パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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なんとまあ面白いこと。
お父さん、あんなにニヤニヤしてたのに!お父さん息子と娘の前でそんなこと言われて!!ああ、もうお父さーーーん!!
後半居た堪れないこと甚だしいけど、誰が悪いわけでもないところが怖い。結局そこのレールに乗らなきゃ生きていけないという絶望。
哺乳瓶とか、逆噴射トイレのタバコとか、BBQ串と犬とか、いや〜な描き方がホントに上手いですね、ポンジュノ。
鑑賞後にアカデミー賞4冠の快挙を知る。
おめでとうポンジュノーーーー!!!
ドリフのコントのような、テンポの良さ!
韓国映画特有の、終始薄暗くて泥臭さがなく、金持ち宅の華やさかもあってか、明るい感じをした。
だが、内容は「陰と陽」「明と暗」「金持ちと貧困」のグラデーションが要り混ざって、物語の展開が加速していくテンポのよさに、2時間超えの長さをまったく感じさせない。本当に面白い映画って、のめり込めますね。
シリアスな場面でもクスッと笑かされてしまう展開には心を開かされてしまいます。
ドリフのコントを思い出されるような場面もあり、「志村、うしろ!うしろ!」と言ってしまいそうな、突っ込みどころも楽しめました!
韓国映画らしい雰囲気
これってみなさん偽名や住所等を偽って働いてたの?二転三転して予期せぬ展開に過去に無かった様なネタで結末が!ただこの作品がなぜ各賞を受賞したのかは別の問題で基準がよくわかりませんけど?
あぁ。。。やはり思ったとおりの韓国映画
アカデミー作品賞受賞との一報の前に座席予約してました。
その時はまだ映画館2名しか予約なかったのに、レイトショーで映画館はいっかほぼ満席。さすがアカデミー作品賞になった作品。
風刺の効いたストーリーで、笑いもバッチリ。
暗い話しではなく、たくましい話し。
家族の絆の強さにさすが儒教の国、と思うと同時にそれが深い闇に見えてくる。
と、思ったら、ほら、やはり、韓国映画特有の流れになったなぁ。
猟奇的。
一時期流行った 「猟奇的な彼女」の猟奇的は可愛いもので、それ以後に知った韓国映画の猟奇的は身震いするものばかり…
過去観た韓国映画は「チェイサー」が恐ろしくて記憶に深く、「スカーレットレター」は現実が恐ろしく、怖いばかりかと思ってみた「ハローゴースト」には伏線の張り巡らし方に泣かされて大号泣し、最近では「Sunny」がお気に入り。これらの作品に比べたら「パラサイト」はそれほどの感動も驚きもなかったけど、きっと色々な時事背景と解釈とウンチクがこれから山のようについてきて立派なアカデミー作になるんだろうな。
もぅ3年後くらいにまた観てもよいかな。
濁流リスペクト
驚くべきはジャンルミックス、ジャンルレスではなく、あまりにも高い水準でミックスしているため、この作品を全ての側面から語ることが可能だという点にあると思う。
個人的には社会的背景から映画を見ることが多いが、それだけでは語り尽くせていないことは分かる。
だが、それ以上の考えが纏まらない。
観賞後、何日もこの映画のことを考え続けている。
登場人物は、誰もがそれなりに誠実でズルくて間抜けで愛おしい。
演出もテンポが良く小気味いい。
何より人間の業への生温かい視線が、作品全体に安定感をもたらしている。
ただ、「リスペクト」だけは違う。
水の流れで貧富の差を見せつけるのは流石の演出だったが、その濁流に逆らっているのか、流れに身を任せてリスペクトしていないかと問われているように感じた。
少なくとも私には多少なりとも身に覚えがあり、身が寒くなった。
今年この映画を観ずして何を観る。
期待ほどの意外性は無く。。
アカデミー受賞当日のレイトショーで鑑賞。
ほぼ満席でした。
町山氏や宇多丸氏の評価からずっと楽しみにしていました。
前任家政婦が訪ねるまでは、映画に乗れたのですが。。
そこからの展開は 期待ほどの意外性は無く なんとなく色々死んじゃうんだろうなあと思った通りで、観賞後はただ嫌な気持ちになって終わった印象です。
前半のテイストで最後まで貧富差を風刺するような形にしてくれたほうが好きかもでした。
今の自分の感覚には合わなかっただけだと思います。
16どんでん返し
はじめに、映画好きな私は、ここ数年で久しぶりに感動をしました。
最後まで展開が読めない映画はこの作品が初めてです。
最初はライトなイメージを持たせつつ、コメディに描きながらも現代の闇が浮かび上がっていき…
というような、シリアスコメディサスペンス?もうよくわかりませんが、10点中19点くらいあります。
韓国映画、なめてました。
日本の映画がいかにチープかが分かりました、犬○村とか。。
伏線もしっっかりと回収されてました。
迷ってる方、ハズレはないと思います。
私には合わなかった
受賞のニュースを聞いて速攻で見てきました。
ああいったお話、あまり好きでなくて受け入れることが出来ませんでした。SFを排除した筒井康隆の小説みたいな話。1970年代の日本みたいな感じでしょうか。
でも、カンヌもアカデミーも受賞しているので、きっと私にはわからない価値観で評価されたのだと思います。
オスカーに値するかは?
オスカー作品賞に値するかは分かりませんが、
いい映画でした。
外国語映画史上初の作品賞受賞という快挙ということで、普段見ない韓国映画を鑑賞しました。
作品賞、監督賞、脚本賞、外国映画賞を受賞したパラサイトは社会派ドラマとして意義のある映画だったことは確かです。
最近のオスカー作品賞受賞は、社会がテーマになっており、パラサイトも、そうした映画でした。
心が揺さぶられる、音楽が耳から離れない、映像美が目に焼きつく、音響感、名台詞などなど、こうした感動をオスカーに求める私は、時代遅れなのでしょうか?
