劇場公開日 2020年10月30日

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罪の声のレビュー・感想・評価

全537件中、481~500件目を表示

4.0選べなかった未来

2020年11月1日
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大人の欲と自分勝手な正義感の犠牲となった子供たちの未来には目を覆いたくなるシーンも多く、切なくなりました。
最初は登場人物が多くてついていくのに必見でしたが、野木さんの脚本なので見応えたっぷりで、重厚感ある映画になってると思います。

テーラー役の星野源さんのスーツ姿もなかなか素敵なのでこちらも注目して頂きたいです。

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あおい

4.0実在のグリコ森永事件をモチーフにした本作品をただのエンタメに終わら...

2020年11月1日
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実在のグリコ森永事件をモチーフにした本作品をただのエンタメに終わらせない野木さんの脚本。ファミリー総出演。
ロケ地が近所やと嬉しいけど、東京の人はいつもこんな感じなのか。

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せーじ

3.5よもや!よもや!だ!❓❓

2020年11月1日
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まず、関西人なら源の方言が外国人レベルの違和感を感じてるでしょう、最後まで何か仕掛けかと思うほど。
原作から、声のエピソードだけデフォルメする違和感も相当です。
そんなので人生狂うなら、なんでも人のせいにできますから。
犯人の造型もいい加減です。
点数は子役の演技と最後の歌だけのものです。
あまりのチープさに愕然としましたが、回想シーンの人の演技が秀逸でした、それと子役の演技は抜群です。

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アサシン5

5.0過去の事件を過去だけのものとしない映画

2020年10月31日
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あれだけ情報量の多い原作を140分の映画として脚本にまとめる野木さんの素晴らしさと、それを映像として生きたものにする土井監督、役者の方々がとても素晴らしかった。

過去の未解決事件をモチーフとしているフィクションの原作だが、まるでその結末が実際のものではないかと思うリアリティは映画でも伝わってきた。
この映画、原作の素晴らしいところは、今日もどこかで事件はおきていて、被害者と加害者がいる。
そして、その周りには家族や恋人、友人と関わる人々がいて、悲しみや苦しみは被害者と加害者だけのものではなく、今という時間だけのものでもない。
悲しみを背負い、未来を生きる人がいる事を私達はどう受け止めるかを考えさせられる。

もし、自分の幼い頃の声が事件に使われていたら、
もし、自分の家族だったらと考えたら中盤から終盤にかけては胸が苦しくて度々、涙が溢れた。
紛れもなく、過去の話で終わらせない素晴らしい今の映画だった。
役者の方々の顔をうかべながら、また原作を読もうと思う。

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nanairo

4.0(ノД`)大人達のたかぶり、、、。

2020年10月31日
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おにっち弐号

3.5サスペンス・ミステリー的要素は少なめ

2020年10月31日
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小栗旬の記者役はハマってましたね。
星野源のテーラー店主役も似合っていました。

素晴らしいキャスティングと演技に大満足。
周りを固める役者さんも火野正平、橋本じゅん、正司照枝など良かったです。

ただ映画は無駄な場面も多く、サスペンス要素を含みつつもココ一番の盛り上がりという箇所もなく、どんでん返しがあるわけでもなくといった感じでした。

何を期待して観に行ったかによって感想が大幅に変わるかもしれません。
私はサスペンス・ミステリーを期待していたので、ハズレっぽい。

長すぎる時間を2時間以内にまとめることで、もっと良い映画になった気がします。

それにしても「割烹しの」の板長さん、すぐに喋っちゃいますね(笑)

キャスティングに☆を追加しておきます。

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MiMa

4.0重厚な展開に。

2020年10月31日
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感動するってよりも、メディアの罪をどぅ考えるのか?って感じました。

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酒呑童滋

3.5声の重み

2020年10月31日
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実際に起きた未解決事件を元にした小説を映画化。

なんて辛いストーリーなんでしょうか。
主人公2人の掛け合いがたまにほっこりさせてくれるけれど、2人が進んでいく事件の真相は進めば進むほど苦しくなるものでした。

この子達には決して罪はないのに。
ただ意味もなく読んだこの声はこんなに人生を左右するものになってしまうなんて。

そしてその声は色々な記憶を思い出させる大事なものにもなっていたり。

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Pathfinder

4.0観てよかった

2020年10月31日
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悲しい

人情味感とサスペンス感のどちらもいい感じに感じられる、純粋に観てよかったと感じる作品でした。

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フル

4.5エンドロール

2020年10月31日
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エンドロールで誰も立たなかった。
ただ名前だけのエンドロール
みんな余韻に浸っていた。
登場人物の感情に寄り添う時間にしたかったのかもしれない
Uruさんの声がとても優しくて切なかった

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ちゃこ

2.5心変わり?

