初恋のレビュー・感想・評価
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タイトルのネーミングセンスが酷い
作品内容と全く合致していない。
カンヌに持っていくために、それらしいタイトルを、という安直な発想が透けて見える。
そもそも、主人公ふたりの初恋絡みの物語だからというのは分かるが、それにしても恋愛感情の表現が薄過ぎる。
三池崇史監督に恋愛絡みのストーリーを撮らせる事自体が無理筋なのにOKを出した東映が悪い。
全体的な内容にしても敢えてそうしたのかも知れないが、構図がごちゃごちゃし過ぎだし、また、主人公がボクサーである必然性も見えない。
モニカ(小西桜子)が幻覚を見て怯えながら笑うシーンがあるが、そんな演技はどんなベテランの役者でも出来やしない。それを新人女優に求めた三池崇史はただのドSか?
東映としては、得意のヤクザもので90年代に一世を風靡したVシネマの路線を今度は映画の世界で展開して復権を果たすべく、その試金石としたい作品だったのだろうが、だったら、中途半端なコメディ要素は要らないのでは?
万年3番手の東映だからこそ通った企画だとは思うが・・・
三池にしか撮れない、代替の効かない一本。
三池監督といえばバイオレンスやアクション、という定型句のようなものがある。けれどこの監督は、美しさやロマンチックな表現も持ち合わせているのが凄味。そんな一面が存分に発揮された作品だと思う。
ひたすら楽しいド派手な展開の奥底に感じるのは『トゥルー・ロマンス』や『ナチュラル・ボーン・キラーズ』の刹那さ。そして同監督作品である『中国の鳥人』の美しさだった。
もちろん『極道大戦争』(誰も真似できない稀有な大傑作!)のようなカオスっぷりも存分に堪能できるのだが、根幹を支えるのはどれだけ自由でカオスに遊んだとしても、決して作品が滅茶苦茶にならない圧倒的な技量!
ストーリー、テンポ、映像などの土台が全く崩れないから、どれだけ傍若無人な展開でも、観てる側を置いていくことがない。俳優陣の演技がさらにそれを下支えするのだから、引っ掛かりなくどんどん引き込まれる。作品の重要なアクセントになっているベッキーも見事。昔から変わらない生々しさ溢れるアクションも超楽しい。
圧倒的な技量の上で展開されるカオスな自由。三池崇史が他の監督達と絶対に違う理由、映画史に残る監督の一人である理由。
タイトルなし
適当に映画館に来てタイトルだけ見て「これにしよう」ってアベックいたりして?
これほどタイトルと内容にギャップがある映画珍しい。警官隊はなぜホームセンターに突入しない?追跡隊はなぜ前からも来て挟み撃ちしない?そんな突っ込みもありますが、面白ければそれで良し。
昔風の作品を今の時代の設定に?
昭和の時代よく東映作品でピラニア軍団とかよくこんな作品あったけどヤクザも少子高齢化であの頃に比べるとなり手もいなくなり衰退気味 健さん文太 松方の時代に比べると貫禄無いけど今の時代なら染谷みたいなのもいるのかな?前田敦子似の娘新人のようだが作品の趣向からしてもう一肌脱いでもらいたかったが次回作でどんな役を演じるのか期待!ベッキーがよく頑張ったけどなせ彼女を起用したのかその辺が気になる‼️
これを初恋と名付けるとは
三池監督らしいドンパチと凄惨さと、それでも破綻させないストーリーが絶妙なバランスの作品。三池監督作品はあまり好きではなかったが、この作品は好きだ。
この作品を初恋と名付けるセンスも好きです。
小西桜子さん、良い女優が出てきた。前田敦子さん似だが演技力は比べるべくもない。残念ながら前田敦子さんはもう売れないかなぁ。
こんな三池監督が見たかった!
ストーリーははっきり言ってよくある話。分かりやすいしベタで鉄板。だからこそ、小ネタや役者しますの演技が映える。
ベッキーと染谷将太は、場をさらいますね。振り切れてる。(いや、染谷将太は、通常営業か)
タイトルで損してる。こういうのがツボの人、見逃してるんじゃないかと心配だ
大好きな三池崇史が帰って来た!
