ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒

劇場公開日:

ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒

解説・あらすじ

「KUBO クボ 二本の弦の秘密」や「コララインとボタンの魔女」などで知られるアメーションスタジオのライカが手がけたストップモーションアニメ。「神話と怪獣研究の第一人者」を自称するライオネル卿は、伝説の生き物を発見して自らの才能を世に示そうと旅に出る。その途上で、人類の遠い祖先である生きた化石=ミッシング・リンクと遭遇したライオネル卿は、種族で唯一の生き残りだというミッシング・リンクの親族を探すため、伝説のシャングリラを目指すことになるが……。ライオネル卿の声をヒュー・ジャックマンが担当したほか、ザック・ガリフィアナキス、ゾーイ・サルダナ、エマ・トンプソンらが声優を務めた。監督はライカの「パラノーマン ブライス・ホローの謎」を手がけたクリス・バトラー。第77回ゴールデングローブ賞で最優秀長編アニメーション映画賞を受賞。第92回アカデミー賞の長編アニメーション部門にノミネート。

2019年製作/95分/G/アメリカ
原題または英題:Missing Link
配給:ギャガ
劇場公開日:2020年11月13日

スタッフ・声優・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第92回 アカデミー賞(2020年)

ノミネート

長編アニメーション賞  

第77回 ゴールデングローブ賞(2020年)

受賞

最優秀長編アニメーション映画賞  
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映画レビュー

3.5「トイ・ストーリー4」「アナ雪2」を抑えてゴールデングローブ賞を受賞した、膨大な作業の結晶スタジオライカ最新作!

2020年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

まず本作は、ストップモーション・アニメーションで最高峰のスタジオであるライカの最新作です。
個人的には、ゴールデングローブ賞では「アナと雪の女王2」を推していましたが、本作を見て納得しました。
やっぱりスタジオライカ作品は素晴らしい、と。
そもそも「ストップモーション・アニメーション」とは、想像を絶するほどの作業量から生まれます。スタジオライカ作品の場合は、キャラクターの人形を1体1体作り、さらには、そのキャラクターの表情を必要なだけ膨大なパーツを作り(例えば、主役のライオネルのパーツは、顔だけで3万9000通り!)、それらを1秒間あたり24コマも動かして撮り続けるのです。
この古くて新しい「ストップモーション・アニメーション」の歴史において、本作は史上初となるゴールデングローブ賞で最優秀長編アニメーション映画賞を受賞しました!
(アカデミー賞では「トイ・ストーリー4」が受賞しました)
声優陣も豪華で、主役の「ライオネル」はヒュー・ジャックマン、「Mr.リンク」は「ハングオーバー!」シリーズで世界の笑いを誘ったザック・ガリフィアナキス、そして後半で活躍する「アデリーナ」は「アバター」や「アベンジャーズ」シリーズのゾーイ・サルダナが担当しています。

強いて言うと、本作でマイナス要素があるとしたら、ファーストルックであまり引きがない面があるのかもしれません。(実は私は、未発見の生物である「Mr.リンク」のデザインに、当初は興味を持てませんでした)
とは言え、第1作目で「コララインとボタンの魔女」という大傑作を作り上げたスタジオライカ作品です。やはり優れた作品であるはずで、実際に見てみて良かったと思いました。(ストーリーはもう少し凝っていると、なお良かったと思います)
個人的に危惧するのは、このままスタジオライカのファン層が増えていかないと、せっかくの匠の技の火が消えてしまうかもしれない、ということです。本作で「ストップモーション・アニメーション」の良さが日本で広がっていけるのか注目したいです。

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細野真宏

3.0動きは最高

2025年2月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

もう少しストーリー何あったら😅

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共感した! 1件)
jiemom

3.0圧巻のストップモーション技術とは対照的に、足を引っ張る脚本

2025年2月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

楽しい

単純

興奮

ストップモーション・アニメーション製作会社ライカによる冒険アクション。批評家からは絶賛され、ゴールデングローブ賞でアニメ映画賞を受賞するも、興行的な失敗から1億ドル以上と言われる赤字を出してしまった作品。

