罪の声のレビュー・感想・評価
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化石
二人の子供が不幸になったのは父親がクズだったから。
犯人に事件後に波及して起こる事、全てに責任があるとは思わない。けれど、時効も過ぎて全てを白状した後に逃げるのはないな。やっぱりクズで化石だった。
証拠のテープと手帳を母親がなぜ捨てなかったのか謎だけど、あれがないと話が進まないから仕方ないのか。
それとも母親にとってはあんな物も正義だったのか。
日本では学生運動って遠い昔の話ように感じるけど、デモで捕まって拷問を受けている若者が今現在、隣の国にいるんだよね。正義だけでは大きな力に飲み込まれる。
映画関係ないけど、自由に発言できる今の日本はいい国だと感じました。
もちろんテーマは悪くないのだが
「罪の声」。なるほどねー、そういう意味でしたか。
まあ、勝手に違うストーリーを思っていたので仕方ないですわな。
登場人物がやたら多く、気を張って見てないと多少だが置いてけぼりをくらう。
エンディングは、少し過剰なお涙頂戴シーンが連発しちょいとくどさを感じる。
確かに、それに翻弄されるのは分からなくはないが。
しかし、当事者ではない割烹屋の板長、そんな過去のこと覚えてるかな?
野木さんだから 源ちゃんだから
と、何の予備知識も無く観に行こうとしているお若い方々は注意が必要。
この作品が一番ささるのは、当時幼少期〜青春時代を過ごした世代だと思う。
事件をまったく知らない人が鑑賞する際は、せめてwikiくらいはひととおり目を通してから観ることを強くオススメします。
とても良い作品でした。 子どもを犯罪に巻き込む大人の罪の大きさ、マ...
とても良い作品でした。
子どもを犯罪に巻き込む大人の罪の大きさ、マスコミの真のあり方について考えさせられた。
小栗旬、星野源はもちろん、脇をかためる豪華な俳優陣もすごかった。
特に宇野祥平の存在感たるや…スクリーンに映った瞬間35年の苦しみが滲み出ていた。
さりげなく今年一の良作
鬼滅の刃の影に隠れて、さりげなく良作を出してきました。
俳優陣が適材適所にいます。話の展開や伏線の回収、いずれも綺麗にまとまっています。人物の背景もきちんと描かれていて言うことありません。
こういう作品が増えると邦画の可能性は広がると思いました。
もったいない。色んな意味で。
原作は何故か出版されてすぐに読んだ。帯見ただけですごく興味あったため。でもこれは映画にするの大変だな、と思ったらやっぱり大変だった。
人脈地図が壮大だからどうしても板付きの事情聴取になってしまって動きがなくて、時間もないから意外と簡単に情報が収集される。と、言いつつも、今やすっかり原作忘れてるのでどうだったか覚えてないけど、脚本はがんばってギリギリのところで新聞記者とテーラーのふたつサイドのバディ感と、なぜこれを追うのかという今の時勢ではあんまり共感の湧かないポリシーでまとめあげていく。優秀ではある。けども決定的に映画的興奮がない。篠原ゆき子が出ていてすら追いつかない!肝心な主演ふたりも良さを発揮できず。でもテーマがくっきり際立ったのは脚本の力ではあるのか。
もっと長尺でやってもよかったのでは、と。
某親子に幸あれと切に願う
原作小説は未読。予備知識なし。
文庫は買ってるからこれから読みたい…本当は映画観る前に読もうと思ってました…
全く関わることのない2人が段々と近付いてついに出逢う。そこから物語は加速するー…!かと思ったけどまぁ徐行でした。段々明らかになるのは好きです。ちなみに2人が出逢うまで1時間くらい経ってる。チラッと腕時計見た。
曽根夫婦が話し合って、曽根さんが阿久津さんに協力するようになったところ。その後の車内で考えの変化を問われてましたが、夫婦のシーンとして見たかったなぁ…あっさりだなと感じました。
曽根さんと生島姉弟の境遇に差があり過ぎて、惣一郎さんが曽根さんの境遇聞いたらそのまま死ぬんちゃうかと思ってましたが、最後まで生きてて本当に良かったです…あそこはとても辛い。
子供たち(特に生島姉弟)の人生を狂わせた達雄と話している阿久津さんには「もう殴って!そいつ殴って!」と思ってました。殴ってくれなかったけど。曽根さんが言葉で殴ってくれたかな…
