ティーンスピリットのレビュー・感想・評価
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エル・ファニングのかわいさだけ
アーティスト発掘のオーディション番組に出場する田舎の少女を描いた物語。
エル・ファニングはかわいいけど、主人公のキャラが今一つ定まっていない感じがした。マネジャーを名乗り出たおじさんとの関係性やおじさん親子の関係、自身の親との軋轢も中途半端な印象。オーディションの出場者間の人間模様も描き切れていない。
何より主人公の歌がいい!という感じがしないのが残念。強烈な個性を放つアーティスト性があるならよかったのに。
エルはやっぱり
やはり…ヒットしない作品がいいの?
エル・ファニングはずる~い❗
この映画、エルちゃんのPVか! とややお怒りに近い感想が目立ちますけど、ポスター、チラシからして、はじめから決まっておりますよね~
ただ、マレフィセント見てから、この映画を観た若い人の方が 肩透かし と感じるんじゃないかと思いました。若いヒトの意見を聞いたわけじゃありませんが。
この映画の楽曲は最後は今風のアレンジでしたが、おしなべて、80年代なのであります。エル・ファニングはしっとりとしたバラード系がお得意?声量があるわけではないし。だけど、その方がおじ様🎩方のハート💓を揺さぶることを彼女は本能的にわかっているのでしょう。制作側もその線で行くことにしたに違いありません。
登場人物は少ないですが、いずれかの人物に自己投影して楽しめる作りになっております。
エル・ファニングは実際21歳と若いですが、童顔で色白、鼻も高くないし、ブロンドベアーも美しい。なかなかアメリカでは貴重な存在です。日本人受けもいい筈です。
田舎の閑散としたバーでピアノの伴奏で歌うシーンから胸キュン。ひとり手をたたく酔態老人はまさに空いてるライブハウスで飲んでる俺の未来だ❗
できれば、新宿の地下の狭いライブバーじゃなくて、こんなところで飲みたい。エルちゃんみたいな子がいたらいうことなしだ❗
自分には甘いが、娘には厳しい母親が保護者としての付き添いを承諾する訳がない。あのオジサンに頼むしかない。わかっておりました。心のなかで、もう、ヤッホーです❗
わたしがエル・ファニングに肩入れする理由は、ガルヴェストンを見てからです。その作品、ベン・フォスターと彼女の3点セットで大いに気に入ったのです。
世界中の年上の男はみんなエルちゃんの引き立て役であることをこの映画でも確認できました❗
エルちゃんはダンスより泳ぎが得意です。水中映像に色白の肢体がよく映えます。ガルヴェストンでもブールやビーチの映像はキラッキラッでした。
笑わない、悲しそうな表情、不幸せそうな役のほうがオジサンの心を掴みます。それでいて、いつでも悪女やあばずれに豹変しそうなお顔でもあります。実際演技力凄いです。 母親とのセリフはボーランド語で、字幕には英語が併記されます。母親役のアグニェシュカ・グロホウスカは実際ポーランドの女優さんで、スタイルのいいこと❗ まぁ、口説くならまずは母親からですかねぇ😎
とにかく、エルちゃんは ずる~い❗と思ったのでありました。
☆☆☆★★★ 【蝶々夫人の娘の物語】 ヴァイオレットは、母親と共に...
