初恋のレビュー・感想・評価
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熱いっ
格闘技好きとしては、主人公がプロボクサーというだけで◎ …だったが、そんな事どうでもいいくらい熱い映画だった。 クローズの熱を超えたんじゃないだろうかというほどに。 特にベッキーが熱い。 とにかく熱かった(笑) 人の本気って、こんなにも惹き込まれるものなんだと感じまくりだった。
わからなった・・☆
あまりに評判が良かったので、鑑賞。 ・・しかし、スミマセン・・自分には不向きだったようです。 正直、メチャクチャの展開に思えてしまい どうしてこんなに評価が高いのか 謎でした。 PG12というのは、最初に首がころがった時点でそうなんだ・と納得して その後もバイオレンス満載。 展開も早く 楽しめなくはないのですが、何だかなぁ・・ これは好みの問題なのでしょう。 新人の女の子も良かったけど、窪田正孝はボクサーなどストイックな役を するとすごく合う。 でも、一番は ベッキー!! TVの役でもそうだけど、復帰してからの方が、凄みがでてすごく面白い。 これから、いろいろ役に挑戦して欲しい。
まてまて
窪田くんがお芝居が素敵なのも前からわかっていましたが、おいおいおい。かっこよくないかーー??!私、こうゆう人に守られたいんだが!←知らねーよ。 映画も面白い。もしかしたら三池さん作品で一番好きかもしれない。 ベッキーも後半になるにつれどんどんハマってよくなっていく。
死ぬ気は無敵
最高。音楽、キャスト、ストーリー、全部。 事前情報は監督とタイトルと窪田くんが主演てことだけで視聴。 1日に2本見たうちの2本目だったので眠くなるかなーと思いきやめちゃおもしろ!セリフやシーンひとつひとつに無駄がなく、悪警官大森とヤクザ染谷が立てた計画がボロボロと崩れていくとことか、ゴキブリなみにしぶといベッキーとか、気づいたら巻き込まれてるただのボクサーとか全部好き。 おかわりも全然ありな超特濃エンタメ映画でした。
今どきのVシネ
三池監督と窪田正孝の最高な組み合わせの映画ってことでめっちゃ楽しみにしてました! キャストは実力派揃いの豪華メンバーだし、アクションも良かった!最後まで飽きずに見れました。 今回印象深かったのはベッキー。おばさんになったなーって思ったけど、めっちゃいい演技してる。何か振り切った感ある。 それと染谷。ギャグ要員で所々笑いを挟んでくれました。途中まで彼の独壇場だった。 主演の窪田は流石のアクションと肉体美。無気力だったレオが『死』を突き付けられてからの吹っ切れた感じ?投げやりではなく、死ぬ気で全力で生きるって感じが良い。最初と最後のボクシングの試合の変化がまさにそれ。それと何かガチバンの勇人に重なるなー。特にウルトラマックスの。またガチバンやらないかなー。 めっちゃ好きなタイプの映画だが、ヤクザ映画としては三池監督の『新.仁義の墓場』程の衝撃はなかったな。ラブストーリーとしてもちょっとパンチ弱いかも。 でもあの終わり方、結構好きです。
#18 死ぬ気になれば何でもできる
死を宣告されたら、死ぬ気で何でも出来るがテーマ。 恋人でもない女の子のために必死で悪者に立ち向かう窪田くんがいい。 もうちょっと初恋っぽく2人がイチャイチャする場面があっても良かったかな。
やるじゃん
48本目。 おお、やるじゃん。 会話の間の変化球が面白かったり、期待以上。 愛しさと、切なさと、なんて思ってたら、えっ? 意見分かれるのかな? 気持ちが、ちょっと切れちゃったし締まらない感じがする。 最後、踏切渡って終わりが個人的にはいいかな。
これぞエンターテイメント
別に映画でいつも泣きたいわけじゃない 複雑なストーリーを求めているわけでもない 昔の面白い映画ってこうだったよねって 単純明快に びっくりして、笑って、ハラハラして そこに初恋の胸キュンスパイス そしてラストほんわかして 観てよかったなーって思える 役者さんがいい仕事しています 特にベッキー最高!
