パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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完成度に半殺しにされた
全てのジャンルをこの132分に詰めこみ、「エンタメ」として放出している。キャストも全員素晴らしき顔をしているしソン・ガンホの序盤と終盤の顔の違いときたら!映画で「臭い」を描くということ。富裕層から貧困層への果てしない坂道。
コメディかと思いきや…格差を描いた傑作!
前半は金持ち宅に計画通りにパラサイトしていくコメディとして十分面白かった。しかし、それだけで終わらないのが今作。
後半からまさかの展開に発展して、格差を描くシーンが増え、だんだんと笑えなくなってくる。
2つの家庭の対比シーンで格差の大きさを表現するのも良かったし、臭いで表現するという着眼点も良いなと思った。
個人的にあの家族はみんな能力高いと思うが、それでも上手くいかないほど韓国社会は悪いんかなと思った。
それと、妹ギジョンはどうやって暴れ馬ダソンを従えさせたんだろう🤔
後、金持ち宅の娘ダヘが本田望結ちゃんみたいで可愛かった☺️
うーん…
それはそれは評判が良いので観に行きました。
格差社会の問題とかは解る。
けど話がカメ止めみたいに別にネタバレ注意!みたいな程でもないし、コメディって程ではないし、そこまでパラサイトする設定に無理があるというか…。
他の映画評にも書いてる人が居たけど「ゲットアウト」とか「アス」を彷彿とさせる感じで世にも奇妙な物語?みたいな印象でした。
役者さんたちは良かった。
期待しすぎた
めちゃくちゃ評判がいいので、期待でパンパンの状態で見たらそこまでの盛り上がりがない。クライマックスは面白かったのだけど、もうちょっとドキドキハラハラしたい。ソン・ガンホが金持ちのお父さんを殺したのは、自分を押し殺しきれなくなったのかな。ずっと、「金持ちだけどいい人だ」と言っていたのは嘘じゃないだろうけど、確実に存在する劣等感を抑えられなくなったのだと思い、あの行動は腑に落ちる。
しかし、気になるのでもう一度見に行くかもしれない。
或る意味、「下級民の復讐」
脆く危うい人と人との関係、前半は、具に描かれず、後半の伏線として描かれている。
後半は、ポンジ・ジュノ監督の逃がせない物凄い雨音とバカデカイ音楽で始まる。彼のドラマには、夜に激しい雨や雷がなる場面がよく出現する。「ここからが、見せ場です!!」の合図であるかのように流れが急転する。観る私としても、ここからズルズルと作品に引きずり込まれていく。10年前の「母なる証明」もそうだった気がする。パンフレットを拝見し、多くの著名人の大賞賛の嵐はどうだろう。一番の肝は、いかに金持ち家族にうまく寄生する過程であるが、私としては、及第点とは言いづらい。
日本と韓国の違いはあるが、家庭教師や自家用車の運転者を雇うのに彼らの「履歴」など何にも考えず、雇い入れるところが、韓国の上級人民はそんなものか?と不思議に思えた。描きたいのは、貧しき下級民が、キム家がパク家の大豪邸に寄生する。この作品の見どころから、下級民が上級民の生活を徐々に食いつぶしていく過程が醍醐味ではあるが、IT企業のパク家の家族が馬鹿っぽく映って少しがっかりした。あまり知的に見えない旦那さん。
前半のパク家を手練手管騙す場面は、実に面白く描いてはいるが、先に「寄生」している夫婦がもう1組いたことに絶句させられた。
ポン・ジュノ監督の人を殺める場面は、いつも残虐性半端ない。最後のパーティーでの家政婦の旦那の殺し狂う場面は、目も当てられない。
ラストの主役が息子に宛てた(ボーイスカウトで学んだ)「モールス信号」の手紙やギテクの語る豪邸に入り込むための「計画性、無計画性」そしてキム家の「独特の雑巾のにおい」などなど、監督は意味あるものとして語られている所は同情せざる負えない。下級民が上級民に「寄生」せざる負えない現代の問題、監督自身がお得意のカメラワークで撮り終えたことは、世界の名だたる映画賞を十分獲得した納得のいく理由だと私自身は思う。
