劇場公開日 2020年2月28日

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黒い司法 0%からの奇跡のレビュー・感想・評価

全178件中、1~20件目を表示

4.0製作も兼ねるマイケル・B・ジョーダンの逞しさ

2020年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

1980年代のアメリカ、アラバマ州で、黒人というだけで犯してもない殺人の罪を着せられ、死刑宣告を受けた被告の無実を勝ち取るため、次々と立ちはだかる差別の壁に跳ね返されながらも、正義と平等のために前進して行く黒人弁護士、ブライアン・スティーブンソンの実話である。ある種見えている展開も、ディテールを丁寧に積み重ねることで、スリルと感動を与えてくれる演出にまず感謝したい。しかし、何よりも、スティーブンソンを演じるマイケル・B・ジョーダンの透明感が、すべてを力強く牽引して行く。ジョーダンはプロデューサーも兼任している。ジョーダンと言えば、ロング・シリーズをやはりそのフレッシュな魅力で再生させた「クリード チャンプを男」や、マーベルのスマッシュヒット「ブラックパンサー」の敵役等がまず頭に浮かぶが、「ブラック~」のライアン・クーグラーと組んだ初期の代表作「フルートベール駅で」では、白人警官が誤って発射してしまった銃弾に倒れる黒人青年を演じて脚光を浴びた。今やセックスシンボルとして注目される彼が、だからこそ、今も根強い人種差別をテーマに掲げる姿には、意外性と同時に逞しさを感じないではいられない。

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清藤秀人

3.5緊張、不安、恐怖、悲しみそして少しの希望

2025年1月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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うそつきかもめ

4.0「正義」をとことん追求する主人公の姿にとにかく胸アツ

2024年12月5日
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鑑賞方法:VOD

辛そうなテーマに思わず敬遠していたのだが、何かのお薦め記事を読んだのを機に思いきって鑑賞。
確かに重いテーマではあったが、「正義」を追求していく主人公の姿は苦悩の連続ながらも、とても清々しく映る。主人公演じるマイケル・B ・ジョーダンの表情の良さが、特にそう観せるのかも知れない。
「絶望は正義の敵」とても勇気付けられる言葉だ。自己啓発にもじゅうぶんなり得る作品だと思う。

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いけい

4.0あなたは無罪だ

2024年8月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

難しい

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カズユキ

4.0実話であることが恐ろしい

2024年7月16日
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泣ける

黒人であるというだけで、生まれた時から犯罪者だと、劇中で言われていた言葉に胸が痛みました。
人種差別で理不尽な判決を下し、当の真犯人は野放しのまま、関係の無い人を死刑にして納得していた事が信じられません。
数々の嫌がらせや脅迫にも負けず戦った事は素晴らしく、エンドロールで流れる実際の映像は涙しました。

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wataridori

4.5主人公ブライアン(マイケル・B・ジョーダン)が冤罪を証明する!

2024年7月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

内容は人種差別を扱っています。
テンポが良い
演技が良い
演出がよい
そして没入感があります。
セリフに感心したりしながら、物語の展開も納得できる流れで満足しました。

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Don-chan

2.5なまぬるい

2024年7月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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れお

4.0差別と偏見に挑む勇気、そして真実と向き合うことの大切さを知る

2024年5月4日
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鑑賞方法:VOD

興奮

知的

白人女性殺害の冤罪を着せられた黒人男性と、彼を救うために奮闘する若手弁護士の戦いを描いた映画です。実話を基にした本作は、重く見る者の心に深い感動と真実を突きつけます。

本作は、アメリカ社会における深刻な人種差別問題を容赦なく描いています。警察や司法制度における偏見が、いかに多くの冤罪を生み出しているのかを、克明に明らかにします。

真実と希望に満ちた感動作です。差別と偏見に挑む勇気、そして真実と向き合うことの大切さを教えてくれる、必見の作品です。

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MiMa

4.0理不尽な世界

2024年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

元になる実話から映画化されたお話。
これが全て事実だとすると、アメリカでのblack lives matter のあの人々の反応も納得できる。
冤罪で死刑になるなんて恐ろし過ぎる。
最後に勝利するのが分かっていても見ていて辛く感じた。
冤罪で別人が捕まっているという事は、冤罪となった人物や家族の問題だけでなく、真犯人が野放しになっているという事なので、この男が犯人だと信じていた被害者の遺族の心理も知りたかった。
全体的に見て後悔はない映画。