映画好きが周知されているので、よく今やっている映画のオススメを聞かれる。
アカデミー賞明けのこの時期、いい映画が沢山やっている。
たとえば第一次世界大戦をワンカット風に撮った「1917」、「オズの魔法使い」でスターになったジュディ・ガーランドをレネー・ゼルヴィガーが熱演した「ジュディ」、「ヘレディタリー」で新しいホラの扉を開いたアリ・アスター監督の新作「ミッド・サマー」など面白い映画が目白押し。
そんななか、独断と偏見でこの映画を推したい。
三池崇史監督の新作「初恋」を!
ボクサーの葛城レオは歌舞伎町で逃げている売春婦のモニカを助ける。
彼女を利用しようと企むヤクザとマル暴が付いているとも知らずにレオはヤクザ、マル暴、中華系マフィアが絡む暴力の渦に巻き込まれていく…
三池崇史は職業監督で多作なのでハズレも多い。
けれどこの映画はみんな大好きな、バイオレンス、ヤクザ、バイオレンス、首チョンパ、ベッキー、バイオレス、そして淡い恋が描かれつつコメディという離れ業を飄々とやってのけている。
いつもの染谷将太がヘラヘラと間抜けなヤクザをコミカルに演じていてハマっている。
ベッキーが「ヘイトフル8」のジェニファー・ジェイソンリー並みに怪演していて、ベッキーの女優人主演の新しい幕開けなんじゃ無いかと思う。
そして、窪田正孝が有無を言わさない存在感で惚れた。
Netflix の「フォロワーズ」という中身空っぽ、映像表現は90年代で止まったドラマの台詞で、タランティーノのに認められたいと蜷川実花監督が描いていたが、この映画がその答え。
間違いなく、いま1番オススメの映画です!
銃撃戦、時々染谷&大森コメディ
私ですね、ヤクザ映画好きなんですよ。
実際にヤクザにあったら呼吸すらできないですがね(そりゃそうか)
映画において、銃ってのは欠かせないと思うんです。
銃の音とか迫力ってのは映画館でしか見れないもので、銃あってこその映画な気がするんです。銃無くても面白い映画なんて大量にあるけどさ。
ってな感じで、とにかくこの手の映画が好きなので鑑賞。ちなみに2月で一番楽しみだった映画です。
いや〜、最高だわ。言葉に出ねぇ
中盤ぐらいから銃撃戦が始まるけど、
最初っから興奮しまくりで謎の笑いが止まりませんでした。
余命わずかの天才ボクサー葛城レオは、
借金まみれの父の代わりに身売りをして金を稼ぐモニカという女に出会う。
登場人物均等に出演しているから、
この人もっと見たかっただとかどういう奴やねんとかなんない。飽きることなく楽しめる。
三池監督の作品は初めて鑑賞したが、
独特な世界観でハマってしまいました。
染谷将太の面白さは相変わらず。
自然な演技が上手すぎて圧巻。
そして染谷&大森コンビが見てて笑える。
こんな友達欲しいな。怖いけど
小西桜子の演技は初めて。新人さんだからね
すげぇ良かったですよ。こんな役があってるのか、ホントに大変な生活をしてきたんだなってのがヒシヒシと伝わってくる。
逆にベッキーの演技がちょっと下手な気がした。
演技してます感がある。後半のキレは良かったけど
ここまで褒めといてなんで☆4.5かと言いますと、
終盤のアニメーション。これじゃなきゃダメだったかな。ヒヤヒヤしないし、大事なシーンなのに。CG使えなかったのか。ここが残念でしたね。
シグナル100みたいな下手なホラー映画よりも、かなりグロい。血がいっぱい飛び散る。
でも、これがいい。映画館でこそ味わえる一品
にしても最高だった。
鳥肌が立ちまくって、もっと観たかった。
あいらぶ染谷将太。あいらぶ村上淳。
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2020/08/20 レンタルで2度目の鑑賞
ちょいとヤクザ映画を見たくなったので再鑑賞。
やっぱり最高ですな。
超テンション上がるし、笑えるグロさ。
何が初恋やねん!とツッコミたくなるほどいい意味での裏切り。ハンパないっすわww
テンポよくポンポン話が進んでいくので全く飽きないし、むしろ後半になるにつれて興奮度が増してくる。こんなヤクザ映画見たことない!
