パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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まさにパラサイト…
面白かった!
とか言いにくい映画きたー韓国映画あるあるw
観終わった印象は、ビックリと不思議と虚しさ。
身近にあるテーマで描かれているのに、なんだか他人事に感じるというか…。
ここから先どうやって展開するの?とか思っていたら、なるほど?!無くは無い!っていう展開に「ええええ…」って思いながら夢中になってた。
ユーモアも皮肉もリアリティも社会性も暴力描写も万遍なく入れられてる作品だった。
これがアカデミー賞作品賞にノミネートされたことが、なんか感慨深いというか、色々変わりつつあるんだなーと思う。良いと思う!
良くも悪くも本当に「パラサイト」というタイトルが物語ってる。
人に勧めるかと言われると、人を選んで勧めたい!って感じの作品だった。
く、、苦しい笑
掻き乱された〜
何だろ?
苦しさ?悔しさ?怖ろしさ?
畳み掛けられる、感情への強烈なマシンガン。
それがどーして映画としての面白さ。
わかっちゃいるのにドキドキさせるし、
わかっちゃいる展開で終わるくせに。
チクショー❗️観て良かった❗️
キム運転手には同情出来ませんが🤩
ゆっくりと驚愕に至る。
映画館からの帰り道、
この映画の感想を考えてました。
爽快だったか?違う。
悲しかったか?違う。
安堵したか?違う。
映画を観た後にある、
ある種フォーマット化された感情に、
どれも当てはまらないのだ。
では、つまらなかったか?違う。
この掴みにくい感情に随分混乱しました。
そこで、はたと気づいたのです。
これこそ、この映画の白眉ではないかと。
練りに練られたであろう脚本において、
全体の輪郭ぼやかす手腕。
話の道筋はしっかりしている。
しかし、俯瞰で見ると、途端にピントがぼやける。
格が違うと思います。
良い映画を観ました。
ハードル上げすぎた^^;;;;
今年最初のauマンデーは、超楽しみにしてた超話題の韓流作品
韓国映画のヒット作にソン・ガンホありだし、本場のアカデミー賞にノミネートされたし・・・・
画面の向こうの臭いまでしそうなカメラワークは、面白かったけど、チョッとハードル上げすぎたかな!?
万引き家族観た時と同じ感じ(^◇^;)
絶賛絶賛の活字が多すぎると逆に冷めるし、ネタバレ厳禁ってレベルのオチでもない・・・・!?
バブル前後の日本のドラマでもこんな感じのファミリードラマからサスペンス→サイコ&ホラー要素が詰まった作品多かったので、斬新に感じる部分はなかった。
私的には、奥さん役のチョ・ヨジョンの整い過ぎの美しさが全てを上書きして、ソレしか残ってない\(//∇//)\
しかし韓流スターは、日本の俳優さんの誰かに必ず似てる。
アカデミー賞は、メインの作品賞は無理だと思いますが、外国作品賞は決まりでしょう〜☆4つ
万引き家族と題材は似ているが、日本映画と韓国映画の違いか展開が大き...
万引き家族と題材は似ているが、日本映画と韓国映画の違いか展開が大きく異なります。
韓国映画はパワー有りますね。
韓国社会の真実がどこまでか分かりませんが、格差社会の描き方が見事でした。
体感が1時間ほどにしか感じなかった
観客が(こうなるんじゃ…)という予想の更に上を描いてくるポン・ジュノという監督。絶頂期の黒澤明に匹敵すると言ってしまおう。どのジャンル撮っても凄面白いんだもん。どーんとぶっといテーマがあって、その上に映画として面白いんだから。
体感が1時間ほどにしか感じなかった。退屈する暇がない。そこには監督の緻密なテクニックと揺るがない視点があると思う。特に語り口というかリズムが素晴らしい。
豪邸に差し込む明るい日差し・階段に流れ落ちる雨水・噴出する便座の上で吸う煙草。キメショットも多数。
全世界的にリンクした「貧困」というテーマ。日本も完全に当事者。染み付いたスメルはなかなかとれないんだぜ。
面白くて目が離せない!
パラサイトの意味は親のもとですねかじりだと思いますが、この映画の人間関係はそうですが、本質はちょっと複雑です。 キーポイントは石ですが、その石が幸運を持ってくるという設定には笑えました。まあ、映画の内容を見て思ったのは最終的には、息子娘にあんな才能があるのなら、詐欺なんかしないで真っ当に進めば良いのにとは思いますが、それを阻むテーマでもある貧困問題があるから、こうなるしかなかった?
