フォードvsフェラーリのレビュー・感想・評価
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最高
まず感想としては、演出やカメラワークが最近の映画としては単純で分かりやすかったです。いくら技術が進化しても視聴者が理解できなくては意味がありません。そういう意味でこの作品は、オーソドックスにまとまったいい映画だと思います。
ただ背景などはCGだとはっきり分かるのでそこで少し冷めてしまう人もいるかもしれません。
個人的にはクリスチャンベールとマッドデイモンは好きな役者さんなのでキャストは大満足でした。
音響面でいうと自分はまだ開業して、1年も経ってないような新しい映画館で観たのですが、音はかなりはっきり聞こえて少し怖いくらいだったのでイヤホンをしていました。映画館にもよると思いますが、音はかなり大きめだと思った方がいいと思います。
今一つ
うーん、カーレースものは期待していたのだが、、、Over Drive程の衝撃は無く。やっぱり自分は邦画が好きなのだなと実感。
(しょうもないクオリティの邦画も多いが、感性の合う洋画は少ない。邦画嫌いな方、好き嫌いなので許して下さい笑)
車には興味がありませんが
レースの裏にこんな熱い戦い(政治)があったのかと驚きました。なんだかフォードの副社長が嫌いになりましたよ(笑)
エンツォも言い過ぎ(笑)悪口が過ぎる。フォードの社長は念願が叶って良かったね。
主人公たちはなんだか報われたのかという感じでしたけど彼ら1番の功労者が過去の熱い戦いを演出していたんですね。良い暇潰しと勉強になりました。
実話がベースなのだが
「原作:池井戸潤」って書かれていても違和感ない。
今作の悪役はフォードの重役達。
社長は叩き上げの初代ではなく「二世」なので、現場の事がわからず、
副社長はイメージ戦略を推進し、また利益を上げて多くの従業員の生活を保証する立場なので、
本当は思ったほど悪人ではないのだろう。
現場の想いより経営を優先し過ぎる所はアレだが。
逆にライバルのフェラーリは深く掘り下げられていないが、
ランボルギーニを侮辱し、それがカウンタック開発のきっかけとなったとなったと言う都市伝説もある様に、
傲慢なところもあったそうので、
もっと悪役っぽく描かれてもよかったかな。
映画の内容はフォードvsフォードなのだ
マット・デイモンは大好きだが、今作ではクリスチャン・ベイルが圧倒的に素晴らしい。ついこの間観たたのが「バイス」のチェイニー副大統領である。さらには「ダークナイト」のバットマン。同じ役者なのかと本当に驚かないではいられない。タイトルこそvsフェラーリだが、内容は「フォードvsフォード」。敢えて言うが、ここ数年の米国アカデミーに対する「白人映画」の逆襲なのかなと。それはトランプサイドということでは勿論無い。徹底してフォードをコケにしているしまさに「vsフォード」を描いた大企業糞食らえ映画なのだ。実際の1966年のル・マンの史実に基づいた映画であり、幾つもの企画が持ち上がった中で、今回の男の友情に的を絞った台本は大正解である。
期待してなかったけどなかなか面白かったよ
フォードvsフェラーリ
男の子ならみんな大好きなシリーズ第2弾
車です。
あの24時間走り続けるルマンを題材にした男臭い感動の実話。
小学生の卒業文集で将来の夢に、
ルマンかパリダカールラリーの運転になると書いたのを思い出しました。
先ずは、キャスティング
マッドデイモン+クリスチャンベイル
なんて豪華すぎる組み合わせ。
30キロの体重を役作りに増減させるクリスチャンベイル。あのひょうひょうとした雰囲気がかっこいいです。
1963年フェラーリ倒産のタイミングでフォードが買収に動くが失敗。フィアットが買収し、鉄の塊クズアメリカフォードvs経営感覚度外視のイタリアフェラーリの無謀すぎる打倒イタリアフェラーリの戦いが始まります。
性格に難があるが、子供、家族、友人に義理の固い天才ドライバーともと天才ドライバーのタッグでフェラーリにいどんでいきます。
すとーりーは短調所もあるけど、
随所に散りばめられた、レースシーン。
なかなか迫力があって、よかったです。
実話で車などを使った短調になりやすい映画なのに、2時間半見ていても苦にならないのは、やはりベイル+デイモンの演技力。
単に車の映画のように見えるけど、
実際は、最近の薄っぺらい友達付き合いで、みんな失くしてる、義理や人情、感謝や相手の事を察する気持ちなんかがしっかりと詰まった物語。
少し男くさくて、昭和な話だから、
今の人たちには少し理解できないところもあると思うけど。
そういえば、最近テレビでVSをバーサスと言わないで、バルサスと英語ぽく発音するのが耳障りなのをおもいだした
そして、過去一番かっこいいフェラーリ「ローマ」が発売になりましたね
なかなか面白かったです。
グラミーノミネートはするだろうけど、今回もライバル多いからな。
おすすめ。
物語 3.9点
配役 4.5点
演出 4.2点
映像 3.9点
音楽 3.9点
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名作誕生
いや〜良かった!
