パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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赤裸々に描かれる韓国社会の格差
半地下で暮らす家族が金持ちに"パラサイト"していく物語。金持ち家族に仕事を貰い、安定した地位を確立したと思ったが実は豪邸には隠された秘密があった。それは豪邸の地下室に"パラサイト"していた人間だった。
家族の息子は友達から貰った成功のキッカケになった石を地下室に持って行き成功を分け与えようとしたが、錯乱した男に気絶させられ、男は半地下の家族に復讐しに行った。男を止めた家族だったが、男をゴミのように扱った豪邸の主人を許せなくなった半地下の男は主人を刺殺した。
濃ーい!
これはすごい映画だ
韓国のリアリティ
時計回り
ネタバレなしで見た方がいい
が、そういう貧困差はあるよーくらいに
あらすじくらいは捉えてから行った方が
見やすそう
話は前半笑えるんですよね
格差社会の下にいるのに
笑えるんですよね
WiFiのとことか
ピザの箱の件とか
たまたま貰ったチャンスから
富裕層にとりいっていく
さあここからこの家族の悪事がばれて
はたまた富裕層家族のっとるのか?
~と思いきや
後半なーすごいね
まさかもう一段階、話があるとは
正直びっくりした
オチも秀悦
希望を残す終わり方
勿論ただではない
すごくリアルで
いい作品でした
色眼鏡なしでみてほしい
あと時計回り
おじさんには印象のこってしまいました
人間結局一緒なんだよね
根本的には
それを言いたいことはわかるが
あしからず・・・
元家政婦笑
話題のパラサイトですが、ワイドナショーで松っちゃんも言ってた、状況的に全く知らない人間(元家政婦)をリスクを犯してまで家に入れるのは不自然では..問題は確かにあるのですが...
あの.."ボンジュノ"監督作品なんです!!
っていう世間の評価ほど乗れませんでした。
良い意味でコメディタッチで進む前半とガラッと展開が変わる後半みたいな取り上げられ方をしてますが、この手のほとんど救いようのない展開、ラストはメジャーどころの韓国映画ではデフォルト(チェイサーや悪魔をみた)だし、ボンジュノ上げがあまりにも過ぎませんかね..
と思いました、なにより感情移入できる(ちょっとイイ奴)が息子のみてオヤジもお袋も娘もいけ好かない人間でしかないのが決定的にダメでしたし、いけ好かない家族の明るい未来を示されても、はぁ?って感じです。
物語の詳細は解説を御覧下さい笑
この映画にハマった方は是非"チェイサー"の視聴をオススメします、何倍も面白いです!
人間の運命の底に到達した、まごうことなき傑作!
(完全ネタバレですので、必ず映画を鑑賞してから読んで下さい)
この映画は絶賛されていると思われますので、今更自分が感想を書くこともないのですが、一般的ないわゆる格差社会の貧困を描いたから評価されている、というのはこの映画を正確には評価出来ていないと感じましたので、自分なりの感想を書いておきます。
この映画『パラサイト 半地下の家族』が絶賛されている本質は、表現が
<人間の【運命】の底に到達している>
ところだと思われています。
この映画では、ラストに金持ちのパク家で殺人事件が起こるわけですが、よく見るとパク家の家族は殺されたり被害者にならなければならないような落ち度がある家族ではありませんでした。
パク家の妻のパク・ヨンギョ(チョ・ヨジョンさん)は少し抜けてはいても基本はいい人で、夫のIT社長のパク・ドンイク(イ・ソンギュンさん)はパラサイトしていた側のキム家の人々と壁を少し感じさせても殺されるまでの行為はしていません。
パク家の息子のパク・ダソン(チョン・ヒョンジュンさん)は地下の住人とどこかシンクロしていますし、娘のパク・ダヘ(チョン・ジソさん)に至ってはこの映画の主人公である貧乏家族の息子キム・ギウ(チェ・ウシクさん)を背負って瀕死の状態から最後に救い出そうとしている場面が描かれます。
いったいこの家族が殺人事件に直面し、いい人であった妻のパク・ヨンギョが最愛の夫を失う必然は本当にあったのでしょうか?‥
この疑問はパラサイトしていた側の貧乏家族であるキム家についても言えます。
貧乏家族のキム家の妹のキム・ギジョン(パク・ソダムさん)は、殺人事件が起こる直前にパク家の地下に取り残された元家政婦ムングァン(イ・ジョンウンさん)とその夫で地下の住人であるグンセ(パク・ミョンフンさん)に食事を持って行こうとしています。
つまりキム家の妹キム・ギジョンは、地下の住人に心を掛けている優しさを持っていました。
しかしこの殺人事件で地下の住人のグンセに殺されるのは、この地下の住人に最後食事を持って行こうと心を掛けていたキム家の妹のキム・ギジョンでした。
いったい彼女が殺される必然はあったのでしょうか?‥
おそらくこの映画のポン・ジュノ監督は、この場面を明確に意図してこのようにそれぞれ描いていると思われます。
ここで描かれたことは、
【良い行いをしたから救われ/悪い行いをしたから罰せられる、訳ではない!】
ということだと思われます。
つまりポン・ジュノ監督は、この場面で【救われるか救われないかは、単に偶然だよ】と表現していることになります。
そして、貧乏のキム家族も、金持ちのパク家族も、なぜそういう境遇に置かれていたかを考えれば、表層的には本人らの努力(あるいは努力不足)があったのかもしれませんが、突き詰めて考えていくと、それは結果として【偶然】の積み重ねがあったからそうなったとも言えます。
そして私たちは、その【偶然】の積み重なりを【運命】とも言い換えたりもしています。
貧乏家族のキム家の父であるキム・ギテク(ソン・ガンホさん)がなぜ最後に突発的とはいえ殺人の犯行に及んだのか?
