窮鼠はチーズの夢を見るのレビュー・感想・評価
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ゲイの映画って最近多くない?
2020年映画鑑賞83作品目
原作未読
100%成田凌目的
成田凌がかなり仕上げてきた
二枚目半や三枚目役が多いなか今回は良いもの魅せてくれた
大倉忠義と成田凌と国広富之以外よく知らない
女優陣はよくわからない
大倉演じる大伴は優柔不断なプレイボーイでノンケ
成田演じる今ヶ瀬はハードゲイの探偵
大倉と成田のおしり丸出しヌード
陰嚢は見えないように工夫をしているのだろう
激しい濡れ場あり
ゲイの映画だが女性のヌードあり
下品でいやらしい純愛映画
後半からは別れたり元鞘になったりイライラしてきた
おっさんずラブのような爆笑コメディーではない
吉田志織が演じた岡村たまきがかわいそすぎる
R15ということもあって僕の横3人が学校帰りで制服姿の地元の女子高生だった
前半まではいたたまれなかったが後半からはそれも慣れてしまった
R18の判断基準は反社会的かどうかだと思うし今の日本ではゲイは反社会的ではないという考え方が進歩的といえる
だが高校生と一緒にこういう映画を観るのはなんかいやだな
高校の頃に男子女子クラス全員が視聴覚室に集まってR15のエロアニメ『うろつき童子』のVHSを観たことがあるがそれを思い出した
成田凌さんの少年ぽさ
行定ワールドの新しい愛の世界
アイテム使いが上手い。切ない。
ラブシーンはもちろん見どころではあると思うけど、印象的だったのは二人の恋愛を彩る様々な〝モノ〟たち。
灰皿にピンクのジッポ、タバコ、カーテン、背の高い椅子、部屋着、ワイン、喪服、シンハービールとカールスバーグ…
それらが愛の表現にもなり、すれ違いに気づくきっかけにもなる。
あと部屋のインテリア!言葉は少ないけど、結婚してるとき、一人になったとき、今ヶ瀬といるとき、たまきちゃんといるとき、彼の心情や状況の変化が部屋に現れる。こういう〝生活臭〟のある恋愛の表現は同じ行定監督の「劇場」にも感じた。
原作にはないオリジナルのエピソードだというゲイバーに行くシーンもキツいけど、あって良かったと思う。綺麗事じゃない苦しい部分が強調されて、今ヶ瀬が「例外」であることがより際立ったように感じた。
何度観ても楽しめる映画
切ない恋愛映画。大倉忠義、成田凌の演技に圧倒されました。美しすぎる恭一の涙、可愛すぎる今ヶ瀬。男女の恋愛と同じようにキュンキュンした。切なくなり胸が苦しくなった。性別、年代問わずたくさんの方に観てもらいたい映画です。
狂おしいほどの愛が静かに刺さる
女性も含めてどの登場人物にも感情移入はできないけれど(勿論する必要は無い)成田凌演じる今ヶ瀬は魅力的だったな。対する大倉忠義演じる大伴は優柔不断で流されるまま、まぁかなりのクズっぷり。
2人のラブシーンは過激というより「そこも描写しちゃいます?」っていうリアルな部分もあり。
始まってすぐに(これはブエノスアイレスへのオマージュ?)と思い始め、20年以上前に観た「ブエノスアイレス」のことばかり考えてしまった。ウォン・カーウァイ監督作の中で一番好きだった作品。戯れあったり嫉妬したり喧嘩したり、ゲイの恋愛も男女の恋愛と何ら変わらないんだな、という当たり前のことに気づかされイグアスの滝のシーンに涙が止まらなかった。今観るとまた違った感情が生まれるのかな?
