ハウス・ジャック・ビルトのレビュー・感想・評価
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オススメはできないけれども
2時間半、とても長い映画でした。でもつまらない訳ではない。
想像してたよりグロくはなかったかなーという感じ。マジックで線引いたところはこれはまさか!怖っ!痛い~と覚悟した(笑)
この映画はなんだか上級者向けのような、なんとか映画祭に出展されるような小難しい映画、というような印象でした。
あまり人にはオススメできないかなぁと。好き嫌いすごく別れそうだし。
ジャックはすぐキレて急ぐところがちょっと面白くて、最後の方は早くしないと!ほらほら!となぜか応援?するような目線になってしまいました。なんかコミカルというか2時間も見てるとジャックという人物が可愛くみえるというか、なんというか。なかなか感想難しい映画です(笑)
★を何個つけていいのやら...
第一の殺人から気分が悪くなったけれど、マット・ディロンがサイコ野郎をどこまで演じきるかが観たくて3倍速で鑑賞。
理性と狂気が共存しているとは言え、狂った殺人者に他ならない。
地獄へ落ちて正解。
嫌々ながら鑑賞したとは言え、残念ながらシリアルキラーを描いた映画としては優秀な作品だと思ってしまった。
ここまで本質に迫った狂気な映画をあまり知らない。
それをマット・ディロンが演じてくれて多少救われた感。
これ、若いころのデ・ニーロだったら、やばいと思った。
前々から監督自体が狂ってる
とは思ったが、冒頭の女には「ええ加減にせぇよ」と言いたい(笑)
殺されなくても山ン中に放り出されても仕方ない言動だ(実際に言ったかはわからないが…)
実際に強迫性障害がある人は本当にあんな感じで繰り返し同じ事をする。それが無意味に見え、無用の確認だとしても確認しないと気が済まないのだ。止めたりしても押し退けられるくらいに確認する。
だが、殺人を境にモヤモヤを晴らせる事を覚えてからは止まらない。
夜道を歩く老婆すら跳ね殺す。
子連れのシングルマザーを狩猟の的にして撃ち殺すなどは言葉もない。
身体の健康な精神異常の人物がブレーキもなく好きなことをするとこうなるのか?
残念ながら一定数こんな人間がいるのは間違いない。
しかし終盤、殺人を芸術に置き換えて色々言い出すと一気に気持ちが萎えた。
ラストもすでに死んでいるだろうに、地下水が流れる洞窟を抜けて、絵画的表現を経て、ラストの壁のぼり…なんだこれは?
しっかり警官たちに殺られる所が見たかったが、あのラストは好きになれない。
待望の鑑賞
問題作が多い、しかもマジ上映禁止的なのを平気で撮るトリアー監督の新作。アンチクライスト含め彼の作品を私的に嫌いじゃない故に、本作を公開前から観たかったが、近場での上映予定が無く諦めていた。が、少し遅れて近場の上映してる事にたまたま気がついて、慌てて飛び込んだ。で、やられた....良い意味で。やっぱこの監督は狂ってる、良い意味で。
噂通り、ある意味想像以上のエゲツないグロさだった。いやいやそこまでやるのかと。モラルも常識もぶっ飛ぶ、観る者を選ぶかなり覚悟がいる映画としておこう。R18どころか、精神的病いを抱えてる方とか、ディズニーしか見ないような人は鑑賞を止めるべきだろう。
シリアルキラーの真実、心理状態って実際こういうもんなんだろうなぁと妙に納得。それほどまでに細かく丁寧に描いてた。時折差し込まれる色んなドキュメンタル映像やイメージ映像、芸術作品が、その出し方がエグいし巧い。撮影方法は多様だし、セットや小道具にも凝ってる。いやあ、この映画にやられた。胸糞映画と名作映画、その境を行く本作に、私的にはグッと来た絶賛作品だった。(パンフレットも買っちまったしw)
評価5にしても良いかとも思ったが、私自身が色々疑われそう故に4.5にしときますw
マットディロンのデビューの頃(アウトサイダー等)が懐かしい。彼はあの頃から眼つきが気持ち悪かったが、今作はまさにハマり役。もうシリアルキラーにしか見えないw
日本人であることの幸せ
カンヌ映画祭から追い出された映画!
