成長した娘のゆいちゃん役の女の子が出演した時に、以前ドラマで病気の女の子の役した子だと思うけど何のドラマだったか思い出せずモヤモヤしてました(結局帰る時にやっと、“TWO WEEK”だと判明)ww
「感涙」
本来は4月24日公開でしたが4か月伸びたと言う事で、事前番組で情報をたっぷり見ましたがそれでもほとんど知らない場面で良かったです。
小ネタで竹原(成田凌)の結婚式で菅田将暉が小松菜奈と再会して話しかける所で、台本には「葵ちゃん」と呼ぶように書いていましたが、菅田と監督が話し合った結果「園田」と名字で呼んだ方がしっくり来るとなりました。結婚式での男女の微妙な関係を表していて好きな場面です。
4カ月で小ネタを仕入れてもまだまだ見所満載の作品でした。感涙。
悪くはなかったですが…
平成の名曲、昭和の歌姫(言い過ぎ?!)中島みゆきさんの『糸』をモチーフにした作品。
予習はしませんでしたがTSUTAYAで久しぶりCDを借りて『MyBest中島みゆき』CDを作って準備万端で臨んだくらいでしょうか。
率直な感想はタイトル通り。悪くはないんですが絶賛するほどの良さでもないような。同じ『糸』がモチーフ、トヨタホームの吉田羊さんと松岡茉優さん親子のCMシリーズの方が泣ける気が。
でも何回かは泣けました。
・シンガポールで葵(小松菜奈さん)がかつ丼を食べ「まずっ」って言いながら泣くシーン
・竹原(成田凌さん)がファイト!を歌うシーン
・こども食堂で葵が(やはり)食べながら泣くシーン
・漣(菅田将暉さん)の娘がお母さんの教え通り葵をぎゅっとしてあげるシーン
やはりいろいろ詰め込みすぎなのかなぁって感じました。
1クールのドラマ仕立てで時代とともに様々な出来事とあわせ予想外の展開や裏切りや悲しみ等々10回ぐらいの展開で綴れば高視聴率間違いないと思うのですが。
貫禄の域の主役 菅田将暉さんと小松菜奈さん、「脇ではもったいないね」の成田凌さんや榮倉奈々さん、さすがの倍賞美津子さん、二階堂ふみさん、高杉真宙さん、それぞれの役者さんたちは素晴らしい演技でさすがと思いましたが。特に成田凌さんと高杉真宙さん、とっても良かったです!
関係ありませんが永島敏行さん、おじいちゃん役なんですね。『サード』(ATGでしたっけ?)からウン十年たってるんですね~感慨深いです。
世界一のチーズを作りたい…『そらのレストラン』を思い出しました。(そういえば石崎ひゅーいさんも出てましたし、チーズ作りに挑む大泉洋さんと小松菜奈さんは別の映画でいい感じのお二人でしたよね!)
初恋を長年にわたって追いかける『弥生、三月 君を愛した30年』では成田凌さんがサッカー選手を目指してましたよね。色々な作品が頭のなかでごっちゃになってしまいそうです。
あと流れる歌は前面に出すよりも少し控えめで流す方がより沁みるんじゃないかとも思いました。いい映画だとは思うんですが…私としてはこのタイトルの感想、点数でした。
糸ってあるよねー
これはすごい!本当に感動!最後がまたいい!何度でも見たい!もどかしさもあり、涙も出るし、幸せな気持ちにもなる!素晴らしい時間を過ごすことができました!人と人には糸って必ずあるって信じたい!
映画はイマイチでしたが菅田将暉さんは好きになりました
中学時代の花火のシーンで自転車が宙を舞った時は駄作の気配がするぞ…と思いましたが、北海道の素敵な景色と主演2人の演技で巻き返しました。
残念だったのは、色々な出来事を詰め込み過ぎて一つ一つのストーリーに入り込めなかった点です。水島ファンドとか二階堂ふみさんのくだりとか沖縄とかチーズ大会とかレイカの裏切りとか…要らないのでは。余計な話はカットして2人の運命と榮倉奈々さんから娘へのメッセージなど重要なシーンに注力したほうがよかったのでは。ドラマだったらそれぞれ深堀りできてよかったかも。
良かった点は
・2人の演技
・小松菜奈さんの食べっぷり(カツ丼とか)
・泣いてる人がいたら抱きしめてあげてのメッセージ
・当然ですが曲(糸、ファイト)
とかですかね。
菅田将暉さんがあまり好きではなかったですが、この映画を観て好きになりました。小松菜奈さんは好きから大好きになりました笑
私の敵は私です
菅田将暉さんと二階堂ふみさんの演技が抜群の作品でした。
30年に及ぶ人の人生、それも複数人分描くとなるとやはり消化不良にならざるを得ない部分が多くありました。蓮と葵が2度目の再会を果たすシーンまでは特に、1人筒の感情の機微を描くというよりは説明になってしまう部分も多く、感情移入しきれませんでした。また、義父に背中を押されるシーンは、どんぐり投げすぎでは、、、と思ったり、食堂に来ていた葵を追いかけるシーンは、娘の扱い雑すぎでは、、など演出について気になる部分も多くありました。
しかし菅田将暉さんや二階堂ふみさんの演技はとてもリアルで、胸に刺さるものでした。ファイトを歌う成田凌さんとそれを聞いて感情を露わにする二階堂さんのシーンはとても印象的です。
最後に。石崎ひゅーいさんの出演シーンはおろか、歌唱シーンさえもかなり削られていて、少し悲しい気分になりました。笑
良い映画だったが1クールドラマ向きか
平成30年間を2時間の映画に仕上げてる為、どうしても各シーンの情景が短く、感情移入出来ずに次のシーンへ移ってしまう。
せっかくの物語の良さが伝わりづらくなっている感は否めない。
TBSが制作に絡んでいるようなので、世界の中心で、愛を叫ぶみたいに、映画→ドラマ化を希望する。
いずれにせよ、エンドロールでは、漣、葵共にハッピーエンドを迎えて個人的には良作と思える出来だった。
思ってた以上に素晴らしい作品だった!
