フリー・ガイのレビュー・感想・評価
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海の向こうに『レゴムービー』と『レディプレイヤー1』が見える
ガイに徹底して暴力を振るわせないところに気概を感じた。
常にデッドプールの延長線に立ち続けるライアン・レイノルズや事務所力(スタジオ力)を恥ずかしげもなく発揮させる小物の数々は潔がよくて嫌いではないが、少々お手軽に使いすぎなのでは?まぁ、品はないよね。
作中、プレイヤーたちのセリフに「モブキャラの事を考えたことがなかった」というのが何度かあったが、それを受けてプレイヤーたちに何か変化が起こるわけでもなく、
リアル世界の男女二人はリアル世界で幸せを見つけ、ラストのゲーム世界には二人はいない。
教訓めいた演説セリフもあったような気はするが、結局何が言いたかったのかがよく分からない。
「いつまでもゲームなんてしてるなよ」というユアストーリーだったのか?
人生への向き合い方を考えさせられる
面白いし、笑えるし、考えさせられる。
発想の面白さから出発した映画は好みなので、高めの評価にした。
全体的に飽きさせない展開なのは良いが、後半は脚本があらくてやや白けた。
特に恋愛がらみの話は雑すぎて付け足し感が出てしまったので、もうすこし丁寧にえがいてほしかった。
アイデアは面白いのだから、もっと設定に矛盾がないようにしてほしかった。
たとえば、プレイヤーを攻撃することでレベルアップできるのなら、なぜ他のプレイヤーはそれをやらないのか、とか、普通はプレイヤーキラーはきらわれるはずなのになぜガイは嫌われてないのかとか…。この映画を観てると「なぜ?」「おかしくない?」がたくさん出てきてストーリーに集中しにくい。
たとえば、プレイヤーキラーは禁止されていないが、仕掛けた方が圧倒的に不利になるのでほとんどのプレイヤーはやらないとか、理由はいくらでも考えられると思うが。
展開上一番あらいなあと思ったのは、ガイの活躍を世界中のプレイヤーたちが見守るところ。プレイヤーたちはガイが何のために戦っているのか分からず観てるということになるので、プレイヤーたちがガイを観ることにストーリー上の必然性がない。
まあストーリーのあらさはとにかく、やっぱりこの映画はいい映画で観てよかった。人生への向き合い方を考えさせられる。
現状を疑問視しなくてただ受け入れて楽しむ、というところから、勇気を出して一歩踏み出す、そして世の中の矛盾に直面して悩む、悩みの末にある種の悟りを得て、自分だけの確信をつかむ。人生が凝縮されている。
われわれはほんとうに自分自身の意思で生きているのか? ほんとうの「生」を生きているのか?つきつけられる。
ほんとうに生きることは、新しい挑戦への勇気、新しいものを作り出す創造、真実に向き合う誠実さが必要なのだと思う。
ハードルを上げすぎた。
モブキャラのライアン・レイノルズがゲームの設定から外れ操作プレイヤーに恋をしゲームの世界を救うというお話。レディープレイヤーの世界観にも似ており!本作のが仮想空間と現実世界の表現が上手かったといえるが、しかし話がトントン拍子に上手く進み過ぎてピンチらしいピンチも無く、そして!主人公のライアン・レイノルズのキャラクターに自分はあまり感情移入が出来なく期待してハードルを上げてた分、途中で展開も読めてしまい、どこかで見たようなよくある話と中だるみに飽きてしまった感はあった。然しながら最後らでMARVELのキャラクターの意外なアイテム等出てテンションは上がった。基本ファミリー向けで頭カラッポにして楽しめる作品っとなっているが!自分的にはあまり肌には合わない映画であった!