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Raja

4.5アメリカの若きマンデラ

2024年1月30日
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鑑賞方法:映画館

劇中何度も繰り返し強調される「アラバマ物語」の地、という喧伝が、差別という問題の視点を問うようで興味深く、苦々しい。
「アラバマ物語」の主人公はアメリカ人が考える理想のヒーローであり、そんなヒーローを生んだこの地に地元の人間は誇りを持っているように描かれている。
そんなヒーローの正体とは、黒人青年の無実の罪を孤立無援で弁護する一般人である。クリプトン星人でも、ウェイン産業の会長でもない。偏見に屈せず司法の正義を全うしようとした、弁護士だ。こんな皮肉って、あるだろうか?
今、ここアラバマで、ろくな裁判も受けられず、乏しい証拠で死刑囚監房に入れられた黒人たちがいるのに?
冒頭から繰り出されるメッセージに、どうしても心を掻き乱される。

モンロー郡の白人たちは、「アラバマ物語」を嬉々として語る。虚構の正義に酔いしれ、自分達は正義の人であると信じて疑わない。
今そこに存在している差別は、とうの昔に消滅したかのように。
しかし死刑囚監房のジョニー.Dは静かに呟く。
「これがアラバマだ」
真実以前に、事実すらも形骸化し、噂が世界を形成し、町の平安と引き換えに正義は息を潜め、脅迫が偽りの罪を構築する。
見たいものしか見えない、残酷な世界。
その絶望が苦しい。その怒りが切ない。その達観が哀しくて、胸に迫る。

あって当然の権利すら届かない人のために、主人公・ブライアンは奔走する。自らも屈辱的な仕打ちにあい、それでも明白な事実から目を背けようとする人たちに、自らの良心を問う。
今なお根深い差別の中で、ヒロイズムではなく公正さのために。

「ただ赦しの気持ちを持って、失敗だけでその人を断じないで欲しい。失敗だけがその人の総てではないのだから」
記憶を頼りに書いたけれど、ブライアンはそう言った。失敗は、もっと言えば「罪」は、誰にでも訪れる可能性がある。その「罪」は確かに存在するが、その「罪」はあくまでもその人の一部であり、その人全体に寄与するものではない。

「貰えて当然の人よりも、貰える資格がないような人にこそ与えるべきなのが慈悲であり、慈悲とは公正さである。」という内容の事をブライアン本人は語ったそうだが、これは今なお黒人に向けて容赦のない差別を行っている人に向けられた、二通りのメッセージであるように思う。

一つは額面通り「偏見に惑わされず、目の前の人物の行動を、それを指し示す事柄を、公正さを持って考えて欲しい」という願い。
そしてもう一つは、「偏見に惑わされ、公正さを失った自らの過ちを認めることは、あなたの総てを否定するものではない。だから勇気を持って過去の過ちに向き合って欲しい」という、差別してきた側への願いだ。

原題「Just mercy」の意味するところは「慈悲」であり、その反対は「邪険・冷酷」である。
相手の意思を汲み取ろうとせず、意地悪い扱いをする事だ。
そういう態度を、どうか改めて欲しい。
そんな願いが込められたタイトルだ。

タイトル通り、ジョニー.Dをはじめとする囚人たちやその家族、コミュニティに生きる黒人たちの思いを汲み取り、闘い続けたブライアンこそ、本当のスーパーヒーローだ。
そしてその闘いは、今も続いている。

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つとみ

3.5裁判長すら

2024年1月24日
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初回の再審請求の棄却は見ている側も驚かされた… 根深さと絶望に同調した

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WALLE

4.5シン・アラバマ物語 と 邦題を変えるべき

2024年1月21日
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アンドロイド爺さん♥️

4.0最低な時代

2024年1月1日
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プライア

4.0揺さぶられる

2023年12月10日
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asa89

4.5実話ベースは重い。黒人というだけで有罪、死刑という恐ろしい時代。い...

2023年12月5日
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実話ベースは重い。黒人というだけで有罪、死刑という恐ろしい時代。いや、まだまだ昔の話ではないのかもしれない。
立ちはだかる権力。明らかな間違いもたかがメンツのために認めない横暴。
米国🇺🇸のことと思ってはいけない。日本も同じです。袴田事件など全く同じ構図。
他人事ではない。いつ私がそうなるかも…。
社会の闇を知ろう。本作、絶対に見るべき映画です。

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はむひろみ

4.0❇️マジで怖い自分が犯人にされたらと思うと…ゾッとする

2023年8月5日
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鑑賞方法:VOD

怖い

知的

黒い司法0%からの奇跡

1987年代🇺🇸アラバマ州モンロー郡
ジョージア州ジャクソン
デラウェア州サセックス

白人の女性を殺害したとして、無実で逮捕された黒人木こり。全く関係のない男を無罪にする為、戦う新人弁護士とその妻の奮闘記。

無罪の調書を集める弁護士夫妻。
裏で脅しや強迫をしてくる真犯人を知る黒幕?