個性的なキャストが振り切る爽快なエンタメ
三池崇史監督の新作。彼の作品をあまり観ていないので思い入れはない。初の『恋愛映画』ということだが、そちらのほうの味は薄め。かなりエグいアクションが炸裂するジェットコースタームービーだった。 主演はボクサーのレオ(窪田正孝)と親の借金のかたにヤクザに売られたモニカ(前田敦子似の新人・小西桜子)だろうが脇の個性がどぎつかった。 とてもヤクザの組員とは思えない染谷将太の壊れ方は可笑しくて仕方ないし、下っ端の組員の恋人(三浦貴大)を殺されたベッキーの壊れ方も別の意味で笑えるし、めちゃくちゃ楽しかった。 これはなかなかのエンターテイメントだ。
予想以上! 劇場の後列席や、二階席で鑑賞するのがお勧めです。
あらすじを知っているつもりで出掛けて行ったのですが・・・・・、 実際に観て、ビックリしました。 何と言っても、仕上げ方や俳優さんの演技が、思いのほか、上品で、ひとコマひとコマの長さが、丁寧に整えられていて、最初から最後まで、誘導に乗っているだけで、十分、笑える作品でした。 また、スクリーン画面の全体を使いきって、いろんな仕掛けが組み込まれていたので、スクリーンに近くて取り込まれてしまいがちな1階席よりも、2階席のほうが、皆さん、盛り上がっていました。
これは最高!元気になれる!!
コロナが世間流行ってる中、こんなに元気が出る映画無い! バイオレンスだし、恋愛映画だし、コメディだし、混ざらなそうな3つが絶妙に合わさったという奇跡の映画ですね! ブッ飛んだバイオレンス映画なのに、きちんと「初恋」というタイトルにふさわしい内容に仕上がっていました。 ここ最近の三池崇史の監督作品は原作の映画化に専念してましたが、ことごとく駄作しか生まれず、もう彼の作品は死んだのかと思っていました。 そんな矢先、「十三人の刺客」以来の超会心の一撃が来ました! 窪田正孝演じるボクサーは余命宣告され、一人自暴自棄になっていたところ、モニカというヒロインを助けたことで普通じゃないヤクザ達と中国マフィアの抗争に巻き込まれていくストーリーですが、 もう登場人物が全員良い意味でブッ飛んでます!(笑) 大森南朋演じる悪徳刑事は警察失格というくらいの犯罪企てますし、ヤクザの幹部役の染谷翔太はポンコツだし、そしてベッキーは超クレイジーだし、他のヤクザや中国マフィアも日本の銃刀法を完全無視して戦ってます! これを聞くと確かに「突っ込みどころ」とか「日本じゃ不自然」と思うかもしれません。 でも、最初からおかしな人物しか登場しないし、それらの群像劇を時にバカバカしく、時にスタイリッシュに描いているので凄く引き込まれます。 そして、戦闘シーンは圧巻です! これを日本で、そんなに大きくない規模で出来るのは凄いですね。 駐車場でのカーアクションや、とある施設内での刀や銃、そして拳を使ったバイオレンス・アクションも爽快感マックスでした! この映画をどんな話かと聞かれたら、ズバリ「非日常に巻き込まれた人間の覚醒」だと思ってます。 ボクサー役の窪田正孝は、ボクシングしか自分には無いと思っていながら、最初からどこか無気力です。 しかし、余命宣告を受けてからヒロインを助けたことで「覚醒」し、初めて生き甲斐を感じるようにも見えました。 ヒロインも窪田正孝と出会うことで、自分と向き合い、一度堕ちた自分から「覚醒」していきます。 他の染谷翔太やベッキーも、とある事がきっかけでクレイジーな奴に変貌を遂げます。 細かい部分で好きじゃなかったところを上げるとすれば、前半の登場人物の掛け合いはもう少しコンパクトにした方が良かった気がします。 前半は主に後半のアクションまでの過程を描いているので、少しごちゃごちゃに感じて見づらかったです。 自分は最終的にほとんどの登場人物に興味を持てたので見終わったあとはそんなに気にならなかったのですが、タランティーノみたいに「1章」や「2章」に分けて描いた方が良かった気がします。 あと、劇中でアニメーションが挿入されるのですが、アニメ映像自体は悪くないです。 アニメにした理由もインタビューを読んで理解したのですが、出来れば実写で観たかったです。 とりあえず、いつか日本でアニメーションパートが実写で出来る日が来てほしいです。 この映画は、最近のこともあってあまりお客さんが入ってないそうです。 やはり面白い映画は劇場で観てほしいです。 お客さんが入らないと、個性的で面白い作品が公開されなくなってしまうので、是非とも皆さんに観てほしいです!
