ドクター・スリープのレビュー・感想・評価
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ビリーの包容力に胸打たれる
ビリーの優しさに再度触れたくて
パンフレットをざらっと読んで
いざ2回目の観賞へ。
実は「シャイニング」は未観賞
原作も未読のまま本作に挑むが
展望ホテルの禍々しさを更に感じたくて
観賞後さっそく「シャイニング」BDを予約
原作も来年の読書リストに追加した。
それにしてもやっぱり
ビリーには胸が締めつけられる。
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2019.12.3 TOHOシネマズ上野にて1回目
ダニーの再生の物語が胸を打つ
そこに大きな影響を及ぼすビリー
壮絶な過去も垣間見得る彼の
手放しの包容力が心地よい。
ああ、それなのに…
異端の者たちが追われるストーリーは
もはやスクリーンで多く語られているが
頭の中の引き出しやら大きな箱やら
ゴシックちらちらな感じに大好感
哀しみ湛えたファンタジーにも思えた。
ユアンの情けない髭面は
クリストファー・ロビンの面影を
完全にシャットアウト。
生尻も久々に観たわ。
長尺があっという間
絶大なパワーに反した無力感
そのまどろっこしさが愛おしい一本。
オマージュの成功
予想はしていたが、、、。
大体は予想してはいたがそれ以下だった。
内容は「シャイニング」とは全く別。
スティーブンキング原作と聞いてもしかしたら、と思っていたが、う〜む。
なんか、「シャイニング」で出てきた恐怖のアイテムたちが愉快な仲間に見えてきた。
もちろんだが、キューブリックの世界観には到底及ばず(まあ、切り口も違うが)。
人の褌で相撲とってるようにしか見えなかった。
「シャイニング」を抜きにして観ても出来損ないのX-menみたいな感じで苦笑。
まあ、別物ですからって言っても、あのポスター見せられたら何か少なからずの期待はしてしまう。
もし、キューブリックが撮ったらって思ったのは自分だけだろうか?
もし、スピルバーグだったらと思ったのは自分だけだろうか?
アカデミー賞独占級の映画だと思うのですが
これだけ緻密かつ大胆な脚本というのは何十年に一つというレベルでしょう。
キングの原作のテイストを余すところなく生かしていて、エンタメとしての要素がふんだんにあって、前作のシャイニングを遙かにしのぐ格調の高さすらある。
それで、演技は、前作どころか、今年の映画の中でもダントツ最高レベル。
なかでもファーガソンは多分今までで最高の演技で、悪役なのに超魅力的。
メインから端役まで全てレベルが高い演技です。
また、音響と映像も驚愕の高品質。
ドルビーアトモスでもないのに効果音が横から後ろに回り込むような繊細さ、静寂と音楽の使い方が最高の中の最高。
映像も信じられないほどに自然に見せている、恐ろしいシーンが。
いや、この種の映画で感動するとは思わなかった。
映画館で観て良かった、期待してなかったけど、最高でした、ありがとうございました。
シャイニングの続編でなくても・・・・
本作品を見る前に、改めて「シャイニング」を見てから本作品に臨もうと、「シャイニング」は公開当時私は中学生で、友人と見に行ったのですが、周りは怖くないホラーみたいな感覚でいましたが、私はお話にずいずい引き込まれた記憶があり、その後18歳位の時にビデオで見直して、それ以来の見直しをしました。
改めて見直した「シャイニング」は震えが来るほど面白く、あの舞台になった40年後を描いたのが本作品の「ドクター・スリープ 」という事で、大変に期待感を持って本作品の鑑賞に臨みましたが・・・・・
自身が思い描いた内容と全く違う作品だったからでしょうか・・・・私的には、大変にがっかりな内容でした・・・・
これって、「シャイニング」の続編?別に続編とする内容じゃないと思いますが・・・・
本作品、別に単体で良かったのではないでしょうか・・・・なんか別の角度から見た「Xメン」みたいな内容で・・・・
私的には、40年振りにあの呪われたホテルに向かって、昔の全てが描かれるのだろうと思っていたのですが・・・・・
単に1本の映画として見たらそれはそれなりにいいアイデアだと思うし、見応えも有ると思いますが、「シャイニング」の続編としてみたら・・・・
ま、元々「シャイニング」はキューブリックが、スティーヴン・キングの原作を原作通りに作っていないと聞いているので、続編こそ、原作通りなのかもしれないけど・・・・・
