劇場公開日 2019年10月4日

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ジョーカーのレビュー・感想・評価

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4.0ジョーカーを名乗った空虚な男の妄想劇

村山章さん
2020年5月26日
PCから投稿

悲しい

知的

どこまでが(劇中における)現実でどこまでが妄想なのか、と追求することはしない。作り手が解釈に委ねて明かす気はないと名言しているというだけでなく、それでは答え合わせに過ぎないから。ただ、はっきりと言えるのは、本作のジョーカーは「ジョーカーを名乗っている」というだけで、別にジョーカーではない、ということ。終盤の展開が本当なのか妄想なのかはともかく、ジョーカーを名乗った空虚な男に、大衆が自分たちの不満や怒りを託そうとする。その社会性がこの映画の肝であり、このひしゃげたご時世に爆発的に受け入れられた理由なんじゃなかろうか。

映画的には撮影、演技ともにみごとだが、気にかかるのはあからさまに『キング・オブ・コメディ』『タクシー・ドライバー』とハッキリ名指しできるスコセッシ映画をモチーフにしていること。アメコミ映画に新しいアングルからアプローチすることで、従来のジャンル映画の壁を破ろうという試みが、限りなく先達の作ったもの(スコセッシ映画)に近づいていく、といのはやはり懐古趣味ではないか。スコセッシ御大が今でも常に攻めているからこそ、目指す天井が見えてしまっている感じが気になった。

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村山章

4.5わかりやすい動機という落とし穴

2019年11月28日
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鑑賞方法:映画館

ジョーカーという男はこんなにもわかりやすかったのか、と驚いた。バットマンシリーズはそれぞれ独立した世界なので、今回のジョーカーはこういう解釈なのだと言われてしまえばそれまでだが、本作はノーランの『ダークナイト』に近いリアル路線の世界観だったので、ノーラン版の印象をそのまま引きずって観ていたので驚いたのだ。
本作のジョーカーの世間を憎む動機はとてもわかりやすい。ノーラン版では、そのようなわかりやすい動機は示されなかった。ノーラン版は、なんというか、「混沌」そのものを愛してるような印象だった。口が裂けている理由がいつも違うのも、動機なんざどうでもいい、俺は混沌自体が好きなんだという風に見て取れた。その底知れなさに魅力だった。今回のジョーカーは、ある意味底が知れている。共感可能な理由も描かれる。実際共感を覚える人もたくさんいるようだ。
しかし、ちょっと待てと思う。その共感できるストーリーそのものが嘘かもしれない。本作が上手いのはここだ。映画全体を嘘かもしれないと提示することで、観客を混沌に落とし込む。この映画のそんな振る舞い方そのものがジョーカーっぽい。

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杉本穂高

4.5絶望の果てにあるあっけらかんとした心の荒野

2019年10月31日
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鑑賞方法:試写会

レトロな色調で映し出されるゴッサムシティの根底で生きる大道芸人、アーサーの、まるで人の不幸をまとめて請け負ったような日常に、まず惹きつけられる。誰しも、彼ほどではないにしろ、嫌なことが連続して起きることはあるし、そんな時、悲しむよりむしろ笑ってしまうことだってある。ついてない現実から逃避するため、愉快な妄想の中で思いっきり自分を解放してみたくもなる。トッド・フィリップス×ホアキン・フェニックスの「ジョーカー」は、観客の心の足を鷲掴みにして、物凄い力で地獄へと引き込もうとする。かつて、コミックス上のヴィランにこれほどシンパシーを感じたことがあっただろうか?そうして、これまで誰も描かなかった「なぜ」に踏み込んだ本作は、絶望の果てにある妙にあっけらかんとした心の荒野を大都会のど真ん中に設定して、人の世の悲喜劇を新たな形で提示する。今年一番の強烈な映画体験。そろそろ始まるアワードシーズンを間違いなく牽引する1作だ。

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清藤秀人

4.5映画を見ながらこれほど身震いしたのは初めて

2019年10月28日
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鑑賞方法:映画館

映画を見ながらこんなに身震いしたのは初めてだ。これはDCコミックの超有名ヴィランの誕生秘話の域を超えて、現代社会の喉元にナイフを食い込ませるかのような狂気と絶望に満ちた作品だ。ホアキン・フェニックスのあの肉体からしてどうだ。幾度も映し出される半裸の姿は、痩せているのになぜか肩のあたりが異様に隆起し、たったそれだけで彼の精神面での変動が透けて見えてくるかのよう。同じ半裸の男と拳銃の文脈でいうとスコセッシの「タクシードライバー」が脳裏に浮かぶが、もう一つ忘れてはいけないのがその対をなす「キング・オブ・コメディ」の存在だろう。ぶっ飛んだコメディを手がけてきたトッド・フィリップス監督がこれほどスコセッシとデ・ニーロを引き合いに「ジョーカー」を奏でるとは。やはり我々の暮らす今日の現代社会は混沌としたあの頃へ逆戻りしているのか。日常を侵食するこの感覚が僕らを狂わせる。誰しもの心の中にジョーカーはいる。