結局達雄は逃げるし、罪の意識があるなら素直に捕まるべきやったなと。結局自己満足で自己陶酔やったんですね。お母さんも同じく。
お母さんが亡くなって病室で曽根奥さんと娘さんがお礼を言ってましたが曽根さんは何も言葉にして…なかった気がするんですが、まぁそうなる。
生島親子への救い…望さんの肉声、あれか…と思うと辛いです。
すごく引き込まれました
昭和の実在の事件をモチーフにしたストーリー。この事件があった時、私は小学生で新聞やニュースで見ていたのをなんとなく覚えている。
スーパーからお菓子がごっそり無くなったり…とまでは覚えてないし、青酸ソーダもよくわかっていない年齢なので、どこか遠くのことのように感じていた気もする。
星野源と小栗旬が、それぞれ違うところから事件を調べ始め、そしてタッグを組むことになるが、35年たった今だからこそわかってくる真実に、夢中になって引き込まれて見てしまいました。
舞台は京都、大阪、滋賀、イギリスにまであり、ちょっとした旅行をした気分にもなりました。
京都は地元なので、動物園や鴨川、高瀬川、城南宮など知ってるところがいっぱい。
大阪も道頓堀とか。
知らないうちに自分の声が犯罪に使われてしまい、その真相を知りたいと思う反面、遠い事件だったものが一気に自分の身近なものとなっていく恐怖は、計り知れない。それをとてもリアルに演じていたと思う。
見ながら自分もその世界に入り込んだようになり、途中でふと我に返って、今なんだっけ?と思っている自分にびっくりしました。
とても面白かったが、これを今もあの事件の犯人が見ていたら、どう思うのだろうか、ということも考えてしまった。
キツネ目事件のモチーフかと思いきや
小栗旬と星野源、ダブルメインキャストの本作は
一言、重厚感のある映画でした。
全く境遇の異なる二人の行動が徐々に繋がっていき
そこに至るまでの事件の背景を紐解く様々な証言が
綺麗に結び付く展開は圧巻でした。
大人の世界に無理矢理引きずり込まれる子供が
いる事、現代社会でも必ずどこかで存在しています。
報道機関の果たす役割も決して小さくは無いはず。
ただどうしても視聴率、購買数を伸ばすための
エンタメ性が助長されがちです。本作は映画
「新聞記者」にも通じる「報道のあり方」にも
強烈なメッセージを残していると思いますし、
一定の答えを示していると思います。
良作でした。一人でじっくり鑑賞しても良いと
思います。
ふたつの矜持
原作は未読。
昭和のあの大事件をモチーフに、パラレルな世界線で展開される謎解きサスペンス。
なかでも令和へと時代が移りゆく中、あえて過去の事件掘り返すそのワケを
エンタメへ昇華するためなのかと論議するメタ要素は鋭く記憶に残った。
また不条理や格差が広がる社会において、しかしながら同じことは繰り返すまじというメッセージも、モチーフになった事件を思い起こすほどキレイごとなく響いてくる。
原作の落としどころがどこにあるのか知らないが、劇中においてはこの2本柱を消化すべく、
出演者の派手さからは想像できない地味な、しかしながら目の離せない展開が続いている。
脚本家、野木亜希子さんを知ったのは「MIU404」でと出遅れたが、
それもこれも野木さんならではの巧みさがふんだんに引き出された構成だからだろう。
「時代」を感じさせる作品世界を、今旬の役者が演じるところも感慨深い。
後々見返すほどに味の出てきそうな1本と観る。
モチーフの事件が事件だけに、絶対に「きめつ」を観に行く人は知らないだろうし、見ないだろうなぁと思った。そんな反「きめつ」的立ち位置なるも、劇場は混雑していてホッとしたかな。
罪の声ではない、その声が人生を掘り起こす
日本犯罪史上最大の未解決事件と聞かれて真っ先に思い浮かぶのは、三億円事件。しかし、こちらも。
グリコ森永事件。
モチーフにしたベストセラー小説の映画化。事件名も“グリコ森永事件”から“ギンザ天萬事件”に脚色。
正直言うと三億円事件ほどよく知ってる訳でもなく、メーカーの社長が誘拐されたとか、商品のお菓子に毒が混入されたとか、それくらい。
さらに言うと、原作未読はいつもの事ながら、作品自体も暫くほとんど興味無く。と言うか、グリコ森永事件モチーフの作品である事を知らず、ただの小栗旬と星野源のW主演のサスペンスってぐらいにしか知らなかった。
で、それを知ったら、メッチャ面白そうやん!