キューブリック、ニコルソンの方が私には印象もインパクトも大きかったので・・・・・・本作品は、ちょっと・・・・
めっちゃ面白い
あの少年がアルコール依存症のワーキングプアになってしまうのが切ない。黒人の女の子が健気にがんばっていてよかった。一緒に戦ってくれた友達が、撃ち合いで自分を撃たされて死ぬところが切ない。素晴らしい作戦だったのに、本当に自分の大切な友達を失ったような気持ちになる。また、女の子がさらわれて主人公が乗り移ってそので能力を発揮して車を事故らせるのが面白い。仲間を失うとバンパイアの女がいちいち辛そうで、彼らは彼らで必死で生きているという背景が偲ばれる。
最後の決戦は能力者VSバンパイア的存在VSホテルの霊といった展開になるのだけど、ホテルの霊がバンパイアを食べていて、急に安っぽくなる。
途中、介護施設で猫が入っていく部屋のおじいさんが亡くなるあたりでウトウトしたのでもう一回見たい。
続編かぁ、、
あの可愛かったダニー少年もすっかりやさぐれてしまってて驚いたが、生気を吸う悪役の存在が現れたり、超能力レベルの女の子が現れたり、ん?続編なの?ジャンル違うような?と思ったが思いのほかこれが面白くて。
悪役のみなさんがまた不気味で、少年を捕食するシーンはかなりきつかった。でもわりと個性ありそうなメンバーだったけど中盤わりとあっさりとやられてびっくりしたなー
あんたらそれで死ぬのかい!
後半のホテルに行くシーンは緊張感とワクワクドキドキでシャイニングファンからしたら鳥肌物でした!
子供の頃ホラー映画好きで何回も見てたのでダニーと同じようにここに戻ってきたって感情移入。
結末はなんとなく予想できてしまったが長い時間を感じさせないくらい楽しめてしまった。
しかしジャックニコルソンのそっくりさん、贔屓目に見ても雰囲気だなあ
最後のほうは駆け足なのがちょっとマイナスかな?
シャイニング見てる人前提でほぼ満点だけどシャイニング好きじゃなければ星3くらいだと思う。
ちょっと早まったな‼︎
シャイニングは両方とも観たが今作に関して全く予備知識無しで鑑賞。
いったいどちらのシャイニングの続編としているのか楽しみでしたが原作者が失敗作だと認めていない方に寄せるとは…あかんやろ。
itの様にちゃんとやり直したら変に見た目の似た微妙なそっくりさんなんて呼ばなくて済んだのに。とにかく、前作のシャイニングとはうまく切り離していい距離感を保ちながらいい感じで進行していったが、最初のママさんそっくりさんはまだ許せるとしてジャックニコルソンの物真似が出てきて一気に興醒め。何とか楽しもうしたがうーん厳しいな。
ホラーアクションとしたらよく出来てる。
スティーブンキングがやり直したシャイニングを知らなかったら楽しめたかも。
ずっと眠たかった……
映画シャイニングは最近復習で観ましたが、原作は前作今作ともに未読です。
映画シャイニングの続編として観るにはあまりにも作風が違いすぎる。原作準拠なのはきっと本作の方なんでしょうが……いっそシャイニングを原作寄りでリブートしてからドクタースリープを制作すればよかったのに。
もしくは完全にキューブリック風に振り切るかして欲しかったです。脚本相当頑張ったんだろうなという努力は見えましたが。
シャイニングのオマージュ部分では多少目が覚めましたが、超能力バトルとか興味がなくてずっと眠たかったです。展開としては謎があるわけでもなく斬新でもなく王道だし、サスペンスにもホラーにもゾンビにもなりきれず中途半端な感じ。あと長い。
キング寄りの出来
違う怖さ
シャイニングの続編ってことですけど、違った怖さですね。
シャイニングは内面からじわじわ来る怖さで、ドクタースリープはごく一般的なホラー映画かなと。でも恐怖シーンが続くわけではないのでホラーが苦手な僕でも楽しませてもらいました
150分とちょっと長いですが、あんまり長さは感じませんでした。前半は、淡々と物語が進むのですが、中盤から大きく動いてラストまでグイグイ引き込まれます。
原作知らないんですが、敵はバンパイヤなんですかね?結構あっさり倒せるところが少し拍子抜けでした。
ラストでアブラとゾンビが入った部屋はどういうことなのかわからなかった。どういうことなんでしょ?
最後にユアン・マクレガーがオビ・ワンみたいだな~とニヤニヤしてしまったのは僕だけでしょうか?
このセットまたイチから作ったの?!すげえ!