伏線もしっかり回収し、ストーリー的にも見応えバッチし。ドタバタではあるけれども、話はちゃんとしているのでそういった面でもいい映画。
内野聖陽がたまらなくカッコイイ。
きのう何食べた?と同一人物とはとても思えない。
血を流しながらタバコを吸う姿がええの〜...
誰にでもおすすめは出来ないけれどもええ映画でした
刺激が足りてぇ!という人は是非。
あまりにも幼すぎて、拙すぎて、いままで何を学んできたんだろう・・・
脳腫瘍と誤診されたボクサーの一日の物語。
ファーストシーンからそんな結末に気づいてしまう。
何故、気付くかって?
診断医の演技があまりにも未熟だったからだ。
セリフが練りこまれていないからだ。
全編のセリフがあまりにも陳腐で子供ポイから映像も音楽も安物になってしまう。
製作費の無駄遣いが目に余る。
もったいない映画だった。
重くないハードボイルド
簡単な内容だからこそ、それぞれの役者さんの演技力の見応えのある映画でした!
特にベッキーの凶演
イッテる感がすごく良かった!
染谷将太くんのこんな役も好きだなぁ〜
ヤスが三浦君!
エンドロールまで気づきませんでしたよ。
遠藤賢一は今回はヤクザの方じゃないのね〜
って色々とキャストで楽しめました!
ここの所、面白い映画づくしで、やっぱり映画っていいなぁと
映画館に足を運んでしまいますね
エンドロールで鳥肌がたった、見終わり感の爽快さ!
爽快な内容ではないんだけどね笑
申し訳ないけどヒロインのモニカに全く共感出来ないため、あまり面白...
申し訳ないけどヒロインのモニカに全く共感出来ないため、あまり面白いとは思えませんでした。ベッキーの怪演というのも、確かにそうだけど、名演ではなかったし。
内野聖陽さんは流石の貫禄だったとおもうけど。警察はバカみたいだし、突然のアメコミ調も??
ちょっと期待はずれでした。
凄く良かったけどめちゃくちゃヤクザ映画だった
予告の感じから想像していた内容を遥かに上回る、めちゃくちゃ極道映画でした。しかも序盤から完全Vシネノリで進むのでかなりびっくりしたのと、得意ジャンルじゃないので終始ビクビクしていました…。笑
でも、ストーリー・登場人物のキャラクター・配役・アクションどれも素晴らしく、この手の作品が好きなら大満足なのでは。コメディとシリアスのバランスも丁度良いし、三池監督で久々にこのクオリティの作品を観た気がします。笑 余命とかどうでもいいわとさえ思わせてしまうラストの攻防戦がとんでもないです。圧倒的です。笑
また、俳優陣が皆本当に良くて、窪田くんの鍛え上げた肉体は勿論、人生投げ槍モードから覚悟を決めた表情の変化は本当に素晴らしかったし、ヒロインを演じた小西桜子ちゃんもオドオドして危なっかしくて全男子が守りたくなるモニカがピッタリでした。
が、とにかくヤクザ側のキャラが皆素晴らしい!
染谷くんのスカした小物感、大森南朋さんの調子いいヤクザ警官ぷり、覚醒したベッキー、とんでもなくオーラのある昭和極道の内野さん。ほか、とにかくキャラが立っていて最高でした!あとヤクザじゃないけど滝藤さんの留守電最高。笑
PG-12か?というくらいの暴力描写なので(直接は映ってないけど)観る人は選ぶと思いますが、この手のジャンルが好きor出演者ファンなら観ておくべき作品だと思います。
不死身のベッキー!
