パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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うーむ🤔
日本語でのサブタイトル「半地下の・・・」いらないと思う。
物語を紡ぐアイデアがとても秀逸。クリエイティブな監督なんでしょうね♪
ただし、物語に対して感情移入しすぎて、HSP気味な 最近の私には、ちょっと・・。
ああ言う、よせばいいのに・・バレちゃうよ・・的なドキドキ感は、胸が苦しくなってしまう・・。
まぁ、バレないと、お話にならないから、露見はするんだけど・・。
もう少し、ソフトなクライマックスにならなかったのかしらん・・。
ソン・ガンホ・・そこまでするほどか・・・??
個人的には、落語的に、最後まで、お笑いの寓話の方が良かったかも。
優れたアイデアを素材に、社会問題をスパイスにしたのか、逆に、社会を素材にアイデアをスパイスにしたのか・・。
監督の想いが込められた商業映画としての成功法則的な映画
名作「殺人の追憶」のポンジュノ監督による韓国初のパルムドール受賞という事もあり、非常に期待して鑑賞した。
監督の「ネタバレしないで」とのコマーシャルも相当な効果があり期待値のハードルを相当高めたのが原因か、正直内容自体は何とも心に響かなかった。
面白いと思う人もいればつまらないと思う人もいるだろう。
つまり、そんな感じであり、それ以上でもそれ以下でも無いかと。
ただ個人的には「映画の売り方は素晴らしい」と思った。
作り手が作りたい映画と売れる映画とは違う。劇中のセリフから監督のそんな気持ちを感じ取られたが、本当の意味での「ネタバレしないで」とはそのような事なのかな、と感じた作品でした。
寄生虫と半地下の希望
2020年 3本目「コメディ、ホラー、サスペンス、ホームドラマ、何にせよ最高」
パラサイト見た。展開が全く読めない映画だった。
半地下に暮らす家族、主人公の家族たちがセレブ家族を乗っ取っていくさまは、詐欺師か新興宗教ようだった。
とにかくこんな映画は見た事がないし、今年No1候補がすでに登場したかも。
『以下、少しはネタバレ注意』
「計画をたてるだけ無駄だ」という父親は、結局は半地下から離れることができない。息子は、呪いの石を捨ててプランを立てる。そのプランは、自分だけでなく家族を半地下から救い出す夢のプランになるのだろう。
自分たちでは気付かないニオイ。それを金持ち達は嗅ぎ分ける。その悪気の無さに、格差の闇の深さを感じる。同じ人間だとは思っていないのだろう。「ここに似合うか?」と長男が訪ねる、その悲しさ。
汚れた雨水は、一番低いところに流れる。苦しんでる人たちに、さらに追い討ちをかける。山の手のに住んでる人たちは家の外の事に興味がない。高い木に囲って外が見えない。
いくら身綺麗にしても落ちない匂い
えげつない 面白さ…‼︎
はちきれんばかりの面白さが詰まりに詰まった映画。韓国の格差社会を炙り出し、力強いメッセージを訴えた社会派映画であると同時に、えげつないほどの芸術的作品です。
そもそも設定が面白い。半地下に暮らす貧困家族が大金持ちの家にじわりじわりと寄生していく様が、絶妙なテンポで展開されていきます。と思えば、侵食しすぎていけば当然、粗も出てくるわけで、卓越したカメラアングルでスリリングな一面を映し出しているのはお見事。家全体、さらには高級住宅地と貧困地区を結ぶ街全体を、構造的な視点で暗示的に映し出すのも凄いのに、そうでないシーンでも皮肉の籠もったセリフや何やら意味の籠もったシーンが終始見られるのは、驚きを隠し得ません。隅から隅まで、摘み取りきれないほどの素晴らしい演出が散りばめられています。語りきれないほどの魅力が、この作品にはあります。
この作品は、単に富裕層を悪く描いたものではありません。半地下の家族も思っているとおり、この作品に登場する金持ち家族もみな、魅力的な人なんです。だけれども、半地下で暮らしていた人間が放つ特有の"臭い"に思わず鼻を摘んでしまう、この行為は決して悪いことではなく、仕方なしに反応してしまうものでしょう。でもそんな一面が、"臭い"を放つ側にとっては、なんとも侮辱的でぞんざいな扱いに感じてしまうのです。決して特定の層の人間ではなく、そんなどうしようもない構造的な格差社会を、この映画は批判したのではないでしょうか…
いきなりヤバいものを観た
長い長い階段
そんなに評価してはいけない!
上下格差と染み着いた臭い。。。
感想を話し合いたくなる、(早くも)今年のベスト候補!
貧しい家庭が、タイトル通り寄生虫のように富裕層の家庭に入り込んでいく。富裕層は、夫婦も子どもも洗練された見た目と心に余裕のある態度。貧困層の親子は、照明が暗く悪態をつきながら毎日を送る。明暗と高低、貧富の差をこのコントラストで描く手法がとてもよかった。
徐々に家族の信頼を勝ち取っていく姿は詐欺師を描くクライムサスペンスとして楽しみ、後半は社会派ホラーとも言える妙な雰囲気を醸し出していた。
コメディ的な笑いはあまりなく(実際笑い声も少なめ)、終始妙な息苦しさを覚える映像だった。この雰囲気づくりのうまさはさすがにポンジュノ監督。少し長いし、暗いシーンも多いのだが、全く飽きなかった。やっぱりすごいなこの人。
とても良い作品だからこそ、描き足りなかった点が惜しまれる。
「笑える」から「笑えない」へ
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