久々に効いたぜ、三池パイセンのラブ&パンチ!
(間違って削除してしまったので、再投稿。焦った…) 三池崇史初のラブストーリー。 あの三池がラブストーリー…? 勿論、単なるラブストーリーを手掛ける訳がない。 近年駄作続いていたが、久々に嬉しいくらいに三池節大炸裂! アンタの復活を待ってたぜ!(←最近駄作ばかりで嘆かわしいと散々言ってたくせに…) しがないボクサーのレオ。突然試合中に倒れる。 病院で診察すると、脳に腫瘍が見つかり、余命宣告を受ける。 あまりにも唐突な事とどん底の人生に絶望し、歌舞伎町の街中をさ迷う…。 その歌舞伎町で、悪徳刑事と若ヤクザが組んで、組の大量のヤクを盗もうと画策。 決行するも、利用された少女モニカが突然逃げ出す。 その逃げた先に居たのが、レオ。 咄嗟にモニカを追ってきた悪徳刑事をKOさせてしまった事から…! 三池監督Vシネ時代を思わせるような過激なアクション、バイオレンス、 荒唐無稽な怒涛の展開、 オフビートな笑い、 それでいてちゃんとラブストーリーとして着地。 もはやジャンル分け不能! …いや、一つのジャンルがある。 そう、これは紛う事無き“真っ当な”三池ムービーなのである! 興奮と爽快感と疾走感すら感じさせる。 そんなブッ飛んだ作品には、クセ者キャラとクセ者キャスト。 窪田正孝がこれまでで最高の漢っぷりと実力を魅せ付ける。 ヒロインの小西桜子も男なら守ってあげたくなるような魅力。 だけどやはり、周りのヤツらがヤバい! 大森南朋の悪徳刑事っぷり、染谷将太のさすがのクズっぷり、内野聖陽の昔気質の頭ヤクザっぷり…他、皆ドハマり! 中でも強烈インパクトを残すは、まさかのベッキー! 見たら誰もが語りたくなるくらいの狂演を披露! 話が進むにつれどんどん入り乱れ時々こんがらがったりもするが、登場人物たちに多少の接点あったりして、伏線張られたオリジナル脚本も面白い。 主人公男女の逃避行。 追う悪徳刑事と若ヤクザ。 ヤクザとチャイニーズ・マフィアの抗争。 そして、復讐のベッキー! 生き残るのは誰か、予想も付かない争いと愛の行方は…!? これは、バイオレンス×アクション映画である。 東映伝統のヤクザ・ムービーである。 過激なコメディである。 ラブストーリーである。 そして、 どん底に堕ちても、再び立ち上がる。 人生が変わるような出来事、人生を変える運命的な出会いが待っている。 三池崇史から現代を生きる若者たちへの熱い激励。 久々の三池パイセンのラブ&パンチ、効いたぜ!
足引っ張らずに、ちゃんと逃げろよ。
生きてっといろいろあるもんだな。 死ぬこと決まってから激動かよ。 知ってるか?一番大事なのは「仁」だ。 台詞からして王道をゆく。芸達者な役者をこれでもかってくらいかき集めて、演技の不安視された女優さえも怪演を見せる。これはもう、この撮影現場だからこそ作り上げ得る極上の作品なのだろうか、という感想に落ち着く。オープニングから東宝愛、東宝魂が溢れ、見事にヤクザ映画の系譜が途切れていないことへの安堵さえ覚えた。たしかに、破綻はありますよ、実際。でもヤクザ映画に求めるものが非日常なのであれば、これはこれでOKでしょう。
ベッキーの怪演だけでも観る価値あり
恋愛ものといいつつも、初期Vシネや『荒ぶる魂たち』『殺し屋1』など、血と暴力に溢れたおなじみの三池崇史節全開でほっこり。 ベッキーと染谷将太の怪演が光る。 ってか、ベッキーは極道系や狂った人を演じるのに向きすぎ。仕事として、長くニーズありそうな気がする。 なにげに、主演の窪田正孝くんが、ボクサー役のために鍛えた筋肉が素晴らしかった。
美しい初恋物語・・・とは真逆の三池ワールド炸裂!