もちろん”臭い”はトリガーであり、洪水とキム家の中への汚水の浸水は心の決壊を引き起こしたといえますが、本質は【運命】に対する暴発的な異議申し立てだと思われます。
(だからこそ、キム・ギテクはIT社長のパク・ドンイク個人への恨みが動機ではなく、殺害の後しばらく経ってから彼に謝罪の独白をしています。)
貧乏家族のキム家は、主人公の母であるキム・チョンスク(チャン・ヘジンさん)を含め、父のキム・ギテク、主人公の(息子)キム・ギウ、妹のキム・ギジョンの4人とも計画の頭が回り、【運命】に抗うためには何をやってもいいのだ、との前半のコミカルなたくましさが肯定的に描かれます。
それとの対比である最後の殺人現場は、【運命】に対する挫折をより一層際立たせ、私たち観客に、【運命】に抗う肯定感の後に、【運命】に翻弄されて挫折もしている現実の自分自身を思い起こさせて、深い感銘を受けることになったと思われます。
なぜこの映画は、(本来、表面的には悪人に見える)金持ち家族を良い人に描き、(本来、表面的には善人に見える)貧乏家族を計算高い人間に描いたのか‥
その理由は、問題をどちらの家族の個人に原因を還元するのではなく、【運命】に抗いながら翻弄されて挫折もしている人間の深さを描いたからだと思われます。
(※主人公の貧乏家族の息子キム・ギウは、妹とは違い、(おそらく)地下の住人を始末し決着しようと最後に岩を持ってパク家の地下室に向かいます。
しかし、地下の住人であるグンセに殺されたのは、彼らを始末しようとした主人公キム・ギウではなく、食事を持って行こうとしていた妹のキム・ギジョンの方でした。
このこともポン・ジュノ監督が偶然のあるいは皮肉に満ちた【運命】を描いているところと思われます。
主人公キム・ギウが、妹の死を知り殺人事件を知ることになって笑いが止まらなくなるのも、悲劇が喜劇に見える【運命】を表現していると思われます。
最後の、おそらくかなわない夢なんだろうなとも思わせる、主人公の未来への妄想をも含めて‥)
世界中でこの映画『パラサイト 半地下の家族』が絶賛されているのは、そんな私たちが甘受している(格差社会や時代をも含む)人間の【運命】の深い底にこの映画が到達しているからだと思われています。
(もちろん、その【運命】を地下と地上という<構造>としても画面に描いた素晴らしさもあるのですが‥)
表層の、個人が周りがどうにかしてないからこの問題が起こっているのだ、格差社会の貧困が描かれているから素晴らしいのだ、の分析は、この映画の本質を捉えていないと個人的には強く思われています。
そしてそんな善悪がきっぱり分かれていて、善の側に立つ主人公が善のまま、悪の側を倒すといった(個人的には底の浅いまやかしの)主張がまかり通り、そんな人間理解の浅すぎる(つまらない)作品が、勘違いの元で作られていることもまた事実です‥
そんな表層の喧騒から遥かに遠い地点に達し、この映画は、【運命】に抗い翻弄される私たちに、逆説的に勇気を与える作品になっていると思われています。
まごうことなき傑作だったと今も強く思われています。素晴らしい作品をありがとうございました。
痺れる〜!
主人公は姉の死と直面して何故笑顔だったのでしょうか?鑑賞後1時間考えても分かりません
追伸:貧困サイドのお父さん役の方、チョコレートプラネットの長田さんに似てません???友人に言ってもあまり共感されないのですが、、、
映画「シュリ」を誉めてた人達は今どこに?
