北の橋

劇場公開日:

北の橋

解説

ヌーベルバーグの中心的人物として活躍したフランスの名匠ジャック・リベットが、ミゲル・デ・セルバンテスの小説「ドン・キホーテ」をモチーフに、パリの街で2人の女性が繰り広げる奇想天外な冒険を描いた作品。パリの街をバイクで走る少女バチストは、刑務所から出所したばかりの閉所恐怖症のテロリスト、マリーと出会う。マリーの恋人が持っていた謎の地図を手にした2人は、地図をすごろくに見立てて街中をめぐるうちに陰謀に巻き込まれていく。リベット監督作の常連ビュル・オジエとその実娘パスカル・オジエがマリーとバチストをそれぞれ演じ、「ベルトルッチの分身」のピエール・クレマンティ、「トリュフォーの思春期」のジャン=フランソワ・ステブナンが共演。

1981年製作/127分/フランス
原題または英題:Le Pont du Nord
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
劇場公開日:2022年4月8日

その他の公開日:1993年7月(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)1981 Les Films du Losange

映画レビュー

2.5摩訶不思議だが…

2022年10月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「ドン・キホーテ」をモチーフにしたらしく、確かにそれらしい場面(vsドラゴン遊具)は見られるものの、それ以外はパリの街中を彷徨う2人の女性を追いながらドラマを見せるかたちのジャック・リヴェット監督作。

自分が本作に付いていけなかったのかどうか分からないが、ノリ切れない映画だった。
悪くはないのだが…。

最初に不自然に思われたのが、出所したばかりの女性マリーが「閉所恐怖症のテロリスト」という設定が理解できず。
閉所恐怖症のため、パン屋の店内にも入れず、ホテルの部屋にも入れないから野宿みたいな毎晩を過ごしたりするが、「それじゃあ一体、刑務所に入っていた時はどうしていたの?」と考えてしまう。
こんなことを考えながら観たら、面白さは半減……(^^;

また、マリーが出会う若い女性バチストも、最初はバイクを乗り回していたが、盗んだヘッドホンを頭につけて、ポスターの眼を引き裂き、街中で空手の練習らしきことをして……と、これまた変な女。

こうした変な女2人が、パリ市街の地図を使って双六をしながら、巡り歩く物語。
マリーは時々、一味のうちの恋人らしき男と会って連絡とりあったりして怪しい雰囲気を醸し出すのだが、この怪しい雰囲気が長続きせず……、なんだかもったいない感を抱く。

本作で見られる『影武者』宣伝素材が格好良く、映画館の前に掲示される『囚われの女』はフランス映画らしさが好感持てる。

個人的には、やはり『セリーヌとジュリーは舟でゆく』のような摩訶不思議な映画だが傑作、という作品を観た後に本作を観てしまうと、やはり魔訶不思議ではあるが物足りなさを感じてしまう残念な映画に見えてしまった。

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たいちぃ

5.0不快な音、かわいい声

2022年4月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

※星取りは苦手。何か書きたくさせた時点で☆5つ!

若者で溢れた劇場を見て、
「あなたの見慣れた
手筈の整った映画のようには
いかないかもしれない。
あなたの観たいように観せて
くれない映画かもしれない。
その時は思いっきり、
わかりにくいんだよー!
と叫んで大丈夫なんだからね」
と誰に言うでもなく
心の中で呟いてた笑

バチストの不快な態度のときに、
不快な音が増幅して
不快さが増した。
あれはある種、
こちらの戦闘意欲?を削ぐな…
もういいよ、観ててやるよ、
て観念させられた笑
そして、
それに反してバチストの声が
とびきりかわいいのが調子狂う

つらい筋トレの後のような
爽快さを抱いて帰路についた

あの白いバイクはどうした?
え、蜘蛛の巣張れる道具ってなに?
ドラゴン、火ぃ吐いてるしー!
めっちゃいいー!

スマホのない世界の「約束」が
脆弱なようで確実で
誠実に映った

#ジャックリヴェット #北の橋 #lepontdunord #JacquesRivette

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夜明けの花

4.0カラテ

2022年4月17日
iPhoneアプリから投稿

習いたくな…らないな
帰り沢山思い出し笑いしながら帰ったのでマスクがあって良かった。

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m m

2.5すごい。訳がわからない。しかし嫌悪感が無いのはリヴェットが映画せし...

2022年4月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

すごい。訳がわからない。しかし嫌悪感が無いのはリヴェットが映画せしめているからか。映画とリヴェットの器の大きさに呆れる。

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kazuyuki