デッド・ドント・ダイのレビュー・感想・評価
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ティルダ・スウィントンがティルダ様と「さま」付きで呼ばれる理由
毎回ティルダ・スウィントンを見るたび(この映画に限らず)この方はいったい何処にいこうとしてるんだろうって思ってました。(キワモノ役というか変わった役が多いので 笑)
結果、私たちとは違う次元にいるんだという悟りの境地に至ることが出来た映画。
長年のつかえが取れました。
ゾンビオフビートコメディ…オフビートすぎたかな…
●物質主義、資本主義の奴隷としてのゾンビの描き方はクラシック(wifiゾンビ、bluetoothゾンビ、抗不安薬ゾンビはかなり現代的で風刺が効いてる笑)。
●ビル・マーレイ、アダムドライバー、ティルダスウィントンは存在感だけで映画を引っ張れる魅力がある。
●日本刀が武器として強すぎて笑えるレベル。
●もっと思い切りコメディに振り切ってほしかった。特にオチもないので、なんとも言えない気分になる。
●面白くなりそうな要素はたくさんあるのにもったいない。
つまらない
この映画は人にはススメません。
ストーリー追っても、つまらないんですもの。
テンポも悪いし、キレもない。
ジム・ジャームッシュが好きで
映画たくさん観てる人なら
観ても良いかもしれない。
もし観るなら、
潤沢なキャストの無駄遣いを楽しんだり、
会話や小道具、世界観を味わいましょう。
細部(ディテール)を楽しむのが
幸せになるコツなのです。
私は幸せです。
おいでよJ.Mランド!
アメリカの田舎町センターヴィルを舞台に、街にあるダイナーで起こった。変死事件をきっかけに墓場から死者が蘇りゾンビが町に溢れ出すことに!
淡々とした日常の何気ない出来事を紡いだミニマルなジム・ジャームッシュ監督の十八番手法をゾンビ映画であてて、かなり小ネタが散りばめられシュールな笑いにクスッとさせられ、監督の遊び心と気心の知れた身内で作ったかの内容で(笑)
特に、警察の留置所に置いてあったゾンビの対処として、頭を狙えからの首を切り落とそうとする。アダムドライバーのシュールなシーンは壺ってしまい!ゾンビが生前の記憶に引かれる行動という新しいゾンビへの描写として、Wi-fiやBluetoothを探し求めスマホ片手にウロウロするシーンは面白かった。日本刀構えたティルダ・スウィントンの華麗なるシーンはキルビルを彷彿とさせ、名作のオマージュなんかてんこ盛り!
で後半のとあるポカーンの展開もマニアックなネタを理解している納得せざる得ない個人的にはかなり好きで大好物であるが、見る人が見たら?マーク10個くらい浮かべ映画館を後にするかも知らない(笑)
ゾンビという事で、グロさに関しては徹底した部分では苦手な人は身を背けるかもしれないが、ジム・ジャームッシュ監督の遊び心ある遊園地かのような世界観を堪能できるるなら、見方としては「考えるな、感じるんだ」で見る作品である。
淡々とシュール(くらいしか言えない)。
デッドドントダイです。死人は死なないということです。
ゾンビ映画は初めてです。なんで人を噛み切る力があるのに、立ち姿が腕上げたままとか、へんなポーズしてるのかな?
ティルダ様はUFOに乗っていっちゃったね。パソコンとかに手をかざすだけで電源つけてたし、彼女は地球外生物なんかしら?
かくしてぬるっと世界は終わったという話なんでしょうね…
ボブは生きてるか。ボブだけがいる世界。
ディティールはファニーで楽しいです。つか、いつものことですがジャームッシュのことはよくわからない。デス。
映画のタイトルと同じタイトルのカントリーソング面白かったです。
後半失速気味だけど…
映画館再開一発目!クスッとくるセリフにゆる〜いストーリー。前知識なく見たので、前半は当たりのB級映画や〜と思いました。
が、期待が高まっていった分、後半はちょっと残念… ゾンビなんで、オチに解決はもとめてないので、文句はいいません… ただ、よい俳優さんがたくさんいるので、メタにするならもうひとふた声あってもよかったような。
好き嫌いはわかれます。映画代の対価を気にする人にはオススメしませんが、映画が好き!って人にはよいと思います。
ジャームッシュ史上、一番観る人を選ぶのでは?
