映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコのレビュー・感想・評価
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新しい子供向け映画の誕生
意外なヒットなのだろうが、元々キャラク―ビジネスとしては大成功しているので、意外じゃないのかもしれない。すみっコたちのキャラ設定がまず面白い。みんなどこかはみ出しものというか、社会の真ん中では生きづらさを感じるようなキャラ設定ばかりで、そんなキャラたちが寄せ集まって隅っこでひっそりと、まったりと生きている。上昇志向に疲れた人や、社会の中で生きづらさや孤立感を感じたことのある人にはグッと来る。
映画の物語は、絵本という虚構の中にすみっコたちが入ってしまい、そこでどこの物語出身かわからないひよこと出会い、ひよこの居場所を見つけるためにすみっコたちがいろんな絵本の世界を旅するというもの。世間の真ん中に居場所のないすみっコたちが居場所がわからないひよこのために頑張る姿にほっこりする。社会の包摂性に関する寓話と捉えてもいいだろう。
オチのつけ方も素晴らしいし、セリフなしで表現する脚本と映像の力が見事。ドラえもんやクレヨンしんちゃんやアンパンマン、プリキュアなど素晴らしい子ども向け映画はたくさんあるが、これもその仲間入りを果たすかも知れない。
悲しくもやさしい世界
夫婦共に すみっコぐらし(特にねこ)が大好きで、待望の映画化第1弾はしっかり劇場で鑑賞しました。
結論から言いますとメリーバッドエンド寄り、新キャラの ひよこ?が絵本の世界の住人の為 すみっコの仲間たちと共に行動が出来なくなる事が後半に発覚。
最後 畳み掛けるような無情な理(ことわり)に抗う術なく 別れるシーンで辛すぎて辛すぎて泣きました。隣りの主人も大号泣。
最初の のほほ〜ん子供向けのストーリーから急にFateぶっ込んだの?ってくらい緩急激しめで テンポがいいストーリーではなかった。
それは そうとて、映画の大きなスクリーンで大好きなすみっコぐらしのキャラクターが喜んだり 焦ったり 泣いたりする姿はとても可愛かった。再度 U-NEXTで鑑賞してまた泣いた。5回目くらい鑑賞したらようやく慣れて涙も出なくなりました。
基本的に子供向けだが…
とりとめのない前半は子供向けに全振りしているのか大人には退屈だが、
違和感のフックをしっかり回収して泣かせに来たのは上手かった。
振り返って客観的に考えると、メタ的な視点で申し訳ないが、子供向けに雑に作っていたけどあまりに中身が無さ過ぎたので、後から回収できるストーリーを付けた感じ。
その意外性がこの作品の高評価につながっているのだと感じた。
最後の畳み方も綺麗に纏まっていて、無難に良作
ただ前半の緩さはぬぐえないので、大人がしっかり見ようと思うなら他に選択肢はあるように思う。
あなたの存在するべき場所、してはならない場所
マスコットたちの楽しそうな映画と油断することなかれ。感動作である。
ナレーションの語りがメイン。
マスコットたちはしゃべらないのでセリフの字幕を追わなければならないのは苦労か。
良い点
・弾力感
・タピオカの自由気まま感
悪い点
・間がやや長い
・みにくいアヒルの子のシーンが唐突。全体的に唐突な節は多いが。
その他点
・恐怖のホコリ
・ショックで気絶して死にかける
ありがとう
なかまだから、一緒にいる
なかまだから、ゆずりあう
なかまだから、探し会う
なかまだから、居場所を探す
なかまだから、支え合う
なかまだから、会いに行ける
なかまだから、ありがとう
はなれていても、ずっとなかまだよ。
いちばん大切な言葉が、いちばん言いづらい言葉だったりするわけで…。
