町田くんの世界のレビュー・感想・評価
全199件中、141~160件目を表示
ワカラナイから観るしかない
商業的には失敗すると思うの。わけわからないもん。
冒頭すっごくつまらないんだよね。オープニングは最悪だと思う。そこからしばらくも淡々として「前田敦子しか観るとこないぞ」とか「監督は原作の何を観てたんだ」とか「もう帰ろうか」とか思うの。
でも、前田敦子が「まずは恋バナからだな」っていうあたりから面白くなってくる。猪原さんが恋に落ちてからが面白いね。
そして大賀うめえ! と思って観てくと、高畑充希、岩ちゃんと投入。「ここから投入って贅沢だな」と思ってると、更に池松壮亮と戸田恵梨香。
この辺から町田くんと猪原さんの掛け合い・すれ違いがはまってきて、楽しく観てるのに泣かされる。
最後は高校生別れのシーンのお約束をこれでもかと注ぎ込んで、全員集合のラストか!と思うとそうでもなく、大林宣彦もビックリの展開でラスト。
なんだか解らないけど、多分なんかある。ワカラナイから、これは観るしかないよ。
役者の演技を楽しんだ!
石井監督へのインタビューに「主役二人は新人、脇はアラサーの主役級を配した」なぜなら「アラサーは青春時代が何なのかを知っているから」とあったのに興味を持って全く見たことのないジャンルの映画を見た。
面白かった!特に前田敦子が素晴らしい。こういう子いるいる!冷めて俯瞰していて、頭の回転がよく、斜に構えているようで実は根っこは良い子。彼女の存在感が半端ない。AKB時代の彼女は知らないけれど、アイドルらしからぬ彼女の才能を見つけた人すごい。もう一人太賀。ちょっと太めでダサくって絡まれやすく、弱っちいけど自己主張したくって出てくる。太賀は全く違ったキャラクターの出来るオールマイティの役者。すごい役者。高畑充希と岩田剛典は想定内。でもこういう脇があって主役が浮き上がった。もう一人池松壮亮。難しい役どころを説得力を持って演じてくれて、話がうまく着地出来てよかった。北村さん良い味出してる。松嶋さんも。石井監督って知らなかったけど、素晴らしい。
最後に主役の二人も当然素晴らしかった。将来が楽しみな二人。
ただ、町田君のキャラは発達障害の一種で空気を読むのが苦手なアスペルガータイプ。色々なレベルがあるけど、彼の言動からすると映画のような最後のまとめ方は私にはちぐはぐ感が残った。まあ映画だから良いけど。
まさかの展開にぽかーん
序盤:主演二人の演技とサムイ演出に「これがずっと続くの・・・?」と不安を覚える
中盤:演技と演出に慣れてくる。周囲の人との触れ合いにほっこりしたりする
終盤:突然のファンタジー展開に完全に置いてけぼりになる
なぜこのテーマでファンタジー展開になってしまうんだ。なぜ過剰演出になってしまうんだ。
町田くんの演技なのか演出なのか、優しい子とゆうより頭の弱い子に見えてしまい、どうして猪原さんが町田くんに“男性として”惹かれるのかが理解出来ない。周囲の人間の変貌ぶりも唐突でしっくりこない。思春期真っ只中の高校生はそんな簡単にはいかないだろうに。
最後の空飛んじゃう展開で完全にぽかーんとなった…。もっと普通のお話で観てみたかった。優しい純粋な男の子とそれによって少しだけ行動に影響が出てくる周囲の人を観たかった。テーマが素敵なだけに非常に残念です。
そして何故アラサー俳優陣に学生をやらせてしまうのか…。違和感しかない。
誰に自分を重ねるか
新人2人の瑞々しさとベテランの演技が命を吹き込んだ忘れがたい傑作
どこにでもいそうな都立高校生の町田くんは3人の弟妹の面倒を見ながら身重の母の代わりに家事もこなす孝行息子なだけでなく、困っている人がいたら助けずにはいられないスーパー好青年。そんな彼のクラスには登校拒否気味の女子、猪原さんがいた。登校したもののいたたまれず保健室にいた猪原さんと出くわした町田くん。彼の胸の中で何かがパチンと弾けて・・・からの青春譚。
