9人の翻訳家 囚われたベストセラーのレビュー・感想・評価
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風が立つ、魂に刻まなければならない。
悲しいお話。
Le vent se lève, il faut tenter de vivre「海辺の墓地」より
「風が立つ。生きようと試みなければならない。」
フランスの詩人 ポール・ヴァレリーの言葉です。
文学を守りたかったのね。なんとなく初めからそうではないかと思いながら観ていたのに、それでも最後は涙が出た。
予見させながらも、惹きつけるってさすがのフランス映画でした。最後は胸が痛い。
【オチが読めない!それが見どころ!】
・2019年公開のフランス・ベルギーのサスペンススリラー映画。
・フランスのとある洋館の地下室に9か国の翻訳家が出版社のオーナー、エリックによって集められる。全世界が待ち望んでいるミステリー3部作小説「デダリュス」の完結編を、内容が流出することなく9か国語に翻訳するために、彼らは地下室の密室に隔離され、翻訳が終わるまでそこを出れないことを知る。無茶苦茶だよ…と思いながらも、翻訳を進める9人の翻訳家。それを監視するエリックとその部下たち。するとエリックの元にとあるメールが。「冒頭の10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロ(約6億)を支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば、全ページを公開する」と。独占販売することで巨額の利益を得ようともくろんでいたエリックにとってはかなり痛い要求。一方、地下室の彼ら以外は元ネタを知るはずもない。ということで、地下室の9人の中に犯人はいると疑っていくが… という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・計算されたサスペンス!久しぶりに裏切られたぁ~!と感激しました。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・とにかく、物語が良くできていると思いました。個人的には、サスペンス領域ではかなりの良作だと思います。真犯人や意図を想定してみたものの、全然的外れ。笑 これぞ、期待を裏切ってうまくだましてくれるサスペンスの醍醐味!中盤あたりからネタバレが始まり、あとは、ネタバレの仕掛けやその動機などを。いやぁ、あまり話すとネタバレしちゃうので控えますが、久しぶりに素敵なギミックの効いた映画に出会えてよかったです。
・ドラマ性は割と薄めです。
[演出]
・これは物語の部分かもしれませんが、時間軸を飛ばす流れ・演出が若干混乱させられました。混乱がある分、衝撃度が下がります。本来なら衝撃を受ける部分が「あれ、今どういう状況?自分の認識であってる?」と懐疑的になるため、徐々に理解してやっと衝撃を受ける→せっかくの頂点で衝撃を受けることができなかったな、という印象があります。
[映像]
・際立って感じたことはありません。
[音楽]
・際立って感じたことはありません。
[演技・配役]
・知らない方々ばかりでした(オルガ・キュリレンコさんはどこかで見た記憶がありました)。しかし、安定して観ることのできた演技ではありました。
[全体]
・裏切りのオチ、これがこの映画の見どころでした。一方、物語性は薄めです。どこか子供じみた衝動や行動が目立ちます。共感性はそこまでないですが、ただただ、サスペンスに自分の予想を裏切られたい!と願う人なら一見の価値はあるのではないでしょうか。ありがとうございました。
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#全体3.5 #物語3.7 #演出3.3 #演技3.4 #配役3.3 #映像3.4 #音楽3.4
ミルフィーユみたいな映画
「翻訳家」という言葉につられて再生したけど、とても映画らしい映画だった。
突っ込みどころもあるけれど、細かい演出もうまい。
The Usual Suspects + Ocean's Eleven + ほんのちょびっとBack to the Future。
出版翻訳という業界の痛いところも突いてくる。
根底にあるのは、創作活動へ情熱と愛とリスペクト。