何と言ってもベッキーの突き抜け度が凄い!「スキャンダルは芸の肥やし」を地で行っているのか、結果的には芸の幅が広がったねってことで良かった良かった。本当は良い人という気がするだけに、文字通り不死身のベッキーとして芸能界を生き抜いて行って欲しい。
映画的にはテンポが良くて、さあどうなるんだろうとハラハラしながら引き込まれる。ただスーパーの「白兵戦」は少し長すぎてダレちゃったかな。あと唐突なアニメシーンはタランティーノあたりへのオマージュなのかもしれんが、自分には単に予算不足の印象しか与えなかった。
エンタテインメント!
なんというのでしょうか、何でも受ける三池崇史監督の最近の評判は散々でございましたが、いや、このエンタテインメントを見せられたら「参りました」と言うしかあるまい。
「初恋」はその甘酸っぱいタイトルとは裏腹に、開始早々誰かの首が吹っ飛ぶバイオレンス映画なのだが、最初から首で笑かしにきやがる。
そして窪田正孝ですよ。今だから言うけど結構昔から推しだったんですよ。どんどん売れちゃってまあ...とお母さんみたいなことを言ってますけども。醒めたボクサー。親も知らぬ。勝っても盛り上がらぬ。合ってる...。
ある意味「生きがい」を見いだせない青年に突然「死」の宣告が降ってきて、その衝撃が彼を目覚めさせ、破茶滅茶な事件を起こす。ある意味医者の滝藤賢一が全ての原因である。
いやまあキャスト全員濃すぎ。何もかもが裏目に出る染谷将太(裏主役だろ、何もかもが窪田正孝と正対する)、いつまでも何とかなると思っているある意味おめでたい悪徳刑事大森南朋、時代に合わない武闘派漢気ヤクザ内野聖陽。日本のヤクザの皆様もチャイニーズマフィアの皆様もちゃんとそれぞれの味。藤岡麻美さん最高でしたね。ちなみに占い師ベンガルも良かったぞ。
いやそれにしてもベッキーですよ。ああ、そうね、ベッキーにはこういうリミッターを解放した役が合ってたのね...。謎の信頼感です。強いというより、ガチの激しさね。昔からあの解放を見せる機会があればベッキーの評価全然違ったのかもな、と思った。
勿論タイトルは「初恋」なので、これまたリミッターが外れた窪田正孝と、あまりにもどん底の小西桜子の本当に淡い、淡いロマンスを主体にしてはいます。だがそこに破茶滅茶な面子を絡め、「仁」を見せ、策士は落とす。群像劇の中に立つ、極限の「初恋」。
「死」を意識したときに半ば投げやりになって却って生を見出すってのは割とよくある描写なんですが、窪田正孝はものの見事にこれをやってのけました。やはり私の推しは凄かった。
小西桜子さんは、いい意味で新人ぽさがなかったですね。大物の匂いがします。あの役は媚があからさまに出たらおしまいですが、そこが巧かったと思う。
物語としてはそこまで独創的かと言われるとそうでもなく、ところどころの遊びはうーんというところもあったのですが、非常にシンプルかつスリリングなエンタテインメントでした。そしてラストシーンが最高に良かった。
期待し過ぎは禁物です
ここでの評価が良かったこともあって、勝手に和製「トゥルーロマンス」的な映画を期待して行ったのですが、これが大失敗。
もちろんイイシーンもあるんですよ、主人公が「お前はヤクザか?カタギか?」と問われるシーンとか好きですし。
結局、スケジュールやロケ場所の制約や、予算不足とかの問題でしょうか。いかに監督のネームバリューが高くても、オリジナル企画では難しい。もっとヒネリのある展開が観たかったなぁ。
ちなみにヒロインですが、声を聴くまで前田敦子だとばっかり思ってました。だからどうってことでもないんですが。
いやあ、映画の選定ってほんとに難しい(^_^;)
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