オスカーが変貌しているだけで、映画の都、ハリウッドの夢はこれからも変わらずいて欲しい。
格差と家族
ストーリーが一気に疾走する傑作!
急な坂道を流れ落ちる爆流の暴力性が見事に映画的。
しかし日韓で似た題材を扱っても、そのリアルの違いが明らか。
茹でガエルの自己満足に浸るのが、良かれ悪しかれ日本。
焼肉ドラゴンの母親役の女優も素晴らしい存在感。
前半ギャグで後半はサスペンス
作品賞取ったから見に行ったけどすごかった…前半ギャグで後半はどんでん返しのサスペンス…(笑)
終わり方も良かったですね。アカデミー作品賞にしては華がないというのは失礼ですが、受賞納得のいい映画でした。
カブスカウト?カブスのスカウト?
2020年映画館鑑賞9作品目
アカデミー賞だのカンヌだのと海外の賞を獲るような作品だと観客が多くて窮屈だ
日本国の住民は権威に弱い人が多い
韓国の役者で大好きなのはソン・ガンホとペ・ドゥナ
そのうちのソン・ガンホが主演なら観ないわけにはいかない
貧乏一家が金持ちのおかげで仕事にありつきその家に住み着く話
基本的にコメディーだが庭でのホームパーティーあたりから元家政婦の夫が発狂しサスペンスになってしまった
ダウンタウンのごっつええ感じでコントの最終回がなぜかホラーみたいになってしまったがそれを思い出した
サスペンスだの格差社会だのアジア初だのと宣伝する人は必死に煽るがそのわりに笑えるところ多し
あまり期待しないで気楽に観たら面白いはずだ
たしかにソン・ガンホは体臭がキツそうだ
僕はパヨクじゃないので格差社会がどうしたこうしたを論じる気はないしそういう人たちとは全く共感できない
もちろん富裕層はでない
そのての論評は退屈で読む価値がない
そういう視点でこの作品を語りたくない
女同士だから貧乏人同士だからとそれだけで価値観を共有することはできない
いい年して富裕層を妬むようなみっともないことはしたくない
半地下ってそういうことか
日本にもこんな物件があるのかな
村上春樹が若い頃に海外で半地下に住んでいたらしいが
女優陣の芝居が良かった
パク社長の奥さん役のチョ・ヨジュンや主人公キム・ギテクの娘役のパク・ソダムや追い出されるも戻ってくる家政婦ムングァン役のイ・ジュンウンこの3人は素晴らしい
特にイ・ジュンウンがすごい
家政婦をしていたときと家政婦を辞めさせられ荷物を持って屋敷を出るときと屋敷に戻ってくるときが全くの別人という怪演ぶり
ついでに役者の名前はわからないが家政婦の夫役も迫力があってハラハラドキドキさせてくれた
パク夫妻のソファーでの愛撫はすごかったね
胸はわかるけど股間までいくかな
女優の股間まで掴むなんて三国連太郎でもやらなかっただろう
息子は絶対死んだと思ったが生きていた
でも娘は死んだのは残念だ
娘も生かしてほしかった
なぜパク社長が殺されなければいけなかったのか理解に苦しむ
理不尽だ
地下に潜むキム・ギテクを発見することができない韓国の警察が無能すぎてリアルじゃないが映画は虚構だからそれは受け入れよう
あと韓国でもお腹が空くことを「ペコペコ」って言うんだね
韓国が日本だったときの名残かな
外国の映画は日本と文化が違うので?が多い
ポスターやパッケージを観て面白そうだと観てみたら全くつまらないということがあるのが洋画の怖いところ
邦画だとこれは自分に合わないなって映画レビュー見なくてもだいたいわかるから映画館では避けられる
今回は当たりの部類だが僕はどちらかというと日本映画の方が好きだな
日本の役者が日本語で芝居する方が脳に入りやすい
万引き家族と比較するなんてナンセンス
外国の作品を悪用して邦画を全否定する人の頭の中身の方が日本のエンターテイメントより問題があると思うね
赤裸々に描かれる韓国社会の格差
半地下で暮らす家族が金持ちに"パラサイト"していく物語。金持ち家族に仕事を貰い、安定した地位を確立したと思ったが実は豪邸には隠された秘密があった。それは豪邸の地下室に"パラサイト"していた人間だった。
家族の息子は友達から貰った成功のキッカケになった石を地下室に持って行き成功を分け与えようとしたが、錯乱した男に気絶させられ、男は半地下の家族に復讐しに行った。男を止めた家族だったが、男をゴミのように扱った豪邸の主人を許せなくなった半地下の男は主人を刺殺した。
濃ーい!
韓国映画やドラマって濃いなーといつも思います。
そこが面白かったりするんですけど。
「あー、分かるなー」と思ったのは臭い。
微妙な何かが臭うのが気になるのも分かるし、逆に自分が臭いんじゃないかと気になりだすと、人の仕草ひとつに敏感になる。
人間って地下でギリギリの生活が出来る強さも持ってるけど、すごく繊細な弱い部分も持ち合わせてるんだよね。
これはすごい映画だ
はじめはちょっと笑えて、いやいやそんなまさかそんな簡単に進まんやろって思ってたのも束の間、どんどんシリアスになってって、いろいろ考えさせられた。
なんか、万引き家族見た時と似たような複雑な想いがうわぁ〜って溢れてくるみたいな…言葉で説明するんが難しい。けど、これはすごい映画やと思う。
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