劇場公開日 2021年8月13日 PROMOTION

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フリー・ガイ : 特集

2021年8月11日更新

クソヤバヒーロー「デッドプール」R・レイノルズ、
自分がゲームのモブキャラだと気づく&主役になろうと
勝手に立ち上がる…観客からも高評価連発、その理由は

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年に数本、物語と設定を聞いただけで「なにそれめちゃくちゃ面白そう」「絶対に観に行こ」となる映画がある。8月13日から公開される「フリー・ガイ」はまさにそんな一本だ。

とあるゲームの世界に生きる“モブキャラ(背景にいて、物語の本筋には絡んでこない脇役中の脇役)”が、突然「自分はモブキャラなのでは?」と気がつき、ゲームのルールを無視して勝手に動き始めて……。

主演は「デッドプール」などで人気を博すライアン・レイノルズ。「本作のことはあまり知らなかった」という、そこのあなた! これまでにない映画体験を味わえるので、おすすめですよ!

この特集では、本作のどこがどう面白いのか、そしてひと足先に観賞した観客の評価を詳述していく。


【予告編】主人公になりたい、すべての“ただの人”へ!

ゲームのモブキャラが突然気づく「俺、モブじゃね?」
そして主人公になろうとして…物語が最大の見どころ

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●あらすじ

ここはオンライン参加型のアクションゲーム「フリー・シティ」。ルール無用の暴力に塗れており、言ってみれば「グランド・セフト・オート」をほうふつさせるゲームだ。

このゲーム内で毎日毎日、強盗に襲われる日常を繰り返すモブキャラがいる。名はガイ、役割は銀行窓口係。しかし自分だけ不自由な「いい人」を演じることに、どこか疑問を感じている。

ある日、ついに彼は強盗に反撃してしまう。奪い取ったサングラスをなんとなしに掛けてみると、街中が「今まで見えなかったアイテム」や「ミッション」「なにかのパラメーターっぽい数値」で溢れていることに気がつき大興奮。そして街で出会ったイケてるプレイヤー・キャラクターの女性“モロトフ・ガール”から、この世界はオンラインアクションゲームであり、しかも自分はモブキャラだという衝撃の真実を知らされる。

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モブであることに不満のガイは、立場をわきまえずヒーローになろうと決意。モブキャラとしてプレイヤーの好き勝手な行動の餌食になっていたガイは、プログラムなんて無視して他のモブキャラを助けたり、悪党たちを叩きのめしたりしてレベルアップし、やがて“いい人”すぎるヒーローへと成長していく。

いいことをすることで急速にレベルアップしたガイの行動は現実世界でも話題となり、世界中の人々がゲームよりもガイを見守ることに。しかしこれをバグと見なしたゲーム開発者は、彼を消去し、フリー・シティをシャットダウンしようとする。ガイはゲームにプログラミングされた“限界”を乗り越えてフリー・シティを救い、真のヒーローになることができるのか――。


●目立ちまくりのいい加減ヒーロー「デッドプール」が、今度は地味なモブ(背景)キャラになるという面白さ

映画ファンにとって本作が面白い理由、そのひとつが主演を務めるライアン・レイノルズの存在だ。彼はマーベル・コミック原作の世界的ヒットシリーズ「デッドプール」で、タイトルロールであるデッドプール(通称:デップー)を演じていた。

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デップーは超いい加減で毒舌&軽口を叩きまくり、マーベル・コミックだけでなくあらゆる作品のキャラたちにウザ絡み(キティちゃんまで標的に)し、迷惑がられているという“型破りなアンチ・ヒーロー”。そんなデップーを演じていた主人公男・レイノルズ(「名探偵ピカチュウ」でピカチュウ役でもあった)が、今回は“ゲーム内のいい人すぎる超地味なモブキャラ”に扮するというギャップがとても興味深い。

しかもしかも、悪事を働くことが評価されるフリー・シティのなかで、ガイは横断歩道を渡ろうとするおばあちゃんを助けたり、銀行強盗をやっつけたり……善行をすることで主人公を目指すのだ。このように、本作には“逆”のモチーフが頻出。予想していた逆をつかれ、新鮮な驚きを感じつつ鑑賞を終えられる痛快な一作なのだ。


●アクション・コメディだけど、意外と感動する!?