正直100点満点の映画ではないです。恐らく脚本に難があるのでしょうが、邦画にありがちなナラティブな独白や、言わなくてもいい冗長なセリフもある。ぶっちゃけ町内版『フォレスト・ガンプ』みたいな話で、個性的とも言い難い。しかし本作には『フォレスト〜』に滲んでいたキナ臭いポリティカルな主張が全くないので惨めで歯痒い青春あるあるの純度が極めて高い。本来ならこんな映画は知名度の高いイケメンと中条あやみ辺りが主演でいいのに、岩田剛典や高畑充希は脇に置いて主演二人に新人を抜擢という昭和なキャスティングを敢えて採用。この二人の瑞々しさが舌足らずな物語を明後日の方向にポーンと軽快に蹴り上げた感あり。町田くんに助けられたりイライラさせられたりした人々が最後に担ぐ神輿にまんまと載せられてしんみり泣かされました。都立高校という設定なのに何もかもが田舎臭い辺りもツボで、自身の中で未だグツグツ煮えたぎる思春期のルサンチマンが放つ蒸気が夕焼け空に虹を描いたかのような爽快感が忘れ難いです。
岩田&高畑のベッタベタな演技が意外にも好サポート。もっと意外なのがさすがに高校生は無理筋だと思った前田敦子。終始クールに物語を俯瞰する演技は実に見事で、来年の日本アカデミー賞の助演女優賞は彼女でいいんじゃないかと思うくらい。もっと無理筋だと思った太賀も、『桐島、部活やめるってよ』で突然退部した桐島に代わってセッターを任されプレッシャーに押しつぶされそうになる風助と肩を並べる痛々しい高校生西野を熱演。演技派の池松壮亮は一見町田くんと無関係な立ち位置のうらびれた芸能記者のキャラクターをリアルに膨らませた演技を披露。一歩間違えると箸にも棒にもかからなそうな絵空事に命を吹き込んだキャストと演出に脱帽です。そして、いきなりの大役を精一杯演じた細田佳央太、関水渚の二人に感謝しかないです。
魔性の男⁉町田くん❗
青春というファンタジー
前田敦子が言うとおり、「ヤベぇな、青春」というファンタジー。
脇を固める豪華キャストと主役が新人、といううたい文句通り役者の演技をまず楽しむべき映画かな。
主役2人は良い。特に猪原さんを演じた関水渚は口元のちょっと曲がった感じが役に合っていたしフレッシュ。貧乏ゆすりのシーンは笑ってしまった…ww
豪華共演陣はいずれも素晴らしい演技だった。特に前田敦子の台詞回しは最高。アレを観るために劇場まで行ったと言っても良いくらい。ただ、あまりにも役の年齢に合わない役者をキャスティングしたのは演出側の怠慢では?もっと近い年齢でも良い役者はいたはず。動員のことを考えたのだろうが。
町田くんというあまりにもピュアな存在を描くために新人を採用する、というのは良い判断だったとわかります。
最悪でした!
最悪でした!
最悪でした!
斬新な青春ラブコメディ
新しい青春ラブコメ映画。奥さんに連れられたアラフォーのおっさんが観ても声をあげて笑うほどストーリーも上手く作られてて、会場はほぼ満席で年齢層も子供から老夫婦まで幅広かった。上映中も終始笑い声もあり、高校生のラブストーリーにほっこりもさせてもらいました。今までの若い女の子しかウケなかった青春映画と違い、コメディ要素も強く、優しい気持ちにさせてくれる良い映画でした。心が腐りかけてるおっさんの心がだいぶ「町田くん化」させてくれた思い出の映画になりました。
町田君?優しすぎない?
「この世界は悪意に満ちている。」、か
原作知らず
好感の持てる作品です
感情が揺さぶられました。
町田くんのステキなところ
全199件中、141~160件目を表示