☆☆☆★★★
【蝶々夫人の娘の物語】
ヴァイオレットは、母親と共にポーランドから移民して来た。父親は居なくなり、彼女は移民である為か、学校ではなるべく目立たない様に振舞っている。
ヴラドは、ロシア内戦を経験した元は名のあるオペラ歌手。しかし今では(亡命したのか?は不明》酒浸りで。一見すると浮浪者にしか見えない。この2人が出会った事から起こる《化学反応》が展開される
映画本編を観たならば、単なる青春映画の1本なのですが。ヒロインのエル・ファニング演じるヴァイオレットと、マネージャー役のヴラドには、オペラ〝蝶々夫人〟の記号が見え隠れしている。
とは言え、人間関係等は全く違うのですが。
(正直な話、オペラにはちょっと疎い💧)
そんな関係性を考えながら観ていたのですが。フッと…映画の中盤辺りから、あるハリウッド映画の存在を思い出した。
【 以下、「何言ってんだコイツ…と。笑われるのを承知の上で、勝手な解釈を展開します。】
映画本編を観ながら思い出したのは、ベット・ミドラー主演の名作『ローズ』でした。
嗚呼!「馬鹿かコイツ!」の大合唱が聞こえてきそうだ(ー ー;)ガクブル
そりやそうですよね〜。『ローズ』は、アメリカが抱えた。ベトナム戦争後の反戦運動真っ盛りの時代を背景に。ロックスターが、一大産業になりつつあったロックビジネスに振り回され。身も心も疲弊し麻薬に溺れ。最後はステージ上で倒れて死ぬ。そんな彼女を最後まで見守ったのは、ツアー中に知り合った脱走兵の彼氏だった…とゆう話。
全くもって本編と『ローズ』との間に、コレと言った接点はない。僅かに、ヴラドが経験したと思われるロシア内戦の事実にだけ。ベトナム戦争当時の匂いが、感じられると言った辺りだろうか。
実際、どうやらヴラドは内戦を経験し、アメリカへ来た事で。ポップミュージック優先の音楽ビジネスに対する屈折した想いを持っている様にも感じる。だからこそなのか?決勝直前に、ヴァイオレットが契約条件を提示された際に、嫌味な言葉と態度を示したのだろう?と感じたのだった。
現在の音楽事情へ憤りを感じるヴラドと、「歌を歌いたいのなら歌唱隊で良い!。神は最高の観客だから!」と言う母親に反発を示すヴァイオレット。最後のステージパフォーマンスで、これまで自らが封印していた自分自身を全て曝け出す。まるで、『ローズ』の時のベット・ミドラーの如く。
(流石にベット・ミドラーと比べてしまうと割りを食って仕舞うのだけども…。)
そんな、恋人でも親子でもなく。歌手を夢見るヴァイオレットと。その自称マネージャー、ヴラドの関係性を観た時に『ローズ』を観た時に感じた感覚を思い出したのかも知れない。
…とは言っても。作品の最後は『ローズ』の様な悲劇的な結末ではなく、寧ろハッピーエンドに他ならない。何故なら当然の如く、製作側には『ローズ』の存在など意識はしていないからで。主人公が苦悩しながらも、それらの壁を乗り越えて成功する。そんな青春映画としての王道を目指して製作されている訳で…強引に『ローズ』を引き合いに出しているのは。あくまでも、私が勝手に意識して〝そう観ていた〟からですけどね。
まあ、いづれにしても。場違いなレビューであるのは間違いないのですが…(´-`)
映画の最後。彼女は不安感から、絶えず身に付けていた〝モノ〟を外す。
何故なら、彼女には《神頼み》をする意味がなくなった。《蛹》は、自らの力で《蝶》となり羽ばたき始めたのだ!
監督はこれが初監督作品なのかも知れない。
歌の場面はMVの様で、それ程の面白さは感じなかったものの。最初のオーディションの場面で、エル・ファニングが感じている不安感を。台詞等を使わずに、映像と劇伴・彼女の表情等で表現する演出は悪くなく。どことなくホラー的な要素を持っていた。そんなところから観ても、いずれは良質なホラー映画を撮る可能性を感じさせてくれる。
最後に、エル・ファニングのファンに。
『マレフィセント2』での彼女の美しさは、神懸かっていたのはご存知の通り。
あの美しさから比べてしまうと。今回の彼女は、少しばかりの暗さを漂わせており、美しさは少々控えめ。その為に、『マレフィセント2』を観た時の様な満足さはないかも知れない。但し、そんな思いを吹き飛ばすくらいに。劇中で数曲歌う彼女の佇まいこそを堪能すべし。
大きな声では言えないが、映画中に彼女は何度かシャツ姿を拝ませてくれている。
その際に胸のラインがはっきりと分かるのだけど…これぞエロカワの極み也〜( ´Д`)
全く脱いでなんかいないのに、美しいって本当に罪な事ですねえ〜。もう眼福!眼福!
