ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形のレビュー・感想・評価
全211件中、61~80件目を表示
とても美しい物語です。
生き別れになった姉妹の絆を、ヴァイオレットと手紙が紡ぐ物語。
とても美しい作品です。ストーリーも音楽も、そして映像も。声優さんもその世界観を壊さず、素晴らしい演技を披露してくれていました。
生き別れたエイミーとテイラー。そしてその二人を繋ぐヴァイオレット。テレビ版ではヴァイオレットの人間性の復活も大切なお話でしたが、この映画は外伝。主役はあくまでエイミーとテイラーです。彼女たちの悲しくも温かい感情に感動することが出来ました。特に冒頭にあるテイラーが「○○○」とつぶやくシーン。書きながら涙ぐんでしまいます。そんな作品です。
やや単調で抑揚がない印象を受けたのも事実で、人によってはマイナスに評価するところかもしれません。日常の風景、何気ないやり取りや会話を切り取ったシーンが多くあった為だと思います。しかし、その分だけ静かで美しい映画になった、と私は受け止めました。
私が唯一気になったのが、前半のヴァイオレットが完璧超人になっていたことでしょうか。元々テレビ版でも完璧だったのですが、それ以上に人間性の欠落した部分がフューチャーされ、それを感じませんでした。本作では「初めての友達」というくだりがあるにせよ、弱点である人間性の欠如にフューチャーしていないため、完璧ぶりが目立ったのだと思います。気にはなりましたが、仕方ない部分かもしれませんね。
圧倒的密度は流石。
残念ながらあの最悪のクソ事件と切り離して評価するには難しい部分は、ある。
先ず前提として、完成することすら簡単ではなかった筈の作品に、拍手と感謝を贈りたい。
内容は、このシリーズとしては普通。
極論として、この劇場版が飛びぬけて特別素晴らしいという訳ではなく、シリーズ範疇であることは間違いない。
アニメ作品として、そしてシリーズの延長として、申し分ないクオリティである。
ただ、「外伝」と銘打ってあるだけに、1つのアニメ映画作品として見た場合、世界観や設定などの土台となる背景が、非常に分かり辛いというか全く説明していない点は、大きくマイナスだと言える。
勿論、外伝なのだから、元の作品を知らずして見るなど論外なのだが、外伝作品ゆえに、いち映画としての評価は、どうしても下がる。
仮に、ヴァイオレットが全く出演しなかったなら、彼女がどんな存在なのか気にする必要は無い。
これがOADやTVSPであったなら、内容面での上記不備は、無問題になる。しかして劇場版。
例え、一見さんお断りなアニメ映画だとしても、それでもマイナスはマイナスとして評価するのがフェアだと信じたい。
元の作品を知らなくても楽しめる
姉妹の話
対比が印象的
終盤で貴族の屋敷に居るイザベラと茂みに隠れるテイラーが共に自分の意思でその場所から出ない選択をしてる。
上映中は僕もベネディクトと同じで「なんで会わないの?」と思ったけどその後のベネディクトと老婆との会話にあった「そのうちな」・・・時間が経てば必ずその日は来る。はとても良い演出だった。
テイラーの幸せを願い貴族ヨーク家との約束を守り籠の鳥の生活を選んだイザベラ。屋敷から自分の意思で外へ出られるが逃げ出さない姉。
自立した姿を見せる事でイザベラを安心させたい妹テイラー。
その場から出たくても出られない二人がとても印象的でした。お互いの根底にあるのは相手を思う気持ち。
テイラーが一人前の配達人になった時
きっとイザベラを貴族の屋敷から連れ出してくれるでしょう。
視聴者が二人の未来を想像するまでがこの作品です。
皆さんはこの二人にどんな未来を歩ませたいですか?
ティッシュ必須
映画館で4回ぐらい泣いてた、いい年したおっさんなのに;;
本当に上質なアニメ映画でした!
すばらしいクオリティ
歌詞も映画の1部
エンドロールまで見て欲しい作品です。
追悼の意ではなくです
この作品は本編ではなくエンドロール「エイミー」の曲までが物語の1部です。
テイラーの郵便配達人は幸せを運ぶ、ヴァイオレットのふたつでは解けてしまう、エイミーの手紙エイミーただそう唱えて
印象的なシーンのものもあればそう出ないものもあります。でも物語をおさらいするかのように組み込まれている歌詞がとても印象的で最後まで泣かせに来ます
またベネディクトがおばあちゃんの質問に対して「そのうちな」という言葉がテイラーの成長に対する返答のようにも感じました。そのうちテイラーも見習いではなく立派な一郵便配達員になる。そしてその時が来ればベネディクトに変わってエイミーに逢いに行くであろう。
その一言に私はそう感じました。
ですが余計な言葉もなく簡潔的なそれが映画をより一層良いものにしていると感じます。
原作未視聴
「鋭意制作中」それだけで…
救われます。
ありがとう、それ以外に言う言葉が見つからない。
外伝、そのものも素晴らしかった。
原作(ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝)には無いテイラーのその後が描かれてましたが、下手をすると蛇足になりそうなお話(原作が美しすぎたので)をここまで素晴らしい映像作品に仕上げたのは流石としか言い様が無いです。
元“武器”のヴァイオレットは実は原作では結構アクション多いです。
今回の作品の原作となった「外伝」でも最後のエピソードではカトレア、ベネディクトと共に大暴れしています。が、京都アニメーションさんのアニメではテレビ本編もあわせても、戦闘シーンは殆どありません。
それはともすれば原作のヴァイオレットと言うキャラクターの魅力を殺す事にもなりかねないのですが、それをこんなに美しい作品に仕上げるバランス感覚、本当に素晴らしいと思います。
次回作の完全新作、1月公開から「鋭意制作中」と変更されましたが、これだけでも本当に救われます。
京都アニメーションも動き出したんだなぁと…
亡くなられた皆様には御冥福をお祈りしますと同時に、ちゃんと作品は受け継がれてるし火は消えてないですよ、と言うとをお伝えしてどうか御安心下さいとお伝え出来れば…と思います。
残されたものは辛いですが頑張るしか無いですね。
全211件中、61~80件目を表示