フリー・ガイのレビュー・感想・評価
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王道でかつ鉄板の大衆映画
単純に予告編やキャッチコピーが面白そうだったので観劇。
こういう映画はたまに見るけど、びっくりするくらいテンポがよく見ていてあっという間に2時間過ぎてしまった。
アバターとかレディプレイヤー1のテイストなんだけど、そういう映画のブラッシュアップがされているようにも感じる。
ただ、個人的にどちらもキャラが3D的な表現すぎてあまり好きではないのもあり、今作は登場人物が実写を使っているためにとても親近感が湧いて、それが逆にゲームの中の違和感ともマッチしてギャップが出せていたように思う。
アクションシーン中はカメラワークもよく動くために躍動感もあり、BGMがほぼ絶えず流れていて全体的に空きを与えないようにしていて、音や映像での密度が高い。
パロディも多く、個人的にはわかりやすいパロもあるが、某偉大な映画監督のカメラワークもパロっていたのが「ディズニーやってるなぁ」と複雑な思いが。
また、ディズニーだから出来るコラボもやっていたんだが、それは流石にずるいよ……
有名な、もしくは話題作を見てもいいけど、こう言う王道でかつ鉄板の作品を見るのも悪くない。
久々に何も考えずに誰にでも勧められる作品に出会えたと思う。
数少ないマイナス要素は、この作品はAtmos作品なのに、どこもフリー・ガイをそのスクリーンで公開していないこと。
また、この映画があまりにマイナーなのか全然大きなスクリーンで公開されていないこと。
絶対大画面で家族みんなで見るやつなのに……
それとも、見に行ったタイミングが遅すぎてそこから外されたのか。
どちらにしても、やはり気になった作品は1週間以内に見に行くべきだとも思った。
笑ってジーンときて爽快な誰も死なないコメディアクションの快作
去年予告を見た時から楽しみしていて、公開予定から1年延期されやっとみることができた。
期待以上の作品で大満足。
ゲーム内ではバッタバッタアバターが死ぬけどリアルでは誰も死なないアクションも気に入った。(アバターはゲーム内で死んでもリボーンできる)
ディズニーに買収された20世紀フォックスがパロディーやイースターエッグに出すネタはブロックバスターものばかりで目を見張る。
個人的には、元20世紀フォックス映画のあの武器やあのテーマ曲が盛大に使われていて驚いたと共に爆笑。
この映画、シリアスものではなくコメディだというところも楽しさのポイント。
ネタ元ゲームはあまり知らないけど、世界観は理解できるのであの世界のモブキャラに意志があるとあんな感じの日常感覚かのかもと納得。
深読みすれば、紛争地域などでは、洒落にならないきつい日常であり、当然一回死ねばおしまい。
紛争地域じゃなくても当然一回死んだら終わりだし、お気楽に過ごしすぎると破産の危機があり。
あまり努力しなくとも役割を与えられ幸福感があり、死んでも朝目覚めるところから再スタートして生きていけるゲーム内モブキャラの世界はファンタジーとして面白いしある意味パラダイス。(当然そんな共産国みたいな生活はやだけど)
ある意味斬新な内容でモブキャラという脇役に着目したところも面白い点。
物語運びにリアリティーがあって無理なく大ごとに発展するのもいい。
いやーストーリーテリングうまいなー。
もちろん映像や役者の妙技も相まって褒めるところだらけの快作である。
よく比べられるのが、レディー・プレイヤー・ワン。
あっちは、逆に現実の貧困層である意味その他大勢のモブキャラとも取れる主人公が謎を解き明かし仲間と共に巨悪との戦いに立ち上がるさまが見応えあった。ゲーム世界のスケールも凄かったし様々なポップカルチャーが登場してて楽しめた。
パート2があるとすれば、本当の自由に目覚め、現実世界の人と協力して実体化を目指す?