古き良き時代のアメ車やコブラ、マスタング、オールドフェラーリ等、車好きには堪らない車達が見られ、それだけでも満足できる。
フェラーリとフォードのメーカー同士というか、社長同士の意地のぶつかり合いの中に、大企業お決まりの派閥やレスポンスの悪い会社構成に苛立った。
本当にメーカー同士の純粋な闘いというのは、人間界には無理なのか。
でも、本当に心躍り胸を打たれる感動ありで、観て良かったと思える映画だった。
優勝の裏にある真実
実話なので、最終的に、フォードがフェラーリに勝つことは誰もが知って観るわけだが、その勝利の裏にあるエピソードが細かく映像化されている。
特に、「組織側の思惑とレーサーとしての気持ちの衝突」が秀逸に描かれていた。
レース中の描写も良い。ウィロースプリングス、デイトナ、ル・マンのレースを体感している様な臨場感があった。
フォードを優勝に導いたケン・マイルズというレーサーを知ることができ、素直に尊敬できる映画。
役者魂の輝き
クリスチャン・ベールってやっぱり凄い。出る作品ことごとく役作りに徹していて、まったく別人物という感じ。まさに役者魂。
本作でも、最初のうちは粗っぽくて嫌な野郎だって思いつつも、徐々に彼の生き様に引込まれ、最後は本当にグッとくる。泣けるよね。
もちろん過酷、緊迫、ド迫力といったワードで表現されるレースシーンも手伝ってはいるのだろうけど、これには同じく熱演のマット・デイモンも霞んでしまうほど。
イタリアの名門フェラーリに挑むアメリカの巨大メーカー:フォード。強きアメリカを前面に出した映画ではあるものの、そんな威信をかけた企業のせめぎ合いや腹黒さとは別次元で闘う男たちの、ロマンめいた魂の鼓動が素敵すぎる。
エキゾーストノートに包まれ、音速で駆け抜ける瞬間に悔いはなく、ただただ至福を感じているのだろう。胸の奥から熱い。
レースシーンが圧巻。男の友情物語
男性の好きそうな映画だなー。私、車とか男子ほど興味ないしー。イントロ読んでも全然頭に入ってこない。
そんな消極姿勢で、堂本光一くんがアンバサダーしてるなーくらいの関心で観に行きました。
観賞後は面白い!と感動。
特にラストシーンは感慨深く、泣きそうに。
前半は意味不明なシーンが多数で眠くなり…
急に現れた女性と結婚とか???理解不能。
恰幅の良いおっさん達ばかりの絵面も変化に乏しくて猛烈な眠気が…
中盤、マット・デイモンとクリスチャンベールが、企業との戦いで、どんどんカッコよく生き生きしてきて、面白くなってきた!
特にデイトナレースからルマンまでは一気に駆け抜けた!ど迫力のリアルなレース映像と、そこで起こるドラマの数々に手に汗握る!
