ジョーカーのレビュー・感想・評価
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何回かみた方が良いかも
コメディアンとしては認めてもらえないのに、殺人犯としては英雄扱い。金持ちと貧困など考えさせる部分はあったし、コメディアンを目指すアーサーも素敵ではあった。
が、ストーリーとしては微妙、、、
でもいろいろと調べてる限り奥は深そうでいろんなメッセージが隠れていそう。
何度か見たほうが面白い映画なのかもしれない。
人が悪に変わる時
最初から悪人な人は、いない。その変化する感情や起因となる出来事が本当に上手く表現されている。普通のヒューマンドラマを観ている感覚になるが、所々にバットマンの要素も散りばめられててバットマンファンにもしっかり響く。最高です。
誰しもに起こりうる最大限の不幸と最低限の幸せの末、産まれる共感という危険性
1980年代、社会情勢の悪化に伴い荒んだゴッサムシティを舞台に、スタンダップコメディアンを夢見る青年アーサーフレックが狂気に堕ちていく様を描いた、DCコミック史上最狂のヴィラン、ジョーカーの誕生を描いた作品。
数多くの名優がそれぞれの解釈で演じてきたジョーカー、今作は怪優ホアキンフェニックスと彼に熱烈なオファーを送ったトッドフィリップス監督のタッグで、今まで描かれてこなかったジョーカーの誕生の経緯に迫った内容だった。
過去数作のジョーカーはサイコパスや狂人などの人物描写で劇場型の犯罪や無差別テロなどを引き起こす理解不能の存在であったが、今作はスタンダップコメディアンを夢見る恵まれない青年アーサーフレックという人物が様々な不幸や理不尽に見舞われ、唯一の希望とすがっていた母親や素性不明の父親、憧れのコメディアンのマレーフランクリンに対する失望と怒りなどを通じて、アーサーの心境に思わず同情してしまう、彼の行動理由に納得してしまう、ある種非常に危険な感情移入をもたらす作品に仕上がっていたのが驚きだった。
多く挙げられている意見同様に確かに今作をジョーカーの名を持って製作する必要があったかは疑問だったが、貧富の差や人種による差別が横行するこの時代に今作をジョーカーの名とともに発表したことで作中のアーサーの行動に共感を覚えてしまった観客への警鐘を鳴らすと同時に多くの人々に共感を与えるエンターテインメントに仕上げた手腕は素晴らしいの一言では表しがたいモノだった。
終始アーサーが息苦しい日常に苛まられる展開が1時間半超続き、遂に全て吹っ切れてあのメイクと独特の身振り手振りであの階段を降りていくジョーカーへと化していく姿は待ってましたと言わんばかりの展開だったし、無様に走り、車に轢かれ、何一つスタイリッシュではなかった逃走劇の末、駆けつける警察官を気にも留めず、タバコをふかしながら悠々と歩き去るジョーカーの姿に痺れた。。
各レビューで触れられているラストの説は自分の感性ではどちらとも言えないが、もしそう捉えるとしたらアーサーへの感情移入の最後の予防線かつまさにジョークともいえる演出効果を生み出すことで『ジョーカー』と銘打った作品としてこれほど見事なラストはないのではと感じた。
2019年10月05日(土)1回目@丸の内ピカデリー Dolby Cinema
2021年01月05日(火)2回目@Netflix
今やジョーカーの称号はこの手に…?
バットマンあってのジョーカーではない、社会の歪みが生み出した怪物ジョーカーを描く作品で、公開当時のダークナイトのようにアメコミ映画の枠をぶち破る作品なのではないでしょうか。
なによりもホアキン・フェニックスの演技が絶品で本当に存在する人物のような気さえしてしまいます。
派手さがない分演技力・ストーリーで十分に補われていて、見ていて飽きが来ません。
ただ、前評判ほど面白いかと聞かれると...
