ドクター・スリープのレビュー・感想・評価
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後半が「?」
言わずと知れた恐怖映画『シャイニング』は、1980年に巨匠スタンリー・キューブリックによって映画化され、後の映画に多大な影響を与えた名作である。シャイニングでは、雪に閉ざされた山奥の巨大ホテルで、邪悪な悪霊によって狂気に憑りつかれた小説家ジャック(ジャック・ニコルソン)とその妻子を描き、観る者を恐怖に縛り付けて離さなかった。私もその一人で、DVDや作品を徹底解析したDVD(『ROOM237』)も購入して何度も観た(ジャック・ニコルソンの大ファンであることも手伝っているが)。
シャイニングにはいわくがある。原作「シャイニング」(1977刊)はS・キングの名作だが、映画化にあたって、監督のスタンリー・キューブリックは原作に大幅に手を入れた作品にした。そのことにつき、原作者のキングが激怒したのは有名な話である。しかし、シャイニングはキングにとっても思い入れ深い特別な作品であることに違いはなく、続編が出版された(「ドクター・スリープ」2015.6.文藝春秋)。
その原作の続編が出版されて4年。出来上がったのが本作である。本作は原作者のキングも満足していると聞く。
さて、本作ドクタースリープでは、惨劇から生き残った息子・ダニーの40年後の生きざまを軸に描かれる。ダニーは、40年前の雪山のホテルで、狂った父親ジャックに殺されかけたトラウマをいまだに抱えている。中年になった今も社会から避けるように孤独に暮らす彼のまわりで児童ばかりを狙った連続殺人事件が起きる。「邪悪」を保ち「生気」によって半不老不死の命を持つ者たちの仕業だった。ある日、ダニーの前に強い「シャイン」(ダニーと同じく超能力)を持つ少女が現れる。
ダニーと少女は、この連続殺人事件を追う中で、かの雪山ホテルに辿り着くのだが、はて、殺人集団と雪山ホテルに巣喰う悪霊の3者がなぜダニーを結びつけるのか?観ていて「?」が頭の中を駆け巡った。矛盾があるのである。ネタバレは避けたいので、ここでは書かないが、少なからずこの相関関係には無理がある。
だが、いずれにせよ、「続編は成功しない」のセオリーのハードルは越えていると言って良い作品に仕上がっている。特撮や恐怖といった点もキチンと抑えられている。長い映画だが、長さを感じなかった。 ネタバレではないが、最後に一言。ラストシーンはB級映画のそれである。
18R映画ということもあり、上映は深夜に及び、観客は13名のみであった。興行的に成功しているかどうかは不明である。
シャイニングの謎解き、ではなかったのか。 終わり方が気になって楽し...
シャイニングの謎解き、ではなかったのか。
終わり方が気になって楽しみにしていたのに凄く残念。時間と金を返して欲しいと久々に思った。
イブに映画3本目
『ドクター・スリープ』
イブに映画3本目。
前半と後半『シャイニング』へのオマージュが見事。
中盤は完全にオカルトで『クロニクル』かと。
前席の外人がセリフの言い回し、役者が単語を発するだけで吹き出す事が3回あって、字幕では伝わらない笑いのツボがあるのだと感心。良作
あまり怖くないです
これ、本当に40年経ってるんですね。残念ながら、「シャイニング」見ておりません。ホラー好きとしては、「ドクター・スリープ」を観るにあたり、見てみようかとも思ったんですが止めました。
これ、面白かったんですけど、ホラーなんでしょうか。特殊能力があったりして、X-MEN みたいでしたよね。40年前の「シャイニング」は、そんなイメージないのに…って思ったら、やっぱり見ておけば良かったと思いました。ラストのホテルでの決戦は、ホラーっぽかったですね。
面白かったんですけど、私にとっては、いろいろ謎の多い作品でした。恐怖心、なかったですね。
やっぱりジェダイマスター
元スピリチュアル気触(かぶ)れで、今でもこの世にもあの世にも見えないものや視えるものが色々と在って色々と居る‥と深く信じて疑わない男ですが、個人的にこの作品から物凄く天啓を得ました。