20数年前に映画「シュリ」をマスコミを始めこぞって大絶賛の嵐でしたけど、あれを誉めてた人達は今どうしてるんでしょうね。
ハリウッド映画をトレースしただけの二流のアクション映画を誉めてましたけど、今じゃ誰にも見向きもされません。
あの時は南北問題と二言目には鬼の首を取ったかのように騒いでましたけど、今作では格差社会ですか。
頭の良い監督が頭の良さだけで作った、そこそこ面白い映画というのがこの作品の妥当な評価ではないでしょうか。
1つだけ良かったのは、主人公と女子高校生のキスシーン、この作品で唯一ハッとさせられたシーンでした。
なので、まだ見てない人はキスシーンに注目してください。あとは夫婦のソファでのベットシーン、あれはエロいだけでシーンとしてはイマイチでしたね。
エンタメ、映像、コメディの見せ方がハマらず……うーん
うーん、想像してたより衝撃な展開がなかったなー、と。
ハードルを上げすぎたか。
色んな人の感想を漁って、考えて作られてるなぁと唸ってる。
けど自分は”見てるとき”に楽しさや感動を味わえなかった。
エンタメ、映像、コメディの見せ方が……うーん。
特に韓国特有(?)のコメディ、(ボケ→ノーツッコミ)の”間”がハマらず。
あと、すんごいピンチになってるはずなのに行動が遅かったり中途半端だったり……ってのも引っかかったところ。
貧富の差について考えさせられる……てのもよくわからず。
貧しいからとか関係無しに勝手にトラブルを起こしてるだけのような?
半地下家族の”実際に生きてる感”のある演技は素敵だった。
特に妹のスレた感じ。
表情も絶妙にラインが出た服も。
美人枠の女優さん達がとても美しかったのも目に福でありました。三者三様の魅力。
男性陣は息子が絶妙な演技してたなー、と。
つまらないわけでは無い。
けど、ドカーンと来るものはなかったかなぁ。
面白かったです
予想できない展開でした。
脚本がよくできていて、面白かったです。
ダヘ可愛かったです。
そのダヘにギウが助けてもらったときに、地下室の入り口見てるんじゃないかと。
ギウ、あれで生きてたとは、、。
細かいところが、ちょっと気になってしまったけど、全体として面白いし、ドキドキハラハラするところもあり、とても楽しめました。帰り道、気分良く帰れる映画ではないですが、映画好きにはお勧めしたいと思える映画でした。
心にゆとりのある人におすすめ
話題の「パラサイト 半地下の家族」を観た。
法螺話ていうか、与太話としてはよく出来ている(ちょっと、納得できないところもあるが(^^; おい、なんでそんなことするんだ、とか)。
映画文法としても構成がよくできており、エンタメとして評価が高いのもわかる、日本の映画作家もよく、見習うべき。
ただ、問題は、このストーリーが好きかどうか。
映画マニア、映画評論家、そして、こころにゆとりのある人にはお薦め。
私は気持ちに余裕がないので、あまり好きになれなかった。
格差社会を訴えた点で、「ジョーカー」を想起する声が多いが、私は、なぜか「シェイプ・オブ・ウォーター」への違和感を思い出した。でもこの作品と違って、アメリカ映画でないから、オスカーは無理だろう。
どちらにしても、やっぱり私は、映画にはカタルシスが欲しいな。
貧困とか格差みたいな小さい話は
貧困とか格差みたいな小さい話は
『万引き家族』にでも語らせとけばいい。
メッセージ性なんてものは、あってもなくてもいい映画のひとつの部品に過ぎない。
作品を重ねるごとに濃縮されている、異形でいびつな表現、並びに人間の描き方。ディフォルメの仕方が普通じゃない。明らかに異常。
そのいびつさが見る側の価値観をはみ出た時、時に笑いになり、強烈な恐怖にもなる。
鈍器でぶん殴られるような衝撃を前にして
貧困だ、格差だ、なんて感想は映画を矮小させる。
メッセージ性なんてチンケなこちら側の解釈で作品を小さく刻んでしまっては、勿体無いですよ。
この映画がヒットして、客が詰めかけてる
って状況自体がちょっと面白い。
だって『ボーダー』にこんなに客入る?
異常っぷりはそんなに変わらないよ?w
アジア初のオスカーなるか
ノミネートだけでも快挙だし、
パルムドール受賞作ということで褒めなきゃと言う心理が働くのはしょうがない。
が、映画というものは肩書で評価されるべきではない。
どう感じたかだ。
ドンシンク、フィール。
ブルースリーの名言。
考えるな、感じろ。
映画というものは考えるものではなく感じるもの。
この作品を見て何を感じたか。
無。
何も感じなかった。
強いて言えば、北朝鮮の物まねが面白かった。
それだけ。
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