駄作が続いていたけど、久しぶりに三池崇史らしい作品が戻ってきた。暴力映画は決して好きではないものの、ホラー映画のごとくグッチャグッチャに血みどろになるスプラッター・ブラック・コメディはなぜか好きだ。ヤクザ映画の世界ではあるけど、人をついつい殺してしまう染谷将太の存在と、ヤクを横流しする悪徳刑事の大森南朋が運命に翻弄されるところも爽快感さえあるのです。 そして最強のキャラがベッキー!何か吹っ切れたのでしょうか、ゾンビやT1000みたいにキレまくりの演技。つい『アウトレイジ』シリーズとも比較してしまったけど、その塩見三省も親分になっているし、ポスト・ケンタカクラを狙ってるかのような内野聖陽もなぜか笑える。親の顔も知らない孤高のボクサー窪田正孝が中心になるかと思っていたのに、徐々にヤクザと中国マフィアの抗争が中心となっていく。モニカの父親も出てくるたびに笑わせてくれるぞ! 序盤のヤクの横領を計画する段階では頭が混乱しそうだったのに、大森南朋がアッパーカット食らった瞬間から物語が大きく変わっていく。運命とはわからないもの。死んだ気になれば何だってできるのだが、守ろうとすればするほど失うモノが大きくなっていく負の連鎖みたいな展開になるのです。 アドレナリン上昇しまくり。とにかく純粋な二人が生き残ってくれればいいと願うばかり。突然アニメになることだって心地よいくらいだし、パトカーの台数の多さにも興奮してしまう。突っ込みや矛盾なんて気にしないでいい。「あー、面白かった」で締めくくればいい作品です。
【バイオレンス&コメディ、そして”ピータン”レオ&モニカの小さな恋。三池崇史監督が新たな”分野”を開拓した作品。】
いやいや、今作、面白かったです。 冒頭の、ヤクザ初心者君の”自分、中学時代からマグナムのテルって呼ばれてます!”で、脳内爆笑。(周囲からも笑い声。私だけではないな・・。) その後も”仁”無き人々の愚かしき抗争は続く。 ”ピータン”レオ君(窪田正孝)は医者から余命宣告を受け、自暴自棄になるが・・。 ここがまさか、笑いの着火点になっているとは・・。 大変な状況の中、おバカな医者(滝藤憲一:全然反省していない声にマタマタ、脳内爆笑。)からの在り得ない着信記録に残された言葉・・。”大変心配しております・・。”(それが、何度も続くから、笑いを堪えるのにもう大変である。) けれど並行して、状況は中国マフィアは介入してくるはで、もう大変。 父親に借金のために売られたモニカ(小西桜子)は薬の影響で父親(何故かパンツと白い安っぽいガウンを着ている)の幻想に悩まされながら、レオ君と必死に逃げる(ヤクを持っていると思われているらしい・・)。 列車の中で、レオ君が父親の幻影に怯えるモニカに聞かせる沖縄民謡”ハリクマヤク”。 (レオ君、何故?。上間綾乃さんのファンなの?)。 そして、それにつられて、電車内で踊るパンツ一枚の父親。(もう駄目。可笑しすぎる・・。周りからも笑い声。) そして今作を支えている、窪田正孝さんを筆頭とした俳優さん達が演じたキャラの立ち方の凄さ。 特に、ベッキーさん(ホラーかと思いましたよ、フロントガラスに貼り付くシーン:弊社ではあのようなスタイルでのご乗車はお勧めしておりません・・。)、 塩見三省(時代についていけないヤクザ・・)、あんな染谷君は観たことが無いし、内野聖陽さんが、流石の切れ味でバイオレンスシーンをしっかり締める所も実に良い。 三池監督、見事な新分野開拓でございます。(監督の意図した見方ではないかもしれないが、とても面白かったです。) これぞ、エンタメ作品であります。お見事。 <三池監督、次回作をご検討の際には是非、弊社製造のSUVのご購入も併せてご検討下さい。”20年5月発売予定のPHVがお勧めです。” 剛性の高い”ハイスペック”スタビライザー&サスペンションで対応させて頂きます。 あれ位の高さなら着地スピード100Km 着地角度15度までなら現在発売している現車種で大丈夫です。 是非、”実車”での”実写”のご検討をお願いいたします・・。>
勝手に死んでんじゃねぇ!!
