CURED キュアード

劇場公開日:2020年3月20日

CURED キュアード

解説・あらすじ

ゾンビウィルスのパンデミックが収束した後の世界を舞台に、ウィルスの感染から回復した人々が、ゾンビであった時の記憶や社会の圧力に苦悩する姿を描いた異色の近未来スリラー。人間を凶暴化させる新種の病原体「メイズ・ウイルス」のパンデミックが巻き起こったアイルランド。6年後、治療法が発見されたことで社会は秩序を取り戻し、感染から治癒した人々が「回復者」として社会復帰する。回復者の青年セナンは、義姉アビーのもとに身を寄せるが、社会では回復者を恐れる人々が抗議デモを行い、理不尽な差別を繰り返していく。やがて、そんな状況に不満を抱いた回復者たちのグループが、社会への報復テロを計画する。監督はアイルランドの新人デビッド・フレイン。出演は「JUNO ジュノ」のエレン・ペイジら。

2017年製作/95分/G/アイルランド・フランス合作
原題または英題:The Cured
配給:キノフィルムズ
劇場公開日:2020年3月20日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12

(C)Tilted Pictures Limited 2017

映画レビュー

3.0 ゾンビの可能性の新たな1ページ

2025年11月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

作品内でゾンビという単語は使われないが、ゾンビ化してしまった人々が回復し、という設定。
エンディングで治療法が見つかる、治療薬が完成するなどの作品はあっても、その後を描くのは今まで気付かなかったコロンブスの卵的な斬新さがある。
もうこれだけで面白くなること間違いなしってくらいのアイデアなのだが、蓋を開けてみれば素人の自分などが考え付く中でも最もつまらない展開になってしまったのは残念というか、見方によってはただのゾンビものに戻ってしまって最初のアイデアどうなった?と呆れる。

中盤などはアイルランド解放戦線の作品を観ているのかと錯覚するほどで、期待してたものとかなり違った。
もっとゾンビ化中の記憶に苦しんだり、治らなかったほうが良かったと悩んだり、受け入れる被感染者の葛藤とか、そんな感じになるはずと期待するよね?
これらのことがあるにはあったけれど、圧倒的に量が足りない。

しかし、最終的にこの作品が描きたかったことを考えれば、自分でも考え付く最もつまらない展開であっても正しかったと言える。
差別や偏見、迫害、そこから生まれる反発。その中に存在するステレオタイプでは測れない「個」
○○人だからとか、○○教徒だからとか、その人が属しているグループで個人も判断しようとする安易さに対する警鐘だったと思う。
それに、被感染者だからとか回復者だからといっても、その人の本質は変わらないという作品でもあった。

もしかしたら本当にただIRAの比喩的作品だったのかもしれないけどね。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
つとみ

5.0 タイトルなし(ネタバレ)

2025年8月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
マサシ

3.0 ゾンビ映画では良識ナンバー1

2023年8月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ですが当然地味になるわな。

ゾンビに噛まれるもたまーにヒトに戻る奴もいる。
ヨカッタよかったってならずに
お前に俺の家族は殺された。って云われなき差別を受ける。
まさにお前コロナやってんやろ、こっち来んといて
と今風そのもの。
内面の描写多く正直退屈でした。
60点
アレックスシネマ大津 20200618

コメントする (0件)
共感した! 0件)
NWFchamp1973

3.5 【”人を噛み殺した記憶は、決して消す事が出来ない。”ゾンビ・パンデミック終焉後、元感染者が”回復者”として社会復帰した世界を描いた作品。】

2023年3月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
NOBU

他のユーザーは「CURED キュアード」以外にこんな作品をCheck-inしています。