いずれにしてもこれでもかとどんでん返しがあるので、ネタバレしたらつまらなくなるので触れませんが、びっくりすることばかりで、もう良いんじゃないと思う事しばしば。最後まで目が離せません。
私的には非常に暗示的な父の言葉、「無計画が人生をうまくまわす」というような台詞が刺さりました。要は策を弄せず与えられた人生を生き切ることが大事というのは納得。つまり、宇宙のリズムの運行に逆らわないであるがままに生きることが大事というのです。
半地下に住んで、トイレが高所にあるところなんかは本当に貧乏の極地です。酔いどれがおしっこをかけて行くような半地下に4人御家族が生きているわけですから。そして、差別的な「貧乏が醸し出す臭い」に対する反撃を父はしてしまうわけですが、殺意としては大袈裟な気もしないではないです。
あと、いくつか思った事で、一つは詐欺は結局暴かれる、家族の愛はお金によって潤うが破滅もする、またエロテックな部分もありびっくりした。
最後にまとめますと、この映画はハッピーエンドになるためには真っ当に生きるしかないことを教えていると思います。
面白くて考えさせられる映画です。
エンターテインメント映画として面白い
子供の頃、母の内職を手伝ったことがあります。こたつの上をきれいに拭いて、怪獣カードを5枚ずつ並べ、紙の袋に入れていく。1袋2円位だった気がします。重複NGはもちろん、組み合わせも色々変えなきゃいけません。だって、もし2つ買った子が、全く同じ組み合わせだったら可哀そうだから。
小遣い稼ぎ程度の内職で、短期間やっていただけですが、うちが裕福でなかったのは確かです。
この人達は、どうしてピザの箱をきちんと作らないんでしょうか。
生まれた時からスタート地点で大きく離されているかもしれないが、追いつけなくても差を縮める事は出来るかもしれない。キム家の人々は最下層ではなく、ある程度以上の能力がある。命の危険に晒されているわけでもないし極めて健康だ。それが、地道に努力する代わりに大胆なショートカットを決行し、お人よしの金持ちに付け込んで甘い汁のおこぼれを頂戴する。パラサイトというタイトルはぴったりです。
でもエンターテインメントとしてメチャクチャ面白いです。映像も、明るいリビングと汚くて臭そうな半地下、幅広く舗装された坂道と狭い急坂の石段、水はけの良いきれいな芝生と流れ込んで溜まっていく汚水、場面の対比は映画館の暗い客席で観ると一層効果的と思いますが、描写が結構えげつないので、繊細な人にはお勧めしません。
美しいものは高く上がる。汚いものは下へ下へ流れる。
衝撃的なほど面白かった。
無職の4人家族が、裕福な一家に文字通り「寄生」していくという設定の妙に始まって、面白いほど簡単に金持ち一家を乗っ取っていく手際の良い演出と、そこから彼らの身分が知られてしまうか否かの展開に入っていくことは火を見るよりも明らかながら、実際の物語は少なくとも私の想像を遥かに超え、また小さな伏線の数々が絶妙に絡まりながら巧みに解けていくのが快感ですらあった。モールス信号、貧乏人の臭い、小さな小道具の数々・・・すべてが物語をすり抜けていく中で重大な鍵となり、効果的に機能しながら想像を超えた内容に発展していく。
私のような凡人の頭で考えたら、一家が身分を知られまいと嘘を重ねていくコメディを思いつくのが関の山。下手したらプロの脚本家さえ、地下室に隠された棲み処を発想するまででアイデアは終わってしまうかもしれない。しかしポン・ジュノはそこから先へと着想とストーリーを発展させる。そしてなるほどポン・ジュノがこの映画を通じて描きたかったのはこういうことだったのかと大いに納得する。一家が「半地下」に住んでいることさえも、伏線だったと気づくとほぼ同時に。
地上の暮らしは光が当たって暖かで大層平和である。一方で地下の暮らしはジメジメと薄暗く寒々しい。誰もが地上の豊かな暮らしに憧れるし、本来誰にでもそれを手に入れるチャンスはある。しかし一度何かの拍子で足を踏み外したりレールを踏み外したりすると、あれよあれよと地下へと転げ落ちてしまうことがある。一度地下に落ちてしまうと、そこから地上へを這いあがることは容易いことではない。美しいものは大抵高い方へ高い方へと上っていくばかりで下々の方へは届かない。その代わり、地上から掃きだされた汚いものだけは下へ下へと流れてきて、溢れ出る下水に塗れながら煙草を吸わされたりするのだ。
この映画には、画に描いたような「地上」で暮らす人と、「地下」で暮らす人と、「半地下」で暮らす人が存在し、下へ落ちた者はいても上へあがることを許された者はない。辛うじて「天上」に召された者がいるだけだ。やりきれない。けれどもこういった広がりゆく格差の問題は、韓国だけではない社会の厳しい現実であり、冷酷非情な社会の縮図そのものだと実感する。
パルムドールやらアカデミー賞やらといった情報が先走ってしまうと余計なフィルターで作品を観られてしまいそうで不安だが、私的にはこの映画はブラック・コメディとして楽しむのが正解だろうと思う。特に前半部分などは娯楽性を湛えた小気味良さがあるし、思わず吹き出してしまうようなブラック・ユーモアで溢れている。しかし気が付けば、現代の社会を鋭く風刺したテーマが胸の中に浮かび上がるという巧妙な仕組み。戦慄くくらい面白かったし、映画を終わった後もしばらくこの作品のことを考えていた。