めっちゃおもしろかった!! これは期待以上⤴️ド派手な超王道のヤクザ映画でスカッとしました! 拳で!銃で!そして日本刀で!豪華俳優陣がスクリーンいっぱいに大暴れします! 達者な俳優さんばかりで瞬き厳禁のバイオレンスシーンは圧巻です❗️ 予告でベッキーがめちゃくちゃ気になってたんですけどまさに新境地開拓でほんとに凄かった!なによりめっちゃんこ強いっ😆 裏社会に利用されるモニカとたまたま道ですれ違っただけのボクサー、レオ。 二人の運命を乗せて車が大爆走します! 日本車を信じろ!私はあのダイブシーンの表現方法はよりエンタメ感が増した感じがして好きです😄 この作品に『初恋』というタイトル。 さすが三池崇史監督。 何もかも失ったはずの二人の初恋が新しい生活の扉を開くラストシーン。ジーンとしました。 最後に城島を演じた出合正幸!出演してるの知らなかったので出て来た瞬間「え?出合さん?!」ってなりました(笑)イケメンをぶっ壊すTHE・ヤクザスタイルに拍手です👏
予想を遙かに超える名作でした、脚本が最高です
B級バイオレンスみたいな感じですが、ストーリーとセリフはかなり練られていて、とても素晴らしい、アカデミー賞級であることを保証できます。 それと、演技か凄い。 窪田の体脂肪率5%の役作りは、デニーロなんて足下にも及ばない。 ヒロインは、初めて見たのですが、これまた、というか、これが一番凄いし、多分、数千本映画観た中で最高かもしれない。
☆☆☆★★ 原作?ノベライズ版?(以下、原作で統一します)は読了済...
☆☆☆★★ 原作?ノベライズ版?(以下、原作で統一します)は読了済み。簡単に。 2000年代に入り、年に3〜4本と売れっ子監督振りを示していた三池崇史だったのだが。流石にここ数年の間の《やっつけ振り》満載な演出には、周りも見兼ねたのか?ここ2年くらいは殆ど映画でのお声掛けはなかった感じでしたね。 一時期は次から次と、作品作りに追われている風だったので。今後はなるべく力は温存しつつも、自分らしさを出すところは全開で出していただきたい。 今回は、得意のバイオレンス満載な三池節がほんの少し戻って来た様でした。 原作は読んでいると、あっちゃこっちゃとアクション場面の連続で。殆ど映画本編は、原作通りの流れで。良く言えば見せ場の連続。悪く言えば〝とりとめがなくダラダラとした話〟…と言える内容で、正直に言ってしまうとあまり面白くない原作でした。 それだけに。このとっ散らかった原作自体を、ある程度の観られる様にしたこの脚本はまずまずだったのではないか?…と思えます。 海外では三池作品自体がある程度の認知を受けているだけに、割と好評だったと聞いてはいますが。案外とこれを日本の映画館で、日本の映画フアンが観た場合、「果たしてそこまで受けるのだろうか?」との疑問は持ちました。 これがもしも純粋なホラー映画であったり、アニメの世界観であったり…と。比較的に異空間世界での話であったならば、まだ分かるのですが。 【ある1夜に起こった暴力世界の中での1つの愛の形】 このかなり異常な状況が、現代の日本の中で起こるのを、普通に考えてなかなか理解し切れないのではないか…と。勿論、単なる映画として楽しんで観るのが1番ではあるんですが。その為にも、もう少し笑える場面があったならとは思います。いや!人によってはゲラゲラと笑える場面が多くあった筈だし。実際問題、製作側も「ここは笑って貰えるだろう!」…と、思いながら創作している雰囲気は随所に観て取れたところは確かにありましたが…。 クライマックスでの、内野VS片腕チャイニーズマフィアの闘いなどは。その瞬間に至るまでの2人のドラマが全く描かれてはいない為に。観ていても、そこまで熱く燃える事もないのは遺憾ともし難いなあ〜と。 原作を読んだ時にも思ったのだけど。せっかくホームセンター内での大バイオレンス場面なのだから、それこそもっと色々な殺し道具を沢山使えなかったのか?と思う事しきり(-_-) ところで、♬ハイサおじさん♬を使えなかったのは権利関係の問題だったのでしょうか? 2020年3月1日 TOHOシネマズららぽーと船橋/スクリーン10
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