フォードvsフェラーリのレビュー・感想・評価
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マイルズ×シェルビー
シェルビーとマイルズの友情物語ですね。タイトルにあるフォードとフェラーリの対決は、舞台であって主題ではありません。
走行シーンは迫力満点。7000rpm超えの世界を疑似体験できます。夜間のレースとか怖すぎ。
実際にあった出来事をベースにしているだけに、細かいところで事実なのか否かが気になるところ(たとえば、優勝がああなっちゃった理由なんて、よく聞く話とまるで違う)。むちゃくちゃ物知りの人が、一つ一つ解説してくれないものか。
見ようによっては恋愛コメディ映画!(褒めてます)
フォードvsフェラーリ、鑑賞してきました。
車の知識がまったくないので、楽しめるかどうか少し不安でしたが、
問題なく楽しむことができました。
レースシーンは、皆さん大絶賛されている通り圧巻の出来で、
これをCGを使わずに本当に実物を使ってやっていると思うと驚きです。
映像の素晴らしさに関しては、他でいろいろ語られると思うので、
私が良かったと思う見どころを少し語ると…
見る前は、マッド・デイモンとクリスチャン・ベイルの熱い友情の話かと思っていたのですが、
いざ、映画を見てみると、
実は熱い友情というより、なんと「恋愛コメディ映画」でした!(語弊がアリ)
プレイボーイで女性の扱いに長けている王子様「シェルビー」が
パパがお金持ちのわがままお嬢様「フォード社長」と、
天真爛漫で天然系女子の「マイルズ」という二人の性格の違う女の子に惹かれ、
シェルビーが持ち前の恋愛テクニックを駆使して、どう二人を口説き落としていくかを中心にお話が展開されていきます。
デートの約束を二人としてしまい、仕方なくマイルズとの約束をブッチして顔面ビンタされてからの修羅場があったかと思えば、
お嬢様育ちで外の世界を知らないフォード社長をドライブデートに誘って「こんな世界があったなんて♥」と心を鷲掴みにしたり、
お嬢様ばかりに気を使いすぎて、ご機嫌斜めのマイルズに「女性は、プレゼントとサプライズが大事」とばかりに
物で心を惹きつける恋愛マスターのシェルビー。
「私、アクション系がダメなんです」「車にはあんまり興味ないんです」っていう人でも
マッド・デイモン扮するシェルビーの恋愛テクニックを見ているだけでも凄く楽しめる映画です。
あと、個人的に一番好きだったのは「フォード社長」です。
上で恋愛コメディ映画だと少し茶化した言い方をしましたが、主演二人に見劣りしないくらい
めちゃくちゃカッコイイ役になってます。
今までの映画だと、主人公の物語上の乗り越えるべき障害として社長が設定されていると、
障害としての機能しか与えられない事が非常に多かったのですが、
今作のフォード社長は、個人の考えや葛藤がちゃんと描かれて、
最初は堅物のただ激怒するだけの社長なのかなと思って見ていたら、
時には泣いたり、2世としての葛藤が描かれていたり、非常に人間的なキャラクターとして魅力的に描かれていました。
中盤のとある逆境からの決断は、個人的に心が震えました。
主人公であるシェルビーがいろんな決断を迫られて、そこが映画的には見せ場になっているので、
忘れられガチですが、それと同じくらい企業のトップとしての葛藤や二世としての葛藤、
企業イメージからの脱却に奮闘する様など、フォード社長の「カッコよさ」が光る映画だと個人的には思いました。
不朽の名作確定だろう
大迫力のレースシーン!フェラーリの影は薄い
車は全く分からないけれど
フェラーリとは違い
さすがアメリカの企業 大量生産 大量消費で儲けた金でフェラーリを買収しようとしたり勝つためには手段を選ばない悪いイメージのフォード、 鑑賞前の予想とは違った内容で描かれていた 事実を元にした作品だろうが あのフォード副社長は本当にあんな感じだったんだろうなと思う、映画にああいう役回りは大事でビジネスに徹しながら嫌いなヤツには最後まで蹴落そうと画策する悪知恵は作品にピリッとした要素を盛り込んでくれる
レースのシーンは見ていてスピード感も凄く迫力のある映像で予想以上だった 、周回遅れで2位なのに割と簡単に追いついてしまうのも映画の良いところ
隣のピットからイタリア製(笑)のストップウオッチを頂戴したりナットを転がしたり お茶目な場面もあり 飽きさせない息抜きの要素も見終わった後の印象に何故か残っている
高級車フェラーリと技術屋ホンダが似ていると思ったのは自分だけかもな。
手に汗にぎる
1966年のルマン
力作。
クリスティアン・ベイル
マット・デイモン
上映時間二時間半だが、ルマンは二交代制ではあるけど昼夜ぶっ通しの24時間の耐久レースだ。二時間なんてなんてことはない。
映画で興奮する感覚は久しぶりの気がする。
心拍数が上がる気がする。
ドラマ部分も男の友情、夫婦の情、親子の情、組織の中の個人など深いものがいろいろ詰まっている。
タイトルどおりの映画。
ルマンでの勝利に賭ける男たち。
とても良かったけど史実と違うところがチラホラと
マットデイモンとクリスチャンベールのダブル主演!!ってことで期待し過ぎたのか、ちょっと肩透かしを食らった気分。 映画的には十分面白いし、往年のレースカー(ほぼCGだけど)を観れただけでも大満足なんだけど、マットデイモンがどうしてもキャロルに見えなかったんだよね。なんでリーゼントにしなかったのかなぁ。
ケン・マイルズを演じたクリスチャンベール、ヘンリー・フォード2世を演じたトレイシー・レッツ、エンツォ・フェラーリを演じたレモ・ジローネの演技は、もう本人にしか見えないってくらい素晴らしかったです。 FordのV8、FerrariのV12サウンドをレース場と同じ・・・とは言わないけどもっと大音量で聞きたかった。 ちなみに劇中に登場する副社長=レオ・ビーブは憎まれ役として脚色されてしまっているけど、実際はあんな人じゃありません。 ゴールシーンも実際とはちょっと違う。
興奮で笑いが止まらない!