ヒトの縁とは不思議なもので、私の意志とは無関係に、観ることになりました。ユルいキャラに、ユルいストーリー。でもだからこそ、ストレートに響くわけです。
誰かに認められたい。誰かに受け入れてもらいたい。そんなひよこが、誰にだって、心の裏表紙にいるものです。(嘘だと思う方は「すばらしき世界」をご覧下さい。役所広司と云う、かなり屈折したひよこが、皆様を待っています。)
そしてある日気付く。ヒトに愛されたいのなら、まず自分がヒトを愛するべきだとね。その初めの一歩が…ありがとう。
業務用ではなく、人として、この言の葉を口にするのは、案外勇気が要る。私自身、ずいぶん屈折したひよこだったことを、本作で思い知らされました。
一切期待せず、一切考えずにご覧下さい。驚くほどベタなストーリーに、驚くほど感激している私に、私自身が驚きました。
あ、忘れてた。
私がこの映画を観るきっかけを作った人へ。
ありがとう。
すみっこぐらしのスタンプを集めている者です
すみっこを知らない彼女と一緒にアマプラで見たのですが、俺だけ大号泣で、ふと隣を見ると、え、なんで泣いてるの?みたいな顔してました笑
例えばですが、
今までアニメのストーリーを見ずにいきなりワンピースや鬼滅の刃の映画を見ても感動できないように、
すみっこぐらしを知らないのにすみっこぐらしを見ても感動できないので、面白いからと話題性だけで見ると多分ついていけないと思います。
感動したかったら、事前準備としてとかげの正体だけでも調べといたほうがいいかもしれません、、、
優しすぎる世界観が素晴らしい。
すみっこぐらしの存在を知っている程度の素人です。
感想
予想以上に満足度の高い作品でした。可愛いすみっこたちの日常や絵本のルールに抗う姿に癒やされていたらラストまさかの展開に泣かされました。ひよこの仲間探しの物語がこんなオチになっているとは!脚本が秀逸でしたね。絵本の仕掛けを使い方が素晴らしいとも感じました。
総評
幼児向けアニメとナメて見ていると痛い目に遭う(いい意味で)良作。続編も期待しています‼︎
完全に不意打ちを食らった。大人の鑑賞にも堪える名作
今、映画マニア界隈では「100日間生きたワニ」が色んな意味で話題になっているんです。「上映時間が60分ちょっとで1900円は高い」とか「動きの少ないアニメだから1900円は高い」とか色々言われてます。
その意味で、本作は上映時間66分で1900円の通常料金で公開された動きのそこまで多くない映画ですが「このクオリティで1900円なら妥当」だと思いますね。上映時間の長さや作画枚数が映画のクオリティに影響しないことを証明して見せた名作映画に仕上がってる思います。
私はAmazonビデオで観ましたが、このクオリティなら1900円払って映画館で観ていても満足していたと思います。
100ワニが1900円妥当かどうかは知りません。観てないので。
うーむ
泣けると話題だったのでアマプラに来たことを機に視聴
結果感動したけどそこまで泣けるか?となってしまった。
話的には緩やかな序章から後半の熱く又考えさせる展開に魅せられたのだがどうにも
肩透かし食らった感....あれー?これで終わり感
なぜこうなったかを考えた時、変に期待を上げ過ぎたことが原因な気がする。
いわば原因は自分自身だ。
なんとなくフラットな状態でこの映画を見た時、子供向けの映画からのラストの展開にギャップを感じぐっとウルっと来ただろうが、泣けるシーンが来るぞと分かっていると構えてしまい硬くこの映画を見てしまった。
1時間というお手軽感からもお勧めできる映画であるのは間違いないが
もし人に勧めるときは↑に気を付けることにする
子供達に見せたい映画!
正直、ナメてましたが、なかなか良い映画でした。
すみっコ達のカワイイくて、ボケたカンジが良くて、見ていて楽しい!