予告編を観てもらえればよくわかるだろうが、本作はアクションとコメディ色が全面に押し出されている。監督は「ナイト ミュージアム」シリーズや、ヒュー・ジャックマン主演の感動作「リアル・スティール」などで知られるショーン・レビ。

興奮と笑いはもちろんだが、実は本作、映画業界内では「意外と感動しちゃう」と評判になっていたりする。“普通の人”だったガイが、世界を救うために立ち上がり、逆境や困難を乗り越え戦う姿が、観る者の感情を揺さぶって仕方ない――。


【観客評価は】試写会アンケ→驚異の満足度94%!
「最後まで面白い」「感動&共感」「心から応援した」

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映画.comでは読者を対象に試写会を実施し、本作に対する“評価”を聞いてきた。映画ファンが物語に何を感じたか? アクションやコメディ、映像をどう受け止めたのか? そして、本当に感動しちゃったのか? そのあたりにスポットを当てていこう。


●満足度、率直な感想は?

観客の満足度は、驚異の94%を記録! 弊社でも試写会を多く実施してきたが、ここまで高い満足度は非常に稀だ。率直な感想を聞くと、以下のようなコメントが飛び出してきた。

「とにかく最後まで面白かった!」(39歳・男性)

「テンポが良く、すべてのバランスがとれたとても良い映画」(25歳・女性)

「自分もあの世界のキャラと同じように思うので、とても共感できた」(22歳・男性)

「既成概念を壊す勇気を与えてくれる展開に感動した」(45歳・男性)

上映時間のほぼすべてで観客を楽しませ、そして心を動かしたことが伝わってくる。ちなみに、Twitter上の感想(#フリーガイ最高かよ から抜粋)では、「ライアン・レイノルズというだけで期待値は高めだったけど、やっぱりこの人面白い」「笑いと涙とサプライズに満ちている」「想像を遥かに上回る面白さだった」など、こちらでも絶賛が相次いでいた。

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●意外に感動するとの評判…実際はどうだった?

業界内での評判を確かめるべく、観客には「鑑賞前に期待していた要素」と、「鑑賞後に印象に残った要素」をそれぞれ質問。すると、やはり出てきたのは感動がにじむコメント、そしてキャラクターへの“共感の声”だった。

「鑑賞前:モブキャラがヒーローになるという“つかみ”が面白そう → 鑑賞後:『君の人生では、君が主人公だ』というセリフに共感した」(60歳・男性)

「鑑賞前:『トゥルーマン・ショー』のようだとストーリーに期待 → 鑑賞後:中心人物でなくても自分の輝ける場所を見つければよい!と共感した」(21歳・男性)

「鑑賞前:『デッドプール』が面白かったのでコメディに期待 → 鑑賞後:ガイを心から応援していた!」(26歳・女性)

モブキャラ=何者でもない普通の人だって、ヒーローになれる。ガイの姿は私たちの共感を呼び、勇気を与えてくれる……だからこそこの物語は、心を強く動かすのだろう。Twitterでも「まさか本作で涙腺が緩むなんて」「本当に2、3回泣いた」「頑張れ、モブ。自分も頑張る」など熱い感想が多く上がっていた。

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ほか、有名俳優のカメオ出演、アメコミファンならたまらないキャラクターや、誰もが知るあのアイテムなどが登場したり……サプライズがてんこ盛りの“オマージュ”要素にも、「観ていて楽しかった」との声が多く集まっていた。

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●ちなみに…映画.comスタッフはどう観た? 簡単にレビュー!

最後に、この試写会で観客と一緒になって鑑賞していた映画.comスタッフは、何を感じたのだろうか? サクッとレビューを掲載し、この特集記事を締めくくろう。


(スタッフKは語る…)「自分がモブキャラということに気づく」。そんな設定だけでも最高なのに、“その先”にまさかのとんでもないメッセージと感動があった。設定が良いだけじゃあなく、とても奥行きがあり、深い。脚本が秀逸すぎる超良質の作品……口をついて出るのは、自然と絶賛の言葉だけになるから不思議だ。

私が最も感銘を受けたメッセージ、それは「主役ではない“あなた”でも、“自分の人生”を生きられる」ということ。学校、部活、職場、社会……さまざまな場面で「自分は主役ではない」と感じたことがあるすべての人に、本作を観てもらいたい。私はこの物語に、「自分さえ望めば、あなたもきっと、人生を輝かせられる」と語りかけられているような気がして、不意に目頭が熱くなった。

そんな心をつかむ事柄を、“モブキャラ”を通じて表現してみせるセンスが抜群すぎる。そしてラブストーリーまで入っており、斬新でほとんど見たことも聞いたことがない恋愛がスクリーンで繰り広げられる……これも含めて脚本が本当に秀逸すぎる!

個人的には、2021年の洋画で暫定No.1。公開延期により1年も待たされ、上がりまくった“期待のハードル”を余裕で越えてきたからすごい。ライアン・レイノルズによる「デッドプール」に続く代表作、ここに堂々の誕生だ。

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