典座 TENZO

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典座 TENZO

解説

「サウダーヂ」「バンコクナイツ」を手がけた富田克也監督が道元禅師の遺した「典座教訓」を軸に、3・11後の現代日本における仏教の意義、そして信仰とは何かをドキュメンタリーとフィクションを交えて探求した仏教映画。10年前に本山での修行期間を終えた兄弟子の倉島隆行と弟弟子の河口智賢は、それぞれ自らの生まれた寺へと戻っていった。弟弟子の智賢は富士山の裾野に広がる山梨県都留市の耕雲院で住職である父、母と妻、そして重度の食物アレルギーを抱えている3歳の息子と暮らしている。全国曹洞宗青年会副会長としての顔も持つ智賢は、いのちの電話相談、精進料理教室、ヨガ坐禅など、さまざまな活動を意欲的に展開している。一方、兄弟子である隆行は福島県沿岸部にあったかつての寺、そして家族も檀家もすべてが津波によって流されてしまった。現在は1人で仮設住宅に住み、瓦礫撤去の作業員として働きながら、本堂の再建を諦めきれずにいたが……。

2019年製作/62分/G/日本
配給:空族
劇場公開日:2019年10月4日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
相澤虎之助
富田克也
プロデューサー
倉島隆行
撮影
向山正洋
古屋卓麿
照明
向山正洋
古屋卓麿
録音
山崎巌
整音
山崎巌
編集
富田克也
古屋卓麿
音楽
右左口竹の会
Suri Yamuhi And The Babylon Band
NORIKIYO
題字
藤田喜彦
デザイン
今村寛
スチール
山口貴裕
VFX
定岡雅人
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映画レビュー

2.0ドキュメンタリーだけではない

2021年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

3.11後の日本を仏教、曹洞宗の観点から描くドキュメンタリーにフィクションを交えた構成となっている。
永平寺での修業を終え、それぞれの寺に戻った二人のお坊さんが、仏法で色んな人を救おうとするが・・・。
宗教家の悩みはよく分かるが、仏教、キリスト教、イスラム教、更にはそれぞれの宗派もあり、まさしく混沌としている。

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いやよセブン

1.0これはとっても自主映画…

2019年10月28日
iPhoneアプリから投稿

学生時代に見た映画研究会の作品を思い出す。
それに比べれば、映像は申し分ないし音響のバランスもちゃんとしてる…だが、商用と題するならばイロイロと足りていないと言わざるをえない残念な映画。

百歩譲って脚本は許そう。言いたいこと、設定は悪くない。
外国で上映したらウケるかも知れない。だがここは日本だ。

戦犯は演出。
素人を使うなら何故演技をさせるのだ。中途半端なCGは作ってもらっちゃったから仕方なく使ったのか。せっかく本山でロケしてるのに何故そうなるのだ。

簡単だからって知り合いに頼む人種っているけど、インターネットの世の中なんですから一から探した方が良いものが出来ますよ。

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ジャム太

4.5責任を描いた作品

2019年10月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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kkmx

3.5考えさせられたドキュメント

2019年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

典座は予告編を観て気になったので、鑑賞したが、考えさせられた。曹洞宗の広報映画の
ように見えて全く違う。曹洞宗の僧侶の二人の日常を追ったドキュメントに見えた。
曹洞宗の事もこの映画で分かったし、典座にはちゃんと役割がある事をチラシと映画、
映画に出演した青山老師の話で知る事もできた。信仰とは何か考えさせられた。しかし、この映画はもう一つのテーマがある。兄弟子の隆行の出身地福島。2011年3月11日東日本大震災によって寺院が崩壊されながらも寺院再建に苦悩する隆行の姿も印象に残った。隆行の
セリフでまだこの東日本大震災の復興は道遠しだと感じた。忘れてはならない。マイナス点はドキュメント、フィクションが曖昧である事、監督の観客へのテーマがはっきりしないのは減点。しかし、宗教ドキュメントでは観客が飽きるからフィクションの要素もいれる手も納得できるし、観て良かった。宗教は苦手だが、勉強になるし考えさせられるドキュメント。

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ナベウーロンティー