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牛津厚信

5.0ジョーカーの喜劇的妄想が現実を侵食する恐怖と悲哀

2019年9月30日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

興奮

「ハングオーバー」3部作のトッド・フィリップス、喜劇畑の職人監督という認識だったが、アメコミのヴィランを題材に、これほど深い人間洞察と確かな時代性とトリッキーな作劇を融合させた心理サスペンスを完成させるとは!

精神障害を持つ無名コメディアンが、ゴッサム市を恐怖と混乱に陥れるジョーカーになるまでを描く。彼が憧れる喜劇人役にロバート・デ・ニーロ。監督は「タクシードライバー」「キング・オブ・コメディ」の影響を公言しており、2作を鑑賞済みなら気づく点も多い。実在の連続殺人犯ジョン・ゲイシー(幼少から障害に苦しみ、成人後に道化師の装いで大勢を殺害)の影響も。

序盤でアーサーの妄想癖が提示される。最初は明示的だが、次第に妄想と現実が曖昧に。その過程はまるで彼の狂気が映画の現実(と観客)を侵食していくかのよう。終盤の暴動は格差社会で虐げられた人々の下剋上であり、トランプの時代に重なって映る。

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高森 郁哉

4.5人生を翻弄された男。

Aprilさん
2020年11月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

映画の予告の映像から、少し気持ち悪くて少し恐いなぁと思っていたけど…。
彼の背後に色々有る物が本当に虚しくて泣けました💧
血も繋がらない母親を大事に思って生きていたけど、
彼が真実を知ってしまった時の衝撃、落胆。
幼少期の生育環境がいかに大事なのか?
これは、コミックレベルの話ではなく、新たな不幸を生まない為にも見るべき作品。

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April

5.0面白かったんですけど!!!!! 最初から最後まで夢中になってみてし...

sさん
2020年11月22日
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面白かったんですけど!!!!!
最初から最後まで夢中になってみてしまいました!

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s

4.0ダークヒーローの誕生秘話

2020年11月12日
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 四の五の云っても、人殺しなのでジョーカーは悪い人です。そして悪は許すな、悪と戦え、悪は叩きのめして構わない、勧善懲悪の日本ではそう教えられて育ってきた。ならば、何故、ジョーカーはヒーローなのか。何故、ジョーカーは讃えられたのか。それは、有る意味でゴッサムシティーに巣くう悪と戦った、紛れもない英雄であるのだから。
 とはいえ、人は殺しちゃいけません。犯罪ダメ、ゼッタイ。

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猿田猿太郎

1.5タイトルなし

ケイさん
2020年11月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

これがジョーカーなのって?期待外れでした。単に境遇が可哀想で誰からも相手にされない孤独からモンスターへ変貌遂げるのはわかるけども。もっと残忍でクレバーなイメージ。ホアキン・フェニックスもそんなにいいかな?

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ケイ

4.0カリスマヴィラン誕生の瞬間

2020年11月8日
iPhoneアプリから投稿

レンタルしてチラ見しました。

いやー、実に面白かったなぁ。。バットマンシリーズが好きな人には是非観てもらいたい!
ホアキン・フェニックス演じるしがないコメディアンが、徐々にジョーカーになっていく様が最高。
バットマン好きならニヤリ、とするシーンも多いし、あれ…この女って…ハーレイ・クインの原型かな?って思えたりもするし、久々に面白かった!

監督は今までのバットマンシリーズのジョーカーとは切り離して観てもらいたい、みたいな事言ってたみたいだし、所謂ホンモノのマニアの皆さん、考察大好きな皆さんも色々言ってるみたいだけど、バットマン好きにはたまらないシチュも多いし是非観てもらいたい!
辻褄付けようと思ったらちゃんとシリーズと繋がるし、面白いよ。
ヒース・レジャーの次はこの人が良かったなぁ…

〜終劇〜

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チラ見ヶ丘キネ太郎

4.0彼の妄想?

