「意外性はいまいちだが、心に迫るものはある」マローボーン家の掟 ちかしさんの映画レビュー(感想・評価)
意外性はいまいちだが、心に迫るものはある
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夫から逃げてきたであろう家族が心機一転、新たな生活を始めるところから物語は始まる。
そのあと突然6ヶ月の空白があり、ジャックの額の怪我、鏡を隠す家族、外に出ることを禁じられた兄弟と、疑問点が多い。
ホラーテイストながら、幸せな生活の描写とのバランスが絶妙で、かつ考えながら観れる。
ただ、家から出ているのがジャックだけだと気付いたら、謎は解けてしまった。それなら、鏡に映る恐ろしいものとは幽霊ではなく自分たちの姿なのだと。
「アザーズ」や「ドリームハウス」を観たことがあれば、わかってしまうかな。なので、新規性はなかった。けど、真実が語られたとき、並のヒューマンドラマより何倍も心に迫るものがあった。
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