参りました
ポンジュノ恐るべしです。
スノーピアサーは嫌な予感があり見ていません。
でも、今回は完敗です。
韓国映画はポンジュノが引っ張っていくのでしょう、多分。
言葉不要で、とりあえず観ることをお勧めします。
レンタル開始後でも問題なし
予告の時点から観たいと思っていた作品。
⚠️ざっくりあらすじ⚠️
半地下で暮らす貧困家族が、ある人物にそそのかされて嘘をついて富裕層の家で次々と働き始める。富裕層家族のいない台風の夜、地下室で隠れていた家族と出くわす。富裕層家族が帰ってきて大ピンチに陥るも、無事脱出。大雨の中半地下の家に帰るも水浸し。体育館に避難していると、富裕層家族からパーティの召集がかかる。
パーティの最中、地下室にいた男が乱入。どさくさのなか半地下の父親が富裕層父を刺殺。逃亡と見せかけて地下室に逃げ込む。息子が父親のメッセージに気づき、父を助ける計画を立てる。「金を稼いで家を買う」と。
⚠️個人的感想⚠️
格差社会をテーマに、そこに暮らす人々に寄り添うだけでなく、そこから抜け出す真っ当なヒントを投げかけている。
個人的には、惹きつけられるほどのインパクトも、記憶に留まるほどのインパクトも少なかったように感じる。
昨年観たジョーカーのなんとも言えないズシリと来るダークさが私を捉えて離さない。ジョーカーと比べてしまうからか、特に人物の作り込みに物足りなさを感じてしまうが、邦画にはないトリックで見応えはあった。
うーむ🤔
日本語でのサブタイトル「半地下の・・・」いらないと思う。
物語を紡ぐアイデアがとても秀逸。クリエイティブな監督なんでしょうね♪
ただし、物語に対して感情移入しすぎて、HSP気味な 最近の私には、ちょっと・・。
ああ言う、よせばいいのに・・バレちゃうよ・・的なドキドキ感は、胸が苦しくなってしまう・・。
まぁ、バレないと、お話にならないから、露見はするんだけど・・。
もう少し、ソフトなクライマックスにならなかったのかしらん・・。
ソン・ガンホ・・そこまでするほどか・・・??
個人的には、落語的に、最後まで、お笑いの寓話の方が良かったかも。
優れたアイデアを素材に、社会問題をスパイスにしたのか、逆に、社会を素材にアイデアをスパイスにしたのか・・。
監督の想いが込められた商業映画としての成功法則的な映画
名作「殺人の追憶」のポンジュノ監督による韓国初のパルムドール受賞という事もあり、非常に期待して鑑賞した。
監督の「ネタバレしないで」とのコマーシャルも相当な効果があり期待値のハードルを相当高めたのが原因か、正直内容自体は何とも心に響かなかった。
面白いと思う人もいればつまらないと思う人もいるだろう。
つまり、そんな感じであり、それ以上でもそれ以下でも無いかと。
ただ個人的には「映画の売り方は素晴らしい」と思った。
作り手が作りたい映画と売れる映画とは違う。劇中のセリフから監督のそんな気持ちを感じ取られたが、本当の意味での「ネタバレしないで」とはそのような事なのかな、と感じた作品でした。
寄生虫と半地下の希望
逞しい家族たちの物語。
近頃目にするニュースコラムにある韓国の近況がそのまま活写されてた。
重層化した社会に抗うわけでもなくうまく乗り切るのが彼らの知恵なのだろう。寄生虫は死にかけの人(家族、国)には養えない。不衛生な環境も重要な要素。キムさんの家は半地下で便所興梠もいるが街を眺めることもできる。逞しい家族にはまだ未来がある。そんな気にさせる映画。
2020年 3本目「コメディ、ホラー、サスペンス、ホームドラマ、何にせよ最高」
パラサイト見た。展開が全く読めない映画だった。
半地下に暮らす家族、主人公の家族たちがセレブ家族を乗っ取っていくさまは、詐欺師か新興宗教ようだった。
とにかくこんな映画は見た事がないし、今年No1候補がすでに登場したかも。