木こりの無罪と戦う人達の実話に基づくストーリー

◉86D点。
❇️マジで怖い自分がいきなり犯人にされたらと思うと…ゾッとする😱犯人は誰やねん❗️

🟡ポイント
1️⃣いきなり感情移入する。
★彡いきなり冒頭で白人の刑事に職務質問され銃を向けられてすぐ犯人扱い‼️木こりの黒人が可哀想⁉️

2️⃣囚人でなくても人種差別が見え隠れする。
★彡弁護士でも面会の前に服を脱がされる嫌がらせなど刑務所内での環境悪さを示唆しています!これもヤバい!

3️⃣強迫される家族も巻き込み戦う弁護士。
★彡妻子の身の危険も危うくなる。
★彡申請する書類や証言する証人に圧をかける。

4️⃣証言した囚人も汚職警官に超パワハラや脅しの被害者!
★彡警察のでっち上げもほどほどにしろ💢
マジでムカつく警察‼️感情移入もMaxへ!

5️⃣罪を犯してない人は無罪‼️
★彡こんなの当たり前の話なのに、免罪事件は今も警察のアピールの為に、免罪被害はあるのだろうか?

🌀みる前に実際の事件の内容。
「ウォルター・マクミリアン冤罪事件」である。1986年11月、アラバマ州モンローヴィル郡にて女子大生ロンダ・モリソンの他殺体が発見された。容疑者として逮捕されたウォルター・マクミリアンはパルプ材の商売で生計を立てていた黒人だった。物的証拠はほとんどなく、容疑の根拠になっていたのは別の殺人事件で逮捕されていたラルフ・マイヤーズというならず者の証言のみで死刑宣告された免罪事件が基になっている。

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シネマを喰らう

5.0アメリカの恥部

2023年7月8日
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かなり重いテーマでシリアスな内容ですが、各人の描写も丁寧で且つテンポがよいので、ドラマ性、エンタメ性も十分です。

しかし、90年代なんて、つい昨日まで、おそらく今だに人種差別による冤罪死刑囚がこんなにたくさんいるなんて、アメリカって殆ど前近代的専制国家みたようなもんで驚かされます。

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越後屋

4.0難しいかなぁ

2023年6月8日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

原題は「Just Mercy 」。日本語に置き換えるなら黒い司法とはならない。「どうかご慈悲を…」が相当なのではなかろうか。もしくは原題をそのまま使った方が合うだろう。日本人には人権差別ってことにあまりに疎い気がする。人種差別問題を考える中で大きな影響を与えるのが奴隷制度。奴隷とは人以下の存在であり、家畜同然の扱いをされることなのだと思う。原題同様に何人かのレビューを拝見したら、死刑制度や司法のあり方に話がずれていた。確かに感じ方は人それぞれ、冤罪など言語道断だし、自分たちの住む国の司法制度を見直す良い機会になっただろう。だが作品は最初から最後まで人権差別に苦しむ人々を描かれている。または人々の心かな。演技に関して良いコメントがたくさんあり、それらに賛同します。M・B・ジョーダンが内なる葛藤や声に出せない心情をとても上手に演じてくれていました。最高裁からの再審請求が可決された際の裁判でのセリフもとても胸が熱くなりました。
私自身も人種差別への理解は難しいと感じているが、生まれながらに推定有罪の扱いをされる不条理への怒りや不満はどれほどのものなんだろうか。さらにそんな歪んだ社会へ正義を掲げて飛び込んで行く勇気など、想像を絶します。日本国内にも似たような事例はあるだろうけど、イジメとは質が違う気がします。またこの作品が実話に基づくものだという。そこにも脱帽してしまいます。
最近知ったのだが、江戸時代の身分制度「士農工商」はなく、その差別は存在していなかったらしい。かつての日本に奴隷のような扱いを受けた人は存在しただろうが、そういう人種や身分は果たしてあったのだろうか。話がずれたけど、差別について考えるべきは差別なき世界。人類は差別なき世界を手に入れることはできるのだろうか…もしくはせめて身の回りに起きている理不尽な現実に直面した際に、立ち上がる勇気を出せるだろうか。人々の優しさは確かに存在している。

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ななつ星

5.0貧困の反対語は裕福ではない

2023年5月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

怖い

映画とはいえ数々のの耐えられないシーン。嗚咽を伴う涙が止まらない。名作だと思うが、何度も観たいとは思はない。正義という大義のもとで戦った男たちの魂を心に刻もう。

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おのもん

4.0冤罪ほど理不尽なものはない

2023年5月5日
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感動の実話。あまりの理不尽さに愕然としましたが、ラストが良かった!マイケルBジョーダンさん、ボクサー役も良いけど、知的な役も似合いますね!

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サラ