面白いストーリー
銀行の窓口係として強盗に襲われる毎日を繰り返していたガイは、ある女性との出会い、襲われる日常に疑問を抱きはじめ、ここがデジタルゲームの中の世界で、自分はそのモブキャラだと気づかされた。ガイはゲーム内の設定を無視し勝手に動き出したが、その裏ではプログラム制作者が盗作されてたためそれを奪い返すという内容も含む話
変わったストーリーで面白かった。
現実とゲームの中との境がわかりにくくて錯覚しながら楽しめた。
AIがええ愛作ります
アクションアドベンチャー
大ヒットゲームGTA(グランド・セフト・オート)が
確立した3Dで構成された街でなんでもありして
様々なミッションをクリアしていくゲーム
そのリアルな街はプレイヤー以外のリアルに再現された
人々が生活を再現することで実現しています
この映画はそんなゲーム「フリー・シティ」の
「モブ」が自分の存在を疑問に感じてプレイヤーに
恋をするというありえない事が起こります
プログラムなんだからそんなのありえないだろう
と思ってしまいますがそこには意外な秘密が
あったわけです
そのゲームの世界らしく日常の生活をモブが
送っているとヘリが墜落してきたりビルが爆発したり
勤め先の銀行で仕事してると2時間に1回
強盗が来ますが慣れたように対応してる
シーンなど非常にシュール
やや中盤の展開が退屈だったものの
終盤にはまたテンションが戻ってきて
意外なゲストキャラもちょっとだけ出てくるなど
目が離せない感じで終わっていきます
ゲーマーほど楽しめる作品だと思いますが
そうでない人にはどうなのかなぁと
少し思いますがモブの人生は同じパターンの暮らしを
繰り返す現代人の生活にも共通する部分があると思います
気楽に楽しめる娯楽作
その一言に尽きると思う
ある時にモブキャラである主人公ガイは自分のいる世界が
ゲームの世界である事を知るのだが...
ゲームの世界での出来事を可視化したような作品で
仮想空間を楽しめるのは面白い
ガイと他のモブキャラとの友情とか
他人に対してフェアである態度とか
そして恋愛など
人生に必要な色々な要素が提示されていて
若い子にはいい影響あるんじゃないだろうか?
私はいい歳したおじさんなので見慣れた感があるが
こうゆう映画って若い人達に必要なんじゃないかな?
私は気楽に楽しめたので
若い世代もそうある事を望みます
期待以上!!
めちゃくちゃ面白かった!
ゲーム好きだから面白そうだなーと思って軽い気持ちで観たら物語もちゃんとしててしっかり楽しめた。親フラ、モブキャラ殴っちゃうとことかゲームあるあるシーンのたび笑えた。
ラストは感動と切なさで泣きそうになりました(つД`)
とんとん拍子。脚本もうちょっと工夫できないもんかねぇ。
期待しすぎたかな~。あんま面白くなかった。
NPCが恋愛を通じて自分の意志を持ち始めるっていう設定自体、脚本の工夫のしようがないのかも。
でもNPC同士が「俺とお前の友情だけは、今この瞬間、この気持ちは俺たちにとっては現実だろ」っていうセリフにはグッと来た。生きてると悩みは尽きないけど、「過去でも未来でもなく、今この瞬間に集中すること」、「日々の中で幸せを噛みしめること」は大事だよな~と思った。
考えると深い
なんとなく、レディプレイヤー1のイメージなんだけと、少し違う。
モブキャラが、AIで意思を持つ。リアルの女性に恋をして、認めてもらう為に、助けるために活躍する。
ただ、ブルーの最後の聞き分けの良さは、なんだろう。なぜリアルの恋敵を助けるんだろう。
そもそも意思を獲得したAIモブキャラ達は、なぜ皆良い人なんだろう。悪い教科書も一杯あるのに。
そういえば、我々が住むこの世界が、作られた世界(ゲーム)の中で無い保証もないな。ループとか、マトリックスとかでもあったように。
色々思うところもありますが、まぁこれはこれで面白かった。
背景と化すな!自由心忘れずに!
Dolbyシネマにて鑑賞。久しぶりの大作を見た感じで非常にワクワクした気持ちで劇場を後にする事ができた。
R.レイノルズ演じるモブキャラのガイはゲームの中に生きる世界の一つのキャラ。このゲームはいわゆるオープンワールドのバトルロワイヤル的なゲームでいいのかな。あまりゲームに詳しくなくてもすんなりこの作品の世界観には入れる。
ガイは人工知能を持つ事によってゲームの世界で最強人気キャラへと成長し、そして現実世界ではこのゲームの利権を巡った争いが起きてる救世主となるストーリーだ。モブからヒーローへとまさにアメリカンドリームを掴む象徴のようなキャラとなりその描き方が非常にうまい。
このガイのキャラも変わりない毎日を続け、誰も気にもかけない世界の背景の一部と化してる姿はどこか社会風刺にも思える。
変わりない日常は安定は得られるがやはり退屈で成長もなく非常に勿体ない。
ガイの様に自由を求め果敢に動く姿はなんだか刺激を受けたりもした。
とはいっても基本的にはお祭りムービー。終盤にはキャップの盾からのクリスエバンスのカメオ出演やハルクの腕、ライトセーバーが出てきたりとMCU、スターウォーズを抱える親会社ディズニーができるからこそのパロディシーン。
ドンちゃん騒ぎをしても最後はハートフルな展開に持っていくあたりもディズニーの良さが出ていたなと個人的には高評価。
とても楽しい作品であった。直近で見た作品の中では一番楽しくそして心躍る作品であった。
ここ最近は大作公開が続き、フリーガイに関してはIMAX含めた大箱の取り扱い劇場が少ない中Tジョイグループには感謝!
