フォードvsフェラーリのレビュー・感想・評価
全515件中、121~140件目を表示
フォードの宣伝にはならない
楽しいの。男の子が熱くレースやってんの。ベクデル・テストは余裕でパスしない。いまどき、こんな映画作るんだっていう。
最初の小さなレースシーンでケン・マイルズの性格を描くんだよね。優秀だが扱いずらいっていう。自分にこだわりがあって、それを貫いて、勝つ。かっこいい。
フォードがレース参入決める理由もフォード会長が「あいつはフォード2世だ」って言われて、プライドを傷つけられたからなんだよね。実際はもう少し複雑だったろうけど、企業の戦略云々よりプライドが優先してくの。
そういうプライドの塊みたいな男たちを邪魔する役にフォード副社長のレオ・ビーブをあてるんだよね。マーケット優先で、ケン・マイルズを外そうとしてくんの。
しかし、キャロル・シェルビーがフォード2世を落として危機回避。ここの「親父に味あわせてやりたかった」も結構いいんだよ。
で、ル・マン。ケン・マイルズが圧倒的な強さで勝ってるのに「二位と同時ゴールインさせろ」ってレオ・ビーブが言い出すのね。それでフォード2世も間抜けだから「うん」って言っちゃうの。
どうすんだ、言うこと聞くのか? ってところで、ケン・マイルズが全速でぶっ飛ばしてコース・レコード更新! スカッとするね。
しかし、スカッとするのは、ここまで。結局、ケン・マイルズは減速して二位と同時ゴールを選ぶの。「引き分けで優勝か?」ってところで、「二位の車の方が、後方からスタートした」って理由で、ケン・マイルズが優勝逃すのね。レオ・ビーブがケン・マイルズに優勝させたくなかったみたいな描写になってたけど。
キャロル・シェルビーが最悪なんだよ。なんだかんだ言ってんだけど、結局、保身を優先してケン・マイルズを守れてないの。
ビジネスの判断とか、トータルの判断では、キャロル・シェルビーは間違ってないんだよね。自分の会社と人生を賭けてフォード2世を説得して、ケン・マイルズをル・マンに出してるところも偉い。でも、最後の最後で、負けちゃった。
自らのプライドのためにも「フェラーリに勝つ!」としてフォード2世もいいんだけどね。でも、最後は現場が見えなくて、どうでもいいレオ・ビーブに任せちゃうのね。トップと現場は解り合えないの。
ラストはそういう辛さが出てて「結局、これ、フォードがダメダメなんじゃねえか」という気分になるから、フォードの宣伝にはなってないね。
日本の車企業もF1に参入したりやめたりしてるけど、こういうロマン、プライドの部分と、ビジネスの部分で色んな葛藤あるんだろうな。
映画館ならではの迫力
もう今はガソリン車には興味はないですが
映画館内で聴くエンジン音は
興奮するものがありました。
映画館だから味わえるものでした
個人の純粋に勝ちたい気持ちと
組織に入った時のブランドイメージを優先する企業との食い違いが、
現代の社会でも起きているものでもあり、
歩み寄る難しさと悔しさが最後まで出る気持ちでした。
これは映画館じゃないと迫力は伝わらないです
年にそう何本も映画を観たりしない人に、「何かオススメの1本」というときの決定打
年にそう何本も映画を観たりしない人に、「何かオススメの1本」というときの決定打が来た!という感のある1作。
ひとりでドップリ観るも良し、デイトで楽しく観るも良し、友達同士で観た後アツく語り合うも良し。