これまでダークサイドから魔に差し込まれる隙間だらけの人生でしたが、より善く生きるための心の構え方をマクレガー氏扮するDr.スリープの言葉から教わった気がします。
先行き不透明な社会だからといい、何かにつけ闇雲に「怖れ」を抱いたり、時間に急いて焦って自らをやたらと「不安」な状態に落とし込めたり、「怒り」や「恨み」「妬み」なども同じくですが、そんな負のエネルギーの発生を常日頃から常態化させ、それらを喜ぶダークサイドな連中に日々せっせと養分を供給し続けていてはいかーん❗️🤜🏼💥👿
我々は死んで終わるわけではないが、この世の一切の物質はこの世限りの幻みたいなもので(般若心境的な)、持ち越せるのは自他に愛情を示せるようにこの世で育んだ己の魂のみ☝🏼たぶん🤔
レベッカさんは性欲減退しつつあるおっさんにっても改めて🧐ン"!?と視線を集中して見てしまうほど麗しき見目姿でしたが(まだ魔に差される隙アリアリ😅)、悪くもないのに悪ぶろうするところが少々演技臭かったですかね😗
IT よりは こちらかな
前作「シャイニング」を復習してからの「ドクタースリープ」を鑑賞
改めて やっぱジャックニコルソンはスゲ〜!!!って思いました!!!シャイニングやジョーカーにキャスティングされた事自体をも尊く思えてくる
あ、ドクタースリープですね(汗)
面白かったです
ダニーの友人ビリーは何故自ら…?
最後がゾンビ的で少しシラけちゃいましたが…(笑)
眠くなったり肩が凝ったり
作りも音楽も大上段に振りかぶった大作フウ?
なので 流行りのツカミなどなく 思わせ振りの緊張感だけで引っ張りまくる
なので 少しウトウトしてしまいました
19番のヒジョーに趣味の悪いシーンで目が覚めて 後は何か妙に身体が硬くなったままクライマックスまでいっちゃいました
この大袈裟な感じ キューブリック先生の霊がそうさせたのでしょうかね
二次創作かと
ストーリー的には、原作のシャイニング(超能力者)の疎外感が前面に出てるんだけど、絵的にはキューブリックのシャイニングをめちゃくちゃ頑張って再現してる。ダニー親子やシャイニングおじさんはもちろん、映画として面白かった三輪車、エレベーター、双子、ルーム237の老婆など、監督が出したかっただけやろ?!と突っ込みたくなった。元の映画好きな人は一見の価値あり
全体的に普通味
シャイニングの続編という事で期待してたんですが、なんか色々普通。記憶に残らないタイプの映画。
キューブリックのシャイニングはキング先生がお気に召さなかったそうですが、じわじわじわじわくる原作とは別物な感じだったけどキューブリック風味全開で面白かった。
けどこちらはキューブリックのシャイニング、ドクター・スリープの原作を引き継ぎながらも全体的に薄味。
ヴィラン達もキャラがよくいるタイプの悪なんだよなぁ…。雑魚は置いといてロージーはもっとパンチが欲しかった。
シャイニングの幽霊達は割と襲ってこない割に精神的に追い詰めてくるけど、こちらのヴィランズはちょいちょい来る割に怖くない。幽霊でもない。
ただ、懐かしい方々のそっくりさん達が違和感なく出てらしてキュンキュンしました。
ジャック・トランス役はETの主役の男の子だそうでびっくり。結構ジャック・ニコルソンに似てる。
みんな大好きオーバールックのシーンはあっさりでベタなホラー風です。
あの子達とそのオトン等はちょこっとしか出てこないけど、バスタブババアはオーバールックでは使いっぱなのか出てきすぎ(笑)
化け物には化け物をぶつけるんだよ!
前作が良くも悪くも、シャイニングという超能力が無くても成り立つ話だったけど、今回はシャイニング有りきで進む。
しかも明確な敵が存在して、その敵との超能力バトル。
方向性がハッキリしていたので面白かったです。
途中で思ったのがシャイニングをフォースとした場合、ジェダイ対シスの図式になるなぁと。
ディズニー版スターウォーズよりスターウォーズらしいかもしれない。
マスター・ダニー
あれ?シャイニングじゃなく、バンパイア退治の話し?
