「社会派映画の金字塔」パラサイト 半地下の家族 Kosuke MIYAZAKIさんの映画レビュー(感想・評価)
社会派映画の金字塔
クリックして本文を読む
周りで話題になっていたため、初めは話半分で見に行きました。見終わった直後はただ現代社会に対する批判的でありきたりな映画という感想を持ちましたが、鑑賞後の余韻から名作であると確信しました。
作品では裕福な家族(地上)と半地下に住む家族、地下に住む家族が登場します。作品中では半地下と地下に住む家族は互いに争い軽蔑します。地下に住むものは徹底的に自身と比較します。地上に住むものは地下を見ようとせず、(上から見ると)半地下と地下の差も見えないといった貧しい人と豊かな人の考え方の違いを示唆する作品と感じました。
作中ではその違いを緻密に作り上げられており、その完成度に感服しました。
コメントする