新解釈・三國志のレビュー・感想・評価
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歴史は女によって造られる、という解釈に納得しました。
西田敏行のカノッサの屈辱として冒頭に語られるように、あくまでこの大先生の解釈を映像化した作品。もちろんコメディです。コントです。深夜放送です。肩肘張らずに観るべき映画です。やっぱり映画の華は女優さんなんです。そして歴史っていうのは意外と単純で奥さんや村の美人や女人を追っていけば分かるんです。男は女の添え物なんです。おそらく出演者や制作人の男連中は奥さんに頭が上がらないはずなんです。男はみんな馬鹿なんです。だから優秀なお母さん、きちっとした女性がしっかり存在していたんです、という女性讃歌の作品なんです。男は顔が良くなっていくほど馬鹿(バカ正直)なっていくという設定には、リメイク版のゴーストバスターズじゃねえか、と笑ってしまいました。新型コロナのことも暗に語られていたのには表現者として時代に向き合った作品として心に響きました。
いいんじゃないかな?
こんな解釈もありだろ?
わざわざ「新解釈」なんて看板があるんだから。
俺はあまり三国志に詳しくはないけれど、一応史実通りにシナリオは進んでるように思える。
こんな事がありました。
歴史が伝えるのはそんなところだ。
それだって事実とは違う事だってありうる。
なのだから、こんな人でした。
も、有りなのだと思う。
作品としては間違えてないと思われる。
衣装も鎧も小道具もそれっぽい。
ロケ地も美術もシーンにマッチしてると思う。
あの教授の妄想なのだから、あんなもんで十分だ。
西田さんが、さすがの貫禄なのである。
この話のバックボーンは、あの胡散臭い教授なのだ。脳内で展開されるアレやコレや。
…何が起ころうと全部西田さんに帰結する。
面白いなぁと思って見てたのは、台詞の妙だ。
大泉氏やムロ氏には特にだけれど、脚本の縛りがあまり見えてこない。
「こんな事喋って」って注意書き程度な脚本なワケはないのだが、一言一句台本のままって事はないだろう。どっかのタイミングで出てきた生の声のように思うのだ。その生活感がありもしない新解釈に信憑性を付与していく。歴史の登場人物ではなく、そこにいる劉備玄徳、諸葛公明に嘘がないように見えてくる。
ロマンチックやイケメン等の言葉を発しても怯んではいけない。教授の語彙力の無さか、もしくは案外若い彼女がいるのかもしれない。
この「嘘がない」ってのは諸刃の剣ではあるのだけれど、作品的にはかなりな影響力だ。
俺は、説得されちゃった人だ。
まぁ、そうではない台詞が浮くってのが懸案事項ではあるのだが。
2人で話してるシーンなどは漫談を聞いてるようだった。どのような成り立ちであのシーンが出来上がるのか…ちょっと俺の頭では追いつかない。
もしそうだったとして驚愕すべきは、ちゃんと繋がってるって事だった。
1シーン1カットでカメラ8台くらいで回して、OKカットの抜きだけ撮ったりするんだろうか?
監督の持つビジョンに震える。
とにもかくにも俳優陣の自由度の高さが際立つ。
監督はどんな空気を現場に持ち込んだのだろう。
主演2人の功績はすこぶるデカい。
俳優陣と監督の信頼の深さをも感じてしまう。
一風変わった歴史ロマンの作品だった。
走った方向は明後日の方向なのかもしれないが、それこそ答え合わせはタイムマシーンでもなけりゃできない。つまりは、完全に肯定も出来ない代わりに、完全に否定も出来ないのだ。
時代劇は総じてSFなのだ。
ともすれば作中の解釈の何割かは偶然にも当たってるかもしれないのだ!
コメディ作品としても好きだと思えるのは、大泉氏の功績だと思われる。
いやー、達者だわっ!