そして率直な感想は、非常に面白かった!
中身スカスカの記事を書く芸能部の記者・阿久津は、社会部へ異動。とっくに時効となった35年前の未解決事件“ギンザ天萬事件”の取材をする事に。最初は昔の事件とやる気無かったが、のめり込んでいく。
昭和の謎に挑むミステリー。
父親の後を継ぎ、昔ながらのテーラー店をひっそりと営む曽根。
ある日、父の遺品を見つける。古ぼけたテープ。そこに入っていた声は…。
天萬事件で脅迫に使われた子供の声。
記憶に無いが、自分は事件に関わったのか…? 父は犯人だったのか…?
自分の家族の秘密を調べながら、彼もまた事件の真相に迫っていく。
やはりこういうミステリー物、主人公が二人居て、それぞれのやり方で真相に近付く…というのが面白い。
原作は大長編と聞く。映画を見てれば分かる。
膨大な情報量、エピソード…。
何人もの証言者、浮かび上がる怪しい人物(キツネ目の男)、辿り着いた犯人グループ…。
学生運動などの当時の情勢、警察や裏社会の繋がり。日本を変えようと過激な行動に出てしまった若者たちと、日本社会の暗部。事件の真相は本当にこうだったのでは?…と思わせるほど。
重厚で骨太で、それでいてテンポよくエンタメ性も抜群。
TVドラマ『逃げ恥』の監督×脚本コンビで、これほどのミステリーを魅せられるとは!
小栗旬&星野源も熱演。
ミステリーとして見応えあったが、人間ドラマとしても胸打つものもあった。
よくあるっちゃあよくあるが、事件に人生を奪われた者たち。
本作の場合、知らず知らず事件に関わった、テープの声の子供たち。
曽根と、後二人。
その後の人生は明暗分かれた。これは見てて胸が痛かった。
曽根もあのテープを聞いて、どんなに苦しんだろう。
が、さらにもっともっと苦しんだ者が居た。残酷過ぎる悲劇に見舞われた者も。
犯人グループの犯行理由。金、あの頃の日本という国に一矢報いる…など己の欲。
そんなものの為に彼らの人生は奪われた。
彼らの悲しみ、苦しみを知れ。
彼らの人生を返せ。
奪われた時は取り戻せない。
が、真実を掘り起こす事は出来る。
彼らを苦しめた過去の“声”によって。
悲劇や絶望の中でも決して諦めない。ギンザの看板(=夢)に誓って。
謎から始まり、徐々に紐解かれ、
悲しみ、苦しみ、
35年を経て、真実が明かされ、
時が彼らを優しく包み込む。
アイツが犯人なんだって。めでたしめでたし
初めて予告を見た時、面白そうだなと思いつつ難しくて暗い雰囲気が続くんだろうな...と思った。
最近、暗めの映画ばかりで見るのを躊躇っていたが評価が高いのでそこそこの期待で鑑賞。
面白かったです。
小栗旬×星野源タッグ良きでした
非常に上品な作品で、大人が見る映画って感じ。
昭和の未解決事件を追うことになった新聞記者の阿久津(小栗旬)は、真相を求めて残された証拠を元に取材を日々重ねていった。
役者、音楽、映像良き。
主演の2人はもちろん、松重豊や古舘寛治などベテラン勢が揃っているのでそれだけで見応えあり。
毎度毎度書くんですけど、松重豊はホントにいい役者さん。大好き。居るだけで場が引き締まるんですよ
とても美しい京都や海外の街並みが音楽によってより美しさを増し、上品な作品に仕上がっている。
映像美としても見応えあるので、映画館で見るべき映画ですね。
中々難しい部分もあり、推理要素もあって小栗旬と星野源と一緒に事件解決に向けて行動している気持ちになれる。たまにはこういう映画も良いですな〜