物語も、役者の演技や演出も、レース映像の迫力や映画全体のエンタメ性も、どこをどう切ってもイイ成分で出来てる映画だと思う。
笑いがあり、悪役に向ける怒りあり、勝負や決断への興奮あり、夫婦愛、親子愛、友情もあり・・・面白い映画の要素、全部乗せだ。
ただ1つだけ注意しなきゃいけないのは、この映画観た後に、車の運転でレース気分になっちゃダメだということだ。
男の生き様vsフォード&フェラーリ
主人公たちが闘ったのは、フェラーリだけでなくフォードからの「意に沿わない命令に従え」という圧力でもあった。それは「お前らのくだらないプライドや意地なんて捨てて、長いものに巻かれろ」という悪魔のささやきだ。
それでも闘い続けた男たちがレースの最後に下す決断に心底胸が熱くなった。
企業ものとしても観ました
主人公二人の協業・友情もの、カーレース映画としてもよいし、企業側の宣伝の側面もわかるなと思いながら楽しみました。社長の試乗とラストの余韻の残るシーンが印象に残りました。
機能美を追い求めて
評価されるために夢中になるのではなく、
ただ夢中にならざるを得ないままに・・・。
そうまでして求めたいのは「パーフェクト」であり「美」だ。
ここに邪な者の介入できる余地はなく、だからこそ求める者と対象だけのあくなき「ピュアな世界」もまた広がる。
本作はそんな世界を、立ち入れない者へも垣間見せてくれる。
追えば鑑賞中「風立ちぬ」の二郎さんを思い起こし、レースに没入するその姿には「RASH」を重ねた。
いずれにせよ競うのはライバルではなく、追い求めて止まない「機能美」そのものであり、その緊迫感は人対人とはまた異なるスリルを味わわせてくれる。そういう意味ではモータースポーツ好きこそ、この作品をたのしめるのではなかろうか。
いや、見ることでモータースポーツへの見方が変わる人もいるかもしれない。
でなくとも腹に響くほどと吠えるエンジン音や、ローアングルでシフトチェンジ、ぐんぐん加速して行くあの力強い映像は見ごたえあり。
美は、あらゆる者を裏切らない。
かっこよすぎる
やっと鑑賞できた。
ずっと行きたかったが、時間がなく。
1日に一本だが上映していたので朝から駆け込みで。
もっとはやく見ておけばよかった。本当にかっこいい。
個人的には見事してやられたな、と思った。
途中で車から火が出てギリギリで脱出するシーンがある。
それがあったからこそ、ラストシーンをみくびっていた。
「まあ、なんとかなるだろう。脱出したあとに爽やかに『また設計し直しだな』」などと言い合って終わるのだろう」と思っていたからビックリ。途中であのシーンを入れたのもラストへの意外性をはかるものなのかもしれない。
史実を知らないで見たからどこでどうなるか、結果はどうなるのか、全くわからず、ハラハラしていた。
本当に素晴らしい映画だった。
副社長はムカつくが、閉じ込められたシーンは周りも爆笑していた。個人的にはそのあとのドアを押さえるシーンも好き。「大丈夫ですか?」って…かっこよすぎるだろ!!!
やはり、ハリウッドっていいなぁ…爽やかなのにどこか哀愁漂っていて…
フォードの企業は嫌いになったが、フォードには乗りたくなった!!
フェラーリが嫌いになったとかはないが、乗るのはフォードがいいなと思う。
おすすめ層は、やはり車やハリウッド映画が好きな人。
逆にすすめないのは大きな音が苦手な人。(大きな音が無理な人はだいたいハリウッド無理な人)
ああ、またこういうハリウッド映画を観たい…!!!