2020年10月31日
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悲しい

幸せ

1984~5年に起きたグリコ森永事件をモチーフにした「ギン萬事件」という事件で、脅迫テープに声を使用された子供たちのその後の苦悩を描いた話。

亡き父親からテーラーを継いだ30代の男が探し物をしていると天袋にあった伯父の荷物から自分の幼い頃の声が入ったテープと事件に纏わることが記された手帳を発見し巻き起こっていくストーリー。

事件との関わりを知り、苦悩し、関係者を追って事件の詳細や真実を知ろうとする姿や、記者とのやりとり、そしてみえてくる真相は見応えがありとても面白かった。

しかしながら、主人公の苦悩はどこ行った?
何も救いの描写なかったのになんでそんなにすっきりしてるの?
他の2人と比べたらまし、程度の言いきかせしかなくないですか?
その家族も大人しくしてたら…とか、ちょっと都合良いし。

終盤の説明パートもちょっとムリがあったり説得力に欠けたり、ミステリーとしてはイマイチだったかな。

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Bacchus

3.5うーん、丁寧に作られてはいるが共感できない。

2020年10月31日
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事件の背景にある学生運動の挫折なんて、世代が違っているので共感できないです。
あるべき記者の姿に悩む小栗旬にも共感できないです。
アラ還以上の方又は両主演のファンの方なら共感できるのかな・・

人間関係を新聞記者に次々暴露するおしゃべりさんが多いのは、ちょっとご都合主義ぽいですね。普通、初対面の人には簡単には喋りませんよ。まあ、それを言ってしまえば身も蓋もないのですが。

話の構成は整理されていて、登場人物が多い割に理解はしやすかった。
演出がTBSテレビの土井さんということで納得。

一方、グリコ・森永事件の企業名だけ変更して、その他の周知の事実をそのまま使っているのでどうしても違和感が残る。

ついでに言えば、海外逃亡中は時効進行が停止されます。ネタバレになるのであまり詳しく書けませんが、後日譚についてはちょっと描写が甘いような気がします。

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お抹茶

4.0(原作既読)力作。35年前に遡る話なので、証言者や事件関係者として実に懐かしい面々が出てくるのが嬉しい。映画として小説とは独立した面白さを持ち得た映画化の成功例だろう。

2020年10月31日
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もーさん

4.5キツネ目の男は誰・・・?

2020年10月31日
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原作は新刊発売当時に既読。昭和最後の大事件、『グリコ・森永事件』をモチーフに、いつか実写化されるだろうと思っていたので、待望の映画化。自分達の世代には、大変印象深い怪事件で、連日報道される、警察をあざ笑うかのような成り行きに、釘付けになった。

「真実は小説より奇なり」の言葉通り、実際の事件をモチーフにし、それを脚色をしているため、ストーリー展開も、次への展開を期待させるサスペンスの要素だけでなく、人としての生き方や人間関係のヒューマンドラマとしても、大変興味深い内容となっている。

特に、何も知らずに、事件の声に使用された3人の子供達の成長過程のくだりは、穏やかで幸せな家庭を築いてきた曽根と、暴力団の監視の下で、底辺の暮らしをしてきた聡一郎の対比によって、哀愁を誘う構図となっている。

この事件の身代金要求に使用された子供の声。それが30年の時を経て、自分の声だと知ったテーラーを営む曽根。一方で、令和を迎える前に、この事件を掘り下げるために、取材を始める新聞記者の阿久津。それぞれが、事件の関係者を辿って、一歩ずつ真相に迫っていく。それは、70年代の過激派学生運動に遡っての過去を明らかにすることに繋がっていく。

俳優陣も、なかなか良かった。W主演の小栗旬と星野源は、安定した演技を見せてくれた。また、懐かしいところでは浅茅陽子、梶芽衣子、宇崎竜童等、昭和を代表する出演者も、この事件からの長い歴史を感じさせてくれる。

ストーリー展開は、本当にキメ細かく作られており、ジワジワと迫る真相への道筋やそれぞれの人生の歩は、観る人の共感や憂いをいざなう作品として、大変面白く仕上がっている。多くの人に観てほしい作品だ。

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bunmei21

3.5昭和世代は見るべき

2020年10月31日
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昭和の未解決事件をモチーフにした二人の主人公の人間ドラマをフィクションとは思えない見ごたえのある推理劇に仕立てた作品でした。
小栗旬と星野源という主役二人は当然ですが、多くの名脇役達の演技が光ります。高田聖子、原菜乃華、宇野祥平は特に良かったです。
さらに昭和時代の大御所達も見応えがある姿が見れたのは楽しかった。梶芽衣子、宮下順子、浅茅陽子、日野正平、宇崎竜童は私世代には嬉しい限り。
重厚な原作を映画に合わせて校正した野木亜紀子さんの脚本も良かったです。昭和世代は必見の犯罪推理劇です。