と、今の段階だとベタ褒めのようにみえますが、個人的にはしっくりは来ませんでした。
どうも落とし方が気に食わなかった。
どれも中途半端に終わってしまい、腑に落ちないまま。え?そんだけ??とラストには唖然となってしまった。はい、解決しました。就任、終了。なんだそれ
んでどうなったのかを知りたいのに、それを明かさずに終わるのはどうかと思うな。
記者は結局何をしたのか、何を得たのかと疑問に思った。やっぱり面白おかしく事件や事故の内容を記事に書くのが、記者の仕事なのか...。仲間たちも何しとんねん
全体で見ればそこそこ面白かったので★3.5ということで。めでたしめでたしじゃないよ!ってね笑
事件に巻き込まれた人生に時効はなく…
予告で面白そうだと思い
アイアムアヒーローの脚本の人だしと
期待して観賞
原作は未見
モデルになったグリコ森永事件は物心がつく
ギリギリ前で当時の記憶はほとんどありませんが
お菓子のパッケージがフィルム包装になったのは
この事件からと言うのは有名ですよね
感想としては
・テンポ重視で追いやすい推理パート
・常に緊張感があり時にドキュメンタリータッチ
・声に翻弄された人々の運命
・それぞれの立場が持つ意思
色々要素が詰まりながらも上質にまとめられ
今年ここまで観た邦画でも相当良かったです
京都で父光男を継ぎ同じテーラーを営む曽根俊也
ふとしたキッカケで自宅から出てきた
「1984」とラベルにあるテープと英字の手帳
そのテープには(実在のグリコ森永事件モデルにした)
「ギン萬事件」で使われた謎の子供の音声…
そしてその声は幼少期の俊也の声であり
俊也は妻子に黙って真相を究明しようとします
そんな折丁度大日新聞社文化部の記者阿久津英士は
上司の提案でギン萬事件の前年にオランダで起きた
社長誘拐事件を調べていた東洋人の存在をロンドンまで
追っていましたが取材を進めるごとに事件の真相から
ギン萬事件に使われた子供の録音音声
その主がどう事件に巻き込まれ人生を翻弄されたか
という真実が浮かび上がってきたのでした
日本警察史上最大の劇場型犯罪と言われたグリコ森永事件
県警の意地に張り合いや縦割りっぷりで犯人を逃し続け
警察信用の失墜にも繋がった事件と言われています
その事件は当初は社長誘拐だったもののその社長は
身代金取引前に逃げ出し
その後は全国のお菓子会社や小売への毒物混入など
犯行が異質化していきました
そして「キツネ目の男」などの似顔絵は事件の詳細を
知らない人でも交番の掲示板等で記憶にある人は
多いかもしれません
この映画はそうした事件をベースに起こされた
フィクショナルな真相の部分を解き明かしながら
時効になったこの事件の真相を追う当事者の俊也
新聞記者の阿久津それぞれがそれをする理由を
自問自答しながら犯行を画策した側の人間の目的
主張も取り上げ「知ろうとすることの意義」のあり方も
問う作品になっています
展開的にはまるでファミコン時代の推理アドベンチャー
のような一本道展開でテンポは早いです
そんなにうまくいくのかと思う部分もありますが
映画の尺にはこれでいいのかもしれません
一部俊也の事件対する苦しみが伝わってこない
というレビューも目にしますが
俊也は事件と無関係の光男の背中見て育ったわけで
自分が関わってしまったというショックよりも