CMを見た時はてっきりキューブリック版の映像をそのまま使っていると思いました。まさか当時のホテルのセットを忠実に再現したなんて。しかも前作の登場人物とそっくりな役者に演じさせる所など「この監督本気だぜ」と思いました。顔を加工するより安上がりなのかもしれませんが。あと尺が152分もあるのですね。そんなに長く感じませんでした。
…と言うことは面白かったのかなあ。セリフもキューブリック版よりずっと親切でわかりやすいです。でも結局のところ寂しい話ですね。ダンがアルコールの依存症になったのはお酒を飲めばシャイニングに鈍感になれるからだと思います。シャイニングを持ち合わせているばかりにみんな不幸になっていてやりきれないです。ラストはハローランのように次世代のシャイニングのために死ぬなんて。これからも命尽きる人の安らかな眠りに寄り添ってあげて欲しかった。
小説版では味方がほとんど死なないのに映画では結構亡くなってます。何度も繰り返し見たいとは思わないので星3にします。
キング節を持ち込んでの映画『シャイニング』の続編
1980年の米国コロラド山中にそびえるオーヴァールック・ホテルで起こった惨劇。
生き残った少年ダニーは、母親とともにフロリダで暮らしていた。
黒人ディック・ハロラン(カール・ランブリー)の霊から、「あのホテルのものどものことは頭の箱の中に入れて封印しておけばいい」と助言を受けていた。
それから40年・・・
中年になったダニー(ユアン・マクレガー)はアルコール依存症に苦しみ、また、時折現れる「シャイニング(特殊能力)」がみせる光景にも苦しんでいた・・・
といったところからはじまる物語で、映画『シャイニング』の40年後という設定を活かしている。
映画の続編として成立させ、かつ、小説『ドクター・スリープ』の映画化として成立させるのは、かなり困難、至難の業。
小説『ドクター・スリープ』は未読だが、『シャイニング』の方は小説も映画も幾度か読み、観ている。
『シャイニング』は、小説ではオーヴァールック・ホテルは壊滅しているが、映画版では残ったまま、そこに棲んでいる亡霊たちも遺されたまま。
この違いをどう吸収するのか。
そして、映画版ではあまり描かれなかったダニーの特殊能力「シャイニング」が、どれほどのものなのか、ということにも興味がわきます。
それを、今回の映画『ドクター・スリープ』ではそこいらあたりを充分満足できるところにまで持ってきている。
監督・脚本・編集をこなしたマイク・フラナガンが、小説も映画版も大いに敬愛していることの証だろう。
映画版と同じ構図や編集を挿入し、さらに映画版になかったスペクタクルシーンまで混ぜていますから。
さて、映画『ドクター・スリープ』では、少年少女連続失踪事件の背後に、スーパーナチュラルな集団が居、それを大いなる「シャイニング」を持つ黒人少女アブラ(カイリー・カラン)が察知し、どうにかして阻止したいという、正邪の対決の物語がメインストリーム。
黒人少女アブラを助ける役回りで、中年になったダニーが絡んでくるわけだが、「Ka(運命)」はふたりの関係を、幼いダニーとハロランとの関係をなぞろうとする・・・
また、スーパーナチュラルな集団は、人間の精気(生命の源)を食らい、永年生き続けている人種で、「シャイニング」を持つ人間の精気の効力が最も強い・・・という設定になっており、欧米の吸血鬼物語に通ずるところがあり、同じキング作品『セイラムズ・ロット(呪われた町)』を思い出せる。
で、このキング節ともいえる本質的なチープでベタな設定は映画にすると、本当にチープで安っぽくなってしまうことが多く、そこいらあたりが映画化の際の超難関なのだが、本作ではうまくいっているように思いました。
特に、首魁ローズ・ザ・ハットを演じるレベッカ・ファーガソンが魅力たっぷりなのです。
が、ここいらは映画版『シャイニング』を評価しているひとにとっては、???な感じかもしれません。
ということで、スタンリー・キューブリック監督があえて割愛したキング節を持ち込んでの映画『シャイニング』の続編、かなり成功の部類だと感じました。
面白かったです。
良くも悪くも古いホラー映画の続編
『シャイニング』からの一つの物語として楽しむ事ができました。
40年前の映画「シャイニング」はスティーブン・キングというよりスタンリー・キューブリックの作品になっちゃってますから、今回の『ドクター・スリープ』はそのギャップが明確に出ざるを得なく、そこが前作ファンからすると… なのかもしれませんが、
映画史に残る名作、キューブリックの『シャイニング』をそう簡単に上回る作品は出来るもんじゃありませんよ!