しかし、現実世界の厳しさを知り元の世界に戻りたくなるけど、強く生きることを選ぶ人間賛歌かw(ちょっとラスト・アクション・ヒーロー的要素入り)
多分この映画のゲーム内モブキャラを人間として見てしまうと終始微妙に感じてしまうでしょう。
ゲーム内にはゲーム内の幸せがあります。
通勤シャツのヒーロー
ゲーム内の一風景にも等しいモブ自体が目覚めて進化を始める設定は、かなり斬新だと思いました。こんな時は「実は彼はモブじゃなかった」と言う種明かしがあるのに、ガイは正真正銘のモブキャラ。
モブは自意識や上昇志向とは無縁であり、普通覚醒するのはゲーマー、もしくはそのアバターが基本かなと。
ガイが火を吹く銃身をしみじみ眺めるシーンでは、もうすっかり、この変身ストーリーに取り込まれていました。
モブであっても勇者であっても、ガイはひた向きにジミに活躍を続ける。これはつまり、やり慣れたやり方で進もうぜ! と言う、作品からのメッセージなのでしょうね。
ガイは通勤シャツをずっと着ていたし。
制作者が身近にいる女性に向けた恋心を、キャラに込めてしまうところは、妙に現実味を感じました。
橋の遥か向こうに見えた風景がシュールで美しかったです。ヴァーチャルゲームにしろ、ボードゲームにしろ、ゲームの終わりは常に味わっているけれど、涯は見たことがない。ゲーム世界の外にゲーマーとして、一歩足を踏み出したら、どうなるんだろうと言う、不思議な感覚に包まれました。
エンターテイメント性とメッセージ性のバランスが絶妙
トゥルーマン・ショー+レディプレイヤーワンって感じの世界観の映画。映画の世界がゲーム、ゲームやマーベル作品の小ネタがあるあたりが「レディプレイヤーワン」と似ている気がするが、レディプレイヤーワンよりストーリーやメッセージ性が濃くて個人的にはこちらの方がいい作品だと思った(というかレディ〜はストーリー性皆無の単なるお祭り映画)フリーシティというグランド・セフト・オートみたいなプレイヤーが犯罪だろうが何だろうがやりたい放題なゲームの中にいるモブキャラである主人公が大立ち回りの大活躍。という単なるエンターテインメント作品と思いきや、エンタメ要素を残しつつ、毎日同じ事を繰り返している、まるでモブキャラのような人生を送っている人、周りから見たら脇役で終わってる人も変われるさ!などというメッセージ性も色濃く残してある良作
辛めの点数になってしまった。
期待が高かったせいかあまり楽しめなかった。
たぶん1番の理由はこういったゲームをしないので、笑うポイントが分からなかったからかなぁ?と思う。
ゲームの中とはいえ、人が殺されたり大事故に遭ったりするシーンはどうしても驚きの方が勝ってしまう。
(胸筋撫でてるとこだけは意味分からんけど良かった!)
あとストーリーもディズニー!ってオチになってて、言いたい事は分かるけど、なんかつまんなかった。
製作陣からはこういうゲームが大好きだ!と言うのは伝わってきた。だから
「このゲーム楽しいでしょ!面白いでしょ!笑えるでしょ!」
ってネタを思う存分たたみ掛けて、そのまま突っ走ってくれた方がよっぽど観てて気持ち良かったと思える。
流石にラスト全部壊しちゃうのはやり過ぎだし、なんか気の毒だった。ディズニーさんお得意の「どんな時も愛と平和でしょーが!」って信念がこの作品を壊したように感じた。
何が良いとか悪いと言いたくないけどさ。
ただ、ゲーム素人の自分から見ても
キーズ達のゲームつまんなそぉ。
というのは分かる!
ただ、部分部分で上がるポイントはあったし、一概にダメとも言い難い。
まとめ
コメディ映画なのにほぼ笑えなかった -1
期待を大きく下回った -1
なんとなく -1
5-3=星2
よくあるネタながら練り込みの勝利
ゲーム内のキャラが自我を持つ、というのは昔から結構定番のネタですが、本作はそのお約束を踏襲しつつ、なかなか丁寧に設定や脚本が練られていて、お気楽に楽しめつつもちょっとホロリと出来る良作でした。
ディズニーがあれこれ買いまくったからこそ実現出来た数々のカメオやネタにも注目。
バーチャル世界設定でも独自の色を出す作品
正直、ハリウッドもバーチャル世界ものの作品が一挙に造られすぎてマンネリ感が出始めているのだが、本作はそんな中でも独自の色を出しており感心できる内容だった。
まず主人公がモブみたいな奴ではなくてホントにモブのバーチャルキャラであり現実世界には存在しないこと。ゲームあるあるをコミカルに描くにあたり、これは正解といえる。変に脚色しなくていいからだ。
次にあえてバーチャル世界を現実に寄せていること。VRだとか意識をダイブだとかARだとか小難しい設定ではなく、単なるネトゲにしている。そのため、よりゲーム世界であることが強調され入り込みやすい。逆にいえばネトゲの知識がなければ意味の分からないギャグや皮肉になってしまうのだが、そこは下手に分かりやすくせずに分かる人間にだけ分かるようにしておりブレていない。製作がわの拘りなのだろう。
そしてなにより主人公のぱっとしない感じが徹底されていること。頑張ってお洒落してもシャツが変わっただけでほぼそのまま。変にかっこよくしないことでモブのバーチャルキャラが主役だという設定に歪みが出ないため、共感をそのままに安心して観ていられる。
ゲームの映画化やドラマ化が増えている昨今、あえてゲームはゲームとして描きつつ、メッセージ性のある作品に落とし込んでいる傑作コメディ。
コメディはこうでなきゃ
設定が最高!!
どうしてモブキャラが暴れるのかと思ったけど見て納得笑
多少強引に内容を引っ張っていってるところもありますが、コメディなので笑えるのであれば僕は全然満足しました!!