良い冥土の土産になりました(//∇//)
2020年1月14日 角川シネマ有楽町
王女は王道を歩む
マレフィセント2以来のエル・ファニング出演映画
印象的な女優さんなので期待して観賞
感想としては妙な捻りもなく
主演の魅力を引き出しながら
スッキリと仕上がった佳作だと思いました
イギリス南端の孤島ワイト島に住むヴァイオレットは
歌うことも好きだけど閉塞した生活から抜け出す夢も
抱いてオーディション番組に出場する…
まあ今時珍しい王道のストーリーで
最近ありがちなドラッグなどの描写も一切無く
生きがいを捨てたもののヴァイオレットの歌に
惚れ込んだ元オペラ歌手ヴラドと共に優勝を目指します
驚くべきはエル・ファニングの歌唱力
ヘタクソだったりすると映画のテンションにも
影響しちゃいますが全然そんなことなく
観客はヴァイオレットの歌唱に聞き入ってしまうはず
この映画の魅力はここですと言い切れます
雰囲気は知っている人なら「フラッシュダンス」を思い出すでしょうが
What a feelingが本当に流れ出してきてちょっと笑いました
オーディションを勝ち抜きロンドンに旅立つヴァイオレット達
ここで番組出演より先んじた契約話やヴラドとの関係など
様々な変化が起きます
歌うのをやめたヴラドが成功している娘に顔を合わせる
勇気が無くてホテルに閉じこもり
ロンドン行きを決めて故郷からの開放を手にした
ヴァイオレットが外に出たがる対比がちょっと面白いと思いました
その後一悶着を終えて
スターダムを掴んだヴァイオレットが地元に戻り
ヴラドが残って娘に会いに行くラストも良かった
しいて言えば最後に歌う曲はあの最初のオーディションで歌う曲
Dancing On My Own かな
あれでも良かったかなぁと思いました
最後の曲もいいんだけど
にしても番組に残っていた他のアーティストも
みんな相当なレベルでよく揃えたなと思いました
エル・ファニングのファンムービーみたいになってる
部分も無くはないですがスッキリと後味もなく
観れる映画としておすすめです
デス・スターが出てこないエピソード4
英国ワイト島で母と暮らすポーランド移民のヴァイオレットはいつもiPodを聴いている孤独な女の子。プールバーでバイトしながら母に内緒で場末のパブで細々と歌っているところに声をかけてきたのはクロアチア移民の酔いどれ親父ヴラドだけ。そんな折テレビのオーディション番組”ティーン・スピリット”の予選が近所で行われることを知ったヴァイオレットは参加を決意するが、それには保護者の同意が必要。彼女はやむなくヴラドに頼むが実は彼は著名な元オペラ歌手だった。
本作、かなり奇妙な作品。インスタがどうしたみたいなネタも出てくるので紛れもなく舞台は現代なのに物語を彩るシンセサウンドは80’sのトーン。窒息しそうなくらい薄暗い曇天の町で誰にも胸の内を明かさずに悶々と過ごすヴァイオレットの姿にアノ映画のヒロインの姿が重なったところでアノ曲のイントロが被さるものの80’sリスペクトはどこにも見当たらない。そこにあるのはド田舎に横たわる貧困。しかしその悲壮感もまた刺身のツマ程度にしか添えられない。オーディションでの激しいバトルもないし、ヴァイオレットを窮地に陥れる罠もない。『8 Mile』のような突き抜けた自虐もない。ヴァイオレットが勝手にやさぐれて自暴自棄になるだけ。要するにエル・ファニングが主演じゃなければ焦点がぼやけたつまらない青春映画。しかしこういう小品で彼女が魅せる透き通った美しさは圧倒的でただただ見惚れてしまいます。そして彼女の歌声がこれまた美しい。歌唱スタイルはAdeleの影響下にある魂を振り絞るような切なさに満ちていて、名前負けも甚だしいタイトルが醸す軽薄さを軽々と越えて木霊する彼女の声に魂を揺さぶられながら確信しました。
・・・これはデス・スターが出てこないEP4だ。
ヴァイオレットが包み込むワイト島の夕暮れはタトゥイーンでルークが眺めていた二重太陽の夕陽と同じ。すなわちヴァイオレットを導くヴラドはオビ=ワン。
フォースと共にあらんことを。そんな映画ですのでエルちゃんに興味なければ怒るやつだと思います。
オーディションシーンに“Flashdance…What a feeling”が流れたのには思わずニヤリ…オマージュ?