突き進む活力をくれる映画
久々にIMAXで観てみたら大正解。
車は映像はもちろん、音も大事だと思うので、シートがビリビリ震えるほどの爆音で、観ている方も手に力が入る。
男たち、いや漢達の熱い友情にじーんとする。
分かり合えないヤツとはとことん分かり合えないし、大体そんなヤツばかりだけど、たまに分かり合えるヤツもいる。
それは敵味方問わず。
これが自分の知ってるサラリーマン生活と重なり、さらに胸が熱くなる。
バカな映画と言われればそれまで。
でも、そんなに「賢く」生きて何が楽しい?と正面から言ってくれる映画が自分の人生にあってよかったと心の底から思える良い作品だった。
カーレースの疾走感はSEXより気持ちがいい
2020年映画館鑑賞11作品目
好きな役者が出ているわけでもないし好きな監督でもないし特に話題作でもないのに観ようと思ったのはカーレースものだから
マット・デイモン演じるキャロル・シェルジーもカトリーナ・バルフ演じるケンの妻モリーもカーレースじゃあるまいし運転が乱暴でハラハラする
クリスチャン・ベールが演じるもう1人の主人公ケン・マイルズは凄腕のカーレーサー
キャロルとケンが殴り合いの喧嘩をするのだがそれに対してモリーが自宅の外に椅子を持ってきて本を見ながらチラチラと2人の様子を見る場面が好き
トレイシー・レッツ演じるヘンリーフォード2世が車内で子供のように泣きじゃくるところも面白い
日本映画や韓国映画がハリウッドに敵わないと唯一はっきりとあげることができるのが悪口のボキャブラリーが豊富なこと
ネット掲示板も悪口ばかりだがハリウッドに比べたらあんなもんは小学生低学年レベル
フェラーリの社長とフォードの社長の罵詈雑言が最高におかしい
ケン・マイルズの「潰れた尻のような顔」は凡人の発想では思いつかない
翻訳した人はフォード社長の「サノバビッチ」をたしか「やってくれたな」と訳したがいい意味でも使うんだな
メカニックを担当するフィル・レミントンを演じたレイ・マッキノンのプロフィール写真を観たら全くの別人だった
特殊メイクだろうか
しっかりと役作りしてきたんだな
ランディー・ジョンソンっぽい風貌になっていた
Ford motorとかoh my godとか訳さなくてもわかるよ
それよりもイタリア語を訳せよ
そこが減点ポイント
あとケン・マイルズが事故死する半年後は蛇足だと感じた
クリスチャン・ベール&マット・デイモン
バットマン、ボクサー、アメリカ副大統領・・・
年齢も外見も全く異なる役を徹底的な役作りで演じてきたクリスチャン・ベール。
今回は見た目のアプローチより死と隣り合わせのカーレーサーの哀愁に主眼を置いた良い演技をしていた。
かたや大企業の政治的駆け引きに翻弄されつつも、レース屋としてのメンタリティを貫き通そうとするキャロル・シェルビーを演じるマット・デイモン。
この二人なら逆の配役でもストーリーが成り立っただろうし、そういうのも見てみたいという気持ちにさせてくれる。
想いの強さ
フェラーリの存在はあくまで、フォードの企業としての戦いであり、ストーリーの主軸ではない。
タイトルから思う作品とは異なった分、★一つ減らした。
中身は凄く面白かった。いかに速く走れるか。それを追求する二人と、フォードと言う企業の一員として働くことでの軋轢。
敵は社内にありって感じであった。
ドキドキした〜
面白かった。ドキドキした。これって、実話ってことですよね。でも、この実話を知らないから、結果も知らないから、ドキドキしながら観てたました。とても、楽しかったです。
私、映画には音楽がツキモノだと思ってるんです。ワイスピ シリーズが良い例なんですが、車を走らせてるシーンって、必ず、音楽が流れてると思ってたんです。だって、自分で運転してても、アクセル踏みたくなる曲ってありますよね。ワイスピとか、選曲が、素晴らしいと思ってたんですが、この映画は、車を走らせてるシーンに、音楽が、流れなかったんです。エンジンの良い音だけが響いてたんです。なんか、これはこれで、すごく良いなぁと思いました。
ストーリー的には、文句なしでした。ラスト、ちょっと泣きました。彼の子は、その後、どんな大人になってんですかね…。ちょっと気になりました。
Screen Xで見るべき
池袋にてScreenX初体験。どんなものかなと思いましたが、こんなにマッチする映画もなかなかないのではないでしょうか。
本当の敵はフェラーリじゃなく、フォードだった。とかは置いといても。
クリスチャンベイルが、ただただ格好良く。見に行ったかいがありました。
可能ならScreenXの4DXで見ることを是非おすすめします。
フォードは乗らない派になった
今後はレンタカーでもフォード社の車には乗らないでしょう…そんな気持ちになってます😨
タイトルからしても乗れるならフェラーリ‼️です。
ケン・マイルズの演技🙆♀️泣ける〜
レースに勝つ事ではなく
最高の車を造り乗る事に一生をかけた男💕
奥さんも美人ですがこんな男性の生き方に女性は惹かれるのだと思います。
全然期待していなかった、、、結果「大満足!」
お堅い映画で面白くないけど観ておこう、なんて思いながら映画館で観ました。
もう「熱い!!激熱!」です。
しかも実話だなんて思いもしなかった(エンディングで分かった)
おススメです。
全515件中、121~140件目を表示