チームワークとリアルなレース映像に、ハラハラワクワク。
「フォード対フェラーリ」というか、「現場対幹部」という、組織におけるいわば普遍的テーマには、多くの人が共感すると思う。
池井戸潤の小説のように。
命がけで戦うドライバーへ敬意もなく、あんなひどい扱いってあるの?と、かなり驚き。
あの時代はそうだったのかなぁ。
優秀なドライバー、勝てるドライバーを大切にしなくてどうするのか。アホだ。どこまで実話なのかしら。
特にルマンで、3台並んで優勝とか、ナンセンス過ぎて。
手を繋いでゴールするゆとり教育の小学校じゃあるまいし、なんでそれが宣伝になるのか、全く理解できない。
私だったら、消費者の立場で、こんなアホなことする会社の車は買いたいと思わない。
フェラーリ会長が、マイルズにエールを送るシーンに救われた。この映画観てると、フォードはだいぶ腐った会社で、フェラーリが公正で素晴らしい会社に思えてくる。
フォード会長は、レース中にヘリで食事に行ったり、アホか。
フェラーリは、シェルビーのせこい妨害にもめげずに頑張ったよ…
ラストシーン、思い出のスパナを持って、マイルズの家族の元を訪ねるも、何も言えないシェルビー…。
そんな彼に、マイルズの子供ピーターが、「(パパは)おじさんの友達」となんのてらいもなく言い、その言葉に涙するシーンは、こちらも泣けた。
死なせてしまった責任や、優勝逃させた後悔、これまでの対立と協力、パートナーでありながら何度もマイルズに辛い思いをさせたシェルバーの心中やいかばかりか。
心臓の薬を飲むほどの辛い気持ちを、エンジン音を深くならして聴き入ることで、落ち着けるラストが味わい深い。
まとめ
・マット・デイモンとクリスチャンベール、脇を固める俳優の演技力が素晴らしかった
・レースシーンの迫力、エンジン音が素晴らしかった
・ジャイアントキリング、企業の戦い、友情に泣けた
男のロマンってやつを見せてもらいました!
「男のロマン」というやつです。
自分の情熱を好きなことに捧げられる人生を送りたい。誰もが少なからず持っている想いではないでしょうか?
これは、それを実現した人たちのドラマでした。フォードがフェラーリに勝ったというのは、実はそんなに重要なことではないのかもしれません。
情熱に身を焦がすことができたかどうか?そこが問題なのだと思いました。
だからきっと‥1966年ル・マンでの結果が記録的に優勝じゃなくても二人は清々しくいられたのではないかと考えました。
結果よりも過程が大事なんだ!そんな風に思います。この考えは負け犬でしょうか?この映画を見る限り答えは「NO!」。
僕らに大きなチカラをくれる作品でした。
クリスチャンベール
・クリスチャンベールの演技が素晴らしい。
・全体のストーリーと疾走感溢れるレースシーンのバランスが良い。
・Fordの良さも悪さもよく表現されていた。(サラリーマンの私も少し自己嫌悪になりました。。。)
余談ですが、映画館から出た後の夜の駐車場で、同じく本作を見たドライバーの運転するハチロクが急発進して去って行きました(笑)それくらい観客を揺さぶるものがある、良い映画だと思います。
出演俳優がみんな凄い、サントラも良い
クリスチャンベール、マットデイモンも素晴らしいですが他の脇役の演技も超ハイクオリティで見ながら感心してしまいました。
事前知識ゼロで行きましたが凄く楽しめました。
地味にサントラが凄い良いですね!一曲目の「ル・マン66」は仕事前に聞くと良いです…
主人公チームが敵チームに嫌がらせをする
命がけの試合が行われる中で、まさかの主人公チームが隣のライバルチームのストップウォッチを盗んだり、車の部品ばら撒いたりして妨害します。
あり得ないクズさ。
それが無ければ星5でした。
親友
裏も表もない
地位も名誉もないから
ただ信頼できて己を任せられる
心を許せる
そんな親友はいるだろうか
自分が、アイツは親友だなと思っても相手はどうなんだろう
相思相愛じゃないけど各々が本物だと思える人は少ないように思う
学生の頃「お互い腐れ縁だな」などと言い合った奴と一緒に酒を飲んだのは遥か彼方の話
それでも私は親友だと思っていたい
彼はどうなのかは分からないけどね
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