ユーリー・ノルシュテイン「外套」をつくる

劇場公開日:

ユーリー・ノルシュテイン「外套」をつくる

解説

「話の話」「霧の中のハリネズミ」など数々の名作を生み出したロシアを代表するアニメーション作家ユーリー・ノルシュテインを追ったドキュメンタリー。手塚治虫、宮崎駿、高畑勲といった日本の巨匠をはじめ、世界中のアニメーション作家たちから敬愛されているノルシュテイン。彼はロシアの文豪ゴーゴリの短編小説「外套」のアニメーション作品に取りかかっているが、30年以上かかっても完成には至らず、近年は撮影もストップしているという。2016年6月、モスクワにあるノルシュテイン・スタジオ「アルテ」に向かったカメラが見たのは、膨大な数のスケッチ、キャラクターパーツ、そして埃をかぶった撮影台だった。なぜノルシュテインは題材に「外套」を選んだのか、そして「外套」が完成する日は来るのか。未完の映像群を織り交ぜながら、ノルシュテインの心境が自身の言葉で語られていく。監督はノルシュテインと古くから交流を持つ「セシウムと少女」の才谷遼。

2019年製作/109分/日本
配給:ラピュタ
劇場公開日:2019年3月23日

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映画レビュー

2.0ショパンの曲を何故使うのか?

2023年3月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

4.5ノルシュテインのアニメとボリスベレゾフスキーのピアノに涙

2021年8月4日
スマートフォンから投稿

地元の映画館で見た時、ノルシュテインさんのアニメと共に流れるピアノを聴くたびに胸が熱くなって涙が溢れました。ノルシュテインさんの言葉もボリスベレゾフスキーさんのピアノも聴きたくて何回も映画館で観ました。動画で彼の超絶技巧曲や他の録音客を聴いてみたけど、映画の中で流れるピアノの音色が全然違ってて、ネットで映画見直しても、やっぱり彼のピアノが流れてくる度に泣けてきて、ノルシュテインさんのCGやデータのやり取りでは描けない、チームのメンバーの健康や幸せが何より大切で、アニメの登場人物は一緒に作品作りもされる奥様から着想を得てるとか素敵。。
財産のあるところに心があるから、金に心を支配されるのではなく、天に財産を置くべきだ。などの言葉もホントの芸術家の言葉だなぁと思います。
芸術家は芸術に奉仕するために金や所有物に心を支配されない生き方するもんだよな。
今有料だけどネットで観られて本当に嬉しいです。

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むみんはな

4.0あちゃー・・・と思いつつも楽しめました。

2019年6月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

ずーっと中身を見続けているうちに
「あ、やっぱりコノ映画(外套、の方です)、完成しないな…」
と思ってきます。
恐らくはユーリー・ノルシュテイン監督自身が
色んなものに捉われすぎてて上手い事いかなくなってるんだろうなぁ
と。
資金面だったり、外套という作品の偉大さだったり、
あと、多分完成しない事そのものへの苛立ちだったり…

インタビュー中、時々入ってくる、監督(才谷氏の方です)
心の叫びも、まぁ、多分酒を飲みながら語ってるうちに
熱くなっちゃったんだろうなぁ、と見えてくる。

ジブリ作品(特に高畑作品のほうが顕著ですが)が長引きながらも
何とか完成にこぎつけたのは、鈴木さんというプロデューサーが
いたからなんでしょうね。

このノルシュテインスタジオにも、有能なプロデューサーが
居れば、完成するんでしょうけど。
監督の拘りが強すぎて、なかなか…。

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Toyotoyo

1.5長すぎる!

2019年5月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

ホント長かった、このドキュメンタリーが!やっぱ、作品を見る前に映像特典を見るような愚行はやめた方がいいのかも。
ノルシュテインが高尚な作品への思いや哲学を語ったところで、ほとんど頭に入ってこなかったし、そもそもがロシア語マシンガントーク的なところに字幕が目まぐるしくかわっていって、それについていくだけでも辛かった。

それにしても、なんでショパンが常に流れているのか、疑問。

典型的芸術家といえるノルシュテインは、自分のためにしか作品をつくらないような気がするので、はやく何かを…と要求するのは酷なように感じる。スポンサーなどはそうは思えないんでしょうが…。
受け入れがたいドキュメンタリーだったけれど、この取材をきっかけに巨匠の作家魂に再び火がついたのならば幸いかも─。巨匠は明らかに創作意欲がなえているように見えたので…。

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SH