『フラッシュダンス』(1983)へのオマージュ
フラッシュダンスのテーマ曲でもある"Flashdance... What a Feeling"のメロディが聞こえてきたとき、もしや水を浴びるシーンもあるのではないかと期待したのですが、水に飛び込むシーンになっていました。高校生なのにバイトに明け暮れているところなんかも似ていた。
もうこの作品はエル・ファニングのファンのための映画と断言してもよいでしょう。歌手の成功物語としては葛藤や挫折部分も少ないし、呆気ないほど苦労を乗り越えていってしまっているからです。また、バーで知り合った爺さんが元オペラ歌手という設定も上手く生かされてないし、50%から15%に儲けを下げられたことにも満足げな表情だった意味も深く考えなければわからない。
ちょっとだけ気に入ったのだバックバンドの存在。そんないい加減な選び方でいいのか?とも思ったのですが、ギターの子はこっそりピアノも弾いてるし、才能あるバンドだったのだとビックリです。これからとんとん拍子に売れっ子になっていく微笑ましい展開は悪くないし、エル・ファニングが歌も大丈夫だよ♪とアピールしている作品とも思えるのです。
ダコタ・ファニングも『ランナウェイズ』(2010)でリード・ボーカルのシェリー役をやったこともあるし、いつかは姉妹でデュエットを聞かせてくれることを期待したい。
十代に培った魂は永遠に死なない!
若い頃の夢は人それぞれ。
何者かになりたい。認められたい。成功したい etc.
それを掴むのも、別の道を探すのも人それぞれ。
成し遂げたからといって、それが死ぬまで続くとは限らない。
また、別の道に進んだからといって、決して不幸とは限らない。
幸せは千差万別。
しかし、若い頃の青酸っぱい情熱は、いつまでも心に脳裏に焼き付いて、ふとした時に思い出したりもする。
そんな事を感じながら、主人公のサクセスに拍手してました。
プロモ
【スター誕生 イギリス南部ワイト島バージョン】
エル・ファニング扮する17歳のヴァイオレットは冴えない生活を送っている。
朝は牧場仕事、夜はバイト。聖歌隊で歌も歌うが、表情は冴えない。
母(レベッカ・ホール)との関係も過去のある出来事のため、しっくりいかない。
そんな中、プロデビューに繋がるTVのオーディション番組の予選がワイト島で行われる事になり、ひょんな事から知り合った元オペラ歌手の太った酒好き男、ヴラドをマネージャーとして、挑戦することに。
尺が短いためか登場人物に厚みがないが、エル・ファニングの今まで観た記憶がない、歌って踊るステージングだけで満足感あり。
〈それにしても、トップ女優は凄いモノである。エル・ファニングの歌が徐々に迫力を増して行く様は、彼女のプロ根性を観るようでもあった。この分野進出の足掛かりと見たのは、私だけかな?〉
シンデレラストーリー
これは自分好みの作品!
ティーンエイジ・ウォーク🎵
この役を成立させるエル・ファニングの力量
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