メチャクチャ内容が濃い!!
これ1本で3作品観たようなお得感(笑)
観賞後の心地よい疲労感と満足感は本年度一番かも。
本作はキャスト全ての方々が主役。
どのシーンも素晴らしい。
平成の30年間を130分に濃縮した感じ。
菅田将暉さんや小松菜奈さんが平成元年生まれの設定。
このため時代が前後するけど何歳の出来事なのか解りやすい(笑)
ロケ地も北海道、東京、沖縄、シンガポールと広範囲な展開。
予告編で菅田将暉さんのセリフの滑舌が悪かったので観るのを悩んでいたけど、その滑舌の悪いシーンが本編ではメチャクチャ良かった(汗)
期待を裏切らないラストで大満足!
菅田将暉さんが歌う「糸」が素晴らしい。
成田凌さん。カラオケが予想外に上手かったです( ´∀`)
裏切られた
久しぶりにレビューします。
なかなかレビューしようっていう作品がない中、観終わった後も映画のシーンが離れません。
予告編を観ても、ただの恋愛ものだとなめてました。
公開映画が少ない中、観たい映画もないしあまり期待していませんでした。
蓮と葵の恋物語だけにとどまらず、亮太の「普通の生活がしたいだけなのに」っていうセリフや香の「泣いている人がいたら,抱きしめてあげなさい」っていうセリフよかったです。
葵がシンガポールで泣きながらかつ丼食べるシーンも、食べてるだけのシーンであれだけみせてくれたら十分です。
子ども食堂の食事シーンでも泣くシーンですが、「ここのご飯が一番おいしい」って言ったのはかつ丼のシーンとの対比でしょうか?
かつ丼まずいって言っていたような・・・
個人的には榮倉奈々がよかったです。
あの明るいキャラに重い映画の清涼剤をみました。
こんな人と家庭がもてたら、楽しいだろうなって勝手にイメージしてました。
エンディング、悪くなかったですけど香(榮倉奈々)を思うと少し心がもやっとしました。
もっとたくさん書きたいことあるんですけど、長文になりすぎるのでこの辺で・・・
久しぶりにレビューしたくなる作品でした。観てよかったです。
なんかほっこり
正直ストーリーは駆け抜けていってるせいで1つ1つが薄いのでそんなに感情移入しないし、何年も会ってないだろうにいきなりフェリー前で抱きしめるとか初恋美化しすぎだろという気がします。結婚してもずっと好きだったの?なんなの?と思いつつ、元々予告編でシーン出しすぎだ、だいたいわかる、と期待してなかったので落胆はしなかった。あと、ちょっと糸とか曲の使い方がいまいちでしたねぇ。。なじまない。。
というのは置いといて。
泣いてる人がいたら抱きしめてあげるのよの榮倉奈々のくだりからの子役ちゃんが素敵すぎ。最後の子ほんと好き。
斎藤工がエロかっこいい(いつもか)。
成田凌がファイト歌ってたーいつも名演技。
北海道、沖縄、シンガポール!マジ旅行行きたくなるー!
どんぐり投げて鼓舞するのは最初は好きじゃなかったけど、親子で積み重ねていくとなんか素敵に見えてきた。
平成の様々な災難を交えつつ、普通に幸せに生きることがどれだけ難しいことか、そんな中で出会った一つ一つの縁にはきっと意味があって、それを大切にしていきたいなと思いました。
というわけで本筋のところ以外がわりと好きでした。にしてもなんでこんな普通な役、菅田将暉にしたんだろう。
どこかで見たことのある作品。曲の使い方もくどいように感じられた。
どこかで見たことのある作品とおもっていると、春に公開された弥生・3月と似ていますね。
・1組の男女を通して、平成と言う時代を描く
・名曲が大きな意味をもつ(坂本九の「見上げてごらん夜の星を」と中島みゆきの「糸」)
・成田凌が大きな役で出演
感想としては、
〇30年にわたる2人の波乱万丈の人生を描くには2時間の尺は短すぎて、散漫な印象を受ける
〇名曲とはいえ、糸を何度も流すのはくどいと感じる
〇結婚して子供もいる大人なのに、初恋の人にそこまで囚われるか
〇エンドロールで新しい家族の姿を映していましたが、子供が新しく親となる人とどのように関係を築くか、新しい親として受け入れてもらうためにどのように取り組むか、本来は非常に複雑で難しい話を、聞き分けの良い素直な子としてあっさりのスルーしていましたね
決して悪くはないと思いますが、期待していたほどではなかったような・・・
葵ちゃんは強い子!