同じような経験から人生をメチャクチャにされた
姉弟への気遣いなどができる心優しい男なんだという
描写が十分あったのでそうは思いませんでした
ただ俊也も母が録音の真相に関わっていた事実には
相応にショックを受けていると思います
この辺の表現に関して星野源はハマっていたと思います
小栗旬も30半ばを過ぎて味が出てきましたね
こうした社会派作品に製作から入り込んで出演もしつつ
作っていくマット・デイモンやブラピのような
立場に興味はないのかな
そういう活躍もこれから期待したいところです
観る機会があれば是非オススメしたい作品です
たまたま観るにせよ某とんかつ映画より断然こっちです
ノンフィクションだと思ってしまいました。
この作品の予備知識ゼロで、観たので ずっと現実の事なのだと思ってしまう位、リアルでした。この事件は子供ながらに、お菓子に毒を入れると脅す事に怒りを覚えていたので、はっきり今でも覚えていたので、あの事件の裏に犠牲になった子供達が、酷い目にあっていた事が、悲しくて仕方有りませんでしたが、最後に 救いがあったので、観たあと 安堵した気持ちで映画館を出ました。改めて調べてみたら全くのフィクションで、作者の才能に驚きました。
私は、嘘や捏造記事ばかりの新聞が嫌いですが、現実にはやっぱり 被害者に寄り添う記者は、居ない現実にがっかりしました。沢山の人に見てほしい映画です。
昭和後期の未解決事件と新左翼運動をかけ合わせる原作の妙味
原作に書かれている細かい部分の説明や前振りが省略されているので、映画では強引な展開のところもなくは無かったが、400頁強の原作小説の世界観を損なうことなく、よく140分の映画に収めたなあと納得させられた。
新聞記者出身の塩田武士氏の緻密な事件調査にもとづく骨太の小説をどう描けるか。映画を観るのも迷っていたのだが、結局は気になって映画館に足を運ぶことに。
出演する俳優陣には映画をヒットさせるための客寄せキラキラ俳優はおらず、脇役陣は名バイプレイヤーで固めており、サスペンス調に偏りすぎることなく作品自体も想像以上に見応えがある作品だったと思う。
内容に関しては必然的に原作小説に関することになってしまうため、映画のレビューの場であるため控えたい。本作が気に入られた方はぜひ原作の一読をお薦めする。あわせて本チャンのグリコ森永事件に関する本やNHKスペシャルを観るといろいろな自分なりの仮説が出てくるのでは。
とても丁寧な演技
役者の方が皆さん達者で、あまりテレビでは見かけない方も出られていて、どの方も丁寧に演じられています。
登場人物が多いので、ちょっと名前に混乱したものの、私は元の事件をあまり知らないのですが、50代以上とかだとむしろわかりやすいのかな?と思いました。
あと、音楽がすごく控えめで、それも引き込まれる効果だったかなと思います。
典型的な日本映画の空虚さ
なんでティーンエイジの「恋愛至上主義」映画か、その反動みたいな暗い作品しかないの? 軽くてほろ苦い映画を撮れる人が余りにも少ない。 「悲劇」であればそこに人生の重い何かが「必ず浮かび上がってくる」と無邪気に信じているところが致命的に弱くて薄っぺらい。 あと一つ、スクリーン越しに一番存在感があるのが宇崎竜童って、日本の「俳優」さんたちはどう説明するんですか?
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