クリスチャン・ベールがはまり役
久しぶりに良い映画を見た
クリスチャン・ベールの演技が素晴らしい。
好みはあるのでしょうが、是非字幕で楽しんで頂きたい。
また、出来る限りレーサーとその周囲に視点を絞っていたのも良い。ダブル主演とは言われていますが、マット・デイモンも役柄上最低限の出番で抑えていたのも良い。
結果が解っていても、クライマックスにはしっかりと高揚感が得られるし、爽快感もある。
何度も見返す映画ではなく、一度見ればそれで満足できる映画だからこそ、見終わった直後の今は☆5
"マン"映画!?
スピードの向こう側?を、そんな走り屋たちの腐れ文句で7000回転の世界へ誘う、ル・"マン"をマイケル・"マン"では無くてジェームズ・"マン"ゴールドで、正統派な伝記モノを娯楽性タップリに描いた王道?アメリカ映画!?
唯一の主要女性キャストである奥さんも"男"勝りな性格で、"男"だらけな息子も含めた熱い"男"たちの荒いアメリカ文化が炸裂する"マン"映画だぁ!??
伊と米の象徴的?エンブレムである?荒馬同士の競争をイタリア側は滑稽に描き、ずる賢い手法もお構いなしに正当化した自国に甘いようなアメリカらしい、古き良き時代を映した、古き良きハリウッドらしい?アメリカ映画の復活にも思われ!?
C・ベイルは実在の人物にしっかりと寄せた役柄を演じていて、渋さと格好良さが際立つ存在感で素晴らしい。
久々に気分爽快で楽しめる、娯楽性も高いアメリカ映画を観たような気がする。
企業ドラマとしてはバランスが悪い
レースシーンが迫力があるとかそういう部分は置いといてレビューします。プロパガンダかと思うぐらい同じようなレビューが多く、何故ここを指摘しないという部分をあえて言います。
ケン・マイルズとキャロル・シェルビーが主人公だから仕方ないとしても、焦点が集中しすぎていて、フォード自体の企業内の動きというのが、前半ではなんとなく描かれているが、後半ではほとんど孤立してしまっていて、フォードの会社側の主人公的立場であるリーの印象も薄れがちになってしまっている。そのため企業映画としては、上と中間と下の立場での人間ドラマのバランスが悪い。
せめてもっと描いてほしかったのは、レーサー間での関係性だ。
ル・マン24時間耐久レースは2人で交代で挑むわけで、ケン・マイルズのほかにもう1人いるわけだが、その人はチラリと映るだけでほとんど触れられない。ちょっと待ってくれ!いくらケン・マイルズが知識もテクニックも優れたレーサーで一匹狼かもしれないが、ル・マンは一瞬気を抜けば死が待っているという極限の状態、ケンが走っていない間はもう1人が無事に繋いでくれなければ、この挑戦自体が終わってしまうし、勝つこともできない。もう1人の存在も絶対に重要。つまりそのもう1人も戦友なのだ。
この人を雑に扱うのはいかがなものだろうか。
圧倒的臨場感!!映画館で観るべき映画。
勝利に掛ける男たちのドラマであったり、二人の男の友情と信頼の物語であったり、大企業体質とはみ出し者たちの戦いであったり、家族のありかたを問い直す場面であったり。
この映画には、語っても語り足りないほどの多くの魅力が詰まっている。多分観た人によって、心に刺さったシーンは違うんじゃないかと思えるくらいに随所に感動や興奮のポイントが詰め込まれていた。観る人の立場や考え方によって印象が変わる、鑑賞後に語り合いたくなるストーリー。
その中でも私がこの映画の上映期間中だからこそ伝えたい、この映画の魅力がある。それは、「圧倒的な臨場感」だ。
この映画のレースシーンはCG無しで作成されていて疾走感と迫力が凄まじく、また音響にもこだわりが感じられ、自分がまさに時速200kmオーバーのレーシングカーの運転席にいるかのような臨場感たっぷりの音が感じられた。
この臨場感はおそらく映画館の大画面大音量でしか体感することはできない。DVDやブルーレイが発売されたとしても、自宅のテレビではこの感覚を味わうことはできないだろう。
是非とも、この映画は上映期間中に映画館へと足を運んで鑑賞して貰いたい。
身も竦むような7000rpmの世界を体感してください。
ヤバイかっこいい!!!
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