「故郷の条件」イン・ザ・ハイツ Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
故郷の条件
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ラ・ラ・ランド以降妙に増えた気がする
ミュージカル仕立て映画
昨年もCATSとかありました
今作はアメリカへの南米からの移民が
暮らすコミュニティ「ワシントンハイツ」を舞台に
世間との間で起こる差別などから
自分たちの誇りをどう持つべきかを
苦悩しながら
底抜けに明るい音楽で表現していきます
143分あるんで長く感じますが
ミュージカルタッチの表現が
継ぎ目なく流れるように入ってくることで
あっという間に過ぎてしまいます
別に核ミサイルが飛んでくるわけでもありません
怪獣が襲ってくるわけでもありません
まあ真夏の停電は昨今の日本の夏を想像すると
十分な悪夢ですが
徹底して何気ない日常にあるものを
綴っていくことでどこの国の話かなど
関係なく共感できる部分があると思います
ワシントンハイツって本当にあるのかな
と思って調べてみると
太平洋戦争後のGHQ統治下の日本の
代々木あたりに米軍家族の居住区が
そう呼ばれていたんですと
でその後の1964年東京五輪で選手村に
なったんですと
そんなタイムリーな映画だったのかと
改めて勉強になったのでした
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