宮本から君へのレビュー・感想・評価
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"いききっちゃう"究極の主人公像
熱血主人公が困難にぶち当たるも
ガムシャラに立ち向かい勝利を掴んで
大切な人と幸せに
ベタな黄金シナリオも、主人公が"いききっちゃった"場合こうなる。
試練が降ると薪でもくべられたように燃える瞳。
ひとたび主人公スイッチがONになると誰にも止められない。
他人そっちのけで、万事 自分ごと。
戦う姿は決して美化されず、むしろ自慰に浸ってるような滑稽さがある。けれどなぜか固唾を飲んで応援してしまう彼の生き様。
中身がないのに説得力がある。信じてみたくなる。人生を切り開く力技。究極のナルシズム。
それらは紛れもなく、彼に備わった"主人公力"としか言いようがない!
"人のため"
"協調性をもって"
"世間に恥じない行いを"
そんなこと意識してるうちに、気付けば自分の人生を他人事みたいに生きてないか?
所詮人間、自分ごとが一番大事。
脇役の描かれ方もいい。
ただ主人公に巻き込まれる、物語の構成要因ではなく、彼らもまた、それぞれの人生を主人公として生きているのがいい。
池松壮亮という男
震えた。ONになったときの殺気がすごいのなんのって…。池松壮亮なくしてこの映画作れなかったでしょうきっと。
恋に仕事にがんばれ若者、だったドラマ版から一転、サラリーマンなんかやってられるか馬鹿野郎!ある意味セカイ系?(おれvs.世の中のすべて)な映画版は圧倒的な人間讃歌
こんなサラリーマンいたら会社大変だよ、言ってることもやってることめちゃくちゃ、ひたすらがむしゃら、暑っ苦しくてバカ
でもでも主人公宮本浩のなんと魅力的なことか
ヒロインの蒼井優やピエール瀧も素晴らしかったし、宮本浩次と横山剣の主題歌もよかったですね
古舘寛治が演じる岡崎部長のよだれが垂れていなかったようなのが少し気になりましたw
確かに、凄いエネルギー
原作未読、ドラマ未見で鑑賞しました。
個人的にうーんって思った部分(決闘の勝算とか、決着のつき方とか)がありましたが、圧倒されて最後まで見ました。池松さんが宮本にしか見えないし、中野靖子の人柄も蒼井さんが見事に演じていたと思います。池松さんが今まで演じてきた役柄があまり好きじゃなかったのですが、今作が最高と感じました。
原作やドラマを見たらもっと作品世界や登場人物、特に脇役などに深みを感じることができるのかもしれないですね。これからプライムで全話見てみようとおもいます。
とにかくハイテンションな作品
一言で言えば不器用で熱い主人公が繰り広げる恋愛劇なのだが、とにかく出演者のテンションが高くて熱い。喜怒哀楽、大声、涙、血、汗、ごはん、歯など、主人公から放出されるエネルギーが凄まじい。過激な描写も多く、見終わった後はいい意味で疲れる作品。池松壮亮は松田優作並みの役者バカと見た。蒼井優も相当体を張っていたのが良かった。
男なんだよ!女ですもの!
男だから、こうしなければいけない
女なのに、そういうことしてはダメ
そんな男女観を押し付けることはナンセンスだと
世間に認知されるようになった昨今ですが
わたしは、だからこそ、あえて言いたい。
男と女、それぞれでしか請け負うことのできない義務と
産まれながら生きている意味を… あえて、問いたい。
そんな論議の焦点を一手に引き受けた作品
『宮本から君へ』は、賛否の矛先をも
真利子 哲也 監督は請け負うことも
覚悟の上の製作だったのでしょう。
そう、ドラマ製作当初から、この最後を見据えて…
宮本の「俺が守る。俺が引き受ける。俺が結婚する。」
…という男の信念
靖子の「あたしが産む。あたしが育てる。」
…という女の意地
そんな男女が半ば自己中心的に主張する姿は
まるで、人間が日頃まとっている“理論武装”を解除して
生き物本来の“丸裸の行動原理”の下で繰り広げられる
こころの取っ組み合いのようでした!
だからだろうか?
惨めで、無様で、不器用で、
でもがむしゃらで、一途で、まっすぐな気持ちが
理屈抜きに、鑑賞者のこころに突き刺さるのは…
宮本と結婚したい。
とにかく熱い。ダサいくらいに熱い。最後まで観終わるのに忍耐力が必要な映画。筋トレさせられてる感覚。見終わったあとの高揚感は何て表現したらいいのかわからない、というか表現では伝えられない。
原作は知らないけど、ドラマから観てた身として★5でも足りないくらい。初見だったら宮本の熱量についていけず低めの評価になることもありそう。
個人的にボーイズオンザランが好きで通じるものがあったのと、宮本みたいな人間と結婚したいと切に思います。
宮本のド根性を劇場で観届けやがれ!
ドラマが好きだったので観にいきました。時間がドラマからポンととんだ感じでしたがだんだん繋がりました。
ドラマでも素晴らしかった松山ケンイチ、ほっしゃんなどの俳優陣も出番は少ないですがスパイスを効かせています。
あの宮本が男になる様子を劇場で観届けてください。
エンドロールの赤い薔薇が情熱的でいいですね。
蒼井優もかなりの体当たり演技ですが、池松壮亮は本当にやり切った感があります。素晴らしかった!