ジャームッシュがシネコン大画面で観られるなんて!
他に大作無いからなの?と邪推たっぷりに足を踏み入れたら、平日朝一の回はガラガラ。
端々にこれでもかこれでもか、と出てくる隠喩暗喩と辛口な皮肉にはクスリとさせられ、初級編から上級編までつまびらかにさせたい欲を掻き立てられる。
アダムドライバーのキーホルダーは超初級、ティルダのメルセデスは中級かな、ビルマーレイは見つけられなかったけど、直球でバスターズってこと???
クリーブランドを連呼しまくってたことなど、この日本ではどれだけ響くのだろう、とか。掘れば掘るほど出てくる。
ストーリーテリング的には強烈な印象を受けるけれども、ストーリー的には、、、
ある程度映画館で映画を観漁った世代、尚且つ所謂単館モノ(死語?)が好きな人以外に通じるのだろうか、と心配になってしまう。
という事で、周りには居ない映画好きな人と話しをしたいなぁ。
途中で飽きた
ヴァンパイアの映画がとても面白かったので、今回も期待したのだけど、退屈で飽きる。日本刀で切り殺す場面はよかった。
途中でアダム・ドライバーがシナリオを読んだと言い出すのは、いかがなものかと思う。別に面白くもないし、笑えればいいけど、そうでもなく興が覚めるばかり。これでも真面目に見ていたので、バカにされたような損した気分になる。
若者たちがどんなふうにゾンビと関わるのかと思っていたら、あっさり死んでいた。これも肩透かしだとでもいうのだろうか。トム・ウェイツは最後まで覗き見していただけで、見せ場なし。
今のところ今年見たなかで最低だ。コロナで映画館が閉まっていて、ようやく楽しみにして見ており、期待しないで見たら楽しめたかもしれないけど楽しみにしていた分本当に残念で、見て損した。大嫌い、すかしてんじゃねえって感じ。
ホラーではなくヒューマンドラマ
ビデオゲーム「バイオハザード」のラクーンシティに出てくるようなゾンビが現実に出現したとして、普通の人が普通に対応したらどうなるか、そんなリアリティがある。人間は極限状況に直面すると無表情になる。喜怒哀楽や驚きの感情では対応できないからだ。状況を把握しようと脳が必死に回転して表情のコントロールにまでは手が回らないから無表情になるのだ。誤解を恐れずに言えば、その無表情が笑えるし、面白い。
ビル・マーレーとアダム・ドライバーという二人のコメディ系の俳優を配したことで、状況自体を笑い飛ばしてしまうような部分もある。散りばめられたギャグは笑えるところと意味不明なところが混在し、映画を正体不明な怪しい作品にしている。
中でもティルダ・スウィントンが演じた葬儀屋は登場人物たちにとっても謎の存在であり、彼女を中心に目の前で繰り広げられた信じがたい光景も謎であるが、普通の人らしく受け入れてしまう。そういえばコロナ禍の初期の頃、日本は武漢にチャーター機を派遣した。
センターヴィルで起きたのと同じ極限状況は地球全体に及び、もはや逃げる先はない。田舎町の生活者のディテールを描きながら、実は人類全体を描いているという、気がつけばスケールの大きな作品である。これまでもそうであったように、これからも人類の敵は人類なのだ。
それにしてもアダム・ドライバーは達者な役者である。本作と同じジム・ジャームッシュ監督の「パターソン」では詩人でありバス運転手である男の日常を飄々と演じ、スパイク・リー監督の「ブラック・クランズマン」では意外に勇気と行動力のある刑事をケレン味たっぷりに演じてみせた。
「パターソン」と本作品の共通する点を挙げるとすれば、人間というものはどこまでも愚かで救いがたい存在だが、同時に愉快で愛すべき存在でもあるというジム・ジャームッシュの世界観だろうか。
本作品を「バイオハザード」などと同じように鑑賞すると、多分面白くないと思う。同じゾンビものでも、サバイバルを目指している他の作品とは決定的に一線を画しているのが本作品であり、突如として出現したゾンビに戸惑い、右往左往してしまう人間模様を描くヒューマンドラマなのである。その観点から本作品を観れば、実に面白い作品であることがわかる。意味不明な出来事は謎解きではなくてメタファーなのだ。
自分には合わず。。。
久し振りの劇場観賞\(^^)/
でも残念ながら自分の好みには合わず。
ホラー系のゾンビ映画の感じ。
だけどそれ程怖くもなく。
コメディーの要素も多目。
でも自分には合わず。
観賞中、起死回生のどんでん返しを期待!