『以下、少しはネタバレ注意』
「計画をたてるだけ無駄だ」という父親は、結局は半地下から離れることができない。息子は、呪いの石を捨ててプランを立てる。そのプランは、自分だけでなく家族を半地下から救い出す夢のプランになるのだろう。
自分たちでは気付かないニオイ。それを金持ち達は嗅ぎ分ける。その悪気の無さに、格差の闇の深さを感じる。同じ人間だとは思っていないのだろう。「ここに似合うか?」と長男が訪ねる、その悲しさ。
汚れた雨水は、一番低いところに流れる。苦しんでる人たちに、さらに追い討ちをかける。山の手のに住んでる人たちは家の外の事に興味がない。高い木に囲って外が見えない。
いくら身綺麗にしても落ちない匂い
韓流華やかかりし頃の恋愛ドラマは
恋する二人を阻むものの多くが格差だった。
その文化の違いが登場人物を翻弄し
我々は涙し時にそのどたばたに笑いもした。
その格差は納得できるリアリティ
でもどこかロマンティシズムを帯びていた。
大雨が降れば水浸しになるような
世間を下から見上げる家族
経済的事情から能力をもて余す若者たち
そんな彼らがチャンスをしっかり掴み
計画を着々と遂行していく。
ユーモア溢れる前半の雰囲気が一転
殺伐とした後半の展開は
見て見ぬふりをする政治への
煮えたぎる迸りのように感じた。
生活レベルが染み着いた匂い
吐き気を催すほどぐさりとくる。
えげつない 面白さ…‼︎
はちきれんばかりの面白さが詰まりに詰まった映画。韓国の格差社会を炙り出し、力強いメッセージを訴えた社会派映画であると同時に、えげつないほどの芸術的作品です。
そもそも設定が面白い。半地下に暮らす貧困家族が大金持ちの家にじわりじわりと寄生していく様が、絶妙なテンポで展開されていきます。と思えば、侵食しすぎていけば当然、粗も出てくるわけで、卓越したカメラアングルでスリリングな一面を映し出しているのはお見事。家全体、さらには高級住宅地と貧困地区を結ぶ街全体を、構造的な視点で暗示的に映し出すのも凄いのに、そうでないシーンでも皮肉の籠もったセリフや何やら意味の籠もったシーンが終始見られるのは、驚きを隠し得ません。隅から隅まで、摘み取りきれないほどの素晴らしい演出が散りばめられています。語りきれないほどの魅力が、この作品にはあります。
この作品は、単に富裕層を悪く描いたものではありません。半地下の家族も思っているとおり、この作品に登場する金持ち家族もみな、魅力的な人なんです。だけれども、半地下で暮らしていた人間が放つ特有の"臭い"に思わず鼻を摘んでしまう、この行為は決して悪いことではなく、仕方なしに反応してしまうものでしょう。でもそんな一面が、"臭い"を放つ側にとっては、なんとも侮辱的でぞんざいな扱いに感じてしまうのです。決して特定の層の人間ではなく、そんなどうしようもない構造的な格差社会を、この映画は批判したのではないでしょうか…
いきなりヤバいものを観た
「カースト」とはまた違う、圧倒的で絶望的な格差社会
半地下で暮らす人々にとっては、それが「日常」なのだろうけれど
逆流して汚水が噴き出す便器の上に座ってタバコを吸う彼女
首まで汚水に浸かって家族を避難させる家長
何事もなかったかの様に高台で誕生日パーティを優雅に楽しむ人々
映像で貧富の格差は発想次第でいくらでも表現できるだろうけれど
本作がスゴいのは「臭い」で表現した事
アノ人は容姿身形を差別されるより、どうしても許せなかったんだろう
ラストシーンにグっときた
カレには「計画」を貫いて欲しい
いやー、描写重し!さすがポン監督 低層でもプライドがあって家族があ...
いやー、描写重し!さすがポン監督
低層でもプライドがあって家族があって、
生き方ってなんだろう、考えさせられる。
しかし、ドキドキが止まらない感じはすごい
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