9人の翻訳家 囚われたベストセラーのレビュー・感想・評価
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2度の衝撃の展開。これぞ王道の本格ミステリー!!
【賛否両論チェック】
賛:絶対不可能な小説流出&脅迫事件を通して、その珠玉のトリックが明らかになっていく中でのどんでん返しの連続が衝撃的で、思わず圧倒される。
否:ミステリーとして支障はないものの、やや話が上手く行きすぎな感もあるので、現実味はあまりない。
いやぁ・・・久しぶりに痺れました!!これぞまさにミステリーの王道といった感じで、開始65分後と100分後に、2度の衝撃の展開が待ち受けています。
絶対に流出不可能なはずの厳重警備の中で、突如発生した脅迫事件。翻訳家達が互いに疑心暗鬼になっていく中で、「誰が」「何故」「どうやって」事件を起こしたのか、その真実が少しずつ明らかになっていく様子に、文字通りハラハラドキドキさせられます。
観終わってから冷静に考えると、ちょっと話が上手く出来すぎな感もありますが(笑)、それを言うのは野暮というもの。純粋に観てそのトリックに酔いしれたい、珠玉のミステリーです。
一筋縄ではいかないわよ
フランスミステリーと言いましょうか。
面白かったです。
この件に関わる人達それぞれの
思いが絡み合って、途中から
え、え、どーなるの〜⁈で、
最後は、ほほ〜う…
と唸らされました。
わたし的に希望を述べさせて
いただくならば、9人のそれまでの
人生が垣間的にでも映像で、
付け加えられていたら、作品に
ボリューミーさが出たかしらと感じます。
フランスという国は、他の作品を
観ても、文学や活字に対する思い入れが
とても強いよに思います。
出版界のしくみや、また作家、翻訳家の立場や
思い入れがよくわかったし、人生さえ
色濃く絡み合う描写は、さすが!でした。
良いとか悪いとか、線引きしない
曖昧さがフランス的ミステリーかも
しれませんね。
ジグソーパズルのラストピース
皆さま、いつもこんな馬鹿なレビューを読んで頂きありがとうございます。今回も結構馬鹿ですよ。
さて五年くらい前の事である。私が東京の奥座敷と呼ばれる高尾山に行った時の事である。行きは日本一の急勾配のケーブルカーで登る。
ふと近くを見ると目を引く家族連れを発見した。お父さんは業界人ぽい出で立ち。髭とロン毛。お母さんは推定フランス🇫🇷美人。子供は4歳位の女の子と0歳児だ。ハーフだから可愛いね。
高尾山を堪能し駅前の休憩所で休んでいた時の事だ。なんとあの家族とまた遭遇した。ただしお父さんと4歳女児のみ。フランスママは乳児とトイレに行っている。すると急に四歳女児がはしゃぎ出した。
あーー❗️飛ぶリス見ちゃった❗️大喜びである!するとお父さんが知恵を授けた。それはね〜
モモンガって言うんだよ〜。女児はずっとはしゃいでいる。モモンガと言うワードを学習した。
モモンガ見ちゃった!モモンガ見ちゃった!
うるさいなあ、可愛いけどね。そこにフランスママがトイレから帰って来た。女児は言った。お母さん、あのね〜あたし、モモンガ見ちゃったんだよ〜
フランスママは大体の事は理解出来たが知らない単語があった。それは・・・
モモンガ⬇️⁉️
フランス語か❗️なんとその後女児はフランス語で説明した。すげー!バイリンガル。
うーむ、この鼻にかかった言い方。喋りだと鉄板で受けるが文字だとイマイチである。うーむ
伝えづらい。隔靴掻痒だ。まあいいか。
近場では上映が終わっているので遠路はるばる海浜幕張のシネプレックス幕張へ。
ここはご存知の幕張メッセがあり近未来的な街だ。大企業のビル、ホテル、複合商業施設、スタジアム。その周りにマンションと学校。あまりに人工的だ。ゲームの・・.・
シムシティか❗️本当は幕張じゃないし。
総武線の幕張駅が本当の幕張だ。行った事がある方はいないだろうが・・・昭和感満載だよ。畳屋、金物屋、駄菓子屋がある。銭湯もある。そして場末感があるスナック。名前はもちろん・・・
来夢来人(ライムライト)だ❗️
いつもの事ですが枕が長くて申し訳ございません。この映画のテーマがネタバレ厳禁です。もし観ていなかったら何も情報を入れない方がよろしいかと思います。
サブタイトル通り9人の翻訳家の話しです。世界的ベストセラー「デダリュス」の三巻が発売される事になりました。出版社の社長エリックは世界同時に販売して大ブームを巻き起こす事を目論みます。
そこで堅牢な地下室に世界各国から翻訳家を集め翻訳をさせます。もちろんネタバレを避ける為です。
フランス映画なので全員、流暢なフランス語を話します。えっ?!そうなの?英語ならわかる。例えばスイスの公用語は四つ。フランス語、イタリア語、ドイツ語、ロマーシュ語だ。それで違う言語の人と会話する時は英語だ。
こんな事なら私もフランス語を勉強しておけば良かった。私が知ってるフランス語は・・・
ルパ〜ン さ〜んせ〜・・・くらいだ。
いやバリバリ日本語だよ❗️
それぞれの国の役者が演じているが、かすかにお国柄が偲ばれる。やっぱりギリシャは借金まみれなのに3000年前の栄光にすがって生きているんだねとか・・・ロシアの女性はやっぱり美人だねとか・・・(但し演じるのはウクライナ出身のオルガ・キュリレンコ)
完全な密室。スマホは取り上げられます。所がなんと「テュダリス」の内容が外部に漏洩します。誰が情報を漏らしたのか? 不穏な空気はどんどん増幅していきます。そして事件が起こります・・.・
なんと翻訳家を集めて同時に訳すのは本当にあった話だ。rダン・ブラウンの「インフェルノ」の時だ。なんと11人の翻訳家を集めた!情報機器を取り上げてだ。あのねこの状況がインフェルノ(地獄)だよ!SAWか!
