フォードvsフェラーリのレビュー・感想・評価
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機能美を追い求めて
評価されるために夢中になるのではなく、
ただ夢中にならざるを得ないままに・・・。
そうまでして求めたいのは「パーフェクト」であり「美」だ。
ここに邪な者の介入できる余地はなく、だからこそ求める者と対象だけのあくなき「ピュアな世界」もまた広がる。
本作はそんな世界を、立ち入れない者へも垣間見せてくれる。
追えば鑑賞中「風立ちぬ」の二郎さんを思い起こし、レースに没入するその姿には「RASH」を重ねた。
いずれにせよ競うのはライバルではなく、追い求めて止まない「機能美」そのものであり、その緊迫感は人対人とはまた異なるスリルを味わわせてくれる。そういう意味ではモータースポーツ好きこそ、この作品をたのしめるのではなかろうか。
いや、見ることでモータースポーツへの見方が変わる人もいるかもしれない。
でなくとも腹に響くほどと吠えるエンジン音や、ローアングルでシフトチェンジ、ぐんぐん加速して行くあの力強い映像は見ごたえあり。
美は、あらゆる者を裏切らない。
かっこよすぎる
やっと鑑賞できた。
ずっと行きたかったが、時間がなく。
1日に一本だが上映していたので朝から駆け込みで。
もっとはやく見ておけばよかった。本当にかっこいい。
個人的には見事してやられたな、と思った。
途中で車から火が出てギリギリで脱出するシーンがある。
それがあったからこそ、ラストシーンをみくびっていた。
「まあ、なんとかなるだろう。脱出したあとに爽やかに『また設計し直しだな』」などと言い合って終わるのだろう」と思っていたからビックリ。途中であのシーンを入れたのもラストへの意外性をはかるものなのかもしれない。
史実を知らないで見たからどこでどうなるか、結果はどうなるのか、全くわからず、ハラハラしていた。
本当に素晴らしい映画だった。
副社長はムカつくが、閉じ込められたシーンは周りも爆笑していた。個人的にはそのあとのドアを押さえるシーンも好き。「大丈夫ですか?」って…かっこよすぎるだろ!!!
やはり、ハリウッドっていいなぁ…爽やかなのにどこか哀愁漂っていて…
フォードの企業は嫌いになったが、フォードには乗りたくなった!!
フェラーリが嫌いになったとかはないが、乗るのはフォードがいいなと思う。
おすすめ層は、やはり車やハリウッド映画が好きな人。
逆にすすめないのは大きな音が苦手な人。(大きな音が無理な人はだいたいハリウッド無理な人)
ああ、またこういうハリウッド映画を観たい…!!!
突き進む活力をくれる映画
久々にIMAXで観てみたら大正解。
車は映像はもちろん、音も大事だと思うので、シートがビリビリ震えるほどの爆音で、観ている方も手に力が入る。
男たち、いや漢達の熱い友情にじーんとする。
分かり合えないヤツとはとことん分かり合えないし、大体そんなヤツばかりだけど、たまに分かり合えるヤツもいる。
それは敵味方問わず。
これが自分の知ってるサラリーマン生活と重なり、さらに胸が熱くなる。
バカな映画と言われればそれまで。
でも、そんなに「賢く」生きて何が楽しい?と正面から言ってくれる映画が自分の人生にあってよかったと心の底から思える良い作品だった。
カーレースの疾走感はSEXより気持ちがいい
2020年映画館鑑賞11作品目
好きな役者が出ているわけでもないし好きな監督でもないし特に話題作でもないのに観ようと思ったのはカーレースものだから
マット・デイモン演じるキャロル・シェルジーもカトリーナ・バルフ演じるケンの妻モリーもカーレースじゃあるまいし運転が乱暴でハラハラする
クリスチャン・ベールが演じるもう1人の主人公ケン・マイルズは凄腕のカーレーサー
キャロルとケンが殴り合いの喧嘩をするのだがそれに対してモリーが自宅の外に椅子を持ってきて本を見ながらチラチラと2人の様子を見る場面が好き
トレイシー・レッツ演じるヘンリーフォード2世が車内で子供のように泣きじゃくるところも面白い
日本映画や韓国映画がハリウッドに敵わないと唯一はっきりとあげることができるのが悪口のボキャブラリーが豊富なこと
ネット掲示板も悪口ばかりだがハリウッドに比べたらあんなもんは小学生低学年レベル
フェラーリの社長とフォードの社長の罵詈雑言が最高におかしい
ケン・マイルズの「潰れた尻のような顔」は凡人の発想では思いつかない
翻訳した人はフォード社長の「サノバビッチ」をたしか「やってくれたな」と訳したがいい意味でも使うんだな
メカニックを担当するフィル・レミントンを演じたレイ・マッキノンのプロフィール写真を観たら全くの別人だった
特殊メイクだろうか
しっかりと役作りしてきたんだな
ランディー・ジョンソンっぽい風貌になっていた
Ford motorとかoh my godとか訳さなくてもわかるよ
それよりもイタリア語を訳せよ
そこが減点ポイント
あとケン・マイルズが事故死する半年後は蛇足だと感じた
クリスチャン・ベール&マット・デイモン
バットマン、ボクサー、アメリカ副大統領・・・
年齢も外見も全く異なる役を徹底的な役作りで演じてきたクリスチャン・ベール。
今回は見た目のアプローチより死と隣り合わせのカーレーサーの哀愁に主眼を置いた良い演技をしていた。
かたや大企業の政治的駆け引きに翻弄されつつも、レース屋としてのメンタリティを貫き通そうとするキャロル・シェルビーを演じるマット・デイモン。
この二人なら逆の配役でもストーリーが成り立っただろうし、そういうのも見てみたいという気持ちにさせてくれる。
想いの強さ
フェラーリの存在はあくまで、フォードの企業としての戦いであり、ストーリーの主軸ではない。
タイトルから思う作品とは異なった分、★一つ減らした。
中身は凄く面白かった。いかに速く走れるか。それを追求する二人と、フォードと言う企業の一員として働くことでの軋轢。