ドラマより面白い‼️
面白かった。何がとか、どこがとか、うまく伝えられないけど、面白かった。
原作は未読です。池松壮亮くんが主演だったので、ドラマの時から見てました。ドラマも面白かったんですが、個人的に、アツい男は好きじゃないので、微妙と思ってました。宮本の不器用さが、可愛くもあり、腹立たしくもあり、という感じでしょうか。ドラマの時は、恋愛3:仕事7くらいだった印象。でも、映画は、恋愛の話が中心でした。ポスターも、蒼井優が前面に出てるなとは思ってましたが、会社のシーンは、ほとんどないので、ほっしゃん、柄本時生の出演シーンは僅かだったのが残念でした。
今回R指定だったのが不思議でしたが、観て、納得しました。正直、事件としては、重たいです。でも、映画ならではなのかな…と。ドラマの時も、面白かったけど、何かが引っかかってたのは、宮本のキャラは、元々、映画向きだったからなのかな…と思えました。
蒼井優さん、凄く、身体はってましたね。とても良かったでした。
痛いシーンも多いけど、とても良い作品になっていると思います。テレビドラマより、ものすごく面白かったです。
恥ずかしくなるほどの熱さ
元々原作が好きで、ドラマも観ていた。ドラマは原作を忠実に映像化した印象だったが、本作は脚本上大胆な脚色を施したと思う。映画として観るならこの方がいい。
何より印象に残るのは、主演2人のとんでもない迫力の演技だろう。大声で叫び、ボロボロと大泣きして、観ているこちらが恥ずかしくなるくらいの熱さ。これこそが「宮本から君へ」だよな。
どんな話か知っているからこそ、序盤から切なくて愛おしくて涙を流し、後半はどんな話か知っているのに大泣きしてしまった。原作を知らなかった人にもこの感動が伝わることを願う。
頑張れ、宮本
ムカムカするし、モヤモヤする展開もあるが、途中からずっと宮本を応援しながら見ていた。
靖子の職場に駆け出したところから、エンドロールまで何故かずっと泣いてしまった。
鑑賞後は熱量が凄すぎて当分抜け殻のようになってしまった。
言語化が難しい気持ちを整理するためにもう一度見に行きたい。
褒めすぎ
こう言った過度なレビューも映画館離れを引き起こすキッカケになるんじゃないか?
町山さんが褒めたから、すごい映画なの?一回評論家も考えた方が良いんじゃないか。もちろん宣伝の為に賞賛するのは良いが、いくらなんでも褒めすぎてて、期待度が異常に高かったぶん、見終わった後の感想は、残念の一言だった。
なので、星1つ。周りが激賞してなければ星2つ半かな
宮本は最低だが最高だ!
映画あったのでHuluでドラマ見てから来ました。
ドラマ見なくても楽しめると思います。が、ドラマ見てからの方が、宮本のダメさも良さも何倍にもなるかと。
正直、ドラマも見始めて1話2話はイライラして見るのやめようかと思った。
宮本が現実にいたら嫌いになるかも。
自己中
うじうじ
うるさい
熱苦しい
偏屈
酒癖悪い
暴力振るう
すぐ泣く
仕事出来ない
口だけいっちょ前
挙げたらキリがないほど嫌いな人種。
「お前が悪いんだろう?」
と、何度も言っていまいそう。
映画でも継続して嫌いだ。
同時に、その真っ直ぐさには感動するし、ウルッともくる。
40過ぎのおっさんとしては応援もしたくなる。
宮本と同じ25歳前後が見るとどう思うのだろう。
20歳未満なら?と、多分、その人の人生経験が問われそう。
私は、、「理不尽だけどそりゃそうだろう。大人になれや〜(怒)、あまっちょろい事言ってるんじゃない!」と思ってしまう。
同時に、「俺には出来ないけど頑張れ」とも思ってしまう。
映画でも継続して「お前が悪いんだろう?」と、イライラしながら、応援してしまう。
あと、スッキリハッピーエンドじゃないのも良い。
とにかく、喜怒哀楽が激しい映画で、魅入ってしまう。
池松壮亮も蒼井優もすごい。
なかなかのラブシーンだった。
色々な意味で、まさに「映画」だと思った。
あなたには「それ」を「引き受ける」覚悟はありますか?
やべえ。凄かった。。。
前評判通りのアツい映画でした。
僕は信心について、他人から教わったことはないのだけれど、この映画にそれらを教えられた気がしました。
一見すると愛についての映画にも見えるのですが、僕には信心についての映画に見えました。そういう意味では、クリストファー・ノーランの映画の匂いがしました。おそらくそう思う人は少数派だと思いますが・・・笑
人間誰しも、色々と将来について考えることはあると思います。あなたは、将来待ち受けていることを引き受ける覚悟が本当にできていますか?この映画を観て、その覚悟のほどを再確認してみることをオススメします。
何かを引き受ける。口で言うことは簡単。でもこれはとても大変なこと。でもだからこそ、引き受けた者は尊く、力強く、美しいのだと思います。
昨今「引き受ける」ということはネガティブに捉えられがち。でも「他者から引き受けさせられること」と「自ら引き受けること」は全く違う。
宮本から君への主人公は、最初はヘタレな優男なのですが、紆余曲折を経て、一人の女性を自ら引き受け、成長してゆく。
口で説明することは簡単なんですけどね。中々できることじゃない。
性別とは関係なく、愛とは他人を引き受けることなんですよね。そういう意味で、本作は愛の映画です。
でも「何かを引き受けること」は愛に限らず普遍的に尊い行為なんですよね。
宮本っ!
漫画はほぼリアルタイムで読んでて当時から主人公の鬱陶しいまでの熱さが話題だった。主人公は完全なる自己愛の固まりで現実にこのタイプが周りにいたら大変だ✨TV版はアッサリしてたので逆に映画は凄いんだろうと予測してたがとんでもない仕上がりに😲血まみれの宮本の姿はもはやコントの様だった。蒼井優はもう、凄すぎる😭撮影中に血管が切れているのでは?必見。勿論、エレカシ宮本&横山健の主題歌もハマりすぎ。
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