本作の魅力は、なんと言っても圧倒的なビジュアルの美しさ。キャラクターの表情や動きの滑らかさは、まるでCGアニメかと誤解してしまいそうになるほど自然で違和感なく圧巻。色彩豊かな美術もオシャレで美しい。しかし、圧倒的なビジュアル表現に対して、ストーリー面での面白さは薄いと言わざるを得ない。テンプレート過ぎて凡庸なのだ。

ヴィクトリア朝時代のロンドン。ライオネル・フロスト卿は、神話上の生き物の研究家。この日もネス湖のネッシーを助手と共に捜索し、写真に収めようとしていた。見事ネッシーとの遭遇には成功するものの、その姿を写したカメラは壊され、助手は「身が持たない」と去ってしまう。
フロストの目的は、伝説の生き物の存在を証明して、憧れの紳士クラブに参加する事。しかし、クラブのリーダーであるピゴット=ダンスビー卿はこれまで幾度となく、それを拒否してきた。フロストは、アメリカでビッグフットの目撃情報があるという手紙を受け取り、「ビッグフットを見つけられたら、クラブ入りを認める」という約束をピゴットと交わす。
現地に赴いたフロストが出会ったのは、正真正銘のビッグフットであった。彼は、人間の言葉を学習し、文字の読み書きも覚えて、フロストへ手紙を出していたのだ。孤独な彼は、ヒマラヤの奥地に住むイエティの伝説を知り、同胞を求めてフロストの協力を得たかったのだ。
ビッグフットにリンクという愛称を与えたフロストは、彼をヒマラヤの秘境・シャングリラに連れて行くべく、旅に同行させる事にする。一方、イギリスではフロストがビッグフットを見つけたという報を受けたピゴット卿が、彼の暗殺を画策してバウンティハンターのウィラードを雇っていた。
やがて旅はフロストのかつての恋人アデリーナも巻き込み、世界を半周する程の壮大なものへと発展していく。

ビッグフットと共に旅をするというアイデアの荒唐無稽ぶりは良い。言語も理解出来る為、コミュニケーションも無理なく図れ、凸凹コンビとして成長していく。
“間違った場所に居場所を求めるな”
フロストとリンクは、互いに間違った場所に居場所を求めて旅をしていくが、最後は互いが互いの居場所になれる事を悟り、相棒として生きていく選択をする。イエティの長老ドーラに、リンク(スーザン)がベロベロバーする件は笑える。

しかし、フロストとリンクの会話ややり取りのズレによるコメディ演出も、それ自体が悪いとは言わないが、作中幾度となく繰り返されては飽きが来る。また、やり取り自体はひたすら笑えないズレ漫才を見せられている感覚だった。
ハッキリ言って、冒頭のネッシーと格闘する件が1番面白いシーンだった。

ただし、エンドロールの演出の工夫はオシャレで高評価。チラッと見せてくれる製作風景の映像は、本作が本当にストップモーション・アニメである事を証明し、改めてその労力やクオリティに圧倒された。

圧巻のストップモーション・アニメーション技術を、凡庸な脚本が足を引っ張り、凡作として埋もれさせる結果となってしまった、何とも勿体ない一作。

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緋里阿 純

4.0Eテレで見ました。素晴らしい作品ですね。

2025年2月2日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

笑える

楽しい

ビッグフットと イエティ 面白い
日本語字幕にして 英語で見てました。
最後に 声優が ヒュージャックマンと
ゾーイサルダナと知り びっくり (☆o☆)
あやふやな ハッピーエンド?で そこも気に入りました。
主役の目が トイストーリーでした。(笑)
自然は 大切にしたいものです。

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Hammer69

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