そしてこのレビューを書きながらも西田敏行さんの胡散臭さにジワるw
無くてはならん肝心要のキャスティングだった。
おふざけ上等
レビューが酷すぎて、心して行きました。福田監督のだから悪ふざけ上等と思って観に行ったので、やっぱり、自分には面白かったです。
はじめから大泉洋がふざけっぱなし、
後半はムロツヨシ、相変わらず佐藤二郎と賀来賢人と、
橋本環奈。渡辺直美が、今約ネバも出ているし売れっ子さんですねー踊りもうまいしな、と観ていました。
おふざけが楽しいから観に行ってるし、
自分はおふざけ出来る大人はあれもひとつの才能だと思ってるので、また平和な世の中でなきゃ支持されないものだとも思うので、最高に幸せだなあと思えます。
ふざけた映画と思って行ったけどセットなんかは、キングダムばりにちゃんとしていたし、
ちゃんと戦闘シーンも少しだけど迫力があってカッコ良かった。
個人的に大泉洋さんは、この映画出るまで、真面目な人だなーと思っていたので、
今回福田組でやって、水を得た魚のようになり
紅白の司会なんかも弾けていて、おふざけの才能がより開花されたように思えます。
誰でも出来ることじゃないので、これからも頑張っていただいて楽しく幸せにしていただきたいと思います。
戦争は嫌いだ!って笑かしながら。
ちょっとごちゃごちゃしてる
良くも悪くも…
良くも悪くも福田雄一って感じです。
良い所はキャストの豪華さ、主題歌の福山雅治………ぐらいしか思いつきませんでした。
キャスト同士の掛け合い、セリフの間、魅せ方はさすがベテランな俳優さんだけあって面白いと思います。やはり、大泉さんやムロさんの言い回しはそれだけで面白いです。
でも、ほんとそれだけです。
三国志のパロディーと言えば聞こえはいいですが、いつもの福田雄一特有の「俺、面白いだろ」って言う自己満作品です。
彼の作品は原作があるといとも容易く改変し勝手にキャラを作り出してくるので、三国志なら大丈夫だろう…と思ったら相変わらずのふざけ具合でした。
とにかくしつこい。1つのネタに対して延々と同じボケを繰り返しくどすぎる。
その時間を減らせばもっと三国志の内容を詰めれたと思います。深夜ドラマのレベルです。コメディーにしても中途半端です。
新解釈って付ければ何やっても許されると思っているのか…。
監督が違う方ならもっといいコメディー映画になったでしょうね。
勇者ヨシヒコ的な
お笑いであり映画ではない
福田監督ファンにもオススメ出来ない
つまらない、出来が悪い、長い。
三國志のストーリーの中でも桃園の誓いから赤壁の戦いまでを一気に描くには、それなりにしっかりした脚本がないとそもそも難しい。そこに福田ギャグを入れ込んでコメディにしてるものだから、極めて内容が薄くなり、話がわかりづらくつまらない。もう少しピンポイントに焦点を当ててお話を作ればよかったのでは。
大泉洋のセンスと福田節が相性悪く感じた。福田作品の中では、役者のアドリブギャグに対してのツッコミキャラというのが際立つが、それを大泉にやらせている。これがそもそも合ってない。
三國志という壮大過ぎるお話の中で、福田ギャグを入れ込んでいくのがそもそも無理がある。内容としてもギャグ全振りにも出来ないし、史実を捻じ曲げるわけにも行かないからすべてが中途半端。ここはもしかしたら日テレの悪いところが出たのかもしれない。
CGも大してキレイじゃない。音も良くない。褒められる箇所が極めて少ない。というか無い。
とにかく間が悪く、テンポも悪い。その割には次の展開に進む流れが早過ぎて、三國志に詳しい人間から見てもどこからどこまで進んだのかがわかりづらくなっているし、三國志を知らない人間からすれば本当にわからない。
途中からは「早く終われ」と念じながら見ていた。早くも2021年ガッカリ映画のナンバーワン候補。
面白い。時々、難しい
酷すぎる
低評価の理由がよく分かった
長尺の深夜番組
こんな酷い映画ない
つまらない
下調べしないで行ったのが失敗でした。
三國志を馬鹿にし過ぎなのと無駄に豪華な俳優を使い捨てるところがまったく楽しめない。勇者ヨシヒコと今日俺のイメージが透けて見える。
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