でも、それっぽいのが意味不明の展開。
アメリカンジョークは多目な感じ。
それも自分のツボには嵌まらず。
何度も流れる同じカントリーソング。
結局、何を表現したかったのか?
不思議なのはホラー系の場面は映し方も音楽もそれっぽいんだけど全然怖くない。
これはある意味上手い手法なのか?
気になるところ。
最近観た韓国映画の列車内を舞台とした作品の様にゾンビが俊敏ではないので安心して観られた感じ( ´∀`)
なるほどね。という感じでした。
劇場予告で期待するほどコメディ要素はなかったです。序盤から「テーマ曲だから」とメタいものが出てきたと思ったら、まさかの「台本に書いてあった」が出てきたりとすごいメタでした。
世捨て人が生き残って物質主義の人々がゾンビ化していくという社会要素が最後に出てきて、ゾンビがwi-fi求めたりBluetooth求めたりしてた理由がわかりましたが、正直「お、おう……」という感じになってしまうのは否めず、最後のここでよくわからない映画感が増してしまった気もする。
途中出てきた子供3人はなんだったんでしょうか。今書いてて途中で逃げてそのままだったなと気づきました。友人に勧めると、きっと何とも言えない顔ってこういうことを言うんだろうなというものが見られると思います。それ以外で人に勧めるのはやめといた方がよさそうです。
久しぶりに無になって劇場を後にすることになった映画でした。
あれ?あれ?
コロナで延期になり、待ちに待っての鑑賞。
あれー?ちょっとおもってたのとちがうな、、
ストーリーはない。
でも面白さもあまりない。
途中だれてしまい、決して長くない上映時間ながらあきてしまった。
アダムドライバーのスターウォーズギャグとかおもしろかったけど、、ちょっと期待しすぎたかもな。
ポスター最高だったのに残念!
自分には全く笑えない映画
新作の公開が途切れている中、洋画の新作に飢えている観客が来場して見事国内ランキング二位になっているだけで内容は全然面白くないです
監督やキャスト的には期待してたんですがやはり面白くないです
ゾンビ映画に載せたメッセージ
2019年カンヌ国際映画祭オープニング作品。
ジム・ジャームッシュがゾンビ映画...??と観る前は一瞬首を傾げたものの、とてもジャームッシュですね...。
ただ、R15+指定なのでそこそこ描写はエグいところも。ゾンビは大変古典的なゾンビなんだが、ゾンビにやられる側の描写は結構生々しい。
この作品の凄いところはもう最初からアダム・ドライバーが結末を断言しているところである(そしてその理由が示される場面はものすごく笑顔になった)。若干間延びしてはいるがそれなりに感情を見せるビル・マーレイと、真っ当にパニックになるクロエ・セヴィニーに対して、やけに落ち着いてるアダム・ドライバーの理由それかよ!そんなん笑うわ!そしてビル・マーレイの反応も大変よろしい。
本作、多分「普通の」ゾンビ映画を想定して観ると退屈かもしれない。だが、ありとあらゆる大小の仕込みとメッセージに唸らされる作品でもある。世捨て人ボビー=トム・ウェイツの立ち位置とか、ダイナーでスティーブ・ブシェミが吐く台詞へのダニー・グローヴァーの反応とか。人間が引き起こした気候変動とゾンビの関連も含めて、ある意味大変直接的なメッセージ映画でもある。ラストとか完全に社会派メッセージ映画のそれだ。ゾンビ映画なのに!