当時あまりに衝撃が強かった「ブエノスアイレス」とどうしても比べてしまうけど。
灰皿、ジッポ、カーテンなどの小物や掃除したりゲイバーに行ったり椅子を見つめたりという行動・動きで感情を表す演出がすごく生きていた。
苦しい程に人を愛した記憶が蘇る作品。
心を完全に持っていかれた魅力的な作品
原作の妄想シーンが欲しかった。
原作の漫画で今ヶ瀬が女の子になって先輩の奥さんになってずっと面倒を見る♪
シーンがあったら面白かったなぁ。
全体的に重めになってしまったのでちょっとコミカルのところもあれば二時間楽しめかな。
ラストは原作の方が良かったので、読まれていない方は是非読んでほしいです。
ゲイですが何にも共感できない
昔、山口智子と豊川悦司の出演している映画「UNDO」というものがありました。
愛しすぎて徐々におかしくなっていくという映画です。
その映画の観賞後の気分に似てます。
「で?」という感じです。
俳優さんたちに罪はないので作品に対して感想を書きます。
まず、原作の台詞のパワーワードだけ抜き出して繋げた映画でした。
映画を見た後に原作を読んだので、原作ファンではありません。
原作を読んだら、登場人物の気持ちが理解できました。
行間を読むとかそういう次元ではなく、重要なやりとりが抜けたことによって、映画では感情の移り変わりが浅すぎました。
そして女性陣の映画での描き方に悪意を感じます。
BLは大なり小なり女性を飛び道具として描く傾向がありますが、原作で夏生は恭一が言ったセリフに「今ヶ瀬はそんなやつじゃない」と言います。
ライバルとして人として認めていました。
映画では、夏生はただのゲイ を見下す女に成り果てていました。
「his」というBL映画もそうでしたが、
「男同士の恋愛だから尊い」とか「美しい」とか性別を超えた純愛だとかという感想に辟易します。
この映画だけ観たら、どう見ても周りを傷つけるだけの男の話で、純愛でもなんでもありません。
ゲイ当事者として言いたいのですが、日本のBL映画の「ゲイ至上主義」みたいなもので変なイメージばかり植え付けないで欲しい。
これはフィクションです。
といえばそれまでだけど、最悪な人間はいくら美化しても最悪だし、困難の果ての恋愛の意味を履き違えてる。
これが男女の映画だったら、
普通に最悪な話だと言われるはず。
こういう映画の描き方が一番ジェンダー差別してると感じるべきです。
原作はきちんと「ゲイとヘテロだからこその苦悩や葛藤」巻き込んだ周りへのけじめの付け方が描かれていました。
なんでしょうかね。
そんなにゲイを不幸で周りを不幸せにするものにしたいんでしょうかね。
僕はこんな登場人物、ゲイ友達にも欲しくありません。
日が差すあの部屋にもう一人息遣いが増える未来を想う。
たしかに肌色多めで、個人的には男性の生身の身体にちょっと苦手意識があったので多少懸念していたところもあったけれど、ほんとうに美術品のように美しくため息が出た…あんなに美しい生き物があって良いのだろうか…丸出しの欲をぶつけ合っているというのにどこかとても不確かで、だからこそここで息をしている互いを確かめ合うような一瞬…
テレビから流れる映画の台詞(J‘attends…で丁度帰りを待ってたところに帰宅したりとかね)があの夜の2人とリンクしているところや、窓を伝う雨が白い肌に影を落とすのが、本当に私は好きで、美しかった。
それから、すっごい短絡的かもしれないけど、観てて完全にBGMがチャットモンチーの『染まるよ』だった…
「でも もう いらない」のあの天才的な間と転調が今ヶ瀬の指元やら口元から漏れるずーっと煙に溶けて見えていた…儚くて消えそうで、なんでこっちがこんなに他人の恋愛で苦しくなるのだろうと思ってしまった…
終盤の海のシーンの美しさは勿論、「心底惚れるってその人は例外になるってこと」みたいな台詞が世の真理すぎて全ての感想があの夜明けの海に沈んだ。
1時間半程度に凝縮した方がよいのかも。
イライラするぅ〜っ!(ちょいネタバレあり)
一途でせつない恋のおはなし。
レビューを書くか、書かないか悩みました。
でも、素直な想いを書き残しておこうと思います。
私は恭一のような恋愛をしてきました。
優柔不断で誘われると断り切れなくて、流されていました。
だから、誰かと付き合っていても、流されてしまったこと。
別れようとしてもそそのかされて関係を持ち続けてしまったこと。