敵は社内にありって感じであった。
ドキドキした〜
面白かった。ドキドキした。これって、実話ってことですよね。でも、この実話を知らないから、結果も知らないから、ドキドキしながら観てたました。とても、楽しかったです。
私、映画には音楽がツキモノだと思ってるんです。ワイスピ シリーズが良い例なんですが、車を走らせてるシーンって、必ず、音楽が流れてると思ってたんです。だって、自分で運転してても、アクセル踏みたくなる曲ってありますよね。ワイスピとか、選曲が、素晴らしいと思ってたんですが、この映画は、車を走らせてるシーンに、音楽が、流れなかったんです。エンジンの良い音だけが響いてたんです。なんか、これはこれで、すごく良いなぁと思いました。
ストーリー的には、文句なしでした。ラスト、ちょっと泣きました。彼の子は、その後、どんな大人になってんですかね…。ちょっと気になりました。
Screen Xで見るべき
池袋にてScreenX初体験。どんなものかなと思いましたが、こんなにマッチする映画もなかなかないのではないでしょうか。
本当の敵はフェラーリじゃなく、フォードだった。とかは置いといても。
クリスチャンベイルが、ただただ格好良く。見に行ったかいがありました。
可能ならScreenXの4DXで見ることを是非おすすめします。
フォードは乗らない派になった
今後はレンタカーでもフォード社の車には乗らないでしょう…そんな気持ちになってます😨
タイトルからしても乗れるならフェラーリ‼️です。
ケン・マイルズの演技🙆♀️泣ける〜
レースに勝つ事ではなく
最高の車を造り乗る事に一生をかけた男💕
奥さんも美人ですがこんな男性の生き方に女性は惹かれるのだと思います。
全然期待していなかった、、、結果「大満足!」
お堅い映画で面白くないけど観ておこう、なんて思いながら映画館で観ました。
もう「熱い!!激熱!」です。
しかも実話だなんて思いもしなかった(エンディングで分かった)
おススメです。
カーアクション好きじゃなくても、、
当日カーレース界ではトップのフェラーリ社に2カーレース、ル・マンで勝利をめざした二人の男の物語。
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もちろんこの映画1番はカーレースの迫力。運転席の目線で走り抜けてく映像はめちゃくちゃ迫力あって楽しい。これは絶対映画館で見るべき。
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でもワイスピとかそういうカーアクション系興味ない人でもこれは大丈夫。二人の男の熱い友情に涙するも良し、大企業の下で頑張る男たちに感情移入するも良し。
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意外とバディもの要素とか下町ロケット要素が入ってて誰でも楽しめる映画なんじゃないかな。
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大企業の中だと上からの圧力とか派閥とかあって、フェラーリvsフォードの話なんだけど、フォードvsフォードの話でもあって面白い。
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ちなみに私はシェルビーとケンマイルズの友情に激エモを感じていた。めんどくさいことは俺に任せてお前は開発に集中してくれなシェルビーかっこよすぎ。最後の涙もエモすぎ。
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スピード感が凄い!!!
メカニックが分からない私でも、ストーリーや車の美しさ、スピード感で楽しめた作品。
映画と分かっていても、つい背中をそらしてしまうほどのスピード感。怖っ!それ以上のスピード?!っと思ったのも何度も(笑)
深い知識があれば、きっともっと楽しめたと思う。
車好きの彼氏さんや旦那様を連れて行くにはもってこいな作品ですね(*^^*)
WASP vs ヒルビリー
「これぞハリウッド映画!」と叫びたくなるような気持ちの良いハッピーエンドかと思いきや、存外そうでもなかった…。
なので、最後の『殿堂入り〜云々』という文言で溜飲を下げておくんなましというところか。
ストーリーとしては、作品タイトルにある対立構造が大枠としてある中で、更にフォード社内でも副社長(経営陣)vs 主役の二人(シェルビー&マイルズ)の間で絶えず綱引き。
この社内綱引きに関しては、即ち『WASP vs ヒルビリー』という昔から存在する映画的文法にしてテッパンの構造。
特に油断ならない副社長は、以前某TVドラマで見たキャッチーなセリフ『敵は味方のふりをする』がバチコーンとハマる憎まれ役。他人の手柄を自分の手柄に書き換える、ある種の才能の持ち主ですね…。
いやしかし、いかにも傲慢なWASPがデカい顔して首突っ込んでくるからこそ、夢を追うことに真っ直ぐな主人公たちが生き生きと映るのです。
それと、個人的に印象に残ったのは、マイルズの奥さんが、自身が運転する車の中でマイルズを怒るシーンでした。
『私が、夢を追うアナタの応援をしないと本気で思ったの!?』とでも言いたげな激しい勢いで、取り繕うように嘘でごまかそうとしたマイルズに向かって怒りを放つ姿に絆の強さを感じてジーン。
どうすれば、そんな強い絆が作れるのだろう。欲を言えば、その辺りもぜひ描いて欲しかった。
とはいえ、レースシーンは見応えあり、クルマ好きなら楽しめること間違いなし!
そうでない人もきっと楽しめる作品に仕上がっているかと。
私はクルマ好きなので、最後までしっかり楽しませてもらいました!
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