作品を観てソン・ガンホのオスカー候補入りを切願していただけに候補漏れは残念無念だった。でも素晴らしい存在感でした。
似ている所と違う所
本作については、台詞や小道具などを記号論的に解釈するレビューがYouTubeなどに挙がっているが、納得できる指摘が多く、映画観賞後に見ると映画の理解がより進むと思われる。それだけ本作は、細部にまで意味を持たせた作りになっている。
本作は、昨年のカンヌ映画祭のパルムドール受賞作品であるが、2018年のパルムドール受賞作は日本の『万引き家族』、2017年のパルムドール受賞作はイギリスの『わたしはダニエル・ブレイク』であった。三年連続して、貧困者を主人公とした映画がパルムドールを取っている。それはカンヌ映画祭の特質を表しているのかも知れないが、それだけ貧富の格差が世界的に共通した問題となっている事の現れでもあるだあろう。
題材は共に〝貧困〟であるが、上記三作品はかなり異なる作風である。『わたしはダニエル・ブレイク』には官僚組織の冷酷さに対する怒りがあり、『万引き家族』には私小説風のユーモアとペーソスがあり、『パラサイト』には富裕層に対する憧れと憎悪がある。日本の『万引き家族』には〝敵〟がいないが、他の二作にははっきりと敵対関係が描き込まれている。また、『私はダニエル・ブレイク』と『万引き家族』は疑似家族がセイフティーネットの役割を果たしているが、『パラサイト』は血縁家族だけが支えとなっている。
作風の違いは、鑑賞中に喚起される感情の違いとなって現れるが、『パラサイト』はエンターテイメントの要素も強く、最も振り幅の広い感情が喚起される。必見。
附)kossyさんのご指摘によって誤りを訂正しました。ありがとうございました。(1/15)
韓国映画・・・
偶然、前提知識情報無しに、封切り初日のラストにじっくり観ました。基本ストーリーは良いと思いますが、全体の展開推移と内容は、品格面としてどうなのかなあと疑問を抱かざるを得ない印象でした。これが韓国映画らしさということであれば、今後、韓国の映画を再度観たい気にはなりません。これを日本の脚本と監督で製作いただければ良かったなあと思った次第です。巷では高評価が主流のようですが、辛口コメントで失礼しました。
祝ノミニーでも期待しすぎました。
前評判が非常高く、ポンジュノ作品ということで期待して見に行きました。確かに面白いし、今作るべきテーマですが期待が大きすぎました。
役者も個性的で演技も良かったのですが、前半のストーリーがうまく行きすぎで、いくら純粋とはいえ知り合いの知り合いをあそこまで安易に信用するのか?とか、そもそも真っ当に生きようとしない主役ファミリーに気持ちが入らなかった。上手く生きられない韓国の情勢も分かるけど、悪い事をしても仕方ない、がまかり通ればもはや無法地帯。
リビングで酒盛りしている時点で絶対戻って来るのほとんどの人が予想できたのでは?前家政婦のキャラもよかった。最後のソンガンホの咄嗟にとった行動は理解できる。根本はファミリーは善良なんだと思います。ラストも良かったと思います。
ケン ローチは演出はイマイチだったけどこちらはかなり優れているのはアカデミーノミニーが物語ってる。私の期待が大きすぎただけかも。
休日の昼ということもありましたが、中高年率が高い満席でビックリしました。ポンジュノを見に中高年が押し寄せた事が印象に残りました。有楽町でも新宿でもないのに。
韓国の格差社会を象徴、取扱注意
前半はミステリー、後半はホラー
魅力的な金持ち家族は、いわれなき侵食をうけ、無残にも父親は殺されます、それは韓国財閥をはじめとしたゆがんだ格差社会の怨念を受けたシンボルだから。
半地下の家族はそれぞれ能力があるのだから、それなりに成功出来たであろうに。
地下のクズ男にさえ躓かなければ。
しかし、彼が展開の鍵を握るのは、はたまた、格差社会の怨念が生み出した魔物とでも言うのだろうか。
このような、無茶苦茶な展開なのも、韓国の真の姿なんでしょう。
韓国人の真の姿を見れるという点では、傑作です。
においによる格差
こんな強烈な表現があるだろうか?
目には見えない、画面には現れない。
でも、なんとなく感じてしまう。
貧困と富裕
でも、それは本人たちのせいではなく、社会構造のせい。
豪雨と半地下生活
それは「天気の子」にも見られる現象だが、水は低いところへ弱いところへ流れ込む自然現象。
突然の北のアナウンサー
なんでこんなところに登場するんだ。
ユーモア溢れる全体トーンに織り込ませる社会問題。
うまいなあと感じたのだが、
ちょっと鼻につく映画であることも確かである。
面白いとは思ったが、要素が多く、簡単に物言いができないと感じた。世...
面白いとは思ったが、要素が多く、簡単に物言いができないと感じた。世界はフラクタルで入れ子構造になっているが、格差は厳然として存在するとか…。また、韓国映画はほとんど観たことがなかったが、なかなか個性的な役者さんがいるなあと感じた。
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