監督・脚本のレジス・ロザンワルは前作の「タイピスト」とはまるで違う話しを見事に撮りました。最初は密室サスペンスの「オリエント急行殺人事件」「es エス」「十二人の怒れる男」のような展開かと思いきや、これは・・・あの映画?
「ユージュアル・サスペクツ」
他の方のレビューは読んでいません。けれど誰かがきっと言っているでしょう。被っても上等だよ。
小道具の使い方も上手い。何回も唸ったよ。面白かった!凄く!
ジグソーパズルのラストピースがはまった時の爽快感を感じました。
こんな長文を読んで頂きありがとうございました。次回は短くします。多分・・・
めちゃくちゃ面白かった! でも…それをバラしていいんですか!?
あらすじを読んで面白そうだなぁ~と期待していましたが、やっぱりとても面白くて最初から最後まで惹き付けられていました!
冒頭の音楽もいかにもミステリー始まりますという感じで良かったです。
楽しみにしていたお互いへの「疑心暗鬼」ぶりはそれほどでもなくて残念でしたが…
そして早くも中盤での犯人登場にアレっ!?と思いましたが、ちゃんと大どんでん返しが用意されててとても楽しめました。
イタリア人の彼が典型的なイタリア人らしくて良かったです。
ローズマリーも可愛かったです♡
でも…ラスト近くで「オリエント急行殺人事件」の犯人をバラす場面があり、アガサ好きの私は思わず狼狽してしまいました…
有名な作品だし、近年映画公開もあったから犯人を知ってる人は多いと思うけど…ダメじゃないですか!?(^^;
思わぬ事で動揺してしまったおかげで肝心のラストが頭に入って来なかったので…もう一度観たいです(笑)
ヨーロッパが大変なことになっていますが・・・
怪しい奴がいっぱい!そんな中でもロシア語版翻訳者のオルガ・キュリレンコは007を始めとしてスパイ映画ばかりに出てるし、暗号を簡単に解いちゃうし・・・て、ちょっと可哀そうな展開になるじゃな~い。小説の登場人物レベッカに入れ込んで白いドレスにこだわる彼女。やっぱり好きな女優さんです。
全体的には謎解き部分は前半部分だけだったかもしれません。その後の展開は淡々と進むというか、刑務所の面会シーンにトリックがあったことに最も驚かされて、ボーっとしていただけだったかもしれません。
それよりも翻訳者たちの人間関係の方が面白かった。基本はロンドンっ子のアレックスだったけど、それぞれに個性がありましたよね。さらに最も興奮するシーンが多言語が飛び交い、誰が何語を喋れるのかって、ドキドキしてしまいました。イー、アール、サン・・・と3.5点
フランス語
Catherine Zeta-Jones
I supposed I had a fun time with seeing this film because l didn’t feel sleepy.
I thought for sure that this film was a part of The Da Vinci Code series, so I really really expected to see it. But I was disappointed that it wasn’t bigger scale movie than expected. The locations were almost in the basement and, after all, there were no actor and actress l’ve known. Sorry my ignorant . And yet, I was amazed to see their fluent French. I heard they were from any other European country such as Ukraine, Germany, Portugal and others.
Lastly I assumed she was Catherine Zeta-Jones.
観て良かった
「翻訳家」というテーマに期待しすぎたかも
物語あり、一つの作品であり、一冊の本でもある
2020年 11本目 ★★★「ナルホド、ナルホド、ナルホドな」
アタリ
【「失われた"時"を求めて」・・・】
ー 序盤はアングストローム(ランベール・ウィルソン:彼が本を愛する男から、利益に走る男になっていく姿の変容する様が観たかった・・。)の姿に激しい嫌悪感を覚える。ー
・アングストロームが行う、翻訳者たちの扱い。
監禁、人権侵害、傷害、自殺幇助 そして・・・。
・”お前、いい加減にしろよ!”と思いつつ、脚本の瑕疵も気になる。
(各自、突っ込んで下さい・・。)
◆私が特に気になった所
・カテリーナ(オルガ・キュリレンコ)はどうなったちゃったの?
・ダリオを演じたリッカルド・スカマルチョの劇中での使い方、空回りしていない?
・二人の対峙の場面も予想通りだったしなあ。
(アングストロームの立場は予測できたが・・、対峙している相手までは予想したが・・当たった・・。)
<けれど、"自分のものは自分で守れ"という信念を貫いた、かの人の姿には”ぐっと”来た作品。
作品全体の空気感を含め、特に後半は見応えがあった作品。
只、集った翻訳者達の一人ひとりの背景がきちんと描かれていれば、もう少し作品に深みが出たのではないかなあ・・・と思った作品でもある。>
<2020年2月12日 名古屋駅前 ミッドランドスクエアシネマ2で鑑賞>
ミステリーの中にミステリー
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