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Yoji

3.5作品の質は高い、でも共感はしにくいかな…

2020年10月31日
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原作未読。

役者陣は良かった。
無駄に泣き喚かない、大声で怒鳴らない、不必要に走り回らない、抑えた演技。
目立たないキャラクターたちにもちゃんと存在感がある。

そしてさすがの脚本。
犯人グループを筆頭に、かなりの数の人名が登場するが、物語が整理されているのでまったく混乱しないで済んだ。
これだけでも特筆に値する。

とはいえ、前半は主人公の二人が過去の事件を追うことに終始するので、(前述したとおり、ちゃんと解る様にできているので今思えばそんな必要もなかったのだが)一時「疲れ」との戦いも乗り越えなくてはならない。

最後は家族のドラマに収束していくんだけど、我々観客が心を寄せるべきこの事件に巻き込まれた被害者たちの境遇やその経緯がかなり特殊なせいもあって、正直なところ感情移入の前に「気の毒だなぁ」が先行してしまい、かなり客観的に観ている自分がいた。

ささやかながら幸せを築いている主人公が、わざわざ自分の不穏極まりない過去をあえて探ろうと執着する辺りも私にはあまりピンと来なかった。

野暮を承知で言えば、これだけたくさんの見ず知らずの人々の証言が集まって真相に辿り着くという設定が、令和の現代としてはやはり無理筋と言えなくもない。今や、田舎のご老人でもこんなに口は軽くないよ。

色々気になって私はノれなかったが、映画としては良くできているのは間違いない。

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キレンジャー

4.5心で叫ぶ

2020年10月31日
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記者と共に、私も真実を探る時間のように感じた。

出会う大人によって子供の未来は変わる。

自分は正義だと思う大人に、翻弄される。

すべての役者さんが、主役。

観ている私も。

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ムーミン

4.0「いまさら掘り返す意味あります?」

2020年10月31日
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リアルでこのニュースを観ていた世代としても「なんでいま?」って言う感じは正直思ったけれど観劇後「こう言う切り取り方をしたんだ」と大満足。
さらに小栗旬がとてもいい。知らないうちにいい役者になったんだなぁ。挫折や理不尽な事を経験してきたであろう働き盛りの記者を上手く演じていて観る人を引き込んでいた。

そしてこの事件を知っている世代のハートを掴んだのは「刑事くん」じゃないでしょうか。そうです「刑事くん」の桜木健一が元刑事役で出演しているのです!
昭和ボーイズ&ガールズにオススメしたい映画です。

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にゃす

3.0面白さという意味では今一つだが

2020年10月31日
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魂が籠った演技には心が動かされた。
主役の二人ではなく、周りの人々の熱演に魅了された。

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ムーラン

4.5怨嗟の円環

2020年10月31日
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この作品は日本現代史の一側面である。この円環は今なお途切れていないことに戦慄を覚えずにいられない。役者陣にとっても生傷であるかもしれないことを思えば、膨大なエネルギーが作品に込められているように思う。ヨークの町を最後の舞台に選んだのも歴史俯瞰につなげる意図があったのだろう。

■書き直し■
「怨嗟の円環」

この作品は日本現代史の一側面を捉えている。
現実に起こった事件をモチーフにしているが、事件構造は全くの架空である。
(『リアル』な表層に『バーチャル』な構造を埋め込み、『リアル』な現代史構造を表現して見せる)という『入れ子』構造が本作の鍵であり、成功している。
年嵩の役者陣にとっては尚疼く古傷であるかもしれないことを思えば、膨大なエネルギーが作中に込められているように思う。蛇足のようだが、これも『入れ子』と見れば、複次元的な『入れ子』が完成する。

その複雑な構造を持ってストレートなメッセージを直球で放り込むところに本作の魅力がある。原作は未見で恐縮だが、先ずは脚本の秀逸さを称賛したい。
作中、黒澤明『天国と地獄』への言及があるが… 深読みに誘われた。
作品の“ありよう“とて提示したのではあるまいか?
まさに“複眼“的な本作の特徴を思い、手前勝手に納得してしまった。

怨嗟の円環は断ち切ることができるのか?
最後の舞台となるヨークの町は、シェイクスピア史劇に象徴されるように、「繰り返された戦火」を想起させる。人間俯瞰につなげる構造的意図があったのだろう。そこで語られるメッセージに重さを与えている。

小栗旬の、“人間臭い“ 中に “青さ“ を持った芝居が良い。
星野源やその他のキャスティングも的を射ている。

本作が発するメッセージは是非、劇場で確認して頂きたい。

コロナ災下、目先の経済や衛生管理が大切であることには論を待たない。
しかし、私たちの“ありよう“を俯瞰的に再確認することもまた、大切なことではないだろうか?
本作のような力強い作品が公開されることを嬉しく思う。

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nob