「疲れてる時は見てはいけない」ハウス・ジャック・ビルト のりちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
疲れてる時は見てはいけない
長いのでかなりネタバレかもです。
「本作があなたの人生を…」というキャッチコピーは大袈裟ではないかも。出だし、ぐずぐずしていながらも見ている方はどうなる?とハラハラ。特にCMも見ていなかったので登場人物どちらが手を出すの?と思いました。
一度行動に移すと歯止めがなく、出て来た殺人シーンより多く殺しています。ショッキングな場面は多々ありましたが、私は乳房を生体で切るのに目を背けたけど、それより付き合っている(?)親子とピクニックに訪れ楽しいひとときのような(子供一人は嫌がっている)場面からハンティングに発展。子供なぜ逃げる!?頭と脳みそ吹っ飛びその後の死者とのランチタイム、さらに進むと造形。疲れてるいる時、特に心が弱っている時には見るべきではない映画。
作品的にはさすがだと思うので☆4付けましたが見なければわからなかった今も見て後悔も半分の感想。ないけどR25位にしていいのでは?
最後の描写は宗教的なのもあるのかちょっと謎。開かずの扉が何故か(どうしても開けたければ開けられただろう)開けられ、今まで何故やらなかったのか自分の納得の行く建造物(?)作品の下に穴が、は想像からなのか(?)警官に打たれ、既にここから最後の審判が始まっているのか?
殺人鬼がフルメタルの弾丸を取りに行った時、軍人の彼は皆を逃がせられると期待が裏切られたのもショックだけれど結果オーライ。
見ている最中から気になっていたのは倉庫を譲ってくれた持ち主の行方。本当に倉庫は購入した物なのか。見逃してたらごめんなさい。実行の前の心理戦に嫌なドキドキをさせられました。
見る人、それ以上に「見ていい人」がかなり限定される作品だと思う。
始終気になっていたのはマット・ディロンてこんな人だったっけと古い記憶でした。アメリカの銃規制がされますように。