秘密や弱みを握られ、それを内緒にしてもらうために条件をのんだことも。
そして、お付き合いしていた方を傷つけてしまったことも。。。
だからなのでしょう、恭一目線で鑑賞し、ひどく切なく、ひどく苦しくなりました。
妻、浮気相手、元カノ、会社の上司の娘(婚約者)
様々な相手に流されて、切れずに関係持っていたり。
そんな恭一を一途に愛し、信じる今ヶ瀬の姿は非常に苦く、そして、切ないものでした。
今ヶ瀬のときより見せる、切なげな顔にキュッてなりました。
最終的に恭一が本当の愛に気づき、
戻ってくるかわからない今ヶ瀬を待つ姿。
この姿も切なかった。
BL(同性愛)ということで、抵抗がある方が多いと思います。
でも、その時好きになった相手が偶然に同性だっただけ。
それだけなんだと、思いました。
最後に、
同性愛、そしてこの生々しいシーンを体当たりで演じた
大倉忠義さんと成田凌さん、
主演の二人をきっちり固めた女優陣の皆様
すごく素敵な切ない作品でした。
登場人物それぞれが求めるチーズ
不倫を繰り返す大倉に対し、浮気調査を担当する同性愛者成田凌が弱みを突きつけ性的要求をすることが発端となっている物語。
BL映画の側面は私含め苦手な方もいるかと思いますが、それを抜きにしても楽しめる作品でした。
■良い点
・成田凌の演技が良い
・行定勲監督の作品の中でもテンポが良い
・大倉や成田、なつきさん等の食事シーンや、クラブのシーン等表現が良かった
■惜しい点
・少し長く、短縮の余地がある
<備考>
おっさんずラブすら見たことない自分にとって、シーンによっては少しハードルが高かった。BL的な映画という側面を抜きにしても、例えば以下の場面は登場人物の思いが滲んでおり見てて心動かされました。
-上記で触れた4人での食事シーンの目線等の表現
-中華料理店の3人の緊迫した喧嘩の場面
-ワインを渡す場面
-たまきが成田凌お気に入りの椅子に座った際に「おいで」といわれ立ち退かせた場面
水城せとなさんという方の原作のようで、失恋ショコラティエにせよ切ない話を書くのが上手な方だと思いました。
うーん
タイトルなし(ネタバレ)
成田凌の演技見たさに見ました。
映画を見る前に、インタビューを読みましたが、目をうるうるさせるようにしていたということで、ついそこを見てしまいました。
子犬のようにまとわりつく成田くん、すごいいじらしくて可愛かった。
好きだと言われると嬉しくなり、断れずにフラフラする恭一のことを嫌いだといいながらも、大学から諦めきれずに一途に思い続けてしまうのは、理屈じゃなく、どうしようもないことで、それは痛いほどわかりました。
ノンケな相手に好きといい続けて、自分を受け入れてもらおうとしようとか、かなりの勇気だと思う。拒まれたら生きていけなくなるくらい辛いはず。
大倉は…興味は全くないですが、ジャニーズなのにそこまで?とはびっくりしました。本当に体当たりの演技を頑張ってました。監督は基本順番で撮影したそうで、その最初の戸惑いから、今ケ瀬が次第にいなくてはならない人になっていくところへの移り変わりはよかった。
恭一は、誰にも優しく、淡々とくるもの拒まず、本当にその人を好きじゃないだろうに、つい優しくしてしまう、ずるいやつ。あれは女の子も勘違いしちゃうよね。
ゲイが集まるクラブへ一人で行ったのは、今ケ瀬を探しにいったのかと思ったけど、自分なりに理解しようと思ったのですね。
でもどうしても受け入れられずに泣いてしまうシーンが良かった。
あと、レストランで同じ席に着いた恭一と元彼女、今ケ瀬と今ケ瀬の元彼の4人の視線だけの映像。お互い楽しそうに会話をしてるけど、実は視線で探り合いしている感じが凄かった。
全体的に言葉少なく、そういう目での会話、カメラワークがさすが行定監督だなあと思った。
そして、今ケ瀬と二人、ソファーでテレビを見ながら、ポテチを食べていて、今ケ瀬がテレビを見ながらも、ポテチを恭一の前に出して、それを恭一が食べるところがなんかよかった。
そしてラストシーン。ちゃんと婚約者に別れを告げて、今ケ瀬を待つと決め、部屋でゴミ箱に捨てられていた灰皿を洗ってテーブルに置き、いつも今ケ瀬が座っていた椅子に座るところ。何気ないシーンだけど、初めて恭一の一途な愛を感じました。
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