「2019-38」アガサ・クリスティー ねじれた家 かいりさんの映画レビュー(感想・評価)
2019-38
グレン・クローズが大女優すぎた。
アベンジャりたいんですけど、満員はむりやしキッズで溢れてそうなので、おしゃれに恵比寿に行ってきました。
登場人物が大家族で、次々に自己紹介をされるタイプのやつ。
いつもこんがらがってオワターなのですが、あほでも今回は意外とイケました。
観客は見た目イケメン風(ジェレミー・アイアンズの息子さんだったとは!横顔はイケメンなのですが、正面はボビー・カナヴェイル)の探偵視点で見ることになります。
アガサ・クリスティの原作にケチつけるなんて大層なことはできないし、むしろ原作読んでないから原作はどうなのか知らないのですが、
・ラストの判明するまでの展開が遅い。そこからは面白い。
・探偵の仲間(電話ボックスで話した人)とか、探偵事務所のおばちゃんとか、魅力的なキャラがいるのに全然登場しないのがもったいない。
・カイロでの過去がスパイスとして機能するにはもう少し描く必要があるのでは。
・ある意味、ドラマティックな展開にしてないので忠実な映画化な気がする。本で読んだほうが面白いかも。
・スパッと終わる(笑)感傷に浸るとか、後日談とか、全くない。ちょっと物足りない。
と思ったのですが。
ラストのグレン・クローズの演技を見て、これは☆4はつけないと失礼と思ってしまうくらい、凄かったです。
あの目。
どうしたらあんな演技が出来るんだろう。
何の作品でもいいから、はよアカデミー賞あげて(笑)
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