Dolbyシネマの良さとマッチした作品であった為楽しさがさらに増す事ができたと思う。
いい話ではあるがちょっと物足りない。
プロットとしてはよくあるパターンなので目新しさはありませんが、「オープンワールドゲームのモブキャラが…」というのが新しい、というか最初にやったもの勝ちのネタですね。
ライアン・レイノルズのモブ演技がアクションにも反映していて、当初のたどたどしいアクションがレベルアップしていく辺りは見ていて楽しいですし、クライマックス周辺の映画ネタの小ネタもクスッとできます。
しかし、ストーリー的には大体想像通りの展開のままラストまで行くので、ちょっと物足りません。いい話ですし言いたいこともわかるんですが「おお、これは!」というものがないのが残念なところ。
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ここからネタバレ
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根幹のオンラインオープンワールドゲームの部分が、わかりやすくするためかいろいろリアリティに欠けるのが個人的なマイナスポイント。
・主人公(現実の方)サイドの男の方、ゲームの運用部門ぽいけどポジションがイマイチわからん。閑職に廻されてるみたいな話があったけど家、豪華だし。あと、ゲーム運用が出世するとプログラマーになるの? どんな会社?
・主人公(現実の方)サイドが探しているある証拠が、隠されているとはいえ丸々そのまま残っているって雑過ぎる。主人公(現実の方)サイドの男の方は社内でソースコードに当たれそうなポジションっぽいので調べられるんじゃない? まあソースコードの流用とかわかりにくいからそういう表現になったんでしょうけど。
・一般的なニュースネタになったり、全世界的に人気があるという設定のゲームなのに、続編をリリースしたら即終了というタイムリミット。実際にやったらえらいことになりますよ?
・サービス中にサーバ再起動とか落とすとか軽くやり過ぎ。落とす方法がマスターキーというは笑うしかない。せめて電源落とせと。
・社長いい加減過ぎて(タイカ・ワイティティがいい演技)この会社よくここまでやってこたなーと…。
ああ、いかん、文句が多くなってしまった。この辺は仕事柄気になっただけなので、映画を楽しむ分には別に気にしなくていいところです。
【 ”毎日毎日同じ事の繰り返しで、生きてる感じがしないんだよ!”Byファンク兄弟&モブキャラの人達・・。”♬生きてるって何だろ、生きてるってなーに?♬】
- オンラインゲーム世界のモブキャラクター、ガイ(ライアン・レイノルズ)が、ゲーム内で美女に恋心を抱き、プログラムにない動きをし、ゲーマー達のヒーローになって行く。
だが、そのオンラインゲームを開発した男はある疚しい秘密を持っていた・・。-
◆感想
・ゲーム”フリー・シティ”のモブキャラのガイが、毎日ほぼ同じ生活を明るく過ごす姿の背景に流れる、トムトムクラブの”Genius of Love"のカヴァーヴァージョンが印象的な序盤。
・そんな、ガイがある日、”フリー・シティ”のモロトフ・ガールに恋をして・・。
ー ゲーマーとゲーム内のキャラ設定の関係性が、何となく「レディ・プレイヤー1」を彷彿とさせる。影響受けてるよね!!。ー
・現実世界では、ゲームソフト”フリー・シティ”開発絡みで、ゲーム開発会社アントワン(タイカ・ワイティティ)とモロトフ・ガールのプレイヤー、ミリー(ジョディ・カマー)はソフト開発の際に、アントワンにソフトのキーをパクられた・・、と揉めている。
ー アントワンの元で働くミリーのゲーム開発の元相棒キーズ(ジョー・キーリー)や同僚との関係性や、ゲーム内世界との関係性をもう少し、キチンと描いて欲しかったかな・・。ー
<設定は面白く、特に”フリー・シティ”の描き方は、ナカナカ良かったのだが、現実世界で生きる登場人物の感情の描き込みを、もう少ししっかりとやって欲しかったかな・・。>
人生は自らの手で切り開く!