4ヶ月も公開が伸びてしまい
告知や予告をこれでもかってくらい見た上で
12日の先行上映会、からの初日舞台挨拶付き上映
ちゃんと楽しめるのか心配でしかなかったけど
1回目も涙。さらに2回目の方がボロ泣きでした。
私には特に葵ちゃんの運命との向き合い方がヤバかった
幼い頃はツラい生活をひたすら我慢して差し伸べられない手を求めるだけの受け身で弱い女の子から、自ら周りに手を差し伸べてあげられる強い女性になりたいと願う
何度も出会った人達から裏切られて捨てられても
自分を信じてくれる人もいるんだと、漣との何度かの再会を経て確信していったんだと思う
カツ丼を不味いと言いつつ頬張るシーン。
泣いてるんだけど凄く力強くて
平成時代の仕事でも男に負けない強くなった女性を上手く表現されてるな、と思う。
瀬々監督の女性へのリスペクトなんじゃないかな
と勝手に思っています。菊とギロチンでも思いました。
撮影時、菜奈ちゃんにまともに話しかけられない程
女性にシャイな監督さんだそうですがw
ディストラクション・ベイビーズの後
すぐに溺れるナイフで共演した菅田菜奈
当時はアレだけギャップのある作品を直後に観れると言う事で非常に興奮しました。
そして、その二作を経て今回の糸での共演は
ご本人達はもちろんそうだと思いますが、観てるだけの私でも本当に感慨深かったです。
人生って、本当に苦しくてツラい事ばかり。
産まれた瞬間から死に向かっていくだけ。
でも、考え方や自分の行動次第で、楽しくもなり
幸せな一生になる。と思う。
今の自分にはまだまだ満足出来ていないけど
これからも解れて切れてく糸を繋いで、繋いで、
いつか満ち足りた日が来る事を願いたくなりました。
舞台挨拶での菜奈ちゃん、
昨日の夜寝れなかった、と緊張してるのか両手でマイクをギュッと握って話す姿がマジで可愛すぎた(◍˃̶ᗜ˂̶◍)ノ"
糸
公開した初日に観ました
いい作品でした
北海道 東京 沖縄 シンガポール スケールが違う
周りのキャストも見慣れた
方がほとんどだったので満足出来ました
菅田将暉さんが出演される🎞は初めてでした
小松菜奈ちゃん出演される🎞は閉鎖病棟に引き続き
今回で2回目です とても可愛いですね。
最高のキャストで激ヤバの出来
小松菜奈ちゃんはどのシーンも100点満点の可憐さだし、菅田将暉くんも魅力的な表情がたくさん。
なのに、作りが酷すぎる…。
分かり易すぎてわざとらしい伏線、ぶつ切りの場面転換、なにも役割が与えられていない脇のキャスト達。
そしてとにかくクドイ演出。
すれ違いや心理描写、楽曲の使い方がとにかく下手で、ただただしつこい。
物凄い長尺に感じました。
キャストの魅力でなんとか持たせた感じです。。
中島みゆきゲー
自分は結構ご都合主義とか割り切って楽しめるタイプで音楽の入り方とか編集とかの批評もあまりよくわからないのでできません。
ただ中島みゆきの糸という曲に感動させられたって感じでした。改めていい曲だなと思いました。ファイトも。
倍賞さんが自分の祖母に似てておばあちゃん子の自分は最後の方なぜか死んでしまうのを想像して泣きそうになって糸が流れた瞬間少し泣いてしまいました。
自分が涙脆いのかもしれませんが多少感動する話なら糸が流れていれば泣いていたかもしれません笑。
ここから少しネタバレです
小松菜奈さんの大人になってからは大まかにいうと
斎藤工さんの話と高杉真宙さんらとの起業の話って感じ
で、これ片方だけを深くやってもよかったんじゃないかなと終わってから思いました。
あと馬場ふみかさんと成田凌さんが結婚する必要あったかなとも思いました。二階堂さんだけでよかったんでは
友人に誘われて一人では全く行く気はなかったので
その割には楽しめました
人は仕合わせと呼びます
運命の糸は時に絡まり、ほつれて切れたりもする。
でも毎日必死に生きていれば再び繋がり未来が開く。
2人の糸は運命だけではなく周囲の人々があって幸せや挫折を乗り越えて強くなる糸。
「人は出会うべき時に人と出会う」
シンプルだけど難しい💦
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