絶賛と批判、賛否両論!
アメリカでは大幅カットで上映!
と中々の宣伝文句。
何と日本ではノーカット版での上映で意外とゆるい映倫に感謝した。
我が町は田舎故、やっとの上映らしいが、観る2時間前に存在を知って何となく面白そうかなと観てみたが、感が当たってたようだ。
第3章辺りまではテンポ良く話の先も期待してたが、最終章は精神論的というか哲学的な感じで個人的には残念なオチだった。
ユマ・サーマンの扱いが凄いが、それも含めて主役マット・デュロンのシリアルキラーぶりの異常さが際立って良かった。
人には勧めないが面白かった。
吐き気がします
グロい場面が多くて、観ていて疲れと気持ち悪さが出てしまいます。
ダンサー・イン・ザ・ダークやドックヴィルのように受け付けない人もいると思う。
どこか、リンチのような意味があるのか無いのか分からないところが難しい
痛烈でした
この映画を作ってる人大丈夫か?と心配になるほど痛烈でした。これが鬼才ってことですかね。それほど気持ち悪い映像はないですが、絵のような映像があったり、ハンドカメラの映像があったりで不安な感じです。ストーリーのつじつまが明らかではないところなどもあり奇怪な雰囲気が続きます。
結末が、もうちょっと普通に解りやすいと落ち着いてセールス的にはよかったのかもしれない。まあ、それはやりたくないでしょうけどね。鬼才ですから。
他と比べると…
いや〜この監督の他作品に比べるとまだマシなのかもしれませんが、免疫のない方には、到底おススメできませんが…私は嫌いではないです(๑˃̵ᴗ˂̵)しかし入場でもらったポストカード…どうしよう…
殺活でスッキリ
ストレス解消にこの一本!(万人向けではないが)
ジョン ウィッグの対局にあるウェットな殺しを堪能(悪趣味の極み)
数々の悪事にキッチリとおとしまえを着けるラストで 道徳的な正しさを取り繕う?
好事家必見です。
ジャック、家、無理だろ、ダセーから
グロい、長い、重い、そしてなかなか唐突に幻想的な結末。
人間の闇の欲望をそのまま表に出しても、悪趣味なだけでメタファーも何もない。芸術になどならない。死体を並べて悦に入ってるクズ野郎に芸術表現は無理だということを、芸術的に描いた。
遺体をプラスティネーションという方法で保存し、表皮を剥ぎいろんな格好をさせて見世物的に展示して世界を回ったフォン・ハーゲンスというバカを思い出したが、この映画はジャックと共にフォン・ハーゲンスを地獄に落とした気がした。ボケ!
闇と光
ネガ、ポジ
明るい光は闇となる。
二元論的には闇=悪だが、闇があるから光があるともいえる。
ブレイクのイメージ、ボウイは少し意外、でも両方好き。
いくつかのシーンは怖くて 見られなかった。
ブルーノ・ガンツが登場してから、ファンタジーになった。彼の醸し出す雰囲気はこの映画のコアだ。
Hit The Road Jack
2時間半あっという間!
ラースフォントリアーの作家性全開で面白かったです。
殺人狂ジャックの偏執っぷりっと行動力が凄まじい。
こんなに奇妙な主人公が出てくる映画珍しいのでは。
よくこういう話を思いつくよなと感心してしまいました。
ラスト、時獄篇からホワイトバックでエンディング曲が流れたときの開放感。これぞ映画体験。
劇場の大きい画面、大きい音で見られてよかったです。
トリアー映画はもう見ないと決めたのに
ダンサーインザダークを初めて見たときは衝撃が強すぎてもう二度と見ない決めたが気づいたらDVDを買ってしまっていた。こちらの映画も見終えた直後は、脳が追いつかず放心状態になり一回きりで十分かと思っていたが思い返すと見直したくなる衝動が止まらない。
個人的に大好きなDavid Bowie の”fame”の相性は最高に感じました。fameを聞くと脳内に映像が流れて余韻によく浸れます。
なかなかどきつい描写が多いですが、見終わったら不思議と面白かった。...
なかなかどきつい描写が多いですが、見終わったら不思議と面白かった。
二回目以降だと笑って見れるかもしれないw
ジャックがたどり着くマイハウスは予想つきましたが。
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