終盤のネタはライアン・レイノルズにめちゃめちゃツッコミ入れたかったです笑
最近笑ってない方にお勧め
軽い楽しい作品ということが、ライアン・レイノルズなら約束されていると思い鑑賞。予想以上に面白く思わず吹き出すシーンも。
変にセンチメンタルになったりちょっとシリアスなテイストなど感じることなく、考えさせられる事なく、ああ面白かった、と言える作品。こんなときだから、ただ笑うことも大切だと思うから、お勧めです。映画は娯楽ですから。
楽しい~♪
楽しい~♪
この映像といいナイトミュージアムといい、ショーン・レビ監督、ユニークな映画を作りますね。
ゲームのモブキャラが人工知能でゲームの中の世界で自我に目覚めるなんて、なんて楽しいアイデアなんでしょうか。
その設定を存分にいかしたストーリー展開が最高に面白かったですし、映像レベルも高い!
しかしほんとうにキャラクターたちが自我を持っているゲームがあったとしたら、めちゃ面白いでしょうね。
男は何時だって思春期
本作で感じたのは素敵なジュブナイル感
母親への愛と異性への恋
与えられた世界と自ら選ぶ世界
それらの間で揺れる少年の心を感じました
全てを選べるようになり
ガイの選んだ道が奪うのでは無く
相手を理解し与えるというのが
現実ともリンクして
間違いなくガイは彼等の子供なんだという
気持ちになりましたね〜
これはぜひ少年たちに見てもらいたいな
そして大人(特に男性)は心の中の思春期を
思い出す事でしょう!
ここからは初老のつぶやき
黒人にサングラスかけさせたかったら
そこは路地裏で延々とプロレスでしょ〜
あの局面で流れる歌!
「僕 高校教師のラルフヒンクリー」と
脳内でナレーションが流れましたよ!!
かつてあった世界を求める戦いで
ライトセーバーが出たとき
単にディズニー資本というよりも
ルーカスフィルムが作った元祖仮想現実
ハビタットを思い出しちゃった
ナイトミュージアムシリーズのショーン・レビ監督の最新作。 レビュー...
ナイトミュージアムシリーズのショーン・レビ監督の最新作。
レビューなどが良かったこともあり見に行ったけれど、たっぷり楽しめる作品だった。時間があっという間だった感じがする。
基本をコメディーに置きながらも、予想させない展開だったり、ちょっと自分に迫ってくるところだったりというエッセンスを上手に入れていき、飽きさせずに展開していくストーリーはとても好感が持てるものだった。
ゲームの世界と現実の世界であれば「レディ・プレイヤー」。あちらはスピルバーグが監督したこともあり、彼の作品が出てきたり、キングコング、そしてガンダムも出てきた。今回は、ディズニーに買収されたこともあり、マーベルやスターウォーズのモチーフが使われていたりするのは、楽しかった。
ラストの海の向こうに行こうとするシーンは、「トゥルーマンショウ」のオマージュにも見えた。
退屈せずに最後まで観ることが出来た。 面白かったと思う。 冒頭から...
退屈せずに最後まで観ることが出来た。
面白かったと思う。
冒頭から訳が分からず笑。
主役の男性が朝起きると、金魚に声を掛けて青いシャツを選ぶ。街に出ると強盗が起きたり、銃弾が飛び交っていたりする。
あれれ、ゲームの話かな?と整理した。
話が進んでいくと、男性は女性に恋をして、女性に好かれようと努力していく。このために街の悪党を倒してレベルを上げていくので、リアルな社会で男性はブルーシャツガイとして人気が出る。
やがて、ブルーシャツガイを操作している現実社会のユーザーは誰だ?ってなるんだけど、そんなユーザーは存在しなかった。ブルーシャツガイはゲーム自体が生み出したモブキャラだったのだ。元々はプログラム化されたモブキャラなので毎日同じ行動を取ってたんだけも、サングラスを掛けてから自我を持ってしまった。
この映画では、ブルーシャツガイの話とは別に、このゲームを運営している会社の社長と、このゲームのオリジナルを作成したエンジニアの男女の対立の話がある。このエンジニアは自分達が開発したゲームが盗まれたと主張している。
結果的にブルーシャツガイの活躍で、ゲーム会社の社長がゲームを盗んだことが明らかになって、どんでん返しを食らわすことになる。ハッピーエンドだ。
でも、ブルーシャツガイはゲームの中で生き続けるんだけど、恋人はできない。
残念ながらモブキャラとサラリーマンがダブって見えた。朝起きて出社し8時間働いたら帰宅する。また翌日も、、、
だから、この映画を観ながら、もっと自由に生きろと言われてる気がした。自由にと言っても結局、お金の問題があるから会社を辞められないし残念だ。
あと、映像の凄さ。これはいつも思うんだけど、ハリウッド映画の技術力には勝てそうもないね。
もう1つ言うと、会社社長はインド人ぽかった。後で調べたらジョジョラビットでヒトラーを演じてたタイカ・ワイティティとわかった。何が言いたいかと言うと、インド人凄いなってこと。タイカ・ワイティティはインド人では無いけどね。
笑えるし泣ける、美しいストーリーと映像
美しい映画でした。
特にデュードのくだりが最高でした。
ガイとデュードとの決着方法はこの映画のスタンスが表されたとても素晴らしいものでした。
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