と、自分の予想に反したストーリー展開に戸惑いましたが、シャイニングと似たようなストーリー展開だと、この作家はダメとか言われますので、良しとしましょう。
しかし、あのオーバールックホテルの悪霊達を、相手を倒す道具に使うとは・・。
さすがジェダイマスター・ダニー(^.^)。
これからも、アブラを導いて下さい。
個人的には、シャイニングの時と同じ、エンドクレジットに「ミッ〜ドナ〜イト♪」の曲を使ってくれたのは嬉しい限りです。
でも、シャイニングの時は悪霊側の勝利なので、「ミッ〜ドナ〜イト♪」の曲を使うのはベストですが、今回はダニー側の勝利なので、この曲を最後に使うのは間違いでは?と思うのですが・・まあいいか。
マイク・フラナガンとダニー・トランスに祝福を
シャイニング続編「ドクター・スリープ」熱狂的な映画版ファンを狂喜させ、尚且つ映画版を憎んだスティーブン・キングが満足するような続編というクソ面倒くさい命題に挑んだマイク・フラナガン監督に拍手。そのため物語の整合性とか犠牲にしている箇所があるにはあるけど、そこはもういいよね。
父親に存在を否定された人生はそれでも祝福されるべきなのか?マイク・フラナガンが提示した答えにスティーブン・キングはどう思ったんだろうか。
超能力バトルだった
『シャイニング』の続編だと聞いていたので、同じようなテイストを予想していたら、かなり違いました。最初、「なかなか怖くならないな……?」などと思いながら見てたんだけど、半分くらい過ぎたところで気が付いた。「これ、超能力バトルだ!」と。
マーベルのヒーロー映画のようなつもりで見ると良いのではないでしょうか。
『シャイニング』を知らなくても楽しめると思うけど、知っていると嬉しくなるような引用がいくつかあります。ドアの割れ目から顔をのぞかせるカットとか。
時間に余裕があるなら、予習してから見たほうが楽しめると思います。
嫌なバスルーム
ラストのホテル部屋巡りは前作を見た自分にはお化け屋敷の探検のような感じがしました。血の流出シーンや扉の穴など懐かしく思いました。そしてバスルームにはあの人が。前作と趣きの違うサイキック合戦のような映画で、ラストもやはりそうなったかと思いましたが、それなりにおもしろかったです。それにしてもバスルームにいつもあの人がいるのは嫌でしょうね。
シャイニングとは別の映画としてみた方がいいかも。
タイトルにもしましたが、キューブリックのシャイニングとは異なるジャンルの映画だったので、ちょっとビックリしてしまいました。
シャイニングではあまり描かれていなかった「シャイニング」という名前の一種のテレパシーのような特殊能力がメインの話になっており、強いてあげれば悪魔祓い・ヴァンパイア系のホラー映画のような雰囲気に感じました。
映画としては長尺ですが、飽きることなく楽しむことができました。ただシャイニングの続編として見ると拍子抜けしちゃうかもしれませんね。
Redrumにムハー
原作および前作原作未読。早く読め。映画版前作は鑑賞済。
いや『シャイニング』を期待しちゃいけないのはわかっているが、回想シーンとか寄せた撮り方とかRedrumにテンション上がってしまう。
可愛かったダニー君も年月が経てば小汚いオッチャン(ユアン)になるのはしょうがないか。おおっとここにもAAが。
前作よりはずっと”シャイニング”を中心に据えて進むので、サイキックバトル多めでSF寄り。とはいえ子供も容赦しない邪悪な悪役なので、怖いというかかわいそうなシーンが地味にキツい。ホテル…バー、老婆、手斧、迷路…前作映画ファン向けにもサービスバッチリ。
まあ楽しんだのですが、やっぱり原作読んだ方がいいかな。
辛口評価は仕方ない
個人評価:3.6
スティーブン・キングの続編原作をエスパー映画的にきちんとエンターテイメントとして描けている。
ただそこにはキューブリックが描いた格式高い重厚なホラーではなく、よくある量産型の単純なバトルホラー映画であった事は残念。
前半のヴァンパイア的な敵とのやり取りが長く、メインの館まで時間を使い過ぎだ。この脚本であれば90分くらいで充分だと感じ、キャラと時間の無駄遣いも多い。
悪い作品ではないが、あの名作の続編という冠をするからには辛口な評価も仕方ないたろう。
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