各キャラにはすみっコになった背景があり、それを劣等感として抱えている。弱点を持ったキャラクターである点が、非常に距離感を縮めてくれるし、個性にもなっているし、面白ポイントにもなっている。
それでいて、みんな優しい。
子供達に「友達と仲良くするお手本にしなさい」と言いたくなる、そんな映画です。
そして、大人達は、この映画を見ている子供をみて、子供達の成長を楽しめる。
面白かったです
電車に乗っている時間に見ました。見終わった時にマスクの下で号泣していました。
また、キャクターが可愛すぎて癒されました。特に、エビの天ぷらが可愛かったです。すみっコぐらしはもともと可愛くて好きでしたが、設定が予想以上に切なくて面白かったです。今度ゆっくり見たいなと思います。
一つ心残りがあるとすれば、鼻をかめなかったことです。
日々のストレスなど忘れて 昔話とすみッコたちの2つのストーリーに ...
日々のストレスなど忘れて
昔話とすみッコたちの2つのストーリーに
心が穏やかになる映画でした!
最後は少し切ないけど
ちょっとした工夫をすれば、
悲しみも明るくすることができるのかな
と思いました。
エンディングの原田知世さんの
歌声にもとても癒されました!
泣いてしまいました
すみっこぐらしの世界観を知らずに視聴しました。
泣ける映画とあったので、視聴してみることに。
初めはよく分からなかったのですが、何故、すみっこぐらしなのかが分かり、クラスで教室の片隅にいた頃を思い出しました。
そして、ラスト。
自己主張をするクラスの中心とは違い、同じすみっこな、要望を伝えれず
幸せを願う気持ち。あの後、どんな気持ちでいただろうかと思います。コレで良いのだって気持ちと、一緒にいたかった気持ち。
すみっこぐらし達は、それが分かる。自分が隅に行けば良いってことを
そうやって、主張を控えてすみっこにいることで回っている世界もありますよね。皆んな主張したらとんでもない事になりますから。
一番の要望は叶えずに、自分達の要望をすみっこらしく叶えていきます。
子供向けと侮ってました。これと言ったセリフのやり取りはないので子供...
子供向けと侮ってました。これと言ったセリフのやり取りはないので子供も楽しめます。
久しぶりに泣きそうになりました。(子供は横でニコニコ笑ってましたが(笑))
すみっコとひねくれっコ
すみっこが大好きな“すみっコ”たち。
リラックマを生んだサンエックスによる人気キャラを映画化。
全く知らなかったが、昨秋サプライズ口コミヒットとなり、どんなものか見てみた。
しろくま、ねこ、とかげ、ぺんぎん?、…生き物だけではなく、
とんかつ(の脂身)、えびふらいのしっぽ、たぴおかなど食べ物まで。
かたつむりならぬ“にせつむり”、ざっそう、ほこり、おばけなどなどなど、自由発想のキャラたち。
そんなユニークでキュートなキャラたちによるほのぼの物語。
キャラの発想は喫茶店などで隅っこに座る日本人を反映。
他にも、自分探し、人見知り、恥ずかしがり屋、食べ残し、独りぼっち…。
共感するキャラも居るのでは?
さてさて、この映画の物語は…
喫茶店の地下室で、一冊の絵本を見付けたすみっコたち。
すると、その絵本の中に吸い込まれてしまう…!
「桃太郎」「マッチ売りの少女」「赤ずきんちゃん」「アラビアンナイト」…すみっコたちが有名童話の主人公に!
そんな中、迷子の“ひよこ?”と出会う。
すみっコたちは元の世界に戻ると同時に、ひよこ?の家を探す大冒険をする。
ひよこ?は果たして何者か? 何処から来たのか?
その正体はなかなか悲しく、すみっコならぬ現代っコ。
そんなひよこ?とすみっコたちのほんのひと時の交流。
確かにちょっとウルッときたし、心温かく癒された。
すみっコたちの台詞は無く、V6井ノ原と本上まなみのナレーション、原田知世の主題歌も優しい。
でも惜しむらくは、物語性。
メッセージ性や童話と絡め、あるように見えて無い。
もっと巧みな内容だったら…。
大人こそ響き、大人も泣けるとの評判だったが…。
やはり子供が喜びそうなキャラありき。
キャラや雰囲気に癒されるが、もし疲れてる時に見ていたら、このほのぼの世界に誘われ、心地よく夢の中へ…。
あくまで薄汚れた私奴ことひねくれっコの意見です。
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