物語はゲームの世界と現実の世界、ゲーム会社のプログラマー達や会社のオーナー、プレイヤー達のリアルな現実が見事にシンクロし、私たちの想像を超えるアドベンチャーアクションへと仕上がっている。
ゲームに関しては全く無知のため最初は理解するのに時間がかかったものの中盤から俄然面白くなってくる。
ガイとバディの強い絆、モロトフ・ガールへの叶わぬ恋には切なくてちょっぴり泣ける。
そして最後のキーズのミリーへの愛の告白、“キュン”どころか痺れちゃう!!あの演出はズルいよ。笑
私たちも“自分の人生ってこんなもんだ”と半ば諦めモードだったり、毎日のルーティンないし、カフェで頼むメニューは同じだったりと、ゲームの世界のモブキャラ達と大して変わらないんだよね。毎日のちょっとしたことを変えるだけで新たな発見があるのかも。人生の主役はいつでも自分自身!
自我に目覚めたモブキャラ
まあモブキャラというかAIなんだけど、こういう自我に目覚めるストーリーだと、大体が人間を滅ぼす存在に進んでいくよね
2001年宇宙の旅、猿の惑星、ターミネーター等…
チャッピーもそうかな…
だけど背景の一つであったモブキャラが自我に目覚め、喜怒哀楽も愛も知り、別れを知った上で製作者すら恋に落とすスーパーヒーローになっていく
なにこれ?ってくらいスーパーヒーロー
それが長年言えなかったラブレターとか、身悶えしちゃうくらいのラブストーリー
キャプテンアメリカとハルクもチョイ役だけど出てくるし、甘ったるいし、アクションも豊富だし笑えるし、で最高の映画
Have a Great Day!
去年公開される予定だった本作、コロ助の影響をモロに受けて、一年越しの公開!前日から高揚していて、眠れませんでした。
率直に言うと超面白かったです!ゲームという舞台を題材にした作品の中では過去1に楽しかったです。
ライアン・レイノルズ演じるガイは銀行員というゲームでは真っ先に襲われそうな現場にいる彼ですが、そんなこと気にせずに明るく楽しく楽観的に生活しています。ゲームとしては普通の人が普通に生活をしているだけなのですが、現実世界のていで見ているのもあって、ガイ含めモブのキャラたちが全員異常に見えてくるのが不思議でした。テンション高めなのもあって序盤から面白さを連射してきてくれました。
普段通りの日々にグラサン族(プレイヤー)の女性、モロトフ・ガールと出会います。普段自分たちがしているゲームならちょっとした声かけくらいはNPCがしてきますが、一目惚れして後を追いかけてくるNPCなんて前代未聞です。で、追ってる最中に電車に轢かれて消滅…
というわけではなくコンティニューし、いつも通りの朝を迎えます。作中でもプレイヤーが言っていましたが、モブキャラのことは基本的に何も考えず、殴ったり轢いたりなどをしていました。もうそういうものだと勝手に頭に刷り込まれていて、それが楽しいと思っていたのも事実です。ただ、ガイは意思を持っているのでプレイヤーを返り討ちにするという面白展開が待ち受けています。NPCが意思を持ったら…をうまいこと描いているなと思いました。サングラスを身につけた世界に驚くガイがかわいいです。
レベル上げをするなら大抵のプレイヤーやゲームは何かを倒すなどしてレベル上げをしますが、ガイは良いことをしてレベルを上げるという超善人振りを見せます。しかも嫌味なんてなく、心の底から良いことをして、モロトフ・ガールを振り向かせようとする真摯な姿勢に心打たれます。
なんやかんやでレベル100の大台を突破したガイですが、ここで現実サイドの物語も大きく動きます。タイカ・ワイティティ演じるアントワンがガイの奇想天外な動きに着目し、フリーシティ2の作品内にガイ強化版を投入しようとします。続編を別物に仕上げようとする感じはなんだか続編ばかり出していたディズニー社へのある種のメタ的な描き方だなと思いました。
ガイが生きている世界は虚構の世界だとモロトフ・ガールから教えられた際には、絶望に明け暮れたガイがおり、それと同時にフリーシティのデータごとオフラインにしてしまいます。この時にガイはすでに人気者、日本でも真似をする人が出るほどの大人気ぷりです。これらを無視して、強制的アップデートを図るアントワンの様子はソシャゲの無駄なアップデートにも重なるなと思ってしまいました。
しかし、ジョー・キーリー演じるキーズが元のデータを残していたので、フリーシティのデータ自体は残っていましたが、ガイが奮戦した記憶はどこかへいってしまいました。それでも諦めずに記憶の復活を求めたモロトフ・ガールの行動がキーとなり、ガイの記憶は元通りになります。そこでガイは演説を行い、自由を説きます。差別からの解放という現代でも重要なテーマを重くならずに、普段ガイが行なっているような喋りで人々を鼓舞します。