遊びというか余白という意味では完全に謎なティルダ・スウィントンが最高である。日本刀でゾンビを狩るティルティル....!警察署のパソコンのキーボードの叩き方はちょいとアレだが、最初から最後までなんだか分からんという「謎」としての彼女の見せ場は凄い。しかし字幕で武士口調にする必要があったかは分からない。
ジャームッシュがファンだと述べていたセレーナ・ゴメスの都会っ子感も私は好もしかった。キラーン!というあの輝き...。ベタだがそう見えるセレーナ・ゴメス...。
ストーリーの結末としては殆ど救いがない(警告映画だからそうなるだろう)のだが、とにかく色々な要素を詰め込んで拡張したかったんだな、と感じた。そしてメッセージ性を備えつつ、細かく遊ばせる。それが完璧に成功しているとは言いがたいのだけれども、挑戦的映画だな、と感じた。
トム・ウェイツが拾うメルヴィルの「白鯨」にも何か含意があるんだろうな...。
ジャームッシュ好きのツボを押しまくる佳作
公開延期になっていたジム・ジャームッシュの新作をようやく観ることができた。
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ゆる〜いゾンビコメディと思いきや、観終わった後の感触は少し違い、ライトヘビーな佳作であった。
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舞台はアイオアの田舎町センターヴィル。町の巡査や住民たちの他愛のない日常をユーモラスに切りとった序盤の描写が絶妙。ジャームッシュの世界に浸る。
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地球の自転軸のズレから次々起こる異常現象。墓地から死体が這い出し住民たちを襲う。なす術がない世紀末が表出した。クールな無常感があった。
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町の巡査役のビル・マーレイとアダム・ドライバーのやりとりが最高に面白い。そして、ティルダ・スウィントンが演じた日本刀の達人のキル・ビル感、セレーナ・ゴメスの実にまともな清涼感、イギー・ポップのパンクなコーヒーゾンビ、すべてを目撃する世捨人を演じたトム・ウェイツなど見所満載だった。
超ロメロ的正統派ゾンビ映画。ただしそこはジャームッシュ。
馥郁たるロメロの香りを堪能できる正統派ゾンビ映画。
清く正しいと言って言いすぎでない。
そこにジャームッシュらしいふゃっとしたところとピリッとしたところと、…ナンデ?みたいな物悲しさと可笑しみがそこかしこに散りばめられていて、大変良かった。
今日びの映画館なので、大笑いしたいところをぐっと我慢して楽しみました。
個人的に、推し俳優ブシェーミを愛でられて、ゾンビになってもいつものいつものイギーポップとティルダ様のティルダ様ぶりを堪能できて、トム・ウェイツでビル・マーレイなので花丸ちゃん映画。
今度は映画好きの友人と観に行って、あーだこーだ感想を言い合いたいな~。
派手さはなく、地味なゾンビコメディ?! 当然ながらゴーストハンター...
派手さはなく、地味なゾンビコメディ?!
当然ながらゴーストハンターとは異なる。
セリフが上滑り気味。
ところで、三人の子供達はどうなった?
ジャームッシュ映画、ゾンビ映画じゃないよ笑
ジャームッシュ最近、基本ホラー多いですね。
評判悪いので期待しないで観に来ましたけどそんなに悪くもなかった。
だだジャームッシュの映画であってゾンビ映画じゃないね、ゾンビファンは肩透かしなんだろうな笑
アメリカの田舎町の人々がゾンビに直面するユルイ面白さ。
アダム・ドライバーとビル・マーレーのコンビか面白い。
当然、今の世界の状況前の作品だけど、古典ゾンビと人とのスピード感が、ソーシャルディスタンスの距離感を思わせるられ別な意味で感慨深かった。
3ヶ月ぶりの映画館は作品の見え方まで変わって見えた。まずは映画館で映画を観る事が大切。
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