好み分かれる作品
演技・映像・音響等、全てに渡って凝っていて、映画としての完成度は高いと思う。ただし、終始暗く重く深過ぎるので、好き嫌いははっきり分かれる作品かな。
作品とは別の感想だが、リヴァー・フェニックス世代の私は、ホアキン・フェニックスの成長した姿に時の流れを感じ、感慨深いものがあった。
この映画はいわゆるリア充的な人生を送っている人は面白くないかもしれない。
予告編も見ないで、全く予備知識のないまま見た。
ジョーカーといえばバットマンの悪役だから、その誕生秘話みたいなスピンオフものなんだろうと思っていた。
そう思って見ていたけれど、主人公が『ザ・マスター』に出ていた人で、悲惨な生い立ちや環境のシーンが続いた後に、有名コメディアン役でまさかのロバート・デ・ニーロ登場。
ロバート・デ・ニーロきた!!と思った。
これは映画の言葉みたいなもので、これから『キング・オブ・コメディー』か『タクシー・ドライバー』みたいなものをやるので、よろしくお願いしますということだと思って、いきなり興奮した。
ロバート・デ・ニーロは大好きで両方見ているけれど、特に『タクシー・ドライバー』が好きで何度も見ている。
なんで好きかというと、ベトナム帰りで心に傷を負い、世間からずれまくって疎外されている主人公に、自分を重ねて感情移入できるからだと思う。
この映画の主人公ジョーカーの場合は、外見は普通の人と変わらないのだけれど、精神障害があり、突然笑いだす発作等のせいで、大変な思いをして暮らしているところがよかった。
精神障害があるのでいろいろ妄想するんだけど、こっちは『キング・オブ・コメディー』だった。
ただ妄想シーンの方は、現実と妄想の違いがあいまいで、よくわからなかった。
ラストシーンがまた非常にあいまいで、どっちなんだよ?という感じで特によくわからなかった。
この映画の面白さの程度は、主人公にどのくらい感情移入できるかということだと思うけど、いわゆるリア充の人生を送っている人は面白くないかもしれない。
主人公のジョーカーの、自分の頭がおかしいと思う感じ。
世間の人に認められたり、笑ってもらったりしたいけど、世間の人に認められない感じ。
成功したいけどできそうもない絶望感。
いろいろ失敗してたくさん恥をかく感じ。
周りの人からお前が悪いんだと、ものすごく攻撃される感じ。
信じていた人に裏切られる感じ。
仲間や友人、恋人がほしいけどできない孤独感。
こういうようなネガティブな感情を味わったことのない人は、たぶん面白くないと思う。
あとR15なんで子供は見にこないと思うけど、女性はあまり面白くないかもしれない。
人間的には共感できても、こういう生まれついての負け組みたいな男はたぶん嫌いだと思うのでうけないと思う。
個人的には主人公に感情移入はできたけれど、最初の方はこれでもかと悲惨なシーンや情けないシーンが続くので、さすがにいやな気分になった。
でも主人公が耐えに耐え、ついにジョーカーになって怒りを爆発させて暴れるところは、犯罪なんだけどすっきりした。
もっともっと暴れまわってほしかったけど、それは続編でということなのか『ダーク・ナイト』になるのかはわからないけど、『ダーク・ナイト』との間にもう一本ぐらいあってもいいような気がした。
ジョーカー
見ている自分たちも、頼むから普通にしていてくれと思ってしまう。それが病気の人に対する自分達の頭の中に刷り込まれた思考なのかも。
『善悪はそれぞれの主観によって決められる』
最後の火の手がすごい町の光景は善悪が逆転した姿なのかもしれない。
最近貧困とか弱者の行動とか思考にフォーカスした作品が多い。パラサイトとか万引き家族とか。
どういう思考で犯罪者になっていくのか。
人間の孤独の先
主人公のアーサーは本当に気の毒だし、ドジだ。でも心が純粋で母を介護してる。心が歪んでしまって、ジョーカーとなってしまった彼の気持ちは同情出来る。でも、これはバットマンシリーズの『if』の様な作品。人の孤独や生きづらさの果てを、バットマンのジョーカーを使って表現した作品。個人的には『先にバットマンがあってのジョーカー作品』ではないところにちょっと違和感も覚えた。
人生を翻弄された男。
映画の予告の映像から、少し気持ち悪くて少し恐いなぁと思っていたけど…。
彼の背後に色々有る物が本当に虚しくて泣けました💧
血も繋がらない母親を大事に思って生きていたけど、
彼が真実を知ってしまった時の衝撃、落胆。
幼少期の生育環境がいかに大事なのか?
これは、コミックレベルの話ではなく、新たな不幸を生まない為にも見るべき作品。
タイトルなし
これがジョーカーなのって?期待外れでした。単に境遇が可哀想で誰からも相手にされない孤独からモンスターへ変貌遂げるのはわかるけども。もっと残忍でクレバーなイメージ。ホアキン・フェニックスもそんなにいいかな?
カリスマヴィラン誕生の瞬間
レンタルしてチラ見しました。
いやー、実に面白かったなぁ。。バットマンシリーズが好きな人には是非観てもらいたい!
ホアキン・フェニックス演じるしがないコメディアンが、徐々にジョーカーになっていく様が最高。
バットマン好きならニヤリ、とするシーンも多いし、あれ…この女って…ハーレイ・クインの原型かな?って思えたりもするし、久々に面白かった!
監督は今までのバットマンシリーズのジョーカーとは切り離して観てもらいたい、みたいな事言ってたみたいだし、所謂ホンモノのマニアの皆さん、考察大好きな皆さんも色々言ってるみたいだけど、バットマン好きにはたまらないシチュも多いし是非観てもらいたい!
辻褄付けようと思ったらちゃんとシリーズと繋がるし、面白いよ。
ヒース・レジャーの次はこの人が良かったなぁ…
〜劇終〜
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