2020年11月6日
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ジョニーデブ

3.5悪役ジョーカーにあった背景とアメリカ世相

2020年11月5日
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悲しい

知的

アカデミー受賞作。R15+
衝撃映像でなく、社会的な刺激がある映像。
アカデミー賞は、近年の傾向通り社会派映画に送られがちなのだと思う。

バットマンの悪役ジョーカー🤡になる背景が、
人間くさく描かれる。
精神疾患と貧困層。色んな意味で心を砕かれないと、「悪」にはなりきれないのかもしれない。

ホアキン・フェニックスが演じており、映画を見出してから気づいた。悪役も多いイメージだが。今回はより入り込んでいた。

今のアメリカ世相ともリンクするのか⁉️
当初トランプさんが選ばれた理由もわかる気がした。

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ちびmovie

5.0ウィリアム・フリードキン

2020年11月1日
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悲しい

楽しい

興奮

「エクソシスト」の階段で踊る。地下鉄駅の階段で後ろから人を拳銃で撃つのは「フレンチ・コネクション」。地下鉄のドアが閉まる時に乗るか乗らないかもあった。ウィリアム・フリードキンへのリスペクトが見受けられた。内容、絵ともに素晴らしい映画。文句なく新時代の傑作。これを観て分からないとか言ってる人は、知能指数が低くて理解できないか。別の映画ダークナイトのジョーカーを期待した幼稚な人。

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ブロディー署長

4.0悲しい人間の話

MAMIさん
2020年10月30日
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泣ける

悲しい

どこにでもある出来事が人を深く傷つけてしまうことを全ての人間が理解できたらこんなことにはならないなと思わされる。

ホアキンの演技は最早演技ではない、狂気を感じます。

色んな考察を見て、星4.5でも良いかなと思いました。

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MAMI

4.0巨人の肩に乗る

hideaquiさん
2020年10月30日
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「巨人の肩に乗る」。この作品も当たり前ながら、多くの先人の作品の肩に乗っている。

「時計じかけのオレンジ」が大嫌いだ。アレで男性のピエロが苦手になった。欧米の人にもピエロがキライ、こわいという人が少なくないのだと知ったのは割と最近だが、自分だけじゃないんだとちょっとホッとした。

キューブリックは個人的にオーケーな作品とNGな作品があって、2001年やフルメタルジャケットはオーケー(好きなわけじゃない)、時計じかけはNG。シャイニングは見る気にならない。きっとNGだから。

でも、JOKERは大丈夫だった。問題ない。キューブリックの肩に乗ってないから。

作品が始まってすぐに感じた。この感じはラース・フォン・トリアーだ。「ヨーロッパ」にリズムが似ている。そして「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の追体験。あの時と違って泣きはしなかったけれど。

観たあとにTwitterで検索すると同じことを感じていた人が多かった。さらには「タクシードライバー」。

倫理あるいはポリティカルコレクトネスとマーケティングあるいはポピュリズム。作家がこれらをどうバランスをとるか。ハリウッドの優秀な映画人はここがうまい。PIXERしかり。MARVELしかり。スピルバーグ、ルーカスしかり。

#joker #jokermovie

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hideaqui

4.5この作品がヒットした背景が重要

yoneさん
2020年10月24日
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鑑賞方法:映画館
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yone

2.0一回見れば良いかなぁ

2020年10月22日
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鑑賞方法:DVD/BD
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背中にエンジン

5.0すさまじいな

marさん
2020年10月18日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

興奮

倫理だなんだはいったん置いといて、ジョーカーをこんなに魅力的に描いたのがまずすごい。

誰しも1度は自分の不遇を嘆いたり、誰かを深く憎んだことくらいあるでしょう。
そんなネガティブな経験を最大限にデフォルメして、更に妄想もトッピングして、歪だけどすごく魅力的なキャラクター(メッセージ)を提示した作品なんだろう。

よく言われる演技はもちろんなんだけど、エグみを効かせながらここまでエンタメ性を両立させた脚本と構成が個人的に一番すさまじいと思った。

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mar

3.5ホアキン映画。

masa008さん
2020年10月12日
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ホアキンフェニックスの演技に釘付けだね!
ストーリー自体には賛否あるんじゃないでしょうか⁉️

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masa008

5.0ここ数年でいちばんグッときた

ちーさん
2020年10月6日
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記憶に残る映画でした。

ただ人を笑わせたい、
そんな優しい男を悪のアイコンに変えた原因は
自身の中に隠れてた潜在的な悪だとは言い切れなくて

世の中からの蔑み、嘲笑、無関心、暴力、孤独感だったりしたのかおもいます。



そしてなんといっても、
ホアキンフェニックスの演技!!

表情、動き、体つき、目線、笑い、泣き、、
すべての演技にひきこまれました。

ジョーカーとなった後も、
信頼してる人に向けた優しいような諦めたような表情が余計つらかった…


こんなに引き込まれた映画は久々でした。

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ちー
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