ストーリーは別として&あんな環境で翻訳はできないけど、9カ国語の翻訳者が集まっての作業は面白そうだなぁ。
ダ・ヴィンチ・コードの絡みはない
個人的に期待し過ぎたのもあるけれど、言われるような騙された的な箇所も感じられず、エンディングもかなり手前から読めちゃったんですよね…特に唸るような展開もなかったような。
キャスト達にも誰かに感情移入出来るわけでもなく、誰にも愛着わかないままだった。
お手軽ミステリー
パパっと見られるしっかりまとまったミステリーという感じ。
訴えかけるものや奥深さという点では物足りないとも思えるが、シンプルにまとまっている良作。
翻訳家の人数が多い時点でなかなか100分にそれぞれの人間性を描いていこうとするのもまた難しいですよね。
この映画のレビューを公開すると、囚われるのか
冒頭、一気に個性的な翻訳家が集められる。
日本人いなくて残念。
フランス映画だから仕方ないか。
ある程度さまざまな作品を見ていると
推理小説とかミステリー映画とか、
めんどくさくなっちゃうんだよね。
たとえば、「きっとあなたは騙される」とか
言われると
よし、騙されないように見るぞって
構えちゃうし。
騙されると面白さより悔しさが
勝っちゃうし。
途中で展開が読めちゃうと
つまらなかったって
思っちゃうし。
なので、推理というより
登場人物のキャラクターとか
プロットを楽しませるとか
の方が映画として面白いのだと思う。
この映画だけで言うと
個性的なのに9人も必要ないし、
もったいないし。
出版って、
作家、編集者、翻訳者以外に
校閲者、デザイナー、装丁者、印刷業者、
校正者、配送業者、書店販売員・・・
翻訳者だけ軟禁する意味あるのか?
「絶対流出禁止」という内容を
どんでん返し推理映画に
していいのか?
と、ネタバレ禁止にせず公開してみる。
密室ミステリー?
密室系ミステリーにハズレなし。
と思いきや、想像を越えて二転三転・・・。予想外の展開で面白かった。
クライマックスは多国籍翻訳家たちならではの作戦劇。
それにしてもこんなストーリーよく考えたものだと感心。
1点、秘書のローズマリーの写真の部分がやや謎でした。
多言語が入り乱れる
前半は今ひとつ盛り上がりに欠けるが、あるところで、えっ、となる叙述トリック。サスペンスだけでなく、文学への深い愛が織り込まれていて、多言語が入り乱れるクライマックスは格調高い。
邦題は7人の侍のもじりなのだと思うが、サブタイトルのどことないB級感も含め、映画の雰囲気とそぐわないのが勿体ないと思った。
あまり現実味がなくそんなにやった
ネタが壮大すぎて逆にあり得なさが際立った感じ
犯人とか最後どうなるかとか壮大な割に簡単に分かってしまう
映画を観る時は驚きや感動が薄れるから考察しながら観るのをやめ純粋に観る事にしてるんやけど
それでも分かってしまう
本来なら星2くらいやけど史実をネタにしてると後で知ったから(そこは驚いた)2.5にしました
期待し過ぎたかも。
設定と導入部分にドキドキする、群像劇は大好き。
だったのだけど、なんだかちょっと期待し過ぎたかも…。
たしかに復讐は果たしたけれど、その為にいらない殺人まで起きてしまって、犯人は本当にそれで良かった?と問いかけたい。
期待以下
話の設定がとても面白そうと思った分内容は期待以下だった。もう少し面白い展開に出来たんじゃないかなーと思う。9人の翻訳家はそれぞれ個性的で良かったのに特定の人以外はあまり目立たない印象だった。
真相は想定外なのは良かったしミステリー要素があったところも良かった。
社長は良いキャラクターでむかつくけど可哀想にも思えてしまった。
もう少し、一人一人にフォーカスしても…
なるほど、なるほど
そうきますか。
105分に纏められていて
二転三転するスピーディーな展開🙆♂️
でも何でだろう
観賞後の満足感がない。
人物描写が希薄だったからか
テーマがぼやけていたのか
世界観に没入出来なかった🥲
レビュー
かなり好みでした🦊✨✨
大ベストセラー最終巻を同時翻訳中に、厳重に管理されているはずの原稿が流出する🥺
誰が、どうやって、の謎を映像の見せ方で解明していきます😎
短い時間で、このアイディアを上手くまとめていて、大感激でした🌞
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