そんな気持ちで観たので、これはこれでかなり面白かったです。
最近のサイキックシリーズ物と比べられてますが、戦う動機、その周りの友情や親子の絆、も手を抜かず描かれている所に前作のリスペクトを感じ、一つの物語として楽しむ事ができました、欲を言うとレベッカ・ファーガソン率いる適役が薄っぺらく役不足でした。
改めてキューブリックの『シャイニング』の偉大さを痛感しました。
超絶面白い!
今週も余り観るものないと、あきらめていましたが、なんとなく惹かれて鑑賞しました。ホラーは苦手ですが、最後まで緊迫して楽しめました。シャイニングと言うのは、 不老長寿のエキスでした。
最初はかなり判りにくかったけど、アブラとダニーの関係と、半不死一族の立ち位置が判ってからはもの凄く面白くなりました。ホラーですから、血が飛び散ります。気が弱い私は目を瞑ります(笑)。
最後にはアブラが生き残り、ダニーと一族は散ってしまいます。
ハッピーエンドじゃないのですね。これがホラーの真骨頂なんでしょうか?
私的にはキリスト教は基本的に死後はないから、死ぬことを恐れると言うのがこの物語の前提だなと思いました。だから、死にたくないから、生気を吸って長生きしたがるわけです。
一族が死ぬ時のあの凄まじい執着は現世にしか幸せがないと言っているような気がします。
しかし、最後には、それらの現世執着を覆すかのように、ダニーはアブラの所に現れ、命は永遠に続くということを暗示します。あたかも長生きしたい一族の執着が如何に馬鹿げているか、そしてダニーの思考が一点突破したような気がしました。
魅力的な映画でした。
箱の中味はナンですか~
「シャイニング」から40年後、爆走三輪車ボーイのダニーが大人になり、彼の頭の中に話しかけてくる少女が現れると共に。邪に力を使うヤツらと対峙する話。
能力という意味でのシャイニングを持った、人間の生気を吸うことによって不老長寿を得ているローズ率いる集団が、ある少年を襲い、それを能力でみていた少女がダニー=ダンに助けを求めるストーリー。
長年生きてきたローズも驚く高い能力と賢さを持つアブラと、能力を隠して大人になり生きてきたダンが共闘していく展開はスリリングで見応えがあるし、続編という意味では、基本ダンの能力と経験のみを引き継いでいる感じではあるけれど、「シャイニング」では特に能力を使う様なところなかったしw一応件の展望ホテルも絡めてきて、ストーリーもとても面白かった。
原作を知らない自分としては、個人的に「シャイニング」はお化け屋敷と精神崩壊ではあるけれど、何を言いたいのかどういうことか良くわからず大して面白い印象はなかった。
今作はホラーではあるけれど、怖がらせる様なつくりではなくて、超能力による謎解きと懲悪的な感じが強く、ダークファンタジーという印象な上に「シャイニング」の補完と説明も果たしている様に感じた。
エスパー対決?
シャイニングは見ていないが、本編見れば続編仕込みなのはわかる。内容的には同士を得た主人公の新たな敵との闘いという感じ。
ただ、ホラーというにはインパクトはないに等しい。エクトプラズムを我先にと飲み尽くそうとするトゥルーノットのメンバーも、端から見るとやはりいい大人が何してんのって感じにしか見えなく興醒め。ましてや大女優のレベッカがという感じ。それにエクトプラズムをステンレスボトルで保存してるのというチープさ。
唯一冒頭の少女が餌食になるシーンで、トゥルーノットのメンバーが増えながら迫り来るところは不気味感はあるかな。
ホラー分類を仮に超常系とすると、もはやこの手のホラーでは見る側の恐怖心をあぶり出すのは困難。
世の中に霊媒師はいるらしいので、エスパー対決としてみると面白いかも。
ユアンとレベッカの大物共演に一点かな。
全体的にちょっと長いね。シャイニングを見てみようとは思いました。
あのテーマ曲が劇場で!
行けなそうだったんですが、都合がついて観に行けました!『シャイニング』の時に生まれてなかった僕としてはあのテーマ曲を劇場で聴けたのが感動でした! ウェンディ役の女優さん、声と話し方が1作目の女優さんとそっくりでした(笑) 編集で声を変えてるのかと思いましたが、ジャックの声は違ったので違うか(笑) 「盛会じゃね」のセリフがまた出てくるとは(笑)
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