ここからが最終決戦、虚構VS現実の戦いが始まります。ガイとモロトフ・ガールは海の向こう側(ゲームの新たなステージ)へと向かい車を走らせます。その最中に起動した街の建物が迫り来るアクションが起きますが、キーズも対抗し、空へと繋がる道を作り上げます。そこまで長くないシーンでしたが、ひたすらに目に焼き付くようなカーアクション、崩壊シーンでした。
その先に進むと、海の向こう側へと続く橋ができていましたが、ゲームをリセットし、プレイヤーは消されてしまいます。幸い、ガイはゲームの住人のために消されるずに、バディとも再開します。しかしここで張られていた伏線、フリーシティ2での実装予定のガイ強化版「DUDE」が立ちはだかります。誰かと思ったらまさかのムキムキレイノルズなので思わず笑ってしまいました。しかし圧倒的パワーで、ガイとバディをボコボコにしていきますが、ガイがサングラスを装着し、まさかのキャップの盾、ハルクの腕、ライトセーバーと、20世紀スタジオがディズニーに買収されたからこそできた荒技にはもう感服してしまいました。デッドプールの前日譚じゃないか?と思ってしまうくらいにやりたい放題っぷりです。そこから再び苦戦しますが、DUDEにサングラスをかけたら、DUDEもフリーシティの中身を知り、キラキラしたものに興奮してどこかへ行ってしまいます。ムキムキがステップする姿がとても愛おしかったです。
そこから2人で橋の向こうまで行こうとしますが、バディとは道半ばで別れてしまいます。それでもガイは全力で橋の向こうまで駆け抜け、新たな世界へと行くことに成功しました。
現実でも、アントワンの暴走をモロトフ・ガール/エミーが阻止し、フリーシティのモブという要素を戻し、フリーシティ2以降の続編の権利をアントワンに引き渡す形でひとつの訴訟は終わります。
それから、フリーライフというモブキャラを眺めるという発想の転換で新たなゲームを開発し、ガイもそこの住人になっていました。アントワンは自滅しました笑
ガイというキャラクターはキーズが伝えたかったメッセージというものであり、キーズの気持ちに気づいたエミーがキーズの元へと走り、ハッピーエンドを迎えます。時を同じくして、ガイはDUDEと街を歩き、バディを失ったことに悲観していましたが(その横でプログラムを設計されてないDUDEが叫びまくってるのも面白い)、バディも無事にフリーライフの世界へやってきており、こちらも再開し、ハッピーエンドを迎えました。
115分という時間に濃密に詰め込まれた生き方の自由さを説いてくれた作品でした。それだけでなく、視覚的な楽しさも素晴らしく、とても楽しい作品でした。フリーガイに幸あれ!
鑑賞日 8/13
鑑賞時間 10:45〜12:50
座席 J-9
ディズニー傘下ならではの展開
ゲームの世界の中のモブキャラが意思?を持ち始め型にはまらない行動を起こしていく物語。
いやあ、設定や世界観が凄いし、特撮も凄い。
予告編だけの情報で、あまり詳しく理解しないで鑑賞したから、最初はわけ分からんかったが、すぐにそういうことか。となってくる。
モロトフガールのおねーさんはなんか艶っぽいし、同一人物のミリーとは、ちょい雰囲気違ったわな。
ラストは、20世紀映画が、ディズニー傘下になってこそのパロディで楽しませてくれた。
しかし、やっぱりスターウォーズのテーマ曲には痺れるわな。
ゲーム内のモブキャラが自我を持つという最強の「つかみ」を持った真っ直ぐな映画
制作まで兼任したライアン・レイノルズが言いたかった事は誰の心にも刺さるシンプルで普遍的なテーマ。
他人が作った価値観が主流の世の中ではあるが、あくまでも自分の人生は自分が主役であり、自分の隣にいる人は自分にとっては脇役かもしれないが、その人の人生では主役であるということ。
より簡単な言い方をすれば「他者へのリスペクト」あたりだろうか。
ガイの親友の警備員やコーヒーショップの売り子が白人ではないというところもこのテーマの大事な部分で、彼らがガイの行動を見て自分も意思を持って動いてみよう(実際はAIの影響だが)と思い始めるところが面白い。
映画自体はライアン・レイノルズ十八番のハンサムだがやや寄り目がちでどこかコミカルな役どころというのが十二分に発揮された、いかにピンチであろうが笑って見ていられる映画で、アベンジャーズのパロディでクリス・エバンズがカメオ出演するなど決して道徳的なものだけに徹しておらず大人でも楽しく鑑賞する事ができた。
個人的には日本人レポーター役で野村祐人が出演